神棚を祭る「サカキ」の特徴と基本情報まとめ【植物図鑑】のイメージ

神棚を祭る「サカキ」の特徴と基本情報まとめ【植物図鑑】

よく神棚の両脇に飾られる、緑の丸いつやつやした葉っぱが特徴的な、サカキ。「ホンサカキ」「マサカキ」などとも呼ばれていますが、そもそもどういった植物で、どのように育てればいいのでしょうか。サカキの特徴や基本情報をまとめてご紹介します。

2020年06月06日更新

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目次

  1. サカキとは
  2. サカキの花言葉・開花時期
  3. サカキの育て方・栽培方法
  4. サカキの特徴
  5. サカキの品種・原種
  6. サカキのその他おすすめ情報
  7. まとめ

サカキとは

科名

ツバキ科(ペンタフィラクス科、モッコク科とも)

学名

Cleyera japonica 日本のモッコク科という意味。モッコク科自体は中南米からアジアまで幅広く生息しており、日本にも数種類のモッコク科の植物が自生しています。今回ご紹介するサカキはそのうちの1種類です。

花名由来

サカキは漢字で「榊」と書きます。「木」と「神」つまり「神」に漢字を分解してみると分かるとおり、神様の木という意味です。辞書などにも、神事に用いられる常緑樹全般のことを指すと書かれています。ですので本当は少し違う種類の植物も、見た目が似ていることがあるためサカキとよばれていることもあります。今回は、「ホンサカキ」「マサカキ」と呼ばれているサカキについてご紹介します。 ではそもそも「サカキ」の読みがどういう意味だったのかと元をたどっていくと、二つの説があります。一つは神事に使われることから、神と人の「境の木」から転じたという説。もう一つは常に緑である常緑樹であることから「栄える木」とされて転じたという説です。どちらにせよ、神聖であがめられるような意味合いがあるようですね。

サカキの花言葉・開花時期

花言葉:神を尊ぶ

「神を尊ぶ」「崇高な」

由来

昔から神事で玉串として使われ、尊いイメージがあることからこの花言葉がつけられました。歴史的にも、名前の由来を考えてもぴったりですね。

開花時期

サカキの開花時期は6~7月。小さな白い花が枝に連なり、下向きに開花します。

サカキの育て方・栽培方法

難易度

日陰でも育ち、最近は観葉植物として育てられることもあります。熱さに強く、豪雪地でもないかぎりは寒さにも耐えられるので、水やりや病気に気を付けていれば育てるのは難しくありません。ただし、初心者は種から育てるより、あまり出回ってはいませんが苗から育てる方が無難です。

時期

種から植える場合は、3月か4月、あるいは9月か10月に植え始めましょう。苗を植え替えて育てる場合も、同じくらいの時期が最適です。

植え付け

出典: https://www.amazon.co.jp

植え付けをするときは、土の水はけに注意しましょう。サカキは水を好む植物で、水はけのいい土よりはじめじめした土で育てる方が適しています。 また、サカキはもともと日本国内でも関東以西の温かい地域に自生する植物ですので、もしご自宅が冬には霜が降りるような寒い地域にあるときは、鉢植えにして移動可能にしておいたほうがいいかもしれません。

種まき

種は、11月から12月に花の咲いた後にできる果実が熟し、その中から取り出します。2ミリほどの小さな種です。取り出した種は洗って冷蔵庫等で空気に触れないように保存しておき、翌年の3月か4月に取り出して種まきします。 種子が小さいので重ねて植えてしまわないように注意しましょう。また、植え付けの際と同様じめじめした土を選んだ方が、サカキに好ましい環境になります。

水やり

種が発芽して最初の数年は特に水やりに注意する必要があります。先ほど述べたようにサカキは水を好む植物ですので、雨がしばらく降らなかったり、鉢植えの土が水はけがよすぎたりする場合は、たっぷり水をあげてください。 ある程度育ってくれば、外で育てている場合はほとんど水やりしなくてよくなりますが、晴れの日が続きすぎるような時は注意して見てあげてくださいね。

肥料

3月に追肥をすることが多いです。化成肥料のほか、土が乾燥ぎみであれば腐葉土などを混ぜてあげるといいでしょう。

剪定

サカキは必ずしも剪定しなくても、ありのままの形を楽しむことができます。 ただし生垣などにサカキを使っているとそうもいきません。剪定する際は、新芽の出る3月から4月あるいは9月から10月にかけて行うのが最適ですが、形が崩れているのが気になるようであれば他の時期にある程度切っても問題ないでしょう。

増やし方

増やし方は種をまいて発芽させるか、挿し木になります。 サカキの苗はなかなか販売していないので、挿し木で増やすことが多いです。サカキの挿し木の時期は6月下旬から7月上旬。新しい枝を土に挿し、水分を保ちながら直射日光を避けた明るい場所に置いておきます。根が生えてきたら鉢に植えてあげましょう。

植える場所

サカキの置き場所は、地方によって変わってきます。冬に霜が降りるような寒い場所では、冬には玄関など霜が降りない場所へ移動する必要があります。 一方暖かい地方では、外の庭に直接植えることもできます。ただし、土の水はけ具合には注意しながら植える場所を選んでください。

植え替え

サカキを植え替える際は、3月~4月あるいは9月~10月がおすすめです。庭から鉢に移す際も、鉢から庭に移す際も、土に肥料を混ぜておくとよく育ちます。

サカキの特徴

「サカキ」はよく、全く別の種類であるヒサカキを指す言葉としても使われます。というのも、サカキは寒い地方では自生しておらず、似た常緑樹であるヒサカキが、サカキの代わりに神事に使われていたからです。 サカキの葉は丸くて光沢があり、ヒサカキよりも大きいのが特徴。10メートルまで高く伸びるものもあります。 ヒサカキは姫榊、非榊とも書かれ、サカキと同じモッコク科ですが属が異なります。葉は光沢がありますがサカキより小さく、葉のはしはギザギザ。高さもサカキよりは大きくならず、4~7メートルほどになります。

どちらも神事のために使われる

サカキとヒサカキはこのように異なりますが、神事のために使われることに変わりはありません。神事では玉串、つまり紙垂などのついた枝として使われ、神職者によって神前にささげられます。

サカキの品種・原種

原産地

ホンサカキは日本の関東以西の本州、四国、九州などに自生する原種です。ホンサカキの仲間には、葉の周りがノコギリの葉のようにギザギザになっているノコギリバサカキや、葉の縁に白い斑が入るフクリンサカキがあります。

分布域

ホンサカキは日本だけでなく、台湾や中国、朝鮮といった同じ温度帯の場所でも自生しています。日本においては関東より北ではほとんど自生できないため、関東で流通しているほとんどのサカキが「ヒサカキ」です。

サカキのその他おすすめ情報

神棚にそなえる時のサカキの使い方

ご自宅や会社に神棚があるという方もいらっしゃるでしょう。神棚にそなえるサカキには造花のものもあり、もちろんその方が毎日楽ですが、せっかくなら生木をそなえてみたいですよね。 毎日換える米や水、塩といった供え物と違い、サカキはきちんと水を変えてあげれば二週間ほどもちます。サカキを取り換える日数に決まりはありませんので、ご自宅で何日ごと、毎月何日と何日に換える、と決まりを作っておけば心配ありません。

サカキをそなえる際のポイント

サカキをそなえるとき、まず忘れてはならないのが一対でそなえるということです。一対というのは、お供え物を挟んで神棚の両脇にそれぞれサカキをそなえるということ。見た目もバランスが取れます。 役目を終えたサカキは、川に流したり土に埋めたりして処分するか、白紙に包んで捨てるかしましょう。神社におさめるという方法もあります。ともかく、日々水を換えて常にみずみずしいサカキをそなえたいものですね。

まとめ

ホンサカキ、マサカキと呼ばれるサカキの特徴や基本情報をお伝えしてきましたがいかがでしょうか。実はサカキとして流通しているものの中にはサカキではなくヒサカキが混じっていることもあります。どちらも伝統的に神事に使われてきているので、神事に使う際はあまり気にする必要はないかもしれません。 ただし自分で育てる際は、サカキとマサカキは種類が異なるので性質も異なるため、注意が必要です。見分けるのはそう難しくないので、自分に合ったサカキを選んで育ててくださいね。

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