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ケリーケトルとは?一瞬でお湯が沸く魔法のヤカンの魅力をご紹介!

枯れ葉や小枝などの自然素材を燃料とするケリーケトルは、アイルランド発祥のアウトドア用ケトルです。お湯を沸かすだけでなく料理だって出来ちゃいます!今回はそんな魔法のヤカン、ケリーケトルの魅力を特徴や使い方などを中心にご紹介します。
2020年8月27日
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目次

この記事で紹介しているアイテム

ケリーケトル トレッカー0.6L

ケリーケトル スカウト1.2L

ケリーケトル ベースキャンプ1.6L

ケリーケトルとは?

自然燃料だけでお湯を沸かすエコなケトル

ガスなどの化学燃料を一切使わず、枯れ葉や小枝、松ぼっくりなどの自然燃料だけでお湯を沸かしたり、使い方によっては料理も出来るエコなケトルです。 二重構造の本体は熱効率がとても良く、他の製品と比べて短時間でお湯を沸かすことができるのも特徴です。 また、その特徴からアウトドアシーンだけでなく災害時等の非常用アイテムとしても頼りになります。

ケリーケトルの歴史

出典: http://www.kellykettle.jp/page/3

ケリーケトルとは、100年以上の歴史を持つアイルランド生まれのアウトドア用ケトルです。 1890年代、漁師兼釣りガイドをしていたパトリックケリー氏が釣り客に出すスープやコーヒー用のお湯を沸かす道具として考案しました。 そのため当時は漁師や釣り人が湖のほとりでスープやお茶を飲んだりするために使われていましたが、現在では探検家やカヤッカー、ハイカー、キャンパーなど多彩なアウドドアシーンで愛用されています。

ケリーケトル 3つの魅力

その1 自然燃料を使うのでとってもエコ!

ケリーケトルの燃料は、枯葉や小枝、松ぼっくりなどの自然燃料。 ガスなどの化学燃料は一切使用しないのでとってもエコなケトルです。 燃料自体を現地調達できるので、うっかりガス缶など燃料の積み忘れなんかがあっても大丈夫です。 キャンプサイトに落ちている枯れ葉や小枝などを利用すれば燃料代もかかりませんし、なにより自宅から持って行かないといけない荷物が減るのは本当に助かりますよね!

その2 一瞬でお湯が湧く!?魔法のケトル

ケリーケトルは本体とファイヤーベースの2つから構成されてます。 本体は二重構造になっており、真ん中には穴が開いていて上へいくほど絞られているので、いわゆる煙突効果で内部全体を熱することができるため非常に効率良くお湯を沸かせます。 通常のヤカンなどであればどうしても下火だけになってしまい、アウトドアだと風などもありお湯が沸くまでに少々時間がかかることも・・・ ケリーケトルなら、一瞬でお湯が沸かせちゃいます!

その3 料理も出来ちゃうスグレモノ!


ポットサポートといわれる鍋受けを本体上部の穴に入れて、その上に鍋やクッカーを置けばお湯を沸かしながら簡単な料理も出来ちゃいます。 お湯を沸かしながら、料理も出来るなんてホント一石二鳥ですね! ただし、あまり重たい鍋を置いたりすると転倒のおそれもありますし、本体の中に水がない状態だと空焚きになってしまい大変危険なので、そのあたりは十分注意してくださいね!

ケリーケトルの種類 素材や容量の違い5選

その1 アルミ製 ケリーケトル

ケリーケトル トレッカー0.6L

出典:Amazon
出典:Amazon
出典:Amazon
出典:Amazon
出典:Amazon

アルミ製のケリーケトルは、軽い、熱しやすい、価格が安いなどのメリットがあります。 逆に、柔らかく変形しやすい、冷めやすい、融点が約600℃で空焚きに弱いなどのデメリットがあります。

その2 ステンレス製 ケリーケトル

ステンレス製のケリーケトルは、硬く変形しにくい、耐久性耐蝕性が高い、融点が約1400℃で空焚きに強いなどのメリットがあります。 逆に、重い、熱しにくい、価格が高いなどのデメリットがあります。

出典: http://www.kellykettle.jp/product/13

その3 トレッカー0.6L

ケリーケトルのラインナップの中で最小サイズです。 トレッキングやソロキャンプ、釣りなどで使用するのにちょうどいいサイズです。

出典: http://www.kellykettle.jp/product/13

その4 スカウト1.2L

ケリーケトルのラインナップの中でちょうど中間のサイズです。 ふたりで朝のコーヒーを飲んだり、食器を洗ったりにちょうどいいサイズです。

ケリーケトル スカウト1.2L

出典:Amazon
出典:Amazon

その5 ベースキャンプ1.6L

ケリーケトルのラインナップの中で最大のサイズです。 ファミリーキャンプなどで家族4人分のカップラーメンを作ったり、あとは防災用としてもオススメのサイズです。

ケリーケトル ベースキャンプ1.6L

出典:Amazon
出典:Amazon
出典:Amazon
出典:Amazon
出典:Amazon

結局どれがオススメ?

お一人でキャンプをされる方やアウトドアシーンでしか使用しないという方であれば、軽くて安価なアルミ製、容量は0.6Lもしくは1.2Lがオススメです。 ファミリーでキャンプをされる方や自宅に防災用としても置いておきたいという方であれば、丈夫なステンレス製、容量の大きい1.6Lがオススメです。 いずれにしても、吹きこぼれなどを考慮し少なめに水を入れて使用することからも、ギリギリのサイズを選ぶよりもワンサイズ大き目を選ぶ方がオススメです。

ケリーケトルの使い方 4つのポイント

その1 水を入れます

まず、本体横の注ぎ口から水を入れます。 間違えて上の穴から入れないでくださいね。 全部下に抜けてしまいます。 この際、入れすぎには注意です。あまり多く入れてしまうと吹きこぼれの原因になりますし、移動の際沸騰したお湯がこぼれやすくなってしまいます。目安としては、8割くらいまで入れるようにしてください。

出典: http://www.kellykettle.jp/page/1

その2 火をつけます

次に、ファイヤーベースと呼ばれる下の部分に枯れ葉や小枝などを入れ、火を付けます。 この際、ファイヤーベースはとても熱くなりますので草木の上には直接置かず、平らな石などの上に置くようにします。 焚き付けのコツは、よく乾燥した小さな枯れ葉や枝から火をつけることです。いきなり大きめの枝には火がつきにくいので注意してください。松ぼっくりは油分が多めで火がつきやすいのでオススメですよ。

出典: http://www.kellykettle.jp/page/1

その3 待ちます

あとは、本体を乗っけて待つだけです。 もし火力が足りないと感じたら、ケトル上の部分の穴から小枝を追加したりもできます。 この時、注ぎ口のキャップは外したままにしてください。 キャップを閉めたままだとお湯が沸いた時に吹き飛んでしまう可能性がありますので注意です。 火力や中身の水温などにもよりますが、0.6Lケトルであればわずか2分くらいでお湯が沸いちゃいます!

出典: http://www.kellykettle.jp/page/1

その4 最後は注ぐだけ

さて、お湯が沸きましたらここで注意です。 火の上にあるケトルを持つ際はハンドルを90度にして火から本体を降ろすようにします。ハンドルを真上にして持ち上げると、煙突効果によって熱せられた空気で火傷してしまいますよ! あとは、キャップのついたチェーンとハンドルを持ち注ぐだけで、熱々のおいしいコーヒーが飲めます。

出典: http://www.kellykettle.jp/page/1

ケリーケトルの注意点 3点


その1 空焚きは禁物です!

ケリーケトルの空焚きは禁物です。 特にアルミ製のケリーケトルの場合、ステンレスに比べ融点が低く、ひどい場合だとケトル本体が溶けてしまいます。 沸いたお湯を使ったあと、ついファイヤーベースにそのまま戻してしまったりすると大変危険なので注意するようにしてくださいね!

その2 移動時には細心の注意を!

ケリーケトルを移動させる場合は細心の注意を! 沸騰したお湯がこぼれてしまうと、せっかく焚き付けた火が消えてしまったり、ヤケドの原因になってしまったりします。 アウトドアでは足元に石や枝などが転がっていることもありますし、まわりに注意して持ち運ぶようにしてくださいね。

その3 煤汚れ

ケリーケトルは本体の真ん中に開いた穴のなかを火がまわるので煤や油で真っ黒になってしまいます。 穴のなかは手が入りにくく掃除がしにくいので、キレイ好きな方はちょっと困るかもしれません。 言い換えれば外側が汚れることはあまりないので持ち運びの時などは他のものを汚す心配もありませんし、アウトドアで使う道具なのである程度の汚れはアジと捉えたほうが良いかもしれませんね。

おさらい

魅力をまとめると・・・

今回はケリーケトルの魅力や使い方についてご紹介しました。 ・自然燃料を使用するので、経済的でとってもエコ ・お湯を沸かすだけでなく、料理も出来る ・2素材、3サイズの中から自分に合ったものを選べる ・使い方はとっても簡単。水を入れて火をつけるだけ。 ・火事やヤケドには十分注意する

さいごに

キャンプなどのアウトドアシーンは非日常を楽しむものだと思います。 自然に落ちている素材を使い、火をおこし、お湯を沸かす。 とても原始的で手間のかかることですが、普段の生活では絶対に味わえないゆったりした時間がそこにはあるのではないでしょうか。 キャンプはよく行くけど、お湯を沸かすのはいつも普通のケトルだよという方。 ぜひケリーケトルにチャレンジしてみてください。