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ハコフグ特集!毒性が強い?その生態や基本情報まとめ【魚図鑑】

今回はハコフグについてご紹介していきます。まだ知らなかったハコフグの生態や特徴、更にはハコフグの美味しい召し上がり方などもご紹介していきます。まだ味わった事のない方やハコフグを知らなかった方にも為になります。ぜひご参考にして試してみてくださいね
2020年8月27日
hanashin
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ハコフグ/分類

スズキ系フグ目フグ亜目ハコフグ科ハコフグ属

ハコフグはスズキ系フグ目フグ亜目ハコフグ科ハコフグ属に属する魚です。ハコフグ属の魚類の主な特徴として、一部の種のハコフグは眼上棘も腰骨棘も、背隆起ももたないものが多いです。

ハコフグ/外国名

Black-spotted boxfish

ハコフグは外国名ではBlack-spotted boxfishと呼ばれています。全身が甲羅になってしまっているので、鰭しか動かす事が出来ないのが特徴的な魚です。

ハコフグ/学名

Ostracion immaculatus

ハコフグは学名では「Ostracion immaculatus」と呼ばれています。大きさは20cm前後で、釣りの時期は6月から10月頃だと言われています。

ハコフグ/由来(漢字)

箱河豚

ハコフグは漢字では「箱河豚」と書きます。東京や、高知、九州などでの呼び名です。その由来として、形が四角く、箱型であるためです。地方名ではウミスズメや、カワフグなどとも呼ばれています。

ハコフグ/生息地域・分布


ハコフグは本州以南の沿岸に生息している魚です。岩手県から九州南部各地に生息し、浅海を好んで生息しています。各地では食用となっている魚で、長崎県の五島列島では味噌焼きにして食べるのが名物になっています。この味噌焼きは「かっとっぽ」と呼ばれている料理です。機会があったら召し上がってみてください。

ハコフグ/生態・生育環境

ハコフグは水深50mほどの岩礁域に生息しています。温帯性の種です。またハコフグは雑食性であり、底生動物や海面を好みます。主な餌となるのは、小さな甲殻類や、ゴカイや貝などを捕食しています。体には斑点があるのも特徴的です。

ハコフグ/特徴・形態

ハコフグの特徴で第一にあげるならばこの四角い体です。成長すると5cmほどになります。ハコフグはフグの仲間ではありますが、毒は皮膚以外にはないです。 ハコフグの体は全身が骨盤でできている箱に覆われていて、ハコフグを切ると断面は四角くなっております。その変わった体型やヒレだけで泳ぐ姿が可愛いとのことで、観賞用の魚としても飼われることもあります。 しかし、注意が必要で、ハコフグは粘液性の毒を持ち合わせているので、飼育する時は単独で飼育するのが一般的です。これは同じ水槽の魚を殺してしまうほどの特性を持っているためです。

ハコフグ/釣り情報

ハコフグを専門に釣ることはほとんどなく、ウキフカセ釣りなどで寄せ餌に集まってきます。クロダイ釣りなどでもよくかかります。これはクロダイ釣り時に使うサナギ餌が好きで呼び寄せてしまう事が原因です。むしろ普通の釣りで釣り上げるよりも、銛で突いたりしてとるのが安易だという方もいます。

ハコフグ/味・選び方

ハコフグは体の外側部分が骨です。食べ方としては、ハサミでお腹部分を切り、内臓を切除したら、肝の部分を取り出します。そしてその肝をネギや味噌などと和えて叩きます。それをお腹部分に戻し、網などで焼いたものを食します。とても香ばしく深い味わいで、お酒のあてとしても美味しく召し上がる事が出来ます。 旬は不明な魚です。フグ科の魚ではなく、テトロドトキシンは持っていません。しかし、体表にはパフトキシンという毒は持ち合わせています。

ハコフグ/栄養・寄生虫

体の外側は鱗で占められていて、主に刺身や味噌焼きにして食されるハコフグは栄養面などで考えると、あまり突出して優れたものは持ち合わせていませんが、長崎県五島列島の名物となっていて、味の評価も高いので人気です。


ハコフグ/料理・調理方法

ハコフグは一般的に狙って釣るといった魚ではなく、クロダイ釣りなどでよくかかります。調理法としては、味噌焼きや刺身などが一般的です。趣味はとても淡白でくせのない味わいが特徴です。ハコフグの刺身は透明感があり白身で、甘みが強いのも特徴的でとても美味しい魚です。 ハコフグの味噌焼きは長崎県の五島列島などでの名物となっております。ハコフグの腹をハサミなどで切って、合わせ味噌を加えて焼いたものを使います。網などで香ばしく焼き上げたその味は、とても香ばしく深い味わいとなっております。調理法としては少ないですが、十分に楽しめます。

ハコフグの味噌焼き

ハコフグの味噌焼きは、長崎県の五島列島に古くから伝わっている郷土料理です。作り方はまず最初に資格のハコフグをひっくり返して、ハサミでお腹を切ります。 内臓を切除し、肝と味噌とみりんを和えて、炭火でじっくりと焼きます。臭みがなく、お酒好きの人にはたまらない料理です。その濃厚な深い味わいを楽しんでください。

ハコフグのホイル焼きの作り方

こちらの動画は、ハコフグのホイル焼きの作り方を一から教えてくれる為になる動画です。 ハコフグを始めて扱う方でも、こちらの動画を見て作れば美味しいハコフグのホイル焼きが出来上がります。こちらをご参考に是非試してみてください。

ハコフグの一夜干し

こちらはハコフグの一夜干しです。干したものを焼けば、旨味が凝縮され、ハコフグの味わいを存分に楽しむことができます。こちらもお酒のあてには最高です。あまり馴染みのない魚で有名ですが、一口食べるとその美味しさがわかります。

ハコフグ/その他

ハコフグの皮膚にはパフトキシンという粘液毒を持ち合わせています。危機を感じ、刺激を受けるとこの毒を出します。身を守るために使うようです。 ハコフグ自体の肉や内臓は無毒ですので、安心してください。 ハコフグはフグ科のふぐではないため、強力な毒は持ち合わせていませんが、都道府県によってはフグの調理師免許はないと調理はできませんので注意が必要です。

観賞用の魚としても人気のハコフグ


ハコフグはその可愛らしく泳ぐ姿が人気で、観賞用のお魚として飼われる事もあります。ただし、刺激を与えられると毒を出しますので、飼う際は、単独で飼育してください。

ミナミハコフグとハコフグの動画

こちらの動画ではミナミハコフグとハコフグが泳ぎ回ってる姿が見れます。その愛らしい姿を見ることができます。ミナミハコフグは幼魚の時には、とてもカラフルでおもちゃが泳ぎ回っているかのような風貌で、とても可愛らしいですが、成長し大きくなると薄暗い色に代わり、別の海水魚のようになります。

ハコフグの飼育方法

注意点として、赤ちゃんハコフグを飼育する際にあたり、注意する点としては、赤ちゃんハコフグはとても好奇心旺盛なのが特徴的で、ちょこちょこと泳ぎ回り、その尖った可愛らしい口先であらゆるものを突く姿が観れます。 しかし、これkは一歩間違えてしまうと、水槽内の吸水口に吸い込まれてしまったりしますので、水槽の中に産卵箱というものを作り、使用するのをおすすめします。また水質の変化にも弱いです。アンモニアには滅法弱いので、水槽に入れる前にはアンモニアの測定をしてください。

毒を持つハコフグを調理したら

危険なハコフグを素人が調理している動画です。面白い動画ですので、興味のある方はご視聴してみてください。安易にハコフグを扱うと痛い目に見る危険性もありますので、勉強になります。注意するのはこういった協力な毒を持つハコフグに限ります。一般的に流通しているものは心配ありませんので安心してください。

ハコフグについてのまとめ

特徴的な体を持つハコフグは、長崎県の五島列島では名物となっている郷土料理に使われている食材です。刺身や味噌焼きにして食べるのが一般的で、刺身は白身で、とても淡白な味わいです。 お酒との相性にも良く、特に日本酒との相性は抜群に良いです。なかなか味わった事のない方も多いとは思いますが、機会がありましたら、その味を実際に食べてみて確かめて欲しいです。 刺身以外の食べ方なら、特に味噌焼きがおすすめです。味噌焼きにするとその深い味わいを楽しむことができます。食べたことのない方もその味に感動します。これを機会に、興味がございましたら是非召し上がってみてくださいね。