シマノ(SHIMANO) スピニングロッド ルアーマチック S90ML 9フィート
ダイワ(Daiwa) 15 レブロス 3012H (3000サイズ)
ピノヴァX マルチゲーム 200m 1.0号 20.8lb ライムグリーン
ハヤブサ フィナ メガまっすぐ 14g
エコギア グラスミノー L
スリーパーマッチョ J302
アングラーズリパブリック ZetZ F-LEAD 90S
Rapala(ラパラ) ラトリンラップ RNR-8 HESD
COREMAN(コアマン) メタルジグ ルアー CZ-30ゼッタイ #005 イズミジャイアン
ジグパラ ワインド スタートキット 夜光ヘッド + 各色 JPW-SE
マゴチ釣りのための基本情報
1.マゴチとは?
マゴチは日本国内では、東北地方以南の内湾や泥混じりの砂底、岩礁付近に分布する魚です。 見た目は上から押しつぶしたかのように平たく、砂地と似た模様と体色を持っています。 深い水深では30m、浅くて1メートルの波打ち際にまで姿を現します。 体長は最大70cmに達しますが、良く釣れる大きさは50cmが多いと言えます。
2.忍者のような生態
マゴチの砂に似た模様は、ある程度自在に変化させられます。 この能力で海底の砂地に擬態し、小魚類やエビ・カニなどの甲殻類を捕食します。 砂に潜って眼を出して獲物を待ち伏せる事もあり、その姿は忍者と呼ぶに相応しい生態をしています。
3.ヒラメと並ぶターゲット!
この魚食・動物食性を魚釣りの視点で捉えると、活きエサを使う釣り方とルアーフィッシングが最適な釣り方です。 特にルアーフィッシングではシーバス狙いやヒラメ狙いの道具類がほぼ共通のため、経験者ならすぐに始められます。 浅瀬に現れる時期に入れば、堤防や砂浜など様々な場所から釣れる魚として知られています。
マゴチ釣りが最も盛んな季節は?
1.盛り上がる時期は夏
マゴチ釣りの時期は5~10月で、エサとなる小魚などを追って浅場に姿を現します。 5~6月は産卵期にあたり、産卵後に一息ついてから釣りシーズンに入る形です。
2.東京湾のマゴチ釣りは夏の風物詩
冬から春先は深場のマゴチを狙うために、船での沖釣りになります。 特に夏には浅瀬での船釣りやボート釣りも盛んに行われ、東京湾の風物詩にもなっています。
3.夏のボート釣り・船釣りは初心者オススメ!
堤防からも釣れるマゴチですが、初心者の方がボート釣り・船釣りの体験ついでに狙ってみるのもオススメです。 活きエサを使う釣り方ですので、キス釣り・ハゼ釣りの合間に竿を出せば置き竿にしていても釣ることができます。 浅い水域では風や波の影響も少なく、比較的安全な釣りが楽しめるでしょう。
マゴチの釣り方 ~ルアー用タックル編~
1.シーバス用・エギング用タックルでOK
マゴチをルアーで狙う場合は、シーバス用とエギング用のタックルが流用できます。 すでに道具を揃えているなら、特別に揃えるものは無いでしょう。
2.ロッドはシーバス用・エギング用
シマノ(SHIMANO) スピニングロッド ルアーマチック S90ML 9フィート
・適合ルアー重量6~28g ・適合ライン0.6~1.5号(PE) ・対象魚シーバス・ヒラメ・マゴチ 低価格ながらどんな状況にも対応できる万能ルアーロッド 8ft以下はエギングにも
ロッドはシーバスロッドを使用。長さは9ft以上だと遠投にも対応します。 エギングロッドの場合は8ft程度で、水面との距離が近く遠投の必要が無い場合にはこちらを使用したほうが手軽です。 ロッドを動かしてアクションをつけるのには、やや短めのものが扱いやすいでしょう。
3.リールは2500~3000番
ダイワ(Daiwa) 15 レブロス 3012H (3000サイズ)
・PE糸巻き量1.5号220m ・ハンドル一回転の巻き取り量95cm 場所・時期を問わない万能リール シーバスやマゴチに最適
使用するリールは2500~3000番。 少し性能の良いものを揃えれば、ルアー釣り・エサ釣りにも対応可能です。 用途に合ったリールを選べば十分。
4.ラインはPE リーダーは太めを準備
ピノヴァX マルチゲーム 200m 1.0号 20.8lb ライムグリーン
万能PEライン これ一つでルアーからエサ釣りまで!
海底の状況を手元に伝えるのに適したPEラインを使用しましょう。 リーダーはナイロンかフロロカーボンの5~6号を1.5m程度。 やや太めですが、マゴチの歯で摩耗しやすいので切られないための対策です。
ルアーでのマゴチ釣り ~ソフトルアー編~
1.ジグヘッド+ワームが手軽!
マゴチをソフトワームで狙う際は、ジグヘッドと呼ばれるリグ(仕掛け)とストレートワームの組み合わせが最も手軽です。 シーバス用、もしくはヒラメ・マゴチ用と表記されたソフトワームを使用しましょう。
2.ジグヘッド
ハヤブサ フィナ メガまっすぐ 14g
ワームをまっすぐ刺せるジグヘッド 重量は10g,14g,24gのラインナップ
ジグヘッドは10g以上のものを使いましょう。 海底に落下した感覚を掴めるくらいの重量がベスト。
3.ストレートワーム
エコギア グラスミノー L
・全長85mm ・入り数8本 カラーバリエーションは22種類以上!
ストレートワームは3~4インチを使います。 4インチを基本にして、食い気が悪く反応が無いときは3インチにサイズを落として魚を誘ってみましょう ジグヘッドにまっすぐ刺さないと、想定されたアクションをしませんので注意しましょう。
様々な形状のストレートワームがありますが、ここでは小魚を模したものが確実です。 しかし、目の前まで接近したものなら構わず口にするのが実情のようです。
4.専用ジグヘッドも使ってみよう
スリーパーマッチョ J302
・10g.14g.21gのラインナップ ・入数 3個 フックが海底で立つので根掛かり率減少 巻いて落下させるだけで高アピール!
ジグヘッドはオモリとフックが隣接していて、操作性に優れる反面根掛かりしやすいと言われます。 地形の変化を狙う釣り方をするので、根掛かり対策が施されたジグヘッドを使用するのもマゴチなどの底棲魚には効果的です。
5.味付きワームの利点を知っておこう
魚が味覚を感じる器官は唇にも存在していて、人間が舌で味を確かめるのとは少し異なります。 味付きワームは魚が飲み込もうとした時に、違和感無く深く飲み込ませられるので、結果として針掛かりも良くなります。 ワームの動きだけに捕らわれず、味覚の面からもマゴチを攻略してみましょう。
ルアーでのマゴチ釣り ~ハードルアー編~
1.シーバス用ルアーがあればOK!
マゴチは魚食性なので、同じ食性の魚を対象とするルアーならほとんどの物が通用します。 シーバス用、ヒラメ用や中型青物用ルアーが適しています。 非常に多彩なルアーが市販されているので、初心者の方は3種類程度に絞って揃えてみましょう。 マゴチは底からあまり動かない性質を持つので、一定の水深を維持し続けられるルアーを優先して使うと釣果に繋がります。
2.ミノー
アングラーズリパブリック ZetZ F-LEAD 90S
・重量26g ・全長90mm 対象魚はシーバス・ヒラメ・マゴチなど様々 飛距離が必要な場合にも◎
小魚を模して作られたルアーです。 着水後に水に沈むシンキングタイプと水に浮くフローティングタイプに大別されます。 リップと呼ばれる板状の部分が水流を受けてルアーにアクションを付けます。 水深1~1.5mほどの浅場ではフローティングタイプ、それ以上ではシンキングタイプと使い分けると良いでしょう。
3.バイブレーション
Rapala(ラパラ) ラトリンラップ RNR-8 HESD
水流を受けて振動するアクションが強いアピール力を持つルアーです。 プラスチック製や金属製のものがあり、どちらも着水後に沈みます。 リールを巻く速度によって泳がせる水深を決められます。 底を泳がすにはうってつけのルアーの一つですが、バラシや根掛かりに注意すべきルアーです。
4.メタルジグ
COREMAN(コアマン) メタルジグ ルアー CZ-30ゼッタイ #005 イズミジャイアン
板状の金属製ルアー。 空気抵抗が少なく重量があるので、遠くのポイントを狙えるルアーです。 木の葉が舞うように沈んでいくアクションが魚に強い印象を与えます。 着底後にリールを巻き上げて、再び海底まで落とすアクションがマゴチを強く誘います。
マゴチ釣り制覇のルアーアクション
1.マゴチの習性を知ってルアーアクションに活かそう
マゴチの習性として、泳ぎが得意でないことや捕食が得意ではないことなどが挙げられます。 これらの習性はルアーにアクションをつける上で重要な知識となってきます。
2.ルアーを底から1m以上離さない
マゴチがよく捕食するハゼやメゴチは基本的に海底に張り付くように生活しています。 また、キスも海底からおよそ1m以内に群れて生活しているので、激しく小魚を追いかけ回して捕らえるとは考えにくくなります。 ルアーにアクションをつける際もエサとなる魚の動きを真似るように、海底からルアーを離し過ぎないようにしましょう。
3.ソフトルアーは海底を引きずるアクション
ルアーを海底に接触させたまま、ゆっくりとリールを巻くことで海底を引きずるアクションをつけられます。 時々ロッドを振り上げるように持ち上げたり、リールを巻き上げたりしてルアーを海底から離して再び着底を繰り返すとマゴチに大きなアピールができます。 マゴチ自体は捕食が苦手なため、ルアーを海底に落としたら何秒か停止させて食いつく時間を作ってあげましょう。 ルアーが落下する最中や着底後にアタリが来ることがほとんどです。
4.ハードルアーには素早く巻いて停止させるアクション
ハードルアーの場合も緩急をつけたアクションが非常に効果的です。 シンキングミノーや各種バイブレーション、メタルジグなどを一旦海底まで沈めてリールを巻き上げます。 一定の水深まで巻いたら再び停止させ海底まで落下させるアクションがマゴチを誘います。 また、竿先を小刻みに何度か動かすことでもルアーにアクションをつけることができます。 不規則な動きを生み出して、マゴチに強いアピールをします。 やはり、マゴチに食いつく時間を与えるようにするのも釣果を伸ばすコツです。
マゴチのルアー釣り ~エギングロッドでボトムワインド~
1.ボトムワインド釣法とは
ジグパラ ワインド スタートキット 夜光ヘッド + 各色 JPW-SE
スタートセットに最適! ジグヘッドにワーム各色付属
ボトムワインドとは、専用のジグヘッドを使用する特殊なアクションで魚の食い気を誘う釣法です。 通常のルアーアクションに反応を示さない魚を釣るための釣法を、底棲魚向けのアクションに改良したものです。
2.エギングタックルでOK
ワインド釣法はエギングで使われるアクションに似ています。 同じような動作を扱うため、エギングロッドの機能はこの釣り方の条件を満たしています。 エギング経験者やタックル一式をお持ちであれば、そのまま流用も可能です。
3.ボトムワインドの基本的な操作法
専用ジグヘッドは、ロッド操作でアクションをつけるとジグザグとした動きをします。 ジグヘッドを着底させ、ロッドの操作で浮かせて再び着底、少し静止させて食いの時間を与えます。 海底からアクションを付けて浮かせる、落下させて再び着底の一連の流れを把握しておきましょう。
活きエサでのマゴチ釣り ~陸からの投げ釣り~
1.堤防からでも手軽に狙えるエサ釣り
時期や海中の地形の条件が揃えば、マゴチは堤防などの足場の良い釣り場から狙うことができます。 活きエサを使った釣りは、古くから行われている確実性の高い釣り方でもあります。
2.道具と仕掛けはシンプル
釣竿は磯竿の2号以上、リールは3000~4000番台を使用します。 ラインはナイロン3号以上かPEが適してます。 特にPEを使用すると、海底の形状やマゴチのアタリを捉えやすくなります。 仕掛けは中通しオモリとゴム管にラインを通し、サルカンとハリスを結んだシンプルなものです。 ハリスの長さは1.5mほどで良いのですが、短めが良い場合もあるようです。 針のサイズはチヌ針5号かスズキ針16号を使用します。
3.活きエサは小ハゼ・小キスなど
マゴチには小型のハゼやキス、メゴチなどを活きエサとして針掛けして使用します。 エサの小魚類は事前に釣ったりして確保することが理想です。 釣具屋でも入手はできますが、入荷状況が安定しない場合があります。
4.堤防・船釣り共通 エサの付け方
生きエサを針に掛ける方法はいくつか存在します。 最も簡単なものは、下あごから針を刺して鼻腔から抜くものです。 魚の鼻腔は4つ並んでいるので、そのうちいずれかに針先を出しておけば針掛けは完了です。 メゴチをエサにする場合は、鰓蓋の張り出した部分を切り取るとマゴチがスムーズに飲み込んでくれます。
5.積極的に動かしてアピール!
仕掛けをポイントに投げ込んだら、積極的に竿を動かして仕掛けを移動させていきます。 竿を横向きに動かすと仕掛けが手前に引きずられるので、その状態で停止して反応を待ちます。 反応が無い場合は弛んだ分のラインを巻き取り、竿を元の姿勢に戻して動作を繰り返します。 広く扇状に探ることで、移動性の低いマゴチでもエサと接触させやすくなります。 ルアーはアクションが肝ですが、活きエサの場合は元気なほど食いつきが良くなります。 エサの魚が弱ってきたら早めの交換を心がけましょう。
マゴチを釣り上げるための条件とは
1.エサが回遊しているか
特に堤防などからの釣りでは、エサとなる魚がどの程度回遊してきているかが重要になります。 例えば海水温の上昇が遅れた時期には、回遊魚の接岸が遅れマゴチの姿も見られないこともしばしばあります。 釣り場近くの釣具店での情報収集は欠かせないでしょう。 また、マゴチは一匹釣れるとしばらく釣れ続けることが多いため、ある程度の規模の群れで行動していると考えられます。
2.最大のチャンスは早朝と夕方
早朝や夕方の時間帯には、小型の回遊魚が群れで現れます。 マゴチを含む多くの魚が捕食行動をするため、この時間帯が狙い目になります。
3.赤潮には要注意
赤潮が発生すると海中内の酸素が大きく失われます。 この赤潮をマゴチはとても嫌う習性があります。 釣り場に赤潮が発生した場合は場所移動した方が良いでしょう。
マゴチを狙うポイント
1.海底は砂地か
マゴチを釣るためには、海底が砂地であることが条件です。 砂地の海底に変化のある所を丹念に探りましょう。 防波堤などの手軽な釣り場で狙う場合も、まず砂地であるかを事前に知っておくことが必要です。 どのような釣り場・釣り方でも、砂地に点在する障害物との境にマゴチが潜んでいることが多いです。
2.河口部
河口では流れ出しを狙いましょう。 小動物や小魚が集まるこの場所は、マゴチ以外にも多くの魚が集まります。 また、本流の側面は流れが緩いため魚が集まりやすくなっています。 ルアーで浅い水域を狙う場合は、フローティングミノーなどをゆっくり泳がせてみましょう。
3.漁港・堤防
このような釣り場では船道を狙っていきます。 船道とは、船の通り道として深く掘られている箇所です。 ルアーではシンキングミノー・バイブレーションを活用しましょう。 海底の変化を意識しつつ、ゆっくりとルアーを泳がせてマゴチを誘いましょう。
4.砂浜・サーフ
砂浜が続く海岸は最も期待できる釣り場の一つです。 広大な砂浜の場合は見当が付きにくいと思われますが、目安として離岸流や小魚が跳ねる浅瀬などを探してみましょう。 離岸流は潮の関係で、やや沖目に小魚が集まりやすくなっています。 離岸流は、海岸に押し寄せる白い波頭が途切れている部分になります。 また、岸から沖に流れる気泡やゴミといったものも目印になります。 危険と隣り合わせにある釣り方でもあるので、時化や波が高い時期は控えましょう。
海上保安庁HP 知らないと怖い離岸流
5.潮目・カケアガリ
潮目は防波堤をはじめとして、あらゆる釣り場で見られる変化です。 流れの異なる波や潮流の境目であり、酸素が多く回遊性の魚も多いポイントとなっています。
カケアガリは浅場から深場にかけて、坂のようになっている海底の変化です。 変化の乏しい防波堤や砂浜でも、このようなポイントを探しましょう。 白波が発生する箇所や波が高くなる箇所を目安にしましょう。 また、ルアーやオモリを引きずっていると急に重くなる箇所がカケアガリにあたります。
活きエサでのマゴチ釣り ~ボート・沖釣り編~
1.竿にはいくつかの候補が
船釣りに適した竿は1.5m~2.4m程度のマゴチ竿やキス竿、船用ライトロッドなどです。 船やボート釣りでは飛距離は必要ありませんので、取り回しの良い短めの竿が良いでしょう。 7:3調子の、魚を引き上げやすいものだと大物にも負ける心配がありません。 ボート釣りではコンパクトロッドなども場所を取らないので活躍の場があるでしょう。
2.小型・中型両軸リールを用意しよう
・巻き取り量 71cm(ハンドル一回転) ・標準巻糸量PE:2号200m ・ギア比 6.3 中・小型魚のあらゆるライトゲームに対応 水深計付きタナ合わせが容易
船釣りといっても100mを超えるような水深での釣りではないので、小型や中型リールで十分です。 基本的には両軸リールが使用されます。 ラインはPE1~2号、リーダーは4~5号を結びます。 ハンドル1回転分の糸巻き量を把握しておくと仕掛けの調整に役立ちます。
3.鋳込みテンビン仕掛けと三日月オモリ仕掛け
鋳込みテンビンや三日月オモリの15号で仕掛けを作ります。 どちらも糸絡みの防止機能を備えます。 ハリスはナイロンかフロロカーボン4号を1.5m取り、チヌ針5号やスズキ針16~18号を結びます。
4.エサの付け方(サイマキエビなどの場合)
小魚類をエサとする場合は前記したものと同じ様に針掛けしますが、サイマキエビ(小型の車海老)の場合はちょっとした慣れが必要です。
エビの角を折り取り、針の形に沿って針先を口から差し込み、後頭部から少し出すというものです。 目の後ろの黒い模様のような部分が脳にあたるので、それ避け針先を出す必要があります。
5.タナ合わせは確実に!
魚の泳ぐ層である「タナ」の把握は重要です。 今回のマゴチは底狙いなので、エサを海底に這わせなければなりません。 具体的には、オモリを着底させてハリス分を巻き取ります(今回のハリスは1.5m分) 片テンビン仕掛けや三日月オモリ仕掛けが海中に漂う状態を保ちましょう。 マゴチ釣りは船をアンカーで固定しない釣り方になるので、潮の流れと共に海底の形状が変化していきます。 頻繁にタナを合わせを行うことが好漁への条件です。
6.船釣りの料金システムなど
基本的にエサの代金は乗船料金に含まれることがほとんどです。 最初に何匹か支給され、支給分以降は追加料金となることが多いようです。 エサの扱い方や針の掛け方などは、乗船前にレクチャーしてくれるところがほとんどです。
マゴチ釣りでマスターしたいアタリの攻略法!
1.ヒラメ40コチ20
釣り人の間では、ヒラメ40コチ20といった言葉があります。 これはヒラメがエサを飲み込むまでに40秒、マゴチは20秒かかるという意味です。 エサ釣りでは前アタリと呼ばれる反応から針に掛けて釣り上げるまで、緊迫感のあるものになります。
2.前アタリとは
活きエサがマゴチと接近すると危機を感じて暴れだします。 これが竿先に届いて小刻みな前アタリとなって現れます。 ここで仕掛けを引き上げてしまわないようにじっくりと待ちます。
3.本アタリで一気に合わせる!
前アタリが終わると、急に竿先が引き込まれる反応が現れます。 これを本アタリと呼び、ここで力を込めて竿を持ち上げ合わせを入れます。 竿に重みが乗ったら、針掛かりできた証拠です。 その後は、一定の角度に竿を保ったままリールを巻き上げ取り込むだけです。
ヒットシーンは6:35から 小さく前アタリが出てから本アタリが出ます。 本アタリの少し前に竿を下げているのは、エサが飲み込みやすいようにラインを弛ませているためです。
マゴチ釣りで気を配りたい活きエサの管理法
1.エサは網で掬う
エサの小魚や海老類を針掛けする場合は、バケツに直接手を入れることなく網を使いましょう。 素手で追い掛け回すと魚が衰弱してしまいます。
2.酸素ポンプを準備する
エサ用のバケツには酸素ポンプを使って絶えず酸素供給を行いましょう。 釣行前日には動作確認をしておく必要があります。 また、ペットショップなどでは酸素発泡剤が販売されています。 こちらは電池が必要ないので予備として確保しておくのも手です。
3.エサ用バケツの水温は低く保つ
酸素不足と同様に、バケツ内の温度が上昇すると魚の衰弱が進んでしまいます。 特にマゴチは夏場が盛りの時期でもあるので、ビニール袋に氷を用意する他にタオルなどをバケツに被せて直射日光を避けましょう。
マゴチ釣りでは取り込みまで慎重に
1.足場の高い防波堤ではタモを忘れずに!
マゴチの取り込みにはタモを使いましょう。 特に足場の高い防波堤などは、竿だけで引き上げようとすると破損の原因になります。 船では船員さんがタモ入れを行ってくれることが多いのですが、自分でも取り込めるようになると上達した証になるでしょう。
2.タモは動かさず魚を寄せる
タモ入れの際には、竿を動かしてタモ側に寄せましょう。 頭から入れるようにしておかないと、尾鰭がタモ枠にあたった衝撃で針が外れる場合があります。
3.砂浜・サーフでは寄せ波を利用する
砂浜での取り込みは、寄せてくる波に合わせて竿を動かすことで魚を引き上げられます。 引く波では抵抗が強くなってしまうので、波の動きを良く見ながら取り込みましょう。
手ばね竿でマゴチを釣ってみよう
通人御用達の釣竿
手ばね竿をご存知でしょうか。 リールが普及する以前に使われた竿で、今なお通人・粋人に愛される釣り方です。 ラインを竿先に固定して、指で糸巻きに巻きつけていきます。 魚のアタリを取るだけに使われる竿以外は、手釣りに似た感覚になっています。
マゴチの釣り方まとめ
マゴチを釣るための3つのコツを再確認
最後にコツを3つずつ確認しておきましょう。 ・マゴチの居場所を探し出す ・エサの回遊魚の情報を得る ・マゴチの目の前でしつこく誘いを入れる 上記は堤防を始めとした陸からのルアー釣りです。 下記は船やボートからのエサ釣りです。 ・エサの鮮度を保つ ・タナは確実に合わせる ・前アタリはあせらずじっくり待つ エサ釣りでは、竿先が大きく引き絞られるまで待つことがマゴチ攻略には必須です。 この緊張感がたまらないと常連になる釣り人も多く存在します。 身近な堤防からでは手軽なターゲットとして、船では趣の深い釣種として、一度マゴチ釣りに挑戦してみてはいかがでしょうか?
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%9E%E3%82%B4%E3%83%81