はじめに
スターチスの花言葉は、途絶えぬ記憶・変わらぬ心という意味があり、愛を伝える時に最適な花です。 色によって意味が変わりますが、どの色のスターチスも愛を伝える花言葉の意味が込められています。 スターチスの花に見える部分は、実は萼（がく）だということをご存知でしょうか？ ドライフラワーとしても楽しめるスターチスに込められた花言葉の意味を、くわしくご紹介いたします。
スターチスの花言葉１/４. 全般
科名・属名
スターチスの科名：イソマツ科 スターチスの属名：イソマツ属（スターチス属）
和名・英名
和名
花浜匙（はなはまさじ） リモ二ウム ヒロハノハマサジ 宿根スターチス ニワハナビ チース
英名
Sea lavender Statice Limonium Marsh rosemary
原産地
原産地：地中海沿岸の地域、世界中の海岸、砂漠
花名由来
ギリシャ語の「止める」という意味の「statizo」が語源となっています。 古代ギリシャでは下痢止めとして使用していたことにちなんでいるとされています。 現在は、ギリシャ語の「leimon」という草原や沼を表す言葉を語源としていて、リモ二ウム（Limonium）に属しています。 和名の花浜匙の由来は、スターチスの花が匙（さじ）に似ていて、海岸など浜辺に多く咲くことから名づけられました。
スターチスの代表的な種類
・ハイブリッド系 花びらが大きくボリュームがあり、花の色が鮮やかという性質があります。 ・スターチス・シヌアータ 耐寒性のある宿根草で、青、むらさき色、ピンク、黄色などの花を咲かせます。 ・リモ二ウム・シヌアツム 地中海沿岸からアジアを原産とする種類のことで、スターチスの本種です。 ・リモ二ウム・ラティフォリウム 宿根草スターチスとして流通していて、青い花を咲かせる種類です。
花言葉：途絶えぬ記憶・変わらぬ心
花言葉由来
スターチスは、ドライフラワーにしても色あせることなく美しいことが由来となり、花言葉が途絶えぬ記憶・変わらぬ心という意味になったとされています。
スターチスの花言葉２/４. ピンク
花言葉：永久不変
ピンク色のスターチスの花言葉は、永久不変という意味があります。 永遠に変わることのない愛の気持ちを込めたい場合には、ピンク色のスターチスを贈るとよいでしょう。
花言葉由来
ピンクのスターチスの花に見える部分は、萼（がく）が発達したものです。実際の花は、萼の中から出ている白い部分ですが、花が落ちた後も花の様に美しい萼が残るため永久不変という花言葉の由来になっています。
スターチスの花言葉３/４. 黄色
花言葉：誠実・愛の喜び
黄色のスターチスの花言葉は、誠実・愛の喜びという意味があります。 スターチスの花言葉の変わらぬ心という意味と、黄色のスターチスの誠実・愛の喜びという意味を込めて、永遠にあなたを愛し続けることが、私の喜びですというメッセージを贈ることができます。
花言葉由来
スターチスは花の特徴が花言葉の由来になっています。ドライフラワーにしても花の色があせにくいことから、変わらぬ心=誠実という意味が生まれたとされています。いつまでも変わらぬ誠実な思いは、愛し愛される喜びを感じることができます。
スターチスの花言葉４/４. むらさき
花言葉：上品・しとやか
むらさき色のスターチスの花言葉は、上品・しとやかという意味があります。 恋愛感情ではないけれど、大切に思う相手に贈る場合には、上品という意味を込めてむらさき色のスターチスを送るとよいでしょう。
花言葉由来
スターチスの花言葉は、花のイメージから由来しています。乾燥させてドライフラワーにしても美しい状態を保つことから、上品・しとやかという花言葉の由来になっています。
スターチス/誕生花
１月２０日・４月１８日、４月２７日、４月２９日、５月４日・５月７日・５月１２日・５月１６日・１１月１１日・１１月１６日・１１月１７日・１１月１９日 ピンク・４月１８日 黄色・４月２９日
開花時期
スターチスは４月～７月が開花時期です。見ごろは５～６月です。 白い花が落ちた後も、花のように見える色鮮やかな萼が残るので長い間美しさを楽しむことができます。
花言葉を贈るシュチュエーション
スターチスの花言葉は、変わらぬ心・永久不変・誠実・愛の喜び・上品ということから、愛を伝えたい相手に贈るとよいでしょう。 あなたを愛する気持ちは永久不変です。 変わらぬ心で誠実にあなたを思い続けます。 という意味を、スターチスに込めて贈ることができます。 恋人同士だけでなく、夫婦で永遠に変わらぬ愛を確かめるために贈ってもよいでしょう。
プロポーズにおすすめ
スターチスの花言葉は、永遠に変わらない心という意味があります。 あなたを永遠に愛し続けます。 あなたを思う気持ちは永遠に変わりません。 という意味を込めて、プロポーズに使うことができます。
プレゼントの贈り方
スターチスはドライフラワーとしても色の美しさを楽しむことができるので、ドライフラワーのスターチスをプレゼントするのがおすすめです。 ドライフラワーのスターチスをアレンジしたグッズや、リースなどもおすすめです。
スターチスの飾り方
スターチスの花に見える色鮮やかな部分は、萼（がく）が発達したものです。 額から出ている花が落ちても、ラッパ状の萼が花のように残ります。 花に見える萼の部分は、水分量が少なくドライフラワーにしやすい特徴があります。
風水情報
青いスターチスを南東の寝室に飾ると、風水的には冷静さや落ち着きを持つことができるとされています。 青いスターチスを寝室に飾ることで、落ち着いて眠ることができるでしょう。
ドライフラワー
スターチスはドライフラワーにするのがおすすめです。 ハンギング法と呼ばれる方法をご紹介します。 茎の部分をヒモでしばり、乾燥機や冷蔵庫の近くなど乾燥しやすい場所に逆さまにして２週間前後吊るしておきます。 乾燥しやすい場所や、風通しの良い場所で吊るすことで、乾燥を早めることで花の色が落ちてしまうのを防ぐ働きがあります。
スターチスの育て方
スターチスは花が落ちた後も、花のような萼の美しさを楽しむことができ、切り花にしても花色の持ちがよいです。 切り花にしたあとには、ドライフラワーにして楽しむことができます。 長く美しさを楽しめるスターチスの育て方について、ご紹介します。
スターチスとは
スターチスはイソマツ属の一年草・二年草・多年草の総称です。 野生種は砂漠や海岸、荒れ地などに自生しています。 園芸品種を合わせると、世界中には３００種対以上の品種があるとされています。
スターチスの栽培環境
スターチスは高温多湿を嫌います。水はけのよい場所と土を選んで植えましょう。 庭植えでも、鉢植えでも、どちらでも育てることができます。 寒さにはやや弱いため、日によく当てて育てることが大切ですが、極端に暑い場所にも置かないようにしましょう。 スターチスは、根を切ることを嫌うため、本葉が２枚程度の小さな苗の時に根を切らないようにポットに鉢上げしましょう。 植えつける際にも、できるだけ根鉢をくずさないよう注意が必要です。
水やり
庭植えの場合には、水やりは必要ありません。 鉢植えの場合には、土が乾燥したときに水やりをしましょう。 スターチスは、多湿に弱いため水のやりすぎに気をつけましょう。
開花時期
スターチスの開花時期は、４月～７月です。 ５～６月頃に見ごろをむかえますが、白い花が枯れても色鮮やかな萼が美しい姿をとどめているので、花が咲いているように見えるでしょう。
まとめ
スターチスの花言葉の意味について、おわかりいただけたでしょうか。 スターチスは、愛を伝える時にピッタリの花です。 プロポーズの時にスターチスの花束を渡すと、とてもロマンチックですね。 また、日頃の感謝と愛を込めて、奥様にスターチスを贈ってみてはいかがでしょうか。 贈られたスターチスは、ドライフラワーとして美しさを長く楽しみましょう。