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サンスベリアの花を咲かせよう!
サンスベリアとは?
サンスベリアは、熱帯アフリカ原産で、葉の模様がエキゾチックで美しい、リュウケツジュ科・サンセベリア属の常緑多肉植物です。種類は60種類くらいあり、葉の模様が虎模様をしたものが多いので、別名トラノオとも呼ばれています。葉の形は、細長い物から広い葉をしたものまで色々あります。大きさは30㎝~1m位のものが一般的です。 葉からマイナスイオンを多く出すと言うことでも有名で、これを目的に購入する方も多いようです。サンスベリアの中でもスタッキーと言う種類がマイナスイオンを多く放出するようです。暑さには強いですが、寒さに弱いと言う事を除けば、丈夫で育てやすい観葉植物です。
サンスベリアに花は咲くのか?
サンスベリアの花は珍しく、なかなか見る事はないですが、咲かせ方は、株を大きくして、条件に沿った育て方で管理することで、8月~10月の時期にかけて、白くてジャスミンの様な良い香りのする美しい花が咲きます。サンスベリアの花は夜に開く性質を持っているので、夕方から夜間にかけて咲きます。その花の咲かせ方をご紹介したいと思います。
サンスベリアの花の開花時期・花の色
サンスベリアの花の開花時期は8月~10月の時期で、花茎が伸びて、花びらが細かく裂けた白い小花がたくさん付きます。花はとても良い香りがします。
サンスベリアの代表的な6種類
サンスベリア・ローレンティー
黄色と緑のコントラストがとても美しく最も有名なサンスベリアです。この縞模様から「トラノオ」・「チトセラン」とも呼ばれ、園芸店やホームセンターなどで一番よく見かける品種です。
サンスベリア・ゼラニカ
サンスベリアの中でも特に乾燥に強くて、耐陰性もあり、サンスベリア・ローレンティーよりも丈夫な品種です。葉の柄がゼブラのような横縞模様で、葉の形はサンスベリア・ローレンティーに良く似ています。
サンスベリア・シルバーキング
銀緑色の葉っぱでとても美しく、大きくなり過ぎないので、育て方が簡単な品種です。
サンスベリア・ゴールデンハニー
葉が四方に広がり、卓上用の小さな植木鉢にピッタリな、コンパクトで可愛い品種です。
サンスベリア・ハニー
サンスベリア・ハニーは葉が放射線状に展開する小型の品種です
サンスベリア・スタッキー
円筒形の葉がとてもスマートな印象の、深い緑色が鮮やかな品種です。日照不足や、水の与えすぎには注意して下さい。
サンスベリアの花の咲かせ方
☆珍しいと言われている、サンスベリアの花を咲かせる咲かせ方として、株を大きくすることが必須条件になります。 ☆もう1つの花を咲かせる咲かせ方のコツは、良い環境で育っていることです。
珍しいサンスベリアの花とは?
サンスベリアの花をご覧になった事がありますか?サンスベリアの花は珍しいと言われています。一般的には白い花の物が多いです。サンスベリアの花は夕方から夜にかけて咲き、朝になると花びらを閉じてしまうと言う特徴があります。サンスベリアの花は良い香りがし、葉と葉の間から、葉の高さと同じ位の茎が伸びてたくさんの花を咲かせます。そんな珍しいサンスベリアの花の咲かせ方をご紹介します。
サンスベリアの花の咲かせ方は株を大きくすること
珍しいサンスベリアの花の咲かせ方として重要なことは、株を大きく育てることです。葉と葉の間から花芽の付いた茎が出てくるので、株が大きければそれだけ花の咲く可能性も大きくなります。窒素肥料は葉や茎だけが育ってしまいますので控えた方が良いです。寒さに弱いサンスベリアの育て方のポイントは、冬場、室内の暖かい条件の場所で育てて下さい。きっと珍しいと噂の花をみることができますよ。
株を大きくし花を咲かせる咲かせ方6つコツを解説
①サンスベリアの水やり
厚みのある葉に水分をためることのできるサンスベリアは、乾燥にはとても強いので水やりは控えめにして下さい。水の与えすぎで根腐れを起こし、枯れてしまう場合があります。こういった状態を防ぐためにも水は、土が乾いてからたっぷりと与えて下さい。たっぷりとには意味があります。水をたっぷり与えることによって鉢の中の空気を入れ替える事が出来ます。ですので、たっぷりと水を与えた後、受け皿に溜まった水はしっかり捨てて下さい。根腐れの原因になります。
水やりの注意点
冬の水の与えすぎで根元が白くなる場合がありますが、それは根腐れです。ほとんど回復は望めませんので根腐れを防ぐためにも、10℃以下の環境条件での育て方の条件は、水を一切与えないようにして下さい。
②サンスベリアへの日光の当て方
サンスベリアは日光の好きな植物です。耐陰性はありますが、かといって日陰にずっと置いておくと成長に影響が出ますので、日光にはよく当てて下さい。ただ、真夏の西日や直射日光は強すぎて、葉の色がくすんだように薄くなってしまいますので、レースのカーテン越し位の柔らかい日光を当てると元気に大きく育ちます。寒さには弱いです。真冬は室内に置いて10℃以上の条件で育てて下さい。
日光の当て方の注意点
室内での育て方の条件として、エアコンなどの風が当たらない場所に置いて下さい。葉が乾燥してしまいます。
③サンスベリアの増やし方
サンスベリアは、5月~9月の盛夏の時期を除いて株分けと葉指しで増やす事が出来ます。
花を咲かせるための条件
花を咲かせる条件として、株を大きくしたいので株分けはしないで下さい。
株分け
株分けの仕方としては、サンスベリアの株を鉢から抜き、株の土をよく落とし、子株をはさみで切り分けて半日くらい日陰にほして乾かします。乾かした物をそれぞれ土に植えます。
葉挿し
葉挿しで増やす場合は、1枚のサンスベリアの葉を3,4個に切り分けて、切り目をやはり半日くらい日陰で干して乾かします。乾かした葉を土に1/3位挿しておくと根が出てきます。そして新芽も出てきます。しかし、葉挿しの場合、元の葉に模様があっても、新しく出てくる葉には模様がありません。
注意点
切ってしまったサンスベリアは、上と下(根が生えてくる部分)があるので、間違わないように印を付けておくと解りやすくて良いでしょう。 ※下の画像は葉挿しで根が少し出たところですね。この後根元から新芽が出てきます。
サンスベリアを植えるための用土
水はけの良い土を選んで下さい。自分で配合する場合は、赤玉土(小粒)5:腐葉土4:川砂1の割合で混ぜて下さい。観葉植物用の培養度を使用しても大丈夫です。
④サンスベリアの植え替え・時期
品種にもよりますが、サンスベリアは2年程で鉢が割れる位に根が良く成長します。そうならないうちに、2年に1度くらい植え替えをしましょう。植え替えの時期は5月~9月で、株を大きくするためにも、ひと回り大きな鉢に水はけの良い土や培養度を入れて、植え替えて下さい。
植え替え方
サンスベリアを古い鉢から抜き、土を綺麗に取り除き、根をほぐします。新しくひと回り大きな鉢の底に少し大きめの石を入れて、土も少し入れます。その鉢に綺麗にしたサンスベリアを入れて、棒などでつつきながら隙間が出来ないように土を入れていきます。植え替えた後はたっぷりと水を与えます。そして日陰で1週間位の間養生させて下さい。
植え替えの注意点
葉の先端が傷むと葉が伸びなくなる場合があります。植え替え時などに先端に傷を付けないように気を付けて下さい。葉先が傷んでないのに葉が伸びないのは、日照不足または、肥料不足の可能性があります。
⑤サンスベリアを害虫から守る
サンスベリアに付く害虫は、代表的なものがハダニです。ハダニは水に弱いので、葉に霧吹きで水を引きかけて予防する事が出来ます。もしハダニが付いてしまったら、水と牛乳1対1の割合で混ぜたものを霧吹きで吹きかけ、乾くまで待って丁寧に葉を拭いて下さい。ハダニは牛乳をかけることによって窒息して駆除する事が出来ます。
サンスベリア・シルバーブルー
沢山あるサンスベリアの中でも珍しい品種の一つです。銀葉が特徴で、赤い縁取りが可愛いです。
⑥サンスベリアに肥料を与える
肥料を与える時期は5月~9月です。サンスベリアが弱っている時は無理にあげないで下さい。固形肥料は2ヶ月くらい、液体肥料は1週間位効果が続きますので与えすぎないよう気を付けて下さい。サンスベリア専用の肥料も販売されています。
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どうしても花が咲かない
株が大きくなっても花が咲かない場合は、ジベレリンと言う開花などを促進させる薬剤が売られていますので、その薬剤を試してみるのも良いでしょう。ジベレリンを水で薄めて霧吹きで葉に散布して下さい。うまくいけば6月頃に花茎が伸びて7月上旬に花が咲くでしょう。花茎が出てきたら出来るだけ日光に当てて下さい。花は夜開性で、夕方から夜にかけて白い花が咲き、1週間位かけて上へと咲いていきます。花はとても良い香りがします。
協和発酵バイオ 植物調整剤 ジベレリン液 40ml
農薬登録:第6006号 ジベレリン…0.5% 比重0.8~0.9の淡黄色ないし淡褐色の特有の臭気を有する液体で水に容易に溶け無色透明な溶液となる。 植物の生長を促す効果があります。 種々の植物の単為結果を誘起します。果実の無種子化を促進し、食味の向上をはかります。 開花に低温処理や長日条件を必要とするものでは、春化処理が代行され花芽形成、開花促進が認められます。
サンスベリアの冬の管理法・育て方
サンスベリアは冬の寒さが苦手ですので、冬の時期の育て方は、暖房のきいた10℃以上の温かい部屋で育てて下さい。その場合の育て方は、水やりを鉢土の表面が白く乾いてさらに3日位してから控えめに与えるようにして下さい。もしも10℃以上を保てない場合は、次の方法で越冬させてください。
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冬の安全な越冬法・育て方
10月中旬位の時期から水やりを完全に止めて、完全に土を乾かします。完全に乾いたら鉢から抜いて軽く土を取り除き、株に光が入らないように、新聞紙などで完全に包む、または、段ボールの中に入れて、温度差が無く暖房の届かない、5℃位の真っ暗な所に入れて越冬させます。乾燥には強いので、半年位は水を与えなくても大丈夫です。
春になったら
春4月下旬位の時期、最低気温が10℃を下回らなくなったら、暗い場所に保管してあったサンスベリアを取り出します。水を与えてなかった葉が多少しわになっているかもしれませんが、その後の水やりで徐々に元に戻ってきますので大丈夫です。 鉢に植え付けますが、その育て方は、植えてすぐには水は与えないで下さい。腐葉土の湿気位は大丈夫です。植え付けたサンスベリアの育て方は、鉢を明るい日陰で1週間位慣らせてから水を与えますが、土の表面が乾いてから5日位経ってから水を与えて下さい。そして徐々に水やりの間隔を短くしていって、通常の水やりに戻していきます。
サンスベリアの花言葉
あまり見る事が出来ない、珍しいサンスベリアの花の花言葉は、「永久」・「不滅」です。これは、サンスベリアの和名である千歳蘭(チトセラン)の「千歳」と言う、長い年月を表す名前が由来になっていると言われています。
サンスベリアや花を風水的にみると
サンスベリアを風水的にみると、空気清浄能力が高いことから、悪いエネルギーを浄化させる作用があり、尖った葉を上向きに伸ばして”鋭い陽の気”を発すると考えられています。そのため、良いエネルギーを作り出して幸福をもたらすと考えられています。サンスベリアのトラノオと言われる横縞は、厄除けや魔よけの効果があるとの事です。飾る場所としては、玄関や窓辺、トイレなどがおすすめです。
サンスベリアが枯れた
丈夫な観葉植物のサンスベリアも枯れる事があります。サンスベリアが枯れると上に伸びていた葉が力を無くし、柔らかくなって垂れ下がってきます。葉の色も黄色みを帯び、厚みのあった葉がうすくなり、やがて黄色くなった葉が茶色くなってきます。1度傷んでしまうと元の元気な姿に戻す事ができませんので、サンスベリアの基本を良く知って枯れること無く育てて下さい。
サンスベリア・スプーン 放射線状に広がる姿が面白く、葉も通常のサンスベリアに比べると柔らかいです。
サンスベリアを枯らさない5つのポイント
枯らさないためのポイント①
サンスベリアは自身の葉の中に水をためる性質を持っている観葉植物です。ですので、必要以上にお水を与えると、直ぐに根腐れを起こして枯れるのです。育て方の条件として水やりのタイミングを間違えないようにして下さい。もし本当に水不足になった場合は、葉に縦ジワのサインを出して教えてくれますので、それから水やりをしても大丈夫です。乾燥気味に育てる方が枯れること無く元気に育ちます。
枯らさないためのポイント②
肥料を必要以上にあげないで下さい。サンスベリアは肥料を好みますが、必要以上に与えると肥料焼けを起こして枯れる原因になります。
枯らさないためのポイント③
サンスベリアは日光を好みますが、直射日光は当たると葉焼けを起こし枯れる原因となります。特に夏場の直射日光には気を付けて下さい。
枯らさないためのポイント④
サンスベリアに水を与えた場合、水はけが悪いと思えたら、鉢の中の根詰まりが考えられます。根詰まりも、鉢の中の根が酸素不足を起こしたり、土の中の栄養不足により葉の色が悪くなり、枯れる原因になります。様子を見て2年に1度位、5月~9月の成長期の時期に植え替えて下さい。
枯らさないためのポイント⑤
枯れる原因の最後は、冬超えの失敗です。冬超えの準備はしっかり行って下さい。
注意点
もし枯れそうになったら、完全に枯れる前に、葉挿しや株分け、植え替えなどで復活させて下さい。
サンスベリアは寄せ植えには
サンスベリアは冬場の越冬などがあり、乾燥を好み湿気を嫌いますので、寄せ植えには向かないと思います。サンスベリアのみを植えた方が良いと思います。個性豊かなシルエットと独特な質感を持つサンスベリアは、それのみでも十分飽きの来ない植物です。こだわりの鉢に植えこんで、お気に入りの1鉢を好きな場所に飾ってみて下さい。
まとめ
サンスベリアには空気清浄効果があることはよく知られていますが、他にも有害物質除去・湿度調整・健康増進・リラックス効果・疲労回復などと、色々効果があると言われています。そんなサンスベリアですが、花が咲くと言うことはあまり知られていません。1度花が咲くと、そのまま良い環境・条件を保てば毎年のように花が咲くかもしれません。サンスベリアの花は、とても良い香りがします。その香りや真っ白な花を楽しむためにも、花の咲かせ方をよく理解して、珍しいサンスベリアの花を咲かせてみて下さい。