食虫植物 ウツボカズラ ネペンテス アンプラリア
ムシトリスミレ ピンギキュラ エセリアナ
トウカイコモウセンゴケ
Uervoton スプレーボトル
食虫植物とは
食虫植物と聞くと虫のみを食べて生きているのでは?と思われがちですが、実際は光合成能力もあり、栄養分を合成する能力はちゃんと持っています。 ただ、彼らは生息する地の厳しい環境に順応していく上で食虫というちょっと変わった習性を身に付けることとなった被子植物の一種なんです。
食肉植物は肉食植物とも呼ばれる
食肉植物は肉食植物と言われることもあり、捕虫器官にプランクトンや昆虫、時には小動物をおびき寄せ、捕らえ、消化吸収することで花を咲かせ繁殖刷るためのエネルギーを生み出しているのです。
そんな言葉だけで想像すると、ちょっと怖いイメージを持ってしまいますが、まずはそのミステリアスな魅力に迫ってみましょう。
食虫植物の魅力
最近のガーデニングブームもあってか、にわかに注目を集め始めた食虫植物。 そもそも虫を食べるのってどんな風にやってるの?気持ち悪いんじゃない?そう思って調べてみると、以外に親近感さえ感じる習性がわかってきました。
食虫植物の魅力①:捕食方法
食虫植物の魅力はまずその捕食の方法です。 葉の線毛から甘い香りを漂わせたキラキラと光る粘液を出して虫たちを引き寄せ、線毛と粘液で絡められ動けなくするもの。
閉じたドアにヒゲが2本付いていて、それに触れるとものすごい速さでドアが開き、ブラックホールのように低圧状態の袋の中に水と一緒に吸い込むものなど、光合成のし辛い劣悪な環境の中で種を残すために進化した個々の補食方法は、妖艶な魅力と力強ささえ感じられますね。
食虫植物の魅力②:個性的なフォルム
次に何と言っても個性的なフォルムですね! ゲームに出てくるフラワーのようなフォルムのものからハート型のもの、芸術品のような壺型をしたものまで多彩なんです。「食虫」とつくほどグロテスクなものではありませんね。
食虫植物を販売しているお店と価格
さて、以外にも魅力的な食虫植物は、一体どこで手に入るのか。 最近はホームセンターなど身近なお店や、Amazonなどの通信販売でも購入ができます。意外に身近な場所で購入ができるはずですよ。
食虫植物の販売店
ホームセンターなど、店頭販売される時期で一番品数が豊富とされるのは早くてゴールデンウィーク頃から7月頃末頃とされていて、Amazonなどの通信販売では種類によっては年中手に入れることが出来るそう。
食虫植物の販売価格
気になる価格帯は鉢の大きさや種類ですいぶん違うようですが、小さい鉢だと400円~手に入るものもあり、中には1万円を越えるものもあるようです。 わりと安価なものもあることがわかったけれど育て方は??難しいのでは?どんどん興味が出てきたのでもう少しご紹介します。
初めて育てるならこれ!食虫植物おすすめ5種
ホームセンターやAmazonなどの通信販売で購入出来るのはわかったけれど、どんなものを購入していいのかわからない・・・そんな方におすすめの食虫植物5種を詳しくご紹介します。 気になる食虫植物がいたら、ぜひ販売店を探してみるといいですよ。
近場に販売店があればぜひ見に行ってみてください。その可愛さと魅力に惹かれるはずです!
おすすめ食虫植物①:ハエトリソウ
ハエトリソウ
ハエトリソウはみなさん一度は見たことがあるのではないでしょうか。一般的に良く知られている食虫植物ではないでしょうか。 開いた葉の中にある感覚毛に虫が触れるとパクッと食べるように閉じ、補食します。
小学校の観察授業にも使われるとこがあるようですし割りと育てやすいのですが、閉じるところが見たいからと言ってむやみにさわると、枯れる原因になるので注意が必要です。また、本来湿地帯に生息しているので、乾燥に弱く冬には休眠もするようです。
おすすめ食虫植物②:ネペンテス(ウツボカズラ)
食虫植物 ウツボカズラ ネペンテス アンプラリア
ネペンテス(ウツボカズラ)は筒状の花のように見えるこの捕虫器こそが、実はウツボカズラの葉の本体なんです!甘い臭いの分泌液で、葉の先に下がった捕虫袋の中に虫を誘い込みます。筒のなかには水が入っていて内側はツルツルと滑りやすくなっているので、入った虫はなかなか這い上がれず溺れてしまいます。
暑さには強く寒さには弱いネペンテス。サイズが小さいならガラス容器の中でテラリウムとして育ててみたり、吊るしてかっこいいハンギングスタイルで育ててみてはいかがでしょうか。
その際、冬の寒い時期は暖かなリビングに、夏はエアコンなどの風の当たらない玄関などいずれも陽の光を感じられる場所だと良いかもしれません。
おすすめ食虫植物③:サラセニア
サラセニア
サラセニアの和名は瓶子草(ヘイシソウ)と呼ばれるサラセニアは、その形を酒器の瓶子に見立てたもの。 筒状の花のように見えるのはやはり葉の部分で、その筒の内側には下向きの毛が付いていて落ちた虫が這い上がれないようになっています。
優雅な貴婦人のようにも見えるサラセニアですが、筒の部分は補食する為の仕組みが巧妙に施されています。
おすすめ食虫植物④:ピンギキュラ
ムシトリスミレ ピンギキュラ エセリアナ
ピンギキュラの見た目には、スミレのように見えるこの可憐な植物もれっきとした食虫植物なんです。 和名もムシトリスミレと言われるピンギキュラは、葉の部分がロゼット状になっていて線毛には粘液球がびっしり!
これに触れた虫は動けなくなってしまいます。 奥ゆかしい見た目と裏腹、粘着式の補食方法はまさにギャップ燃えといったところでしょうか。
おすすめ食虫植物⑤:モウセンゴケ
トウカイコモウセンゴケ
モウセンゴケは露のようなキラキラしたものは粘液で、こちらも香りを出して寄ってきた虫を捕らえます。その形は多彩で、葉の先が細長いもの、先端が分かれているもの、なかにはハート型のものもあるんですよ。
虫でなくとも人を惹き付けるモウセンゴケは、小降りなものが多く、観賞用の植物としても人気が高いものです。
北半球の高地や寒地など湿地帯に生息していて、あまり知られていませんが実はいずれも絶滅危惧種、または準絶滅危惧種に指定されていますが、日本国内にも自生しています。
育て方の3つの注意ポイント
注意点①:温度管理の出来る場所を確保する
ハエトリソウは高温に弱かったり、逆にウツボカズラは低温に弱いなどそれぞれの種類で異なる場所を好みます。 この為、購入の際は季節に関わらず種類によって設置場所を想定しておくとよいでしょう。
注意点②:水やりと餌やり
Uervoton スプレーボトル
植物の基本である、水やりは、通常、土が湿っていればOKです。鉢の受け皿に水が溜まっている状態は良くありません。ただしハエトリソウやモウセンゴケは、鉢の底が水に浸かっている程度にしておくのがベストです。
どの種類も水分が不足するとすぐに枯れてしまいますので注意が必要です。 また、食虫植物と呼びますが、特に餌やりの必要も肥料を与える必要もありません。
注意点③:日光について
日の当たりにくい場所や湿地帯の薄暗いところに生息していたりと、日光は必要ないように思われがちですが、植物なので全体的に日光を好みます。ただし夏場の直射日光などは避け、それ以外の季節でも長時間日光にさらさないように気を付けるようにしてください。
まとめ
いかがでしたか? 食虫植物は、ホームセンターやAmazonなどの通信販売サイトでも購入することの出来る、身近なものであることがわかりましたね。
販売しているお店や時期によっても、楽しめる種類も変わってくるのでホームセンターに行ったときやインターネットを閲覧する際は気がけてチェックしておくとお気に入りの食虫植物に出会えるかもしれませんね。