空中に設営できる?テントサイルって何?
テントサイルとは、三か所を周囲にある木にベルトで固定することで、ハンモックのように空中にテントを作成できるものです。
ハンモックで寝るようにゆらゆらと楽しめるそんなテントこそがテントサイルなのです。そんなテントサイルの良さはどんなところにあるのか、設営方法などを見て判断する材料として使ってください。一味違うキャンプを味わいたい方にこそ使ってみてほしいテントです。
テントサイルの設営方法と設営場所について
キャンプでテントサイルを設営する際は、三本のベルトをしっかりと木に固定して引っ張り上げるだけで設営することができます。三本のしっかりとした木さえあればどこでも設営することができます。
地面ではなく空中に固定するので、場所を気にせずテントサイルをはってしまえます。詳しい設置方法やポイントはテントサイルジャパンというサイトでも確認できます。購入したお店やネットで正しい知識を身に着けておくと、キャンプ場でも安心です。
マナーを守って設営しよう
いくら地面を気にせず設営できるテントサイルであってもキャンプ場に指定されている危険区域や進入禁止エリアなどの場所に設営はしないようにしてください。また、急斜面や下に岩があるような場所も危険なので避けるようにしてください。もし落ちたときのことを考えて安全な場所を選ぶことが大切なのです。人が良く通る場所なども設営しないようにしてください。
テントサイルでキャンプをする時の注意点
空中で優雅にキャンプを楽しむことのできるテントサイルですが、使用上の注意しなければならないこともあります。細い木や危険な場所では設営しないなどとにかく、使用方法に書いていない行為や間違った行為をしないようにすれさえすれば安全に楽しく使用することができます。テントサイルジャパンなど商品として取り扱いをしている専門店の情報も参考にするとよいでしょう。
テントサイルジャパンFAQが心強い!
テントサイルのより詳しい注意事項や空中設営場所の適切な場所などを知りたいときは、テントサイルジャパンのFAQを活用することをおすすめします。よくある質問はもちろんのこと、直接質問もできるようになっています。空中に設営できるテントサイルはゾンビに強いなどユニークな文言などもある気さくなところなので、気軽に質問してみてはいかがでしょうか。
テントサイルを設営する醍醐味はどんなところ?
ぬかるんだ場所や少し傾斜のある場所など、キャンプではそういったところを避けた場所取りが大切になります。しかし、空中にテントを張れるテントサイルにはそんなものは関係ありません。
周りが良い場所を探そうとしている横でのんびりと気に入った場所にテントを設営するゴージャス感を感じられることも醍醐味の一つです。のびのびと景色を楽しんでくつろげるでしょう。
少し高い目線から景色を楽しめる
キャンプの醍醐味といえば、車や建物のある街から離れて美しい自然に囲まれ、空気の澄んだきれいな景色を眺められるところにあります。そんな醍醐味をさらに楽しませてくれるのが、空中に設営することのできるテントサイルです。いつもと違う目線から景色を見ることで少し違った情景を見ることができるのです。まるで木々にとまる鳥になった気分です。
三つ重ねて気分は秘密基地!?
少年時代に夢見た木の上に作る秘密基地、テントサイルはそんな思いまでを実現してくれる夢のテントです。三つ重ねるには苦労はしますし、高さも出るので少し怖いのですが、完成した時の喜びが帳消しにしてくれます。空中に吊るしたテントサイルには縄はしごを使って昇るので、冒険感も出てより一層少年心をわしづかみにしてくれます。ワクワクが欲しい方におすすめです。
キャンプ場でテントサイルを設営するメリットとは
テントサイルを扱うテントサイルジャパンは「地面にテントを張ることは好みません」とインパクトあるメッセージを発信しています。テントを空中にはる面白さ・魅力を伝えてくれています。
空中三層張り!
— Aerosmith LLC (@navi_navi2) July 1, 2017
一階炊事。二階リビング。
三階寝室 北海道夏真っ盛り❣️#グランビング #テントサイル #空中テント #キャンプ#アカイガワトモプレイパーク #北海道#キャンピングカー #キャンプ場 pic.twitter.com/rdUWdzKNdE
テントサイルを空中に張れば地面に左右されませんし、危険な動物などに襲われる心配もありません。そう考えると普通にテントを設営するよりは利点も多くあるように感じられます。他にはどんな良いところがあるのか、2つほど紹介したいと思います。
①真下にイスやバーベキューセットなどが置ける
高いところにテントサイルを設営してしまう事で、真下でイスを置きバーベキューをすることができます。つまり場所を大きく取らずに済むので、キャンプ場のスペースを有効活用することができるのです。コンパクトにできる分、多くの人で集まることができるのもテントサイルの利点といえるでしょう。大人数で場所を取るのに少し遠慮してしまうという方にも優しい設計です。
②地面がなくても設営ができる
ここまでどんな地面だろうと気にせず設営できると紹介してきましたが、地面に限らず小川の上にでも木さえあれば何の問題もなくテントサイルを設営することができます。空中テントの上から釣りをするなんていうオシャレなことまでできてしまうのです。とはいえテントサイトジャパンでも注意されている通り、木は慎重に選んでから設営することが必須です。
テントサイルのデメリットとは
テントサイルの利点や醍醐味について紹介しましたが、デメリットについても把握しておくと今後に役立ちます。どんな商品であろうと長所や短所のようなものはいくつか存在するので珍しいことではありません。
おすすめできないポイントや短所を正しく知っておくことで、テントサイルを最大限楽しむことに繋がります。危険な使い方やついつい忘れがちな点などもしっかりと把握して、安全で楽しいキャンプを心がけていくべきでしょう。
①固定できる木がある場所に限定
地面を気にせず自由な場所にテントサイルを設営することができると述べてきましたが、逆を言うとしっかりとした木がない場所は選べない点に注意が必要です。細い木などに固定してしまうと、木が倒れて大惨事にという事にもなりかねません。テントサイルジャパンのFAQに最大荷重に関することが書かれているので、場所と重さには注意してください。
②高さはそのままリスクにも
少し浮いている程度の場所であればさほど危険はありませんが、当たり前ではありますが高くなればなるほど落下時の危険性は増していきます。下から入る入り口のファスナーをしっかり閉めておくなど落下に繋がる危険性を無くしてから使用するようにしてください。何度も言いますが、テントサイルジャパン の注意事項などプロの意見はしっかりと守るようにしてください。
③お財布に厳しい価格
テントサイルは高所でも安全なように頑丈な作りになっています。そのため価格も非常に高額で、安いものでも10万円越えしてしまいます。簡単にキャンプを楽しみたい人にとってはそう簡単に手を出せる価格ではないのです。レンタルしているキャンプ場もありますが、場所が限られてしまうのも難点です。テントサイル目的でないとお目に掛かれない道具ともいえます。
テントサイルを設営するキャンプに必要なもの
テントサイルを持っているまたは、購入してキャンプに向かうのであれば、普段のキャンプ一式にテントサイルのセットが付け足さられるぐらいで済みます。通常のキャンパーであれば、特別な準備は不要です。
今日はわーきんぐ(≧∇≦)
— コックローチ 1号 (@gokiburi_No01) April 18, 2015
時間がないがあまりに天気が良いんで、
近くの公園に行きテントサイルで昼寝^ ^
そしたら、公園だと思ってたら、樹木鑑賞する場所との事で撤収:bangbang:️
ま、丁度良い時間だったんで..... pic.twitter.com/AzJBi8cCEa
テントサイル自体にはランプなどをかける部分はないのでカラビナを自前で準備しておくと便利です。あとは、木に固定するのを嫌がられる可能性も考慮して、キャンプ場に持ち込んでいいか事前に聞いておきましょう。
キャンプ場でテントサイルをレンタルする場合
テントサイルをレンタルすることを考えるのであれば、準備するものはバーベキューセットや着替え、虫よけスプレーなど通常のキャンプと同じような準備で問題ありません。テントサイルの貸し出しを行っているキャンプ場などはテントサイルジャパンのサイト内にて調べることができるので、事前に予約を取ってスムーズに体験できる準備をしてください。
テントサイルと普通のテントを選ぶならどっち?
テントサイルについて様々なことを紹介してきましたが、普通のテントと比較した場合どちらが良いのでしょうか。通常のテントとテントサイル両方の良さや欠点などについて紹介します。
どちらが良いのか判断材料に役立てていただければ幸いです。皆さんの目的に合わせて、メリットが多い方を選んでキャンプを楽しむべきでしょう。お互いにこんな良いところがあって、こんな欠点があるんだなという程度の理解でも問題ありません。
普通のテントの長所と短所
普通のテントの長所は、テントサイルに比べ低価格でどこのキャンプ場でも使える点です。レンタルもほとんどの場所でしていますし、キャンプ場に持ち込みを断られることもないでしょう。短所と言えば、設営場所がぬかるんでいたり斜面だとだめだったり、地面なため虫の侵入や動物が近づきやすかったりする点です。しかし落下する危険性がない安全性が普通のテントにはあります。
結果はどっちなのか
結果から言うと利用する側が何を求めるかで決まるということです。いつもと違うキャンプを味わいたいのであれば、テントサイル。普段と同じように安全性を求めるなら普通のテントといったところでしょうか。虫が苦手だという人は空中で侵入をふさげるテントサイルがおすすめです。どちらも一長一短あるので、好みの方を選びましょう。楽しんだ者が勝ちともいえます。
テントサイルは買うべき?レンタルするべき?
テントサイルは値段も10万越えと、買うには大きな買い物になるので慎重に考えることをおすすめします。
新しいものをチェックしたいという理由のみの購入はあまりおすすめしません。テントサイルを使い続ける前に飽きてしまうリスクもあるからです。では購入した時レンタルした時のメリットはどこにあるのでしょうか。まずレンタルする際のメリットも考えて比較して考えてみましょう。レンタルする場合買う場合のメリットについて紹介します。
買った場合のメリット
テントサイルを購入した場合の最大のメリットは、レンタルしていないキャンプ場でも使える点です。気分を変えてみるのにもいいですし、空中なので虫の侵入も防げます。アウトドアは好きだけど虫は嫌だという人にもおすすめです。あとは雪が積もったり、大雨の後で水たまりができていても設営できる点も良いところです。厳しい環境の中など少し玄人向けです。
レンタルした場合のメリット
レンタルする場合のメリットとしては、費用が抑えられる点と、場所は限られますが気軽に楽しめる点にあります。地面の状態を気にしないでいいのはどちらでもいえることですが、家族でお安く高額なテントサイルを体験できるのは大きなメリットと言えるのではないでしょうか。もちろん一人でも普段と違った目線と環境でくつろげるので、ストレス発散にも持ってこいです。
購入かレンタルかは目的で選ぼう
テントサイルを購入するか、レンタルするかは自分の目的がどうなのかで決めてください。ただ体験してみたり、楽しみたいだけであるのであればレンタルで十分です。体験してみて使い続けたいと感じたり、ぬかるみや雪などを気にせず本格的にどこでもキャンプしたいと思ったりしているのであれば購入を視野に入れてみるといいでしょう。高額なので損をしない方を選んでください。
テントサイルだからこそ味わえる魅力
テントサイルの魅力をまとめるのであれば、「普段と違う環境を味わいながらキャンプを楽しめる!」この一点ではないでしょうか。高さを変えてキャンプ道具をコンパクトに使ってみたり、高いところからの景色を楽しんでみたりと変幻自在に環境を変えて楽しめることこそが、テントサイルの魅力なのです。