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繁殖力が強くて厄介なゼニゴケ!簡単な駆除方法やおすすめの除草剤をご紹介!

梅雨時期や長雨が続いてしばらくすると活発になり大量増殖して手に負えない庭のやっかいものゼニゴケの生態から 考えて家庭できる簡単な駆除方法や対策の紹介です。 ゼニゴケの駆除をいろんな方法で試みた方へ必見です!! 快適なガーデニングライフを楽しみましょう
更新: 2021年10月10日
kimy_kimy
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ガーデニングの敵ゼニゴケ!!

梅雨時期やジメジメした場所にいつの間にか知らないうちに大量繁殖して駆除がとても厄介なものにゼニゴケがあります。同じコケ仲間である可愛いくてガーデニングのアクセントになるスギゴケと違ってビジュアル的に気持ち悪いので綺麗な可愛いガーデニングのテーマを台無しにしてくれるゼニゴケです。

ゼニゴケの繁殖力が強すぎる

更に厄介なことにゼニゴケは繁殖力が強いので一度増えだしたら退治するのに大変手間がかかります。 せっかく植えた苗が上手く育たずに大切なガーデニングが汚いワカメでいっぱいになりかねません。今回はそんな嫌われ者のゼニゴケの駆除や対策方法をみていきましょう。

ゼニゴケとは?

ゼニゴケには雌株と雄株の2種類があります。特徴としては、傘に切れ目が入ったような雌株と傘のような雄株のコケをイメージして頂ければ、あっ!!と思いだされる人が多いのではないでしょうか。

雌株

雌株は小さい手をパッと広げたような可愛らしい形状をしています。手を広げた下にある綿のようなものは胞子のうでここから胞子を飛ばします。

雄株

雄株は傘のような形状をしています。雄株は雌株より弱いので都市部になるほど生育個体数は少なくなります。

ゼニゴケは雨などが降ったり、湿気の多いところで水に濡れると雌株と雄株でたちまち有性生殖をおこない胞子を飛ばして繁殖します。 また環境が悪く繁殖に適さない所、例えばゼニゴケの雌株の近くに雄株が生育していない場合は雌株のみだけで増えなくてもいいのに勝手に自己増殖します。そして、繁殖力が強い胞子を遠くまで飛ばして群生し増えるのでなかなか庭に巣食ったゼニゴケを除去するのはやっかいです。さらに放置しておけば庭にゼニゴケが大量繁殖して除去に時間がかかります。

ゼニゴケの生育地域

北海道から九州まで幅広く日本のどこの庭でも生育しているのが特徴です。 直射日光は苦手で日陰の湿った涼しい場所にて良く育ちます。生育環境に適した場所をみつけるとどこにでも生育します。そして寒さにとても強く丈夫なので冬になっても枯れずに年を越して繁殖していきます。雑草のようにしぶといです。ガーデニングをするのであればお目にかかりたくないコケですね。

胞子を飛ばした大量繁殖方法

ゼニゴケの特徴として多くの胞子を飛ばして大量繁殖し群生して増えていくので、庭全体に胞子が広がり生育環境に適したところをみつけると群生しまた胞子を飛ばします。まるでねずみ算のようです。 しかしながら、暑さには弱いので高温多湿の地域が多い九州より南は生育に適さないのでみかけることはありません。

ゼニゴケの育ちやすい環境と特徴


ゼニゴケが育ちやすい環境は、日光があまり当たらず暗くてジメジメした水分が多い北側の土地や酸性の土地を好んで繁殖します。特徴的なのは日陰の湿気のあるところなら庭、公園、道端、建物の陰など生育環境の条件が整っていればモリモリ生えてきます。タンポポの種のように胞子を飛ばして繁殖するので広範囲にわたっていき、あっという間に庭全体に生育環境が整っている場所を見つけるとどこでも生育します。

梅雨時期など湿気が強い環境を好む

ゼニゴケは水や湿気が大好きなので、梅雨時期や雨の多い日が続いたときはゼニゴケの繁殖活動が活発になります。 ゼニゴケは日本の夏の暑さに代表される高温で多湿にはとても弱いので日陰の涼しいところを好みます。冬の寒さと乾燥には丈夫なので冬になっても枯れずに年を越して繁殖する多年草です。

ゼニゴケが大量発生してからの2次被害

ゼニゴケが庭に大量発生するとその環境に合わせて、招かざる虫や生き物たちが集まってきます。ゼニゴケが発生しやすい環境は、日陰でジメジメした湿気の多い土地です。その環境が大好きなナメクジ・ダンゴムシ・カタツムリ・・・・それ達をエサにする虫たちもやってきます。想像するだけでも恐ろしいのに大切な庭が悲惨な状況になり庭の手入れのたびに害虫たちと顔合わせすることになり最悪です。

大量発生は悪いことだらけ・・・

ゼニゴケだけではなく害虫も一緒に駆除しなけば・・・なんて考えたくもありません。更にゼニゴケを踏んでしまったら、ジュクジュクした印象で踏んだ感覚が良くないです。 そしてなによりも、見た目が悪い(ふやけたワカメがいっぱい)のでせっかくのきれいなガーデニングが荒れ果てた庭になります。

ゼニゴケを駆除する対策と方法は?

さて、そんなやっかいなゼニゴケの駆除と対策を考えていきましょう。 ゼニゴケの特徴として酸性の土が好きなので酸性の土地に繁殖していることが多いです。そこでアルカリ性の石灰を使って酸性の土を中性にすれば大丈夫です。ただし、石灰を使う際には他の植物への影響を注意しなければなりません。酸性の土が好きな植物が一緒に生えていれば枯れてしまうからです。

乾燥と水分を除くことが大切!

そしてゼニゴケは薄暗い日陰と湿気を好みます。日照時間が短くて日陰な場所とジメジメしていれば問題なくゼニゴケは繁殖します。対策としては、繁殖に必要な水分を除いてやるのが一番良いでしょう。風通しを良くして乾燥させれば良いです。

通常の除草剤が効かないゼニゴケの対策

ピンポイントに除草剤を使ってゼニゴケを駆除する場合、なんと驚いたことに通常タイプの除草剤は効きません!!ゼニゴケ専用の除草剤を使わないと駆除できません。ゼニゴケ専用の除草剤タイプはスプレー式や希釈タイプ、顆粒タイプなど種類はさまざまです。値段も数百円からとお手軽な価格にて販売されています。使用方法や薬剤成分をみて自分に合ったものを選択しましょう。

注意点

ゼニゴケは通常の除草剤をいくら散布しても枯れないので余計な雑草が枯れてしまった場所を狙ってゼニゴケが大繁殖してしまうので注意が必要です。

ゼニゴケ専用除草剤

ゼニゴケ専用の除草剤は何種類かあります。タイプ別(顆粒タイプ・希釈タイプ・スプレータイプ)に良いところ悪いところや使い勝手をみていきましょう。


顆粒タイプ

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■顆粒タイプの良いところ  薬剤の効果が持続する、ピンポイントで使える ■顆粒タイプの悪いところ  顆粒が溶けるまで時間がかかるので速攻性がない、においがキツイ物だとしばらく庭が除草剤くさい

希釈タイプ

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■希釈タイプの良いところ  速攻性がある、ピンポイントで使える ■希釈タイプの悪いところ  農薬専用の散布容器を用意しないといけない、持続性がない

スプレータイプ

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■スプレータイプの良いところ  速攻性がある、そのまま希釈することなく使える、ピンポイントで使える ■スプレータイプの悪いところ  持続性がない

除草剤を使うなら

タイプ別に除草剤のおススメは速攻性を求めるなら、希釈タイプかスプレータイプです。速攻性は求めないけど長く除草剤の効果を持続させたいのであれば顆粒タイプになります。

でも子供いるし環境を考えて除草剤は使いたくない!!

小さいお子さんがいる家庭などは農薬を使うことに抵抗があると思います。そして庭なので洗濯物への付着も気になるところですよね。除草剤のにおいがする洗濯物なんて使いたくありませんよね。

石灰と酢を使った駆除方法がおすすめ

そこでおススメしたいのが石灰と酢です。ゼニゴケは酸性の土地を好んで繁殖するので土を酸性から変えてしまえばいいんです。石灰とお酢はどちらともアルカリ性なので酸性の土地を中性になるのでしっかり駆除できます。 ただしお酢を散布した場合は、特徴のあるにおいでご近所に迷惑がかかるかも知れませんので様子を見ながら散布しましょう。

家庭で簡単にできるゼニゴケ駆除方法

石灰やお酢もいいけどできるだけお金かけたくない!お酢のにおいがダメ!石灰をまくと他の植物も枯れそう!!というあなには、もう実力行使しかありません!! 物理的にゼニゴケをやっつける方法です。 これはどこの家庭でもある物なので簡単にゼニゴケ駆除対策としておススメです。

根こそぎ剥がし、熱湯!


スコップで根こそぎ剥がす!!または熱湯をかける!!これが簡単でおすすめです! 有無を言わせずに実力行使です。 これなら家庭でお手軽かつ簡単にできます。 洗濯物への除草剤の影響やお酢のにおいを気にすることはありません。 そしてご近所対策バッチリです。 やはり除草剤やにおいは気になりますよね。

ゼニゴケが繁殖しないために

適切に対処しないと、気づいたらせっかく苦労してゼニゴケを駆除したのにまた繁殖してる・・・。 雨が降ってしばらくするとゼニゴケが出てくる→ゼニゴケを駆除→雨が降ってしばらくすると・・・・のループになりかねません。

育ちにくい環境作りが大切

ガーデニングをしたいのに雑草取りばかりなんて全然楽しくないですね。ゼニゴケじゃなくてお花メインにしたいのにゼニゴケの存在感が大きい。ということにならない為にはゼニゴケが育ちにくい環境づくりが大切です。 では、どんな環境だったらゼニゴケが苦手なのでしょうか?

ゼニゴケが苦手な環境の特徴

①日当たりが良いとろ

庭の植木鉢が密集しており日当たりが悪くなっているところはありませんか? 植木鉢の植物にとっても良い環境ではないので植木鉢の間隔をあけて風通しを良くして 日光を当ててあげましょう。 建物の構造的に日光が当たりにくい場所は風通しを良くして乾燥させましょう。

②乾燥している

ゼニゴケ繁殖の特徴として水が必要です。湿気が多いところを好みますので 出来るだけ風通しを良くし日光を当てて乾燥させます。 庭の不要な植木鉢を隅っこにまとめて放置してませんか? それはすぐさま片付けましょう!! 放置している植木鉢は、土の上ではなくコンクリートの上などに置き湿気がこもらないようにします。

③土が酸性

水分を多く含むと土は酸性になりがちです。 盛り土をして水分が多めの土地の土壌改善をする方法や砂利を置いて 物理的に雑草やゼニゴケが生えにくくする方法もあります。 特に梅雨時期や長雨後に土の状態チェックとしばらく経ってからゼニゴケが繁殖していないか確認すると良いでしょう。もしそこでゼニゴケを見つけたら小さいうちに駆除することをおススメします。

まとめ

さて、ゼニゴケの駆除方法!生態から考える家庭でできる簡単駆除方法をご紹介はいかがでしたでしょうか? ゼニゴケはとても丈夫で生命力が強く繁殖力も強いのであっという間に増えていくことがおわかりいただけたでしょうか。そして一度、生育してしまうと駆除が難しいタイプのコケ類だということです。見つけたら素早い対処と予防が大切です。 こちらのまとめを参考に快適なガーデニングライフをお過ごしくださいね。