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冬でも鮮やかに花開くシャコバサボテンの育て方!植え替えのコツや水やり方法を伝授!

シャコバサボテンは、花が少なくなる秋から冬にかけて開花をします。その豊富なカラーで、私たちの目を楽しませてくれるシャコバサボテンを育ててみませんか?花をたくさんつけるための育て方のコツや、手入れの方法、増やし方まで紹介します。
更新: 2021年12月6日
mukumukupanda227
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この記事で紹介しているアイテム

シャコバサボテンの土 5L

プロミック 草花・鉢花用(350g)【プロミック】

1.シャコバサボテンとは

ブラジル原産の多肉植物

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シャコバサボテンとは、ブラジル原産の多肉植物です。別名、「クリスマスカクタス」や「デンマークカクタス」とも言われています。

肉厚な葉に見えているものは、実は茎で、初心者マークをギザギザにしたような形をしていて、節と節が鎖の様に連なっています。名前に「サボテン」とついていても、そこまでトゲトゲはしていません。葉の形から海に生息しているシャコに葉(茎節)が似ているところから、シャコバサボテンと名付けられました。

奇妙な形の茎節から、驚くくらいきれいな花を咲かせます。オレンジやピンクなど様々なカラーがあります。また、株の増やし方が簡単なので、たくさん鉢を作ってみるのも楽しいですよ。

2.シャコバサボテンを購入する時のポイント

購入する時期は?

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シャコバサボテンは、一般的に10月上旬あたりからお花屋さんに並び始めます。そして、花が落ちる1月ぐらいに店頭から姿を消してしまいます。なので、気に入ったシャコバサボテンを見かけたら、即買いするのがおすすめです。

購入時に気を付けるポイント

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まずは茎節を見てください。ふっくら、ツヤツヤしていますか? 花芽がたくさんついているのを選ぶと、長い間楽しめます。

また、白い花が咲くシャコバサボテンは、性質上、適切な温度管理をしないとピンクになってしまうそうなので、「どうしても白じゃないと嫌」という人は、考え直した方が良いかもしれません。うっすらとピンクになったシャコバサボテンもかわいらしいですけどね。

3.シャコバサボテンの育て方:お手入れのポイント

管理する場所

せっかく買ってきたシャコバサボテン。どうせならリビングに飾りたいですよね。でも、意外と繊細なシャコバサボテンは、直射日光が当たるところだったりすると、せっかくついていたつぼみが落ちてしまいます。できればカーテン越しで太陽を当てて、室温も20度前後が望ましいです。外に出してあげる時は、木陰の下などが良いですよ。

育て方は簡単!

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シャコバサボテンはお手入れが簡単で育てやすい植物です。お手入れの基本として、温かい時期には外に出し、寒い時期には室内で管理します。土が乾いたら水をあげますが、肥料は開花中は厳禁です。

そして、そっくり返ったように咲く花が、しぼんで来たら、その花は摘んでしまいましょう。決してハサミは使わないでくださいね、そこから病気になることがあります。シャコバサボテンの花の根元をつまんで、くりんとひねれば簡単に取れますよ。そうすれば、次々に新しい花を咲かせてくれます。

4.シャコバサボテンの育て方:水やりをマスターしよう!

水、やりすぎ注意!!

シャコバサボテンに限らず、サボテンの水やりが苦手な人っていますよね?おそらく、心配性な人や面倒見が良い人なんだと思います。ついつい、水をやりすぎてしまうのでしょう。残念なことに、水をやりすぎると根腐れをおこしてしまいます。茎節がシワシワになって元気がなくなってきたときは、根腐れを起こしている可能性が高いです。


水やりのタイミング

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しかし、水やりのタイミングって、難しいです。土の表面が乾いていても、その中は水分が残っていることがあります。その状態で水を足してしまうと、根腐れの原因になってしまいます。

「何日おきに」と言えれば良いのですが、一概には言えません。私は鉢を持ち上げて「いける!」と思った時に水やりをしていますが、わからない人はケーキの焼き加減を確かめるように、土に竹串を刺してみると分かりやすいと思います。水をあげる時には、午前中にたっぷりとあげて、受け皿に水をためないようにしてください。

5.シャコバサボテンの育て方:花をたくさん咲かせるためには?

花を咲かせるのは長期戦

つぼみがたくさんついた鉢を買ってきた年は花を楽しめても、翌年は花が咲かないこともあります。そんな残念なことにならないために、シャコバサボテンの見頃が終わったら、来シーズンに向けてのお手入れが必要なんです。

春からやること

外の気温が20℃ぐらいになったら、日光に当ててあげましょう。シャコバサボテンはこの時期に日を浴びないと、光合成できず、花が咲きません。本格的に暑くなりだす、梅雨明けぐらいまでは続けた方が良いです。午前中に外に出してあげると良いですよ。

夏を上手に越すには

①置き場所 シャコバサボテンは、ブラジルの霧の多い森林地帯に生息している植物なので、「サボテン」とついていても暑いところが苦手なんです。なので、日差しの強い日本の直射日光に当ててしまうとダメになってしまいます。

屋外で風通しの良い日陰があれば良いのですが、ない家はクーラーの効いたリビングに置いてください。その時、カーテン越しに光を当てて、直接クーラーの風が当たらないように気を付けてくださいね。

②水やり 夏は根腐れを起こしやすいので、特に注意が必要です。完全に土が乾いてから水やりをしてくださいね。

つぼみの増やし方

シャコバサボテンがつぼみを付ける条件は3つあります。 ①成長が止まっていること。 ②気温が20℃以下。 ③日に当てている時間が12時間以下であること。 なので、気温が20℃以下になる9月下旬あたりからつぼみを作る「短日処理」を行っていきます。。

短日処理をしてみましょう

短日処理とは、段ボールなどで覆い、人工的に暗くしてしまう育て方のことです。それを1か月ほど続けるとつぼみがつきやすい状態になります。13時間程度暗くすればよいので、夕方の5時から翌朝6時とかですね。

我が家は玄関で育てていたので短日処理をしなくても咲きましたが、リビングで育てている方はした方が良いです。途中で処理をしない日があったら、その日からカウントをし直します。

6.シャコバサボテンの育て方:葉摘みのやり方

葉摘みとは?


シャコバサボテンの大事な手入れの中に、葉摘みという作業があります。形を整えて、花をたくさん咲かせるための作業です。1年のうち、春と秋の2回行います。道具は使わずに、手だけでできます。

春の葉摘みのポイント

春の葉摘みは形を整えるための作業です。ここで手入れをしてあげないと、ボサボサの髪の毛のように広がってしまい、花もバラバラに広がって咲くのであまりきれいに見えません。また、摘んだところから新芽が分岐して生えるので、花の増やし方としても有効です。暖かくなってきた3月下旬から4月の上旬に行います。

上から見てみましょう

春の葉摘みをする時のポイントは、真上から見てきれいな円を目指すと良いです。先端から1から3節を指でひねって摘みますが、摘んだ先から2節ぐらい成長した先に花が咲くので、イメージしながら摘んであげましょう。摘んだ葉は挿し木に使います。

秋の葉摘みのポイント

短日処理と並行して、秋の葉摘みを行っていきます。短日処理のところで説明しましたが、シャコバサボテンは成長が止まらないとつぼみを付けません。そのため、秋の葉摘みでは新芽のみを摘んで、成長を止めます。摘み方は春の時と一緒です。葉摘みが終わったら、成長しないために2週間水やりをやめてください。

7.シャコバサボテンの育て方:植え替え時期とやり方

なぜ植え替えをしないといけないの?

シャコバサボテンは、蘭や苔類と同じ着生植物なので、狭い鉢の中は苦手です。なので、毎年根の剪定をして替えしてあげると根腐れの心配が減ります。植え替え前に葉摘みを行っていると思いますが、大きくしない方向で摘んだ場合は鉢はそのままでもよいですが、大きく育てる場合はひとまわり大きな鉢にしてあげましょう。

植え替える時期

夜の気温が15℃以下にならなくなったら、というのがひとつの目安になります。だいたい4月の中旬から下旬ぐらいです。

植え替え用の培養土について

植え替えをする時に必要になる培養土についてです。シャコバサボテンが着生植物ということは先程書きましたが、着生植物の根っこはむき出しなことが多いです。なので、着生植物の根は空気に触れさせた方が良いです。この点から、シャコバサボテンの培養土も通気性があるものにします。

一番オススメなのがシャコバサボテン用の培養土です。肥料なども入っていますし、屋内栽培に適した土になっています。自身で調合するのでしたら、中粒の赤玉土:腐葉土:軽石(鹿沼土や黒曜石パーライトなど細かいもの)を1:1:1で混ぜてください。

シャコバサボテンの土 5L

出典:Amazon
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特徴 ■リン酸成分の多い緩効性肥料を配合、花つきがよくなります。 ■保肥力の高いゼオライトなど、多数の鉱物質原料を配合しました。 ■排水性が高く、根の呼吸を助け、根腐れを防ぎます。

用意するもの

・ひとまわり大きい鉢 ・培養土(根を傷めないために、必ず湿り気がある状態で。乾燥している土は水を含ませておく。) ・鉢底ネット ・鉢底石 ・はさみ(消毒したもの) ・割りばし 汚さないように、新聞など作業台に敷くものがあってもよいですね。

植え替えのやり方


①土が乾いている状態であることを確認してから、鉢から丁寧に取り出します。 ②優しく根の周りについた土を揉んで、割りばしなどを使いながら半分ぐらい土を落とします。

③絡まった根はほぐして、伸びすぎた根や傷んだ根をハサミでカットします。ヌメっていたり、臭い根は傷んでいます。痛みがひどい場合は諦めて、挿し木にして新しい株を作りましょう。 ④鉢底にネットと底石を敷いて培養土を敷きます。

⑤株をそっと置いて、培養土を少しずつかぶせ、割りばしでつつきながら根に土を行き渡らせます。通気性のことも考えて、深く植えないようにしましょう。 ⑥直後に水やりはせず、翌日に水をあげて終了です。肥料や駆除剤などは根が傷んでいるので、落ち着く2週間後まであげません。

8.シャコバサボテンの育て方:肥料の時期とあげ方

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置くだけ、簡単!花をたくさん咲かせます!!

肥料は植え替えが終わって2週間経ってから始め、7月に入ったらやめます。固形の肥料なら緩効性肥料を月に1度土の表面にまき、液体肥料なら2週間に1度の割合であげましょう。液体肥料の場合、水やりの水に混ぜてあげると土全体に行き渡りますよ。

ハイポネックス原液

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初心者にも簡単に使える液体肥料です。

9.シャコバサボテンを増やしてみましょう

シャコバサボテンの増やし方

シャコバサボテンの魅力にはまったら、どうしても株を増やしたくなりますよね。もしくは、残念なことになってしまったときにも使える方法があります。それは「挿し木」という方法です。とても簡単な増やし方なので、チャレンジしてみてはいかがでしょうか?

挿し木の準備

増やし方の一つである挿し木には春の葉摘みで摘んだ茎節を使います。秋の葉摘みで取ったものでもできますが、丈が短いので春で取ったものがやりやすいです。用意するものは以下の通りです。

◇挿し木用の茎節 ◇挿し木用の土 ◇ビニールポット 普通の培養土で挿し木をすると、肥料などからの菌が目に入ってしまい、うまく成長しません。必ず挿し木用の土を用意してくださいね。

挿し木の方法

①ポットに土を入れます ②茎節の1節分を土に埋めます。そのまま植えるので、形を円状に、反っている方を表にしてさしてあげるときれいに仕上がります。 挿し木の方法これでおしまいです。簡単ですね。秋に鉢に入れ替えしてください。その後の育て方は、通常の鉢と一緒です。

10.まとめ

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シャコバサボテンの育て方のポイントは、小まめなお手入れと、適切な水やりです。これさえできれば、冬の彩が少なくなる時期に、シャコバサボテンがお部屋を明るくしてくれます。また、茎節を使った増やし方をマスターすれば、簡単に株が増えます。これからがシーズンになるので、ぜひ楽しんでみてくださいね。