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カラーの花言葉!誕生花と贈り方もご紹介!【花言葉辞典】

初夏を彩るなめらかな一枚の花びら、カラー。別名カラーリリーとも呼ばれています。花色は白だけではなく、ピンクや黄色など豊富で、色ごとに花言葉もさまざま。さらに、花びらの形も様々なのをご存知でしょうか。カラーの色別の花言葉と誕生花、そして贈り方をご紹介します!
2020年8月27日
夏野のばら
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はじめに

初夏を彩る、つややかな一枚の花びら。カラーはカラーリリーとも呼ばれて愛されています。 カラーと聞いて思い浮かぶのは、白い花色と、すらりとした花姿ですが、今では多種多様な花色と花姿の品種が作出されています。 花言葉は女性への贈り物にぴったりの素敵な言葉です。 カラーの花言葉と共に、魅力をご紹介していきます!

カラーの花言葉(1/7)白・全般

「華麗なる美」 「乙女のしとやかさ」 「清浄」 カラー、ときいてまず思い浮かぶのがこの白花でしょう。なんといっても、白~緑へのグラデーションがとても美しいですね。 白花、そしてカラー全般の花言葉は、女性の美しさを表現するものです。 初夏の花ということもあいまって、ジューンブライドにぴったりの花です。すっきりとした花姿は、ウエディングドレスだけではなく、和装の白無垢にもよく似合います。 白色は他の色と組み合わせやすく、青色の花と束ねて、花嫁に必要なサムシング・ブルーのブーケにしても素敵ですし、テーブルを飾っても清らかな美しさを演出してくれますね。 ブライダルで最もよく使われるのはクリスタルブラッシュという品種です。 一方で、葬儀の供花にもよく用いられています。凛とした美しさは、故人の旅立ちを見守るのにふさわしいですね。

カラーの花言葉(2/7)ピンク

「情熱家」 女性が大好きなピンク。ピンクの幅は広く、淡いピンクから、濃いピンク、赤に近いピンク、縁取りのみのピンク、中央のみのピンクなど多様で、どれにしようか悩んでしまうほどです。花の形によっては、花言葉「情熱家」のとおり、燃え上がる炎のように見えますね。 ピンクジャイアント、ピンクメロディ、ルビーローズ、ロマンスといった品種があります。

カラーの花言葉(3/7)エレガントピンク

「素敵な恋人」 ピンクのなかでも、ガーネットグローという品種のようなエレガントピンク(濃い、おちついたピンク)のかわいらしさは特別です。愛する人に、ぜひ贈りたいですね。

カラーの花言葉(4/7)黄色

「壮大な美」 元気いっぱいの黄色は、やがて来る夏を予感させます。花の黄色と、茎・葉の緑のビタミンカラーの組み合わせは目が覚めるようで、品種の名前も、ゴールドクラウン、ゴールドフィンガー、サンライト、サンクラブ、と黄金と太陽を示すものになっています。黄色といっても、淡いレモン色からオレンジまで様々で、人気の花色となっているのがわかりますね。 太陽のようにおおらかで朗らかな方への贈り物にぴったりです。

カラーの花言葉(5/7)紫色

「夢見る美しさ」 紫といっても大変幅が広く、紫~黒に近い紫まであります。紫は、妖艶というイメージが加わり、圧倒的な存在感を放ちます。 レッドデリシャス、キャプテンレノなどの品種の他、えんじ色に近い色になりますがホットチョコレートという品種もあります。 濃い赤系統の花と組み合わせたブーケにすれば、カラードレスのアクセントとして、強い印象を残せること間違いなしです。

カラーの花言葉(6/7)黒


「贅沢の美」 驚きの黒!カラーといえば白、というイメージを覆します。花びらのつややかさがひきたちますね。 茎部分も緑のものと、紫のものがあり、茎でも自分らしさを演出できるという珍しい点もあります。 シュワルツウォルダー、ルドルフ、メモリーズなど複数の品種があります。 オンリー・ワンな方にふさわしいですね。

カラーの花言葉(7/7)アルバマクラータ

「自然派指向」 アルバマクラータとは品種の名前で、ラッパやフルートグラスのように細長くくるくるとまいた花びらが特徴です。この花びらは完全には開かず筒状のままで、マーメイドラインのドレスを思わせますね。 カラーといえば、この形!と思われる方も多いのではないでしょうか。それもそのはず、昔から作られ続けてきた品種なのです。多種多様な新しい品種の中で、古典ともいえる、ナチュラルに近い品種ということから、「自然派志向」という花言葉になったのでしょう。

科名・属名

サトイモ科オランダカイウ属

和名・英名

学名:Zantedeschia 和名:和蘭海芋(オランダカイウ) 英名:Calla lily、Arum lily

原産地

南アフリカ

花名由来

花名のカラーは、ギリシア語の「カロス(美しい)」が語源であると言われています。 また、花びらに見える白く大きな仏炎苞(ぶつえんほう)が、修道女の襟(カラー)に似ていることにちなむという説もあります。 なお、原産地の南アフリカでは「varkoor(豚の耳)」とも呼ばれています。形がすぐに思い浮かぶ面白い名前ですね。 英語では花がユリのように白いので、カラ・リリー(Calla lily)と呼ばれています。もうひとつの英名のArum lilyのArumとは、サトイモを意味します。 和名の和蘭海芋(オランダカイウ)の海芋とは、水芭蕉のことです。江戸時代に海外から日本に伝えられました。当時、外国といえばオランダでしたので、「外国からきた水芭蕉の仲間」といった名前ですね。

カラー/花言葉由来

ギリシャ神話のカラー

ギリシャ神話の主神であるゼウスが、愛人に生ませた赤子のヘラクレスを、正妻ヘラに育てさせることになりました。もちろんヘラは心穏やかではありません。そのような中、ヘラクレスが眠っているヘラの母乳を飲んだのです。ヘラクレスが母乳を吸う力があまりに強かったため、ヘラは目覚めるなり、ヘラクレスを押しのけました。そのときこぼれた母乳のうち、空を渡ったものが天の川(英語でミルキーウェイ、乳の道)になりました。地面に落ちたものは、美しい百合となりました。愛と美と情熱の女神ヴィーナスが百合を見ると、あまりの美しさに嫉妬に駆られました。彼女は呪いをかけ、美しい花の中央に大きな黄色いめしべを着けてしまいました・・・というもの。この神話には、性的な示唆がありますね。

キリスト教のカラー


最も知られたカラーのイメージは、キリスト教と結びついています。 「清らかさ」「神聖さ」「信仰心」は聖母マリアを連想させます。 球根植物であるカラーは、冬に枯れても、春の訪れるイースター(復活祭)の頃に再び育ち始めることから、キリストの復活の象徴、そしてトランペットに似た形が勝利と祝福の象徴とされているのです。

誕生花

6月27日、7月28日(黄)、10月31日

開花時期

4月~6月

カラー/贈り方

カラーといえば、切花が思い浮かびます。 カラーは花もちが良く、2週間~長ければ1ヶ月以上も楽しめるのです! カラーだけのシンプルな花束は存在感があります。また、カラーは花瓶に投げ入れるだけで様になるので、飾っていただくのも簡単で、喜ばれますよ。 初夏の花ということでブライダルによく用いられますが、母の日にもぴったりです。ピンクや黄色の花は、いつまでも元気でいて欲しいお母様にぜひ贈りたい色ですね。

アレンジメントにもよく用いられます。 画像は、初夏の花がテーマです。クレマチスのラベンダー色がきれいですね。カラーは小型な物から大型のものまであるので、アレンジメントの幅が広がりますね。

カラーはプリザーブドフラワーにすることもできます。すらりとした花姿が、高さを演出して一層豪華になりますね。

出典: https://minne.com/items/10082288

今注目のハーバリウムになっても美しいですね。 ガラス瓶にプリザ―ブドフラワーやドライフラワーを入れ、オイルに浸して植物標本のように楽しむのがハーバリウムです。 気軽に、長期間、どこにでも飾ることができるので、プレゼントにぴったりです。

鉢植えをプレゼントにすれば、すばらしい存在感です。 長く楽しめるのはもちろん、管理は乾かし気味に行うので、手間も少ないんですよ。

カラー/育て方

一口にカラー、とご説明してきましたが、南アフリカに約8種が自生しする球根植物で、大きく分けて二つのタイプに分かれます。湿地でよく育つ「湿地性」と、乾燥した土地を好む「畑地性」で、園芸でよく栽培されるのは「畑地性」です。 葉は楕円形、矢じり型、ハート型などがあり、白い斑点が入ることがあります。 ろうと状と形容される花は実はガクで、仏炎苞(ぶつえんほう)と呼びます。花の本体は中心の肉穂(にくすい)という棒状のものです。 代表的な種類には、モイロカイウ、キバナカイウ、シロホシカイウ(アルバマクラータ)などがあります。 畑地性カラーの育て方について、ご紹介していきます。

植え付け


3月中旬~5月中旬、風通しがよく、日向~半日陰の場所に植え付けます。 畑地性カラーの多くは、地中海性気候の国で作出された品種なので、日本の高温多湿の夏が苦手なのです。 水はけの良い土を好むので、市販の園芸用培養土か、赤玉土(小~中粒)5:腐葉土3:川砂2の比率で作った土を用います。 植え付け時に、緩効性の肥料を与えておき、土をしっかりと濡らしてから球根を植えつけます。流通の間乾燥しきった球根に突然水を与えてしまうと、腐ってしまいやすいためです。植えつけた後は10日ほど水を与えません。株間は30cmほど間隔をとります。深さ5cm程度のところに球根を植えてやりましょう。

水やり

土の表面が乾いたらたっぷりと水を与えます。葉や茎を傷めないよう、根の生え際に水をかけるのがポイントです。 花期には、週に1度液肥を与えるか、月に1度緩効性肥料を与えます。 秋から徐々に水やりの回数を減らしていき、休眠期の冬には水やりは行いません。

剪定

枯れた花や葉は付け根からこまめに切り取ります。風通しを良くする効果と、球根を充実させる効果があります。 葉があることで球根が大きくそだつので、葉が黄色くなるまで置いておきます。

病害虫

最も注意が必要なのは軟腐病です。球根がどろどろと腐ってなくなってしまう病気で、治癒しません。球根を濡らさないこと、清潔で雑菌の少ない用土を用いること、新しい鉢を用いることで予防できます。 アブラムシも注意が必要です。オルトランなどの薬剤を用いて防除しましょう。

冬越し

鉢のまま屋外で冬越しさせることもできますが、雨にあたると軟腐病になりやすいので、雨の当たらない場所(屋内など)に移動させます。 地植えの場合は、自葉が枯れたら球根を掘り起こします。掘り上げた球根は湿らせた水苔に包み、5度以上の場所で保管して、翌年の早春~春に植え付けましょう。

おわりに

いかがでしたか? カラーは白花だけではなく、ピンク、黄色、果ては黒と、たくさんの色が揃っていてびっくりされたのではないでしょうか? 花言葉は、どの花も共通して「女性の美」を表現しています。女性の美に多様性があるように、カラーを使うシーンも様々になっていますね。 ブライダルなどのセレモニーにはもちろん、愛する人への思いを伝えるために、カラーを贈ってみませんか? あなたに最も相応しいカラーが見つかりますように!