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トロピカルな雰囲気を醸し出す!クロトンの基本情報まとめ【植物図鑑】

「トロピカルな観葉植物が欲しい……」そんな時は、ぜひクロトンを視野に入れましょう! 赤や黄色、緑など、カラフルな葉っぱが目を引くトロピカルプランツです。クロトンの基本情報はもちろん、育て方、おすすめのインテリア例までご紹介します!
2020年8月27日
三ツ矢ナオ
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目次

クロトンとは

科名

トウダイグサ科

学名

Codiaeum variegatum

花名由来

クロトンはもともと、 トウダイグサ科の植物の中でも「クロトン属」というところに属していました。 しかし、現在では「コディアエウム属」の植物ということになっています。 以前のなごりで、そのまま「クロトン」と呼ばれているのです。 ちなみにコディアエウム属の「コディナ」とは、 ギリシャ語で「頭」という意味です。

クロトン/品種・原種

原産地

マレー半島や、オーストラリアなどの太平洋諸島に分布します。

クロトン/花言葉・開花時期

花言葉

クロトンの花言葉は、「妖艶」「艶っぽい」。

由来

葉っぱの魅惑的な雰囲気からつけられた花言葉です。

開花時期

株の健康状態が良く、温かい気候であれば、小さいですが花を咲かせます。 開花時期は7~8月です。

クロトン/特徴


観葉植物の代表格

クロトンは昔から、観葉植物の代表的な存在でした。 ポピュラーなので、多くの園芸店で取り扱われています。 「トロピカル」「カラフルな葉物」といったワードにピンとくる方には、特におすすめ。

暖かい地域では庭に植えられる

沖縄のような暑い地域では、 庭木としても栽培されています。 本土では観葉植物として扱うのが一般的です。 また、葉の美しさから、花材として使われることも。

日光が大好き

クロトンは太陽の光が大好きな植物。 直射日光の当たる場所で育てましょう。 (ただし例外の品種もあります。育て方の項目で説明しています) 観葉植物用に、弱い光でも育つ品種が売られていますが、 それでもやはり、太陽の光が届く場所に置いてあげましょう。

バラエティー豊か! 品種によって大きく異なる外見

クロトンには「変葉木(ヘンヨウボク)」という和名があります。 その名の通り、葉の形や色はじつに多彩。 品種によって見た目が大きく異なるので、「これもクロトンで、あれもクロトンなの?」なんて思うことも。 自分の目で株をきちんと確かめ、じっくりと品種選びをしたいものです。 斑入りや大葉系、鉾葉(ほこは)系、長葉系、細葉系、ラセン葉系、飛び葉系、などなど……。 色も赤系から黄色系など、トロピカルな原色が揃います。

カラフル&トロピカルな観葉植物!

観葉植物といえば多くが緑色をしていますが、 クロトンならカラフルなものを探しやすいですよ。 お部屋のアクセントになるアイテムや、 ズラリと並べる観葉植物に変化をつけたいときにおすすめなのが、クロトンなのです。

クロトン/育て方・栽培方法

難易度

クロトンの栽培は難しくありません。 一番大切なのは、日光に当てること。 ただ、日当たりの悪い場所にお住まいの場合、 どこに置くかが問題になってくるでしょう。

時期

観葉植物なので、 鉢植えを買ってくればいつでも栽培をスタートさせられます。

場所

直射日光が当たる場所に置きましょう。 庭植えする場合も同様です。 日照不足に陥ると、葉の色が悪くなります。 葉を落としてしまうことも。 せっかく葉の色があざやかな植物なので、キレイなまま保ちたいですよね。 いつもは屋内の日当たりで育てている場合も、 玄関やベランダで定期的に日光浴をさせてあげると良いでしょう。 また、高温を好む植物でもあります。


葉の色が薄い品種と、日当たりの関係

観葉植物として売られている鉢物のクロトンは、 ほとんどが屋内の弱い光でも耐えられるようになっています。 むしろ、葉の色が薄い品種は、直射日光に当てると葉焼けすることも。 たとえば「サマープリンセス」という、葉の大部分が白く、ちょっと緑が入っているような品種や、 「アケボノ」、「ゴールドスター」という品種がその代表例です。 葉の色が薄いクロトンを買った場合に限っては、 直射日光にさらすというより、明るい室内で育てる! という感覚を持ってお世話しましょう。

水やり

クロトンの生育期は夏。 この生育期は、植物が特に水を欲しがる期間です。 なので、クロトンの場合、 初夏から9月頃までは、特にたっぷりと水やりをします。 土の表面が乾いたときが、水を与えるタイミング。 真夏は毎日与えても良いくらいです。 鉢底からあふれるまで水をあげましょう。

夏以外の水やり

その他の季節は乾かして管理します。 特に冬場は水を控えてください。 生育期以外は「葉水」といって、スプレーで葉に水をかける方法で水やりをしてあげると、葉のツヤがよくなり、少量の水やりもできて一石二鳥です。植物は葉からも水分を吸収できるのです。

肥料

5~9月の間が肥料のシーズン。 緩効性肥料で置き肥を行うと、葉をキレイに保てます。

植え替え

肥料と同じ、5~9月の間に植え替えをしましょう。 長年ほったらかしにすると、鉢の中で根がどんどん伸び、「根詰まり」という現象を起こしてしまいます。 鉢をひっくり返してみて、鉢底から根が見えてしまっているようなら、植え替え必須!

増やし方

挿し木、もしくは取り木で増やします。

挿し木

初心者の方におすすめな増やし方は、挿し木です。 まず、クロトンの枝を切り取りましょう。 10センチくらいあればOKです。 切り取ったら、下の方の葉を取り除いてしまい、水に挿して吸水させます。 時間は30分くらいで良いでしょう。 吸水が終わったら、新しい土に挿します。 赤玉土(小粒)や、挿し木用の土を使うのがおすすめです。 作業はこれで完了。 あとは、土が乾かないよう、こまめに様子を見て水やりします。 土の乾燥を防ぐため、日陰に置いておくのがおすすめ。 うまくいけば切り口から新しい根が出てきて、大きなクロトンに成長しますよ! 根が出るまでにはひと月かかるので、気長に待ちましょう。 成長後は大きな鉢に植え替え、育てていきます。

耐寒温度

クロトンは最低気温が10℃以下になると、葉を落とす植物です。 「枯れちゃったのかも?」と心配になるかもしれませんが、 10℃を切っても、その後7~8℃くらいを保てれば大丈夫。 ちゃんと冬を耐え抜き、来年には新しい葉を出します。 一般家庭では、だいたい冬に葉が落ちてしまうものです。 あまり気にしなくて平気ですよ。

害虫

クロトンは害虫に弱い植物です。 つきやすいのは、カイガラムシ。 この虫が発生してしまうと、最悪の場合枯れます。 随時殺虫剤を散布しておくと安心です。


自分のお部屋に合ったクロトンの種類選び

日当たりが良い部屋なら、大葉系や鉾葉系!

クロトンを育てるなら、日当たりとの関係がとても大事。 日当たりの良い場所に置きたいなら、 大葉系や鉾葉系など、強い光が好きなクロトンを選びましょう!

淡い光で育てたいなら、葉の色が薄い品種!

窓から遠い場所や、 小さい窓しかない部屋、 北向きの部屋……。 そんな太陽光不足が心配なお部屋であれば、 葉の色が薄いクロトンを選びましょう。 葉の色が薄い品種は、やわらかな雰囲気があり、 白を基調としたフレンチカントリーなお部屋にもよく合います。

狭いスペースでも大丈夫

クロトンはドッシリと大きい鉢植えだけではありません。 ミニサイズのカップに入っちゃうような、 小さな大きさから販売されているんです。 大きな植物を管理する自信がない方や、 「お部屋が狭い……」という方も、 こんな小さいテーブルサイズから挑戦してみてはいかが?

クロトンと風水

黄色い斑入りクロトンで金運アップ!?

「黄色い斑入りクロトンを西に置くと、金運がアップする」という風水を知っていますか? 観葉植物と風水は、 実はけっこう関連があると言われているんです。 置き場所に迷ったら、 風水を参考にしてみるのもあり!?

まとめ

夏に太陽で育つクロトン! あなたはどんなクロトンが好き?

クロトンは、とっても一般的な観葉植物。 お店にも多く出回っています。 太陽光さえ与えれば、育てるのもそう難しくありません。 日当たりが心配でも、弱い光で育つ種類なら、元気に育ってくれますよ! 外見の個性もさまざま。 赤っぽくカラフルなもの、ちょっとミステリアスな雰囲気がある黒系、スタンンダードな緑……。 あなたはどんなクロトンが好きですか? ぜひ、お気に入りのひと株を見つけてみてくださいね!