冨士灯器 パワーポンプ FP-3000
シマノ BK-016Q
アスベル TLO-20
【イカの沖漬けについて、ご紹介】
「イカの沖漬けとは??」 釣って、生きているイカに、「しょうゆ」を吸わせて浸み込ませるという、 なんとも残酷な料理法です。しかし、一度食べてみると本当に美味しくてやみつきに なってしまいます。
イカは、純粋に、そのまま刺身にしたほうが美味しいのでは!?と思うのですが、 刺身とは一味違う、沖漬けは、絶品な料理です。 一度、お試しあれ!
イカの沖漬けの【調理法と調理ができる人】
到って簡単、新鮮な生きているイカを醤油に漬け込むだけ・・・以上!!なんです。 しかし、生きているイカしかできない調理法。 食べたい人は、 ①イカ釣りして調理 ②生きたイカを購入して調理 ③出来上がった沖漬けを購入 のどれかとなります。
新鮮な料理で簡単ですが、調理して食べるのは、「釣り人」しかできない、 釣った人だけが、体験できる特別で格別な料理です。 「釣った人」=「調理できる権利」を得ることができることになります。
イカ釣り場には
イカ釣りは、 ①「釣り船」に乗って沖で釣る方法と、②防波堤や磯の「釣り場」に行き釣る方法の、釣り方にわけられます。 釣り船で行く人は、釣果の期待が大なので、「しょうゆ」を持参している釣り人を多く見かけます。(釣り船代が別途必要となります)
釣り場に行く人は、腕次第のところがあり、自信がある釣り師は「しょうゆ」を持参されますが、多くは見かけません。(釣り場は、自然の磯や防波堤なので、釣り場へのお金は不要)
どちらもメリットがあり、 ①は、お金をかけて船に乗り、魚群探知機なども活用し、大量の魚を釣り上げる。 ⇒醤油を持参しても、釣れる可能が高い ②は、お金は、それほどかからないが、自然相手なので、釣果が期待できない場合もあり。 ⇒醤油を持参しても、釣れない場合もある
<本来は・・・名前の由来によると>
本来は、釣り船にのって、しょうゆを持参し、釣れたイカを船の上である『沖』で、 漬け込むことが始まりで、「沖漬け」と命名されています。 北海道などでは有名ですし、富山ではホタルイカの沖漬けが有名です。
しょうゆの作り方
イカの笑油だれ
釣り具屋さんにいくと、沖漬け用の「しょうゆ」(500円~2000円ぐらい)が売っています。これを買えばOKです。 しょうゆにこれだけお金をなぁって思われる方は、 市販されている沖漬けしょうゆは、自宅で作ることも可能です。
「しょうゆ」2:「みりん」1:「酒」1の割合で、 鍋で沸騰させたら出来上がりです。 鷹の爪や、砂糖やニンニクなど好みにあわせてブレンドするのもよいです。 出来上がった「沖漬けしょうゆ」は、使用済みの1リットルの空のペットボトルにでも 入れておけば完成です。
パレットについて
アスベル TLO-20
こちらも、釣り具屋さんに、専用のパレットが売っています。 (1000円~3000円ぐらい) 簡単にこれを買えばOKです。 専用のパレットが高いという人は、 100均にいって、蓋付きタッパーで代用が可能だと思います。
イカは、すごく臭いにおいがあり、一度使用したタッパーなどは、 石鹸で洗い流してもなかなか臭いが消えません。 この際、イカ専用のタッパーにすることをお勧めします。 蓋がないと醤油を入れた際に、イカがジェット噴射して 醤油をかけてくる恐れがあります。
漬け込み準備
シマノ BK-016Q
イカが釣れたら、出来る限り墨をはかせます。 墨を吐かせるには、暫くバッカン(バケツなどでも可)に海水をいれて泳がせておくのがよいと思います。 その際、パワーポンプ(通称:ブクブク)で空気を送ってあげたほうが良いです。 また、網付バッカンなら、海に沈めておけばよいです。
漬け込み手順
漬け込む際は、勢いよく手早い作業が必要となります。スピードが必要です。 (イカが暴れる前に作業を終えるためです) 以下がおおまかな手順です。
a:イカを入れた「パレット」または「ジッパー袋」等に手早く「しょうゆ」を入れる。(ジッパーは、厚手がよいです。イカが、噛みちぎり破れる恐れあり)
b:イカが見えなくなるくらい、ドボドボと、しょうゆを入れます。
c:イカが、墨をはく可能性があるので、口側を正面に向ける。墨をかけられてしまうので、必ず口を、裏向きにしておいたほうが良い。素早く蓋やジッパーのチャックをしめる。 これで完成なんです。
漬け込み時間の目安
漬け込み時間は、2時間の浅漬け、1晩の漬け、3晩のよく漬けがある。好みの漬け時間を目安としてください。好みの漬け込み時間後、パレットから、イカを取り出し、内臓や骨を取り除きます。「アニサキス」対策で、冷凍(-20℃)で保管(「アニサキス」は、冷凍にて死滅するため)
自然解凍、輪切りにして出来上がり(皮を取る必要なし)。(皮は、気になる方は、とってもよい)そのまま食べても良し、加熱してもOKです。
昔は・・・・
昔は、何も気にせず、内臓もそのまま、食べていました。 美味しいし、少し凍った状態で食べると格別です。 凍った状態で、食べることを「ルイペ」いう。 好きな人は本当に好きなので。 しかし、「アニサキス」問題が発覚後、イカも危険性があり危ないとの 事なので、内臓を取り出したのち、冷蔵もしくは加熱をするようになりました。
イカ釣り談
堤防沖からのイカ釣りを楽しんでいます。 主に秋に楽しんでます。エギングやヤエン釣りにて、イカを釣り上げます。 釣り上げる際、墨をいっぱい吐き、ジェット噴射しながら釣り上げれる 楽しさは格別なものです。景色のよい沖から、透き通った海でのイカ釣りは 気分がさわやかで開放的になります。
しかし・・・・・、 船釣りと異なり、コンスタントに計算されたイカを釣ることができません。 (本当は、毎回、たくさん釣りたい希望ありですが・・・) 釣れる時は、5杯、10杯と面白いように釣れますが、 残念なことに、1日やってもゼロ(ボース)の日もあります。 沖釣りは、船釣りに比べて、釣果頻度が落ちますし。 ボーズの日も、もちろんあります。
アイデア ポンプ持参
自然相手なので、イカもなかなか寄ってこない時もあり、仕方ないのですが、 その点、船釣りは、釣果の期待が大なので、常時「しょうゆ」を 持参してもよいのかもしれません。 パワーポンプ(通称:ブクブク)を持参し、 釣れた場合、バッカン(魚を入れるケース)に海水を入れて イカを生かした状態で家に持ち帰ります。
イカは、パワーポンプなら1日ぐらいは生きています。 生かした状態で、車で家に持ち帰り、家で沖漬けしょうゆを 作って漬け込んでます。 本当は、釣って、その場で、しょうゆを吸わせるのが 一番良いと思いますが・・・ しかし、イカって釣るのも本当に難しいです・・・・
パワーポンプについて
冨士灯器 パワーポンプ FP-3000
冨士灯器 パワーポンプ をもってます。 少し高めですが、お勧めです。 最初1000円程度の安いパワーポンプをもっていましたが、 酸素供給量等から、魚も死んでしまいます。 しかし、こちらだと1日程度は生かしておくことができました。
注意点
イカには、「アニサキス」という寄生虫がいる可能性があります。 沖漬けにすると死滅する話もありますが、どうやら完全ではないみたいです。 この寄生虫、すごく怖いです。除去しないといけない手術をしたりなど、 絶対、口にできない悪徳な寄生虫なんです。
完全に死滅させるには、加熱もしく冷凍(-20度以下)が一番安全な方法のようです。 イカを漬け込んだ後に、内臓を取り出し、冷蔵(-20度以下)もしくは、 加熱して召し上がるのが一番安全な方法のようです。