検索アイコン
エックス
Facebook
LINE

サツマイモ栽培を始めよう!育てる手順で失敗しないコツと注意点を解説

サツマイモ栽培を始めるには苗を育てる手順や失敗しないコツと注意点を知ていれば初心者でも簡単に収穫ができます。サツマイモは天ぷらや、ケーキなど簡単に作れるレシピもたくさんあります。 そんなサツマイモ栽培の手順や失敗しないコツと注意点を解説していきます。
2020年8月27日
kamekamedasu
※商品PRを含む記事です。当メディアはAmazonアソシエイト、楽天アフィリエイトを始めとした各種アフィリエイトプログラムに参加しています。当サービスの記事で紹介している商品を購入すると、売上の一部が弊社に還元されます。

サツマイモ栽培を始めよう

サツマイモ栽培を始めるのは意外に簡単なんです。サツマイモは高温や、やせた土でも丈夫に育って、肥料のやり方や水やりの方法などコツをつかめば失敗なく収穫ができます。また、連作も可能ですので収穫が終わった同じ畑で翌年にもサツマイモを栽培することができます。苗の植え方も簡単で広い畑でなくてもベランダなどでプランターでも簡単に栽培することができます。収穫したサツマイモはスイーツやおかずに利用できて簡単なレシピもたくさんあります。

サツマイモの種類

サツマイモと一言で言っても種類が何種類もあります。ここでは、一般的に出回っているサツマイモの種類をいくつかご紹介します。

紅あずま

紅あずまは人気の品種です。皮は薄い紫の色で果肉の色は鮮やかな黄色をしています。繊維質が少ないですが蒸したり焼き芋にしたりするとホクホクしていていながらも粘りけがすこしあります。味の方は非常に甘いです。おかずにしてもスイーツにしてもと用途が満載のサツマイモの品種です。

安納芋

安納芋は果肉に水分を多く含んでいますので、蒸したり、焼き芋にしたりするとクリームのように柔らかくなって粘り気が非常に多いです。味の方は染み出てきた水分が蜜のように甘く、果肉の方もやわらかくて非常に甘いです。スイーツの材料に最適です。

鳴門金時

鳴門金時の果肉は白っぽいクリーム色で蒸したり焼き芋にするとホクホクして、紅あずまや安納芋ほどの甘さはないです。火を通すときは時間をかけると柔らかい甘さを味わえます。

失敗しないサツマイモ栽培で準備するもの

サツマイモ栽培は、広い畑に植えたり日当たりのいい場所ならプランターでなどで栽培することができます。プランターはどんなものがいいか、畑に植える場合はどのようものを準備すれば失敗しないかなどのコツを解説します。

プランターでサツマイモ栽培をする手順

プランターは深さが60センチくらいの大型で深いものを用意します。 苗を植えるときは中型のものでもいいのですが土の中でサツマイモができるようになるにはある程度の深さが必要になってきますので、失敗しないようにするには大型のプランターで植えることをおすすめします。 そして、日当たりのいい場所に置いてあげます。 寒さや害虫などを防ぐためにマルチングシートを土の上にかぶせておきます。

畑や家の庭でサツマイモ栽培をする手順

日当たりのいい畑や家の庭などに植えたりする場合は寒い時期は避けてサツマイモは土の温度が十分に上がってから苗を植えるようにすると根が付きやすいです。 また、雑草や害虫を防ぐためにプランターと同じく雑草や害虫対策で土の上にマルチングシートをかぶせます。

マルチングとマルチングシートとは?

畑などをよく観察すると土の上に黒いビニールを敷いてあるのを見かけると思いますが、野菜園芸などではこれをマルチングと言い、黒いビニールシートのことをマルチングシートと言います。 雑草が生えるのを防いだり、害虫対策などでこの方法を使います。


出典: http://www.kuromaruchi.com/

失敗しないためのサツマイモ栽培の土壌づくりの簡単な手順

サツマイモはやせた土の方が土の中で芋が大きくなりやすいのですが反対に栄養を与えすぎた肥えた土では葉に栄養が行き過ぎて葉の方ばかりが大きくなってしまい、芋があまり大きくならないということになります。 このように土にはいろいろ混ざったりしていない土がいいということになります。 一般に市販されている培養土でもサツマイモ栽培の土壌づくりが簡単にできます。

初心者でも失敗しないサツマイモ栽培の植え方の準備と時期

サツマイモは土の温度が15℃以上になると根が出始めます。茎や葉は30℃から35℃が適温です。芋が大きくなる土の温度は22℃から26℃で大きく成長します。 サツマイモは種芋から作ると初心者ではむずかしいので、サツマイモ栽培がはじめてという方は苗を買ってきて植えることをおすすめします。 初心者でも失敗しないサツマイモ栽培の植え方の準備と最適な時期を解説していきます。

サツマイモの苗を植えるのに最適な時期は?

サツマイモの苗を植えるのには5月上旬から6月下旬が最適です。気温が18℃くらいになり始めたら苗を植えるのに適しています。 苗を植えてからサツマイモの収穫までは約4か月くらいかかります。

サツマイモ栽培の苗えを植える前の準備と手順

苗を植える前の準備のポイントは根の付きが良くなるように苗を植える前に数日間くらい苗を新聞紙か布に包んでおきます。 少ししおれ感じになりますが葉っぱの付け根のところから根が伸びてきますのでこの時に土に植えると根の付きがよくなります。

初心者でも失敗しないサツマイモの苗の簡単な植え方のコツ

サツマイモの植え方のコツは土の中に苗を植えて寝かせるように植える植え方と垂直に苗を植える植え方とがあります。 寝かせるように植えた苗は根が横に伸びていくので細長い形のサツマイモができます。 垂直に苗を植えた植え方では根は縦に伸びていくので丸く大きなサツマイモができます。

サツマイモ栽培の苗の植え方・畑での植え方の手順

畑で苗の植え方は苗と苗の間隔を30㎝から40㎝くらいあけます。 高さ30㎝くらいの畝を作ります。高めの畝を作ることによって水はけと通気性ががよくなります。 土の中に10㎝くらいの穴をあけます。穴の中へサツマイモの苗を節目の3、4個くらいまで植えます。 そこへ土をかぶせて土の上にマルチングシートをかぶせておきます。

サツマイモ栽培の苗の植え方・プランターでの植え方の手順

プランターでの苗の植え方は最初にプランターに土を入れる時には、入れすぎないように気を付けます。入れすぎると水を与えたときに土がプランターからこぼれてしまいます。 水はけと通気性をよくするためにプランターには7割くらいの土を入れて苗を植えるところに土を盛り上げてまし土を作ります。 プランターの場合は畑のように植える範囲が広くないので苗の長さによって植え方の方法を変えていきます。 長い苗なら1本、短めの苗なら2本にします。プランターの土の上にマルチングシートをかぶせておきます。

失敗しないサツマイモ栽培の水やりの方法

苗を植えてから1週間から2週間くらいは土が乾いたら水を与えてあげます。 2週間くらいすると根が生えてきます。根が生えて土の中でしっかりと根が付いた後はほとんど水やりをしなくても育ちます。 サツマイモの原産地は中央アメリカや熱帯地域なので高温や乾いた土地でも丈夫に育ちますので畑などでサツマイモ栽培をする場合は自然の雨だけでも大丈夫です。 反対に水をやり過ぎるとせっかくできていたサツマイモが腐ってしまうことがあるので水をやり過ぎないのがポイントです。

サツマイモ栽培の肥料の与え方のコツ

肥料は少なめにして土壌を作るときに元肥を1回にして追肥は行いません。 サツマイモは肥沃な土地よりもやせた土地の方が育ちやすいです。肥料を与えすぎて土が肥えてきたら芋のつるや葉っぱが大きくなって土の中のサツマイモに栄養がいきにくくなるためサツマイモの大きさが小さくなってしまうことがあります。 コツは肥料を与えすぎないことです。


失敗しないサツマイモ栽培のつるの管理の手順と方法

苗が成長していくとつるや葉も大きくなります。大きく伸びたつるの根元からは新しい根が伸びてきます。この根を土に根付かせないためにつる返しというお手入れをしてあげます。 このつる返しをしてあげないと新しい根が土に根付いてしまって余分な栄養が他へ行ってしまうのでサツマイモが大きくならなかったりします。

つる返しの方法とコツ

つる返しとはもともと植えていた株から大きく伸びた芋のつるをひっくり返すことです。 大きく伸びたつるには根が出ていますので株元以外の根を土から引き抜きます。引き抜いたら、持ち上げてひっくり返します。逆さまにすることで根が土の中へ根付いていきません。

サツマイモの花について

サツマイモはヒルガオ系の朝顔に似た花を咲かせます。咲く時期は日が短くなったころに咲きますが気温が下がってしまうと花は咲かなくなります。 本州では日が落ちて気温が下がってしまうので日本では沖縄県以外はほとんど見られません。

朝顔に似たかわいい花を咲かせます。

サツマイモ栽培の害虫と病気

サツマイモは病気にかかることはあまりないのですが、畑の土の状態が悪くなっていると病気になることがあります。害虫はネキリムシやヨウトウムシなどが葉や茎を食べつくしてしまいます。葉や茎の状態を時々観察して病気や害虫被害がないか日ごろから管理をしましょう。

サツマイモの病気の症状は?

サツマイモは乾燥していても元気に育つ植物なのであまり病気なることはありません。 サツマイモが病気かなという時の症状は株が枯れている、葉が褐色になっている、葉が枯れてきて成長が良くないなどの状態が見られます。もし、こういった病気の状態がみられたら土の状態に気を付けてみてください。 肥料のやりすぎで土が肥えてしまっていないか、水を与えすぎていないかなどです。 日当たりが良く、サツマイモにとって最適な土で栽培することで病気にならないように育ちます。

さつまいもの害虫の駆除の方法

サツマイモ栽培は日当たりのいい外で育てることが多いので必然的に害虫に悩まされることがあります。葉の裏などに害虫がいないか日ごろからチェックしたほうがいいでしょう。 見つけ次第駆除すなどの対策をするのが一番なのですが、被害が広範囲に拡大している場合は人間には安全性の高い薬剤などもありますので、薬剤散布することで害虫駆除ができます。

サツマイモ栽培の収穫の手順と方法

サツマイモの苗を植えてから約4か月くらいで、サツマイモの収穫時期を迎えます。収穫する前にはお天気のいい日を見計って試し堀をします。試し堀をしてみて芋の大きさや色など見てから収穫します。

サツマイモ栽培の収穫の時期は?

収穫する時期は9月から11月頃のお天気のいい日に収穫するのがいいです。 収穫する時期を遅らせてしまうとサツマイモは大きくなりますが色や形がやや悪くなります。味の方も土の中で太らせるよりかは収穫したサツマイモを乾かしてから保存すると堀りたてよりも甘味が落ち着きます。

サツマイモ栽培の収穫の方法とコツ

サツマイモの収穫の方法は成長した株の根元を切ってマルチングシートをめくります。スコップなどで芋を傷つけないように掘り起こします。掘り上げた芋は半日ぐらい芋の表面を日に当てて乾かしておくのがコツです。

収穫したサツマイモの失敗しない保存の方法と手順


畑で栽培したサツマイモはたくさん取れることがあるので収穫したサツマイモの失敗しない保存方法をいくつかご紹介します。 お芋ほりで収穫したばかりのサツマイモは土がついたまま半日ほど天日に干します。さらにそのままを3、4日ほど乾燥させます。 土がついていると言って決してお水で洗ってはいけません。お水で洗ってしまうと表面が水分を吸ってしまうので腐りやすくなります。サツマイモを長期保存するためには土がついたままで保存するのが長持ちします。

そのままを冷暗所で保存する方法

3、4日ほど乾燥させたサツマイモを1本ずつ新聞紙か使わなくなったタオルや布で包みます。温度が15℃くらいの日の当たらない場所へ保存しておきます。この時も土は手で払いのける程度でいいです。 また、湿気を含むような場所はさけてください。

焼き芋にして保存する方法

収穫したサツマイモを焼き芋にしてアツアツのままをすぐに冷凍保存をしておきます。食べるときはそのまま自然解凍でも食べられますが電子レンジで少し温めると焼き立てのおいしさが味わえます。

ペーストにして冷凍保存する方法

収穫したサツマイモを皮をむいて茹でるか蒸すかして、なめらかなほうがいい場合は裏ごしをします。 ゴロゴロ食感がお好みであればフォークかマッシャーで適度につぶします。 ビニール袋で保存してもいいですし、チャック付きの保存袋でも冷凍保存ができます。 時間がないという人は、サツマイモは電子レンジでも火を通せますので簡単にできます。 方法はビニール袋に皮をむいたサツマイモを小さめ切ってビニール袋に入れます。 ビニール袋に水を大さじ1くらい入れて電子レンジ500Wで約7分から10分くらいで出来上がります。 お水の量と電子レンジにかける時間はサツマイモの量でかげんしてください。

収穫したサツマイモのおいしい簡単スイーツレシピ

サツマイモを食べると美容にいいと言われていますがその他にはビタミンCとカルシウム、食物繊維などが多く含まれているので風邪の予防や便秘解消にいいと言われています。 そこで、思い立った時につくれるスイーツレシピをご紹介します。

サツマイモとブルベリーのマフィンを作ります。ホットケーキミックスで作るので作り方は簡単です。 1.サツマイモを皮をむいて小さく切って、ビニール袋にお水とサツマイモを入れて電子レンジ500Wで7分から10分チン!します。やわらかさはサツマイモの量とお好みで電子レンジの時間調整をしてください。 2.ボールに卵、ヨーグルト、お好みで砂糖大さじ1くらい、ホットケーキの粉60g、牛乳大さじ1くらい 材料を牛乳以外をボールに入れて混ぜます。牛乳は、混ぜた時に固ければ調整していれてください。 3.電子レンジでできたサツマイモをフォークかマッシャーでつぶします。 4.材料を混ぜた先ほどのボールにつぶしたサツマイモとブルベリーをいれて再度軽く混ぜます。 5.マフィンの型に入れて170℃のオーブンで35分   以上で、できあがりです。 オーブンに入れるときにクルミやアーモンドのナッツ類やイチゴなど冷凍の果物があればのせてみても美味しそうにできますね。 ぜひ、ためしてみてください。

サツマイモは甘みがありますが、おかずにも利用できます。 味噌汁に入れたり、グラタンに入れたり、ジャガイモのようにマヨネーズで和えてポテトサラダのようにしても美味しくいただけます。

まとめ

ここでは、サツマイモ栽培の苗の植え方や、肥料の与え方の方法やみずやりの方法、そして出来たサツマイモの収穫の方法などをまとめています。 サツマイモ栽培は、日当たりのいい場所であれば広い畑に植えたりプランターでベランダなどで栽培することができます。 日当たりのいい場所で植えたりする場合はサツマイモは寒さに強くないので土の温度が十分に上がってから苗を植えるようにすると根が付きやすいです。 サツマイモはやせた土壌の方が土の中で芋が大きくなりやすいので肥料のやりすぎには注意しましょう。 サツマイモは種芋からでもできますが、サツマイモ栽培がはじめてという方は苗を植えることをおすすめします。 水やりは苗を植えてからは表面が乾いたら与えますが、根が付き始めたらほとんどいりません。 サツマイモの苗を植えてから約4か月ほど経つと、サツマイモの収穫時期を迎えます。 収穫する前にはお天気のいい日に試し堀をしてみて芋の大きさや色など見てから収穫します。 サツマイモ栽培は初心者でも簡単にできる野菜園芸なので作ってみてはいかがですか?