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サラセニアの育て方!基本情報まとめ【植物図鑑】

サラセニアは湿地帯に生息する植物で、食虫植物として有名ですが、その栽培方法は普通の植物と少し異なります。この記事では、サラセニアの名前・花言葉の由来についてや、栽培方法、サラセニアの種類などについて詳しく解説します。
2020年8月27日
くらさとごう
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目次

サラセニアとは

科名

サラセニアの科名はそのまま「サラセニア科」です。サラセニア科の植物は筒状の葉をもち、その筒の中で虫を食べる食虫植物です。

花名の由来

サラセニアは、サラザンというカナダの生物学者が発見したため、彼の名前にちなんでつけられました。彼はこのサラセニアをパリに贈ったことでも有名です。また、和名は「ヘイシソウ」というようですが、これは「瓶子」という壺の形に似ていることに由来しています。

サラセニアの花言葉・開花時期

花言葉:「憩い」 「変わり者」 「風変わり」

サラセニアの花言葉は正式に決まってわけではありませんが、「憩い」「変わり者」「風変わり」の三つが一般的に定着しています。

花言葉の由来

花言葉の由来もはっきりとはしていないのですが、虫がサラセニアの中で休んでいるように見えたことから「憩い」が、また、虫を食すのが植物として変わっているため「変わり者」「風変わり」の意味がつけられたと考えられています。


開花時期

サラセニアの開花時期は4月から5月です。サラセニアの花は赤く、花びらが垂れ下がっているのが特徴で、観賞用として人気が高ものとなっております。

サラセニアの育て方・栽培方法

難易度

サラセニアの栽培の難易度は中級レベルです。寒さに弱く、霜などが降ったらいっぺんにダメになってしまいますが、しっかりと寒さ対策をすれば順調に育ってくれます。

植え付け

サラセニアの植え付けは他の植物とは少し異なります。 まず、鉢は通気性の良いものを準備してください。素焼きのものがおすすめです。そして、水ゴケを用意しましょう。水ゴケは乾燥したまま売られているので、水につけて戻します。 鉢の底3分の1くらいに軽石を敷き、その上に水で戻した水ゴケを敷きます。水苔を敷いたらそこにサラセニアの株を植え用土を被せましょう。そうすることで、常に保湿することができる上、通気性がよく病気になりにくくもなります。

種まき

サラセニアの種は市販で売られておらず、タネから栽培するには、成長したサラセニアから自分で採取するしかありません。種から育てるのは大変難しいので、株で購入するのをおすすめします。

水やり


水は基本的に受け皿に満たし、下から吸収させます。常に受け皿に水を満たし、乾燥しないようにしましょう。夏場は水が腐りやすいので、こまめに水を交換してあげることも必要です。 たまに上から水をあげることで、水の吸収がよくなるので、1週間に一度くらいの頻度で上から水をあげてください

肥料

やせた土地で育つので肥料はあまり上げる必要はありません。ただし、4月と9月には液体肥料を与えると良いようです。個体肥料は吸収しにくいので、液体肥料を与えるようにしましょう。

増やし方

増やし方としては、株分けが一般的です。サラセニアの株は根元が濡れているため、そのまま植え付けをすると腐りやすいです。そのため、株分けしたあとは根元に殺菌剤を塗っておきましょう。

場所

サラセニアはもともと湿地帯に生息し、日向を好みます。そのため、サラセニアを日当たりの良いところに置き、常に水を切らさないでいることが必要です。霜には弱いため、冬は室内で管理しますが、基本的に屋外での栽培が適しています。

植え替え

1年に一度水ゴケの植え替えをしましょう。傷んだ水ゴケを取り除き、新しい水ゴケを足します。また、腐ってしまった黒い根も取り除きましょう。

サラセニアの特徴


サラセニアの特徴は何と言っても虫を食べることです。サラセニアの葉っぱは筒状になっており、その中に虫を誘い出し、内部の液体で虫を消化し、体内に吸収します。 サラセニアは栄養分の低い湿地などに生息するため、リンや窒素が不足しがちなようです。その不足した栄養分を補うため虫を食すと考えられています。 さらに、サラセニアは綺麗な花を咲かせます。花の形は地域によって様々ですが、基本的には筒状の花びらが垂れ下がっています。華やかな赤い花を咲かせるため、鑑賞用としても大変人気です。

サラセニアの原種・品種

サラセニア・レウコフィラ

サラセニア・レウコフィラの特徴は、葉の上部の色素が薄く、まるで網目のような模様が浮き出ていることです。和名は「アミメヘイシソウ」と呼ばれます。網目の色は、植物によって異なり、白、ピンク、赤、紫と様々です。気に入った色のものを選ぶことができるのが嬉しいポイントですね。

サラセニア・フラバ

サラセニア・フラバは真っ赤な葉っぱが特徴的な品種となっております。寒さに強いのが特徴で、サラセニアの中でも育てやすい品種です。春には美しい黄色い花を咲かせます。

まとめ

いかがでしたでしょうか。この記事では、 ・サラセニアは食虫植物であること。 ・サラセニアの花言葉は「憩い」「変わり者」「風変わり」であること。 ・サラセニアを栽培するには、土ではなく、水ゴケを使用するのが良いこと。 ・サラセニアを栽培する際、水の管理はしっかりすること。 などについてご紹介しました。一風変わったサラセニアですが、花だけでなく、葉っぱも鑑賞用として楽しむことができます。丁寧にお世話をすれば一年中楽しむことができるので、毎日こまめに水をあげてしっかりと栽培しましょう。 最後までお読みいただきありがとうございました。