ハンモックとは
ハンモックについて
丈夫な紐で編んだ網や麻布などでつくった吊床(つりどこ)のことを総称してハンモックといいます。 もともとは南米の熱帯地方で原住民が使っていた寝具の一種です。 ハンモックはその形状からは想像できないくらい機能性が高いのが特徴です。 風のない暑い日でもハンモックに揺られるとかすかながら空気の流れができて涼しさを感じられます。 地面にじかで眠るより安全で快適ですし、くるまってしまえば簡易的な蚊帳の役目もします。 宙に浮いて寝ますので場所によってはさそりなどから身を守ることもでき、外してまるめてしまえば非常にコンパクトになります。
ハンモックの歴史
ハンモックのルーツはメキシコやグアテマラ地域のマヤ族のハンモックと一般的に言われています。 南米などラテンアメリカの熱帯地方では生活においてなくてはならないハンモックですが、コロンブスがヨーロッパに持ち帰るとその時代の水夫たちの間でとても重宝されました。 ハンモックは船の動きに合わせ左右に揺れることができるので、寝ている間に床に落ちたりすることもなく水夫たちは安心して眠りにつくことができたからです。
アウトドアにおけるハンモック
アウトドア好きな方なら一度はハンモックに憧れたことがあるかと思います。 晴れた日の午後、ハンモックで風に揺られながらリラックスタイムを過ごしてみたい。 キャンプでハンモックを吊って、子供達と遊びたい。 価格もリーズナブルでネット通販などで気軽に手に入れることができるハンモック。 アウトドアにもおすすめのハンモックの魅力をお伝えします。
ハンモックをおすすめする5つの理由
1.不眠症改善
ハンモックの揺れと浮遊感にはとてもリラックス効果があると言われています。 この浮遊感に身をゆだねることで普段意識していない筋肉の緊張を和らげることができ、全身をリラックスされることができるそうです。 実際にスイスの科学者が行なった実験結果では、ハンモックの就寝がベッドでの就寝にくらべ寝付きが早く、深い眠りになることも判明しています。
2.夏は涼しい
アウトドアだけでなく夏はマットレスに接する背中や足などが蒸れてとても暑いですよね。 でもハンモックなら寝床部分がネットで宙に浮いているので体温の熱がこもったり蒸れたりすることがありません。 とっても涼しいので心地よく眠れますよ。
3.腰痛改善
ハンモックは宙に浮いているため、体の一部のみがどこかに接するということがなく体にかかる圧力が分散されます。 このため腰などにかかる負担が減り、腰痛改善効果があると言われています。
4.洗いやすく清潔
マットレスや布団などは自宅で洗うとなると大変ですよね。 なかなか洗濯をしようとは思えません。 ハンモックなら寝床はネットだけなので簡単に洗うことができます。 ネットなので乾くのも早いので一石二鳥。 いつでも清潔な状態で使えます。
5.質の良い睡眠をとれる
人は寝ている間にマットレスや布団などに接する体の部分に圧力がかかっています。 その負担を減らすために寝返りを打ちます。 そうすると寝返りを打つたび脳が起きている状態になり質の良い睡眠がとれません。 ハンモックなら宙に浮いているので体圧を分散することができ、寝返りもほとんど打つことが なくなるので質の良い睡眠をとることができます。
ハンモックは大きく分けて3種類
1.自立式タイプ
スタンド付きのハンモックのことを自立式ハンモックとも言います。 組み立て式のスタンドと寝床となるネット部分がセットになっており、広げる場所さえあればどこでも設置することができますのでキャンプやアウトドアだけでなく室内でも使うことができます。 スタンド付きということで、3種類のなかでは価格は高めになっています。
2.ベーシックタイプ
ネットの両端を絞って使う一般的なハンモックです。 両端のロープを木や柱に結び宙に浮かして使用します。 たたむと非常にコンパクトになるので持ち運びもしやすく、必要なのは生地だけなので3種類の中で最も価格もリーズナブルなのが特徴です。
3.チェアタイプ
チェアハンモックという座るタイプのハンモックです。 ハンガーにネット部分が吊ってある物が多く、寝るタイプのハンモックに比べてコンパクトなので省スペースで使用することができインテリアなどにもおすすめのハンモックです。 ベーシックな生地のみのハンモックに比べると価格が高いものが多いですが、それでも比較的リーズナブルな商品が多いです。
おすすめのハンモック
一番のおすすめは、ずばりスタンド付きの自立式ハンモックです。 自立式なので設置場所を選ばず、キャンプなどアウドドアにも持って行けますし室内でも使うことができます。 折り畳めばコンパクトになるので持ち運びや保管も簡単ですし、なによりあのハンモックの浮遊感をどこでも味わえるというのは大きなメリットだと思います。
トイモックは自立式 場所を選びません
トイモックとは
ALL ABOUT ACTIVITYというアウトドアブランドから発売されている持ち運びが簡単な、自立式のハンモックです。 トイモックはスタンド付きハンモックで、周りに木や柱などハンモックを吊るすための物がなくても大丈夫! ハンモックを広げる場所さえあればどこでだって使うことができます。 スタンド付きハンモックの中では価格もリーズナブルで、サイズもコンパクトなのでハンモック初心者の方におすすめの自立式ハンモックです。
トイモックのサイズやスペック
・広げた状態のサイズ 260cm x 80cm x 75cm ・折り畳んだ状態のサイズ 110cm x 18cm x 14cm ・フレームの重さ 約7kg ・ネット、バッグの重さ 約1.5kg ・対応身長 〜180cm程度 ・対荷重 〜100kgまで ・価格 9,500円〜
トイモック5つの魅力
1.スタンド付きで自立する
トイモックはスタンド付きなのでまわりに木や柱などのハンモックを結ぶものがなくても自立することができます。
2.場所を選ばない
自立式ということは広げる場所さえあればどこでだって使うことができます。
3.コンパクトで持ち運びやすい
スタンド部分は折り畳むことができますし、ネット部分も丸めてしまえばコンパクトになりますので簡単に持ち運ぶことができます。
4.カラーや柄が豊富
トイモックはカラーや柄が豊富なのも特徴です。 セットでネット部分とスタンド部分のカラーの組み合わせを楽しむこともできますし、ネット部分のみの販売もありますので気分を変えたいときのためにいくつか持っていても楽しいかもしれませんね。
5.手頃な価格
スタンド付きのハンモックは通常のネット部分のみハンモックなどに比べて価格が高くなりがちです。 トイモックはそんな中でも比較的リーズナブルな価格設定になっており、1万円前後で購入することができます。
トイモックのラインナップ5選
1.カリフォルニア
ボーダー柄が印象的な爽やかなカラーリングのモデルです。 西海岸のいつまでも続く波からインスピレーションを受けた、夏にぴったりのカリフォルニアモデルです。
2.アースカラー
海、クライミング、森や山などを意識した自然なカラーリングを中心としてアースカラーモデルです。 アースカラーは飽きがなく、長い間使い続けられるカラーリングが中心です。
3.クラシック
ベーシックな単色から、ボーダー柄などたくさんのカラーリングの中から選べるクラシックモデルです。 トレンドに合わせた柄をラインナップしているのでファミリーから大人まで楽しめる柄が見つかります。
4.インテリアライン
黒や白など、シックなカラーリングを中心としたインテリアラインモデルです。 ソファでもベッドでもないトイモックの揺れ心地を室内で楽しむためのインテリアに合う柄が特徴です。
5.BIG
よりゆったりくつろぎたい方や、身長の高い方のために通常のラインより大きいサイズのBIGモデルです。 ファミリーで子供と一緒に遊びたい方にも最適なモデルです。
トイモックの使い方3つのポイント
1.組み立て
トイモックの組み立てはとっても簡単です。 スタンド部分を開いて、ネット部分を引っ掛けるだけ。 張り具合もフレーム、ネットそれぞれで3段階の調節ができるので自分にあった張り心地も探せます。
2.乗り降りは横から
トイモック(ハンモック含めて)の使い方で間違えやすいのが、乗り降りのやり方です。 乗るときは足から乗ると非常に危険なので、お尻から乗るのが正しい乗り方です。 ネット部分を広げて中心に座ります。その後、足を乗せてから寝転びます。 降りるときは逆に足から降ります。片足ずつゆっくり地面に下ろし、あとはネット部分に手をかけならが立ち上がります。
3.斜めに寝る
トイモックに寝るとき、縦にまっすぐ寝るのは間違いです。 ネットは宙に浮いているので縦にまっすぐ寝てしまうと中心部分が下がり体がくの字に曲がったしまい苦しくなってしまいます。 正しい寝方はネットに対して斜めに寝ることです。体重が分散され生地が張りますので自然な形で寝ることができます。
トイモックを使う時の2つの注意点
1.耐荷重を守る
トイモックに乗る際に気をつけたいのが耐荷重を守るということです。 メーカースペックでは100kgとなっています。 ついついテンションが上がってしまい何人かで乗ったりすると100kgというのはすぐに超えてしまいます。 一人ずつ楽しむ、親子で2人で楽しむ、など使い方を守って遊ぶようにしましょう。
2.子供がつかうときは大人が見守る
子供だけでハンモックに乗ると思わぬ危険があるかもしれません。 ゆらゆらしすぎて落下してしまう、誤って足から乗ってしまったり、降りている途中で他の子が揺らしてしまったり・・・。 子供が使い際は、必ず大人の方が見守るようにしてくださいね。
トイモックのちょっとだけ残念な点
設置サイズが大きい
トイモックを含めスタンド付きのハンモックは自立するので場所を選ばず使えるというメリットの反面、スタンド分どうしても設置サイズが大きくなってしまう傾向があります。 アウトドアで使う際は気になるサイズではありませんが、マンションの室内などで広げるとずっと設置しておくにはちょっと大きいサイズです。 ただ、トイモックは片付けも簡単ですし、収納してしまうとコンパクトになりますので広げて遊んだ後は片付けるなど、ルールを決めて使えば問題ないかもしれませんね。
トイモック以外の自立式ハンモック3選
1.Vivereビブレ ハンモック ダブルサイズ
Vivereビブレ|ハンモック ダブルサイズ
Vivereビブレのハンモックの特徴は圧倒的なサイズ感です。 長さ240cm、幅160cmのビッグサイズは大人2人がすっぽり包み込まれる大きさです。 生地にも特徴があり独自の製法「Vivere編み」を開発し、生地にも高級コットンを使用しています。 絶妙な肌触りと伸縮性、強度を実現しています。
2.Susabiすさび ハンモック 自立式スタンドセット
Susabi|ダブルハンモック 自立式スタンドセット
Susabiすさびはハンモック専門店です。 その特徴は独自に開発したオリジナルハンモックを本場コロンビアやメキシコで作っているところです。現地の政府とも協力し、日本向けにデザインしています。 生地は100%コットンで適度な厚みがあるので柔らかさや快適な寝心地を得られます。
3.mont-bellモンベル バグプルーフ スタンモック
モンベル|バグプルーフ スタンモック
mont-bellモンベルは品質の良い製品をリーズナブルな価格で販売している日本のアウトドア総合メーカーです。 バグプルーフスタンモックの一番の特徴は取り外し可能な独自の蚊帳が付いているところです。 夏場のキャンプなどでは虫に悩まされることも多いかと思いますが、そんな時はアタッチメントの蚊帳を装着すれば大丈夫。 昼下がりの昼寝も快適に過ごすことができます。
トイモックがキャンプにおすすめな2つの理由
1.設置場所を選ばない
トイモックはスタンド付きの自立式ハンモックです。 キャンプサイトでは都合の良い場所にハンモックを吊るための木などがあるとは限りません。 天気も良く最高のハンモック日和にせっかく持っていったハンモックが吊れないと残念でなりませんよね。 トイモックなら設置場所を気にせず使うことができるのでキャンプにも最適だと思いますよ。
2.コンパクトに収納可能
キャンプの際の荷物の多さにはみなさん苦労されているかと思います。 トイモックならコンパクトに収納可能なので車載の荷物の間や後部座席の足元などに突っ込んでキャンプに持って行くことができます。
トイモックで最高のリラックスタイムを
ハンモック初心者の方もにおすすめしたいトイモック。 価格もリーズナブルで手を出しやすく、コンパクトに収納、スタンド付きで自立でき、カラーや柄も豊富で選びやすく、キャンプやアウトドアだけでなく室内でも使用できるのでおすすめのハンモックです。 1台あれば家族でも交代で遊んだり、一人の時はゆっくり揺られながらリラックスタイムを過ごすのもいいですよね。
トイモックまとめ
トイモックについて色々と紹介してきましたが、最後に簡単にまとめておきましょう。 ・トイモックはスタンド付きで自立式のハンモック ・広げる場所さえあればどこでも設置できる ・折り畳めばコンパクトになるので収納や持ち運びも簡単 ・価格もリーズナブルで手を出しやすい ・カラーや柄が豊富で選びやすい ・キャンプやアウトドアはもちろん室内でも使用可能
さいごに
今回はトイモックを中心にスタンド付きの自立式ハンモックについて紹介しました。 トイモックももちろんですが、ハンモック自体とても機能性が高く価格もベッドやマットレスに比べてリーズナブルなものが多いのが特徴です。 キャンプやアウトドアで使用するのももちろんおすすめですが、自宅でハンモックを使ってみるのもおすすめです。 仕事が忙しくしっかり寝たはずなのに疲れがとれない方。たまにはハンモックで眠ってみるのもおすすめです。リラックス効果で気持ちもリフレッシュして良いかもしれませんよ。