偉人!林 圭一とは?
「林 圭一」という男
林 圭一さんは、1959年に東京で生まれました。 子供の頃から様々な釣りを経験し、大学進学とともにバスフィッシングに傾倒しました。大学卒業後は、ティムコに入社し、働きながらトーナメント等で活躍。 また、一般人とも現場に出向いてテクニックを教示し、日本のバスフィッシング業界の拡大、黎明期を支えた人物です。 そんな林 圭一ですが、2012年2月27日にお亡くなりになりました。突然の訃報に多くのバスフィッシング関係者より驚きと悲しみが上がっていました。
林 圭一が愛したバス釣りとは?
バス釣りとは、一般的にラージマウスバスという種類のバスを狙ってルアーで釣ります。ラージマウスバスは日本各地に生息し、あらゆる淡水の環境に対応できることができます。 バス釣りの魅力はゲーム性の高い釣りです。 ゲーム性があると言うことは、ただ単純に投げて釣る釣りではありません。 ブラックバスの習性を理解し、その時の季節・状況(水温、天気)などの様々な要素を考えて、バスが口を使うようにすることで、釣る確率を上げていきます。非常に奥が深く、釣れたときの達成感や感動などを感じられることからハマっている人がたくさんいます。 そんなバス釣りを拡め、黎明させた人物こそが「林 圭一」です。
「林 圭一」はどんな偉業を成し遂げた?
林 圭一は数々のトーナメントや大会で優勝し、年を重ねても勝ちに対する姿勢は衰えないことで有名です。そんな林圭一が魚の特性やルアーの動きなど探究心と丁寧さにより生まれたのが、“ケイテック“です。 ケイテックの名前の由来は、林 圭一の「ケイ」とテクノロジーの「テック」をあわせてとなっております。天然のイカフレーバーや環境に配慮したバイオミックスシリーズなど数々の日本初を生み出し、常に変化し続け、世界最高品質、国内最大規模の製造メーカーに成長させました。 そんな世界一のワームと言っても過言ではない、ケイテックを紹介していきます。
ケイテック設立
1995年にティムコを退職し、翌年に株式会社ケイテックを設立しました。設立してからは自らの経験を品質に変え商品を開発していました。 緻密さと丁寧かつ真面目な性格を体現する妥協のないものづくりで世代・国境を越えて愛用される名作を数多く世に送り出してきました。 本場、アメリカでも愛され多くのバスフィッシングプレーヤーに親しまれています。 主なラインナップはワームやジグ系で特に”ワームといえばケイテック”といっても過言ではありません。
林 圭一の経験から生まれた高品質”ケイテックルアー”
ケイテックのルアーとは?
ケイテックの開発スローガンは「ULTIMATE LIFELIKE ACTION」、すなわち直訳で「究極に生きているようなアクション」を意味します。製品開発におけるこだわりはバスのみならず釣り人も魅了します。ケイテックのスイングインパクトをはじめとした名作ワームは、ストーリーを知れば知るほど、また使えば使うほど魅了されていくでしょう。
ケイテックルアーの種類
ケイテックのルアーは大きく分けて「スイムベイト」「ソフトバイト」「タングステンジグ」の3種類あります。 その中でもスイムベイトはケイテックの代表作となっております。ワイドなテールアクション、水を噛み優れた安定姿勢を実現しています。研究により生まれた実用的なワーム。努力の賜物ともいえるスイングアクションはスレたバスに効果絶大です。 それぞれの特徴を見ていきましょう。
安定感を誇るスイムベイト
キビキビと、そして大きくスイングするテールアクション。ボトムでのズル引きやカーブフォールによるスイミングで効果を発揮する「スイングインパクト」。 ワイドなスイングアクションが最大な特徴。最強の水噛み、絶妙なロール、群を抜く集魚力を誇ります。万能型であらゆる場面で力を発揮する「スイングインパクト ファット」。 機敏なテールアクション、完璧なバランス、そして絶妙なロール。名前の通り、ただ巻くだけで表現できる「イージーシャイナー」 の3つがあります。「林 圭一」が自身で経験し試行錯誤して生まれた製品。林 圭一の想いの詰まった製品でなおかつ、数々の大会で数多くの人たちに良い釣果に繋がったまさに”生きる伝説”です。
”スレたバス”を魅了するソフトバイト
ソフトバイトは全部で10種類あります。 その中でも「イージーシェイカー」「マッドワグ」「セクシーインパクト」は定番となっています。 イージーシェーカーは、ダウンショットリグでの使い勝手、アクションを最優先に開発したストレートワームの自信作となっています。 「マッドワグ/マッドワグミニ」は思考を錯誤を重ねトライアンドエラーを繰り返し、丹念に作り込んだスイミングテキサスワームの決定版です。 「セクシーインパクト」はライフライクな動きを追求したピンテール系ストレートワームです。強力天然イカフレーバー配合。バイトを長く、そして深くします。
確かな技術を纏った”タングステンジグ”
1996年にケイテックを設立、その直後にリリースしたのがこのジグで、発売以来20年を超えた最古参アイテムです。種類も5つあり、改良を重ね、よりリアルなアクションが可能。ラバージグは、どこでも使え、なおかつ水深や水質に左右されないアイテムです。 “林 圭一の経験から生まれた品質“になるため、他との違いが使った人にだけわかります。
フリッピングの伝道師。林圭一が教える3つのテクニック
フリッピングとは、ルアーを振り子の様に低い弾道で、アシや倒木、杭などのシャローにあるカバー(立木や岩など)に至近距離で撃って行く釣り方です。 ポイントは、「カバーが存在すること」「その場所にルアーを狙い撃ちする」の2つになります。 フリッピングの先駆けである「林 圭一テクニック」を3つ紹介していきます。
テクニック1:バスの場所や生息地を意識する。
バスは、どういった場所に生息し、どういった動きをするのか? 「シャローに立木や岩などが豊富にあること。」「水が濁っていること。」を基本条件とします。また、季節によって使うルアーを使い分けたり、風向きによっても習性が異なるため、考えながらルアー選定していくことが大切です。林 圭一が実践と洞察し開発したケイテックのラバージグ、スイムベイトはバスを魅了します。
テクニック2:バスの習性を理解する。
活性の上下は、立木や岩などの影、または水中のちょっとした変化を見つけることが重要となります(バスは隠れた場所から獲物を狙おうとしているため)。基本的にシャローにいる魚は活性が高い、すなわち魚からはレストランというイメージです。的確にカバーのある場所にルアーをキャスティングすれば、活性が低い時期でも食いついてきます。キャスティングは練習すれば誰でもできます。まさに練習あるのみですね♪
テクニック3:やり方
これまでどのような場所にバスが存在するかをお伝えしてきました。 あとは、そこにルアーを届けていくだけです。 ロッドを全力で振ってキャストをするのではありませんから、意識することはは「精度」です。 いかに狙ったところを外さないか、刺激を抑えてバスに余計なプレッシャーを与えないかにかかっています。 コツはふんわり、動作に柔軟性を持たせて着水後に集中できるようになることが大切です。
まとめ
これまで「林 圭一」の経歴、ケイテックを設立したきっかけ(想い)を紹介してきました。 フリッピングの伝道師であり、なおかつ探究心と確かな洞察力で商品を開発した「林 圭一」はまさに生きる伝説です。丁寧さと勤勉さもあり、多くの人に親しまれ、尊敬されていました。 ケイテックのルアーは一人のカリスマから生まれたメーカーであり、「林 圭一」の生き様でもあります。これからも世界の人に愛され、バスフィッシング界へ語り継がれていくでしょう。