挿し芽(挿し木)とは?増やし方や発根させる5つのコツをご紹介!のイメージ

挿し芽(挿し木)とは?増やし方や発根させる5つのコツをご紹介!

挿し芽(挿し木)って何?聞いたことはあるけれど詳しくは知らないという人もいるはず。今ある株の茎の一部分を切り取り、土に挿して発根させるという増やし方を挿し芽(挿し木)と言います。ここでは簡単に挿し芽(挿し木)で増やしていく事ができるやり方とコツをご紹介します。

2018年10月15日更新

sarabande
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小さなお庭でのガーデニングも10年以上が経ちました。ガーデニングの基本的なノウハウから読者の方が知りたいと思う細かな情報までを提供できるような執筆を心がけています。また生活の豆知識、旅行の最新情報などもお届けできたらと思っています。
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目次

  1. 挿し芽(挿し木)とは?
  2. 挿し芽(挿し木)のやり方の基本
  3. 挿し芽(挿し木)に準備する物
  4. 挿し芽(挿し木)の成功の5つのコツをご紹介
  5. 挿し芽(挿し木)の成功のコツ1/5:時期
  6. 挿し芽(挿し木)の成功のコツ2:カットのやり方
  7. 挿し芽(挿し木)の成功のコツ3:下処理
  8. 挿し芽(挿し木)の成功のコツ4:管理場所
  9. 挿し芽(挿し木)の成功のコツ5:水やり
  10. 挿し芽(挿し木)の発根のめやす
  11. 簡単に挿し芽(挿し木)ができる植物5つをご紹介
  12. 挿し芽(挿し木)しやすい植物①ペチュニア
  13. 挿し芽(挿し木)しやすい植物②アイビー
  14. 挿し芽(挿し木)しやすい植物③ローズマリー
  15. 挿し芽(挿し木)しやすい植物④ウンベラータ
  16. 挿し芽(挿し木)しやすい植物⑤ポトス
  17. まとめ

挿し芽(挿し木)とは?

挿し芽(挿し木)って何?

挿し芽(挿し木)ってよく聞くけれど実際はどんな事なのか、あるいは難しいんじゃないかと思っている方が多いですね。 挿し芽(挿し木)とは今ある苗からさらに増やしていくやり方で茎の一部分を切り取ってそこから発根させて増やしていくやり方です。 1度覚えておくととても便利な増やし方で種ができない植物はもちろん、手軽に増やして更に育てるのが面白くなりますよ。

挿し芽(挿し木)って難しい?簡単?

挿し芽(挿し木)は難しい物だと思っていませんか? いえいえ、基本を知っておけば植物によって多少の違いはありますがどれもやり方は同じです。さらに成功するとその挿し芽(挿し木)の楽しさに誰もがはまってしまうんです。 やり方は簡単。中にはうちの中でも簡単にできる植物も! ここではまずは基本のやり方からご紹介します。

挿し芽(挿し木)のやり方の基本

基本は無菌加湿で。

挿し芽(挿し木)には色々と方法がありますが、土であれ水であれ基本は次の3つ。 ①無菌状態である事。 ②乾かないようにする事。 ③日光に当てない 発根するのに植物によって多少は違いますが、上記の事が必要になります。これを念頭に入れながら作業をすると成功するでしょう。

挿し芽(挿し木)に準備する物

無菌である土

挿し芽(挿し木)に向いている土といういのは、養分や肥料などを含まない無菌状態である事と保水性がある事。 特に赤玉土は何も含まれていない土であり、排水機能に優れているので通気性という点で挿し木に向いています。 他には鹿沼土も似ています。こちらは赤玉土よりも酸性度が高い土です。より多くの植物に使うのは赤玉土の方ですね。

保水性にも優れている土

排水性ばかりだと保水という部分が守られずに土が乾いた状態が長く続いたりしてしまいます。 保水性に優れているのはピートモス。この土を配合する事で排水と保水の両方が兼ね備えられると言う事なんです。 これにバーミキュライトもあれば足します。 配合の割合は、 赤玉土:鹿沼土:ピートモス:バーミキュライト =4:4:1:1。 初心者では面倒だと思うのであれば市販の挿し木用の土があるのでそちらを使っても良いでしょう。

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小さめのプランター

大き目のプランターよりも小さめの方が土が流れずに苗が動きません。 サイズは5~6号が適しているでしょう。 発根するのになるべく苗をしっかりと固定した方がいいですね。鉢底石を入れて通気性も良くしておくと良いでしょう。

発根しにくい植物は腰水で。

大きな入れ物(穴なし)に水を入れてその中に穴のあいたプランター(小)を入れます。 プランタの下部分だけが使った状態で底面から給水している状態ですね(腰水)。こちらは後ほど「水やり」の項目で詳しく後述します。 しかし発根しやすい植物であれば底面給水の必要はなく、普通のプランターで上からの水やりで充分に発根します。

1度に沢山の挿し木は野菜プランターで

挿し穂(挿し木に使う茎)が何本もある場合は幅の広い野菜用のプランターを使うと良いでしょう。 挿し穂の茎が太くて土に挿した時にグラグラしない物であれば、大き目のプランターで1度に何本も挿しておいて大丈夫!こちらは土の量も多いので上からの水でも乾かないので腰水にする必要がありません。 場合によってはこのまま植え替えずに挿したままで成長を楽しむ事ができますね。

鋭利に切れるカッターかハサミ

剪定用のハサミで構いませんが、さびていたり、使い古しの物であると鋭利に切れないかもしれません。 より発根させるためには、切り口をきれいに細胞をくずさないように切る事が大切です。 茎を土に挿す時もなるべく切り口を傷つけないように、土に棒で穴をあけてから茎をいれるようにするのがコツですね。

挿し芽(挿し木)の成功の5つのコツをご紹介

ここでは挿し木の成功するコツを5つ、 「時期、カットのやり方、下処理、管理場所、水やり」、 の項目別にご紹介します。

挿し芽(挿し木)の成功のコツ1/5:時期

生育期が簡単に発根

植物はそれぞれ多少は違いがありますが、ほとんどの植物の生育期が春。 芽吹き始める4月から猛暑になる前の7月までが1番簡単に挿し木できます。生育旺盛な時期こそ、植物自体が活発なので自ら根を出そうとするわけですね。そしてその逆である冬の休眠期が1番適していないと言えます。

梅雨時期は最適

湿気を条件とする挿し木なので、梅雨時期が1番最適と言えるでしょう。 日に当てる必要もなく気温もある程度で高い時期である事も適しています。しかし雨水は直接当たらない軒下などで管理するように注意しましょう。

暑い時期や休眠期は避ける

極端に暑い8月や霜が降りる12~2月は適していません。 暑い時期だと土の腐敗や茎のダメージ、また水分の蒸発などで発根を妨げてしまいます。 また寒い冬での挿し木は、霜が降りたりして茎の痛みや苗が休眠してしまうので、発根に時間がかかり枯れてしまいます。 もちろん冬の間に生育する植物はこれとは逆という事になりますね。

挿し芽(挿し木)の成功のコツ2:カットのやり方

元気の良い茎の中間部分をカット

今年出てきた芽を選び、先端は細くて発根しにくいので中間部分をカットします。 またこの時に出たばかりの芽は逆に発根しづらいかもしれないのである程度成長している茎が良いでしょう。太すぎるとこれもまた発根に時間がかかります。ちょうどよい大きさを選ぶと良いですね。

思い切り鋭利に斜めに。

鋭利な刃物で思い切りカットする事がコツです。 ぎざぎざにカットしてしまうと植物の細胞や組織が破壊されてしまい、発根の妨げになります。 更に右からと左からの両方で斜めにする事でより断面が広くなりますね。断面を広くして多くの根を出すための工夫と言うわけです。

挿し芽(挿し木)の成功のコツ3:下処理

より成功させるために発根促進剤を。

植物によっては発根促進剤を施さなくても成功します。 しかし発根しにくい植物やより成功させるために、土に挿し穂を挿す前に、カットした断面に発根促進剤である「メネデール」や「ルートン」などをつけてから土に挿すと良いでしょう。 水にうすめて一晩つけておくやり方もあります。

炭酸水で水あげ

「あのシュワシュワの炭酸水を植物に?!」とびっくりしてしまいそうですが、最近人の体にも炭酸水が活性化してくれると言われています。 同じように植物にもこの炭酸水で成長を促進させる働きがある事と、切り口の腐敗を抑えてくれる働きもあるようです。 これらを踏まえて土に挿す前に下処理として炭酸水に一晩つけておくというのも1つのやり方ですね。

konyuka1223さんの投稿
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挿し芽(挿し木)の成功のコツ4:管理場所

直射日光が当たらない場所

雨水が当たると苗が動いたりするので軒下や直接日光が当たらないけれど明るい場所というのが挿し木には向いています。 ベランダなども適していると言えるでしょう。北側では気温が低かったり暗い場所になりますので要注意です。 観葉植物の多くは、うちの中でも充分に発根できる物が多いですね。

うちの中で挿し芽(挿し木)

観葉植物や、水耕栽培の植物はもともと、うちの中で育てる物。 こういった植物の挿し木はやはりうちの中で手軽にできます。 天気や外気の変化などを気にせずに出来るのと、こういった植物は水挿しでも発根する物が多いので、初心者にとっては様子がわかりやすくチャレンジしやすいですね。

挿し芽(挿し木)の成功のコツ5:水やり

毎日、土が乾かないように与える

挿し木には土が乾かないと言うのが一番の条件とも言えますので水やりには十分に注意が必要です。 毎日与える事はもちろん、夏の暑い時期には1日に2回与える場合もあります。 やり過ぎは逆に腐敗やカビの原因にもなるので気を付けましょう。

時間の無い人は腰水で

大きな穴のあいていない水入れに、穴のあいた普通のプランターに入れた挿し木を、水が下から3/1くらいの部分までくるくらいがいいでしょう。 こうする事で毎日の水やりの手間が省け、常に加湿の状態を保つ事ができるんです。 しかし夏の気温が高い時は、この水をこまめに変える事が必要です。水温上昇と水の腐敗を防ぐ為ですね。

挿し芽(挿し木)の発根のめやす

苗をなるべく動かさないのがコツ

発根しているかどうかつい苗を引き上げて中を見たくなりますね。 しかしここは我慢! 苗を抜くと根や茎を傷つけたり、日光にも当ててしまうのでできれば避けたいもの。とにかく発根するまでは苗を動かさないのがベスト!逆に日が経つにつれて、苗がグラグラしてきたと感じたらもしかしたら枯れてる可能性があります。

出ている部分で判断する

苗を動かさずに今出ている部分で判断します。 茎や葉の緑色が色あせる事なく、また変色などもしていないようであれば生きている証拠。 もしいつまでも発根しようとしない場合は上の部分が枯れたように茶色になったり茎がうなだれてきたりして弱っているように見えます。そうでなかったら、ほぼ成功していると言って良いでしょう。

発根にかかる日数を知っておく。

植物によってはその発根するまでの日数が大体決まっています。 土に挿した日を書き留めておきましょう。その発根にかかる日数を過ぎるまでに枯れていないようであれば成功している事が多いです。 念のために発根日数を1週間過ぎるくらいまで待ってみて、少し苗を引いてみます。引いている途中で何となく根がはっていると思ったら抜いて確認しましょう。

簡単に挿し芽(挿し木)ができる植物5つをご紹介

中には上記のような面倒な下処理などもせずに、ただ土に挿すだけで自然と発根する植物があります。 ここではそういった簡単に挿し木ができる植物をご紹介します。 「ペチュニア、アイビー(ヘデラ)、ローズマリー、ウンベラータ、ポトス」 順番にご紹介していきますので、これから購入を考えている方も育て方の一つとして、こちらをご参考にしていただけると嬉しいですね。 それではご紹介します。

挿し芽(挿し木)しやすい植物①ペチュニア

花が咲く植物の中でも挿し木が簡単。

きれいな花を春から秋にかけて長期間、咲いてくれるペチュニア。 つるのように伸びるタイプやこんもりと多く茂タイプなど品種も様々です。 その中でも挿し木で増やして育てられる品種も多く出ています。しかもそのやり方はとても簡単です。今からそのやり方をご紹介します。

長さ8センチくらいの茎を切り取る

元気の良さそうな茎を8センチくらいの長さで切り取ります。 苗の先端部分の細い部分よりも中間くらいの太目の茎を切り取るのが良いでしょう。 土に挿す下の部分の葉や、蕾や花がついていたらカットします。あまり神経質にならなくても大丈夫です。

土に挿すだけ

後は土に挿すだけです。 管理場所などもあまり神経質に注意する事なく夏の暑い時期は避ければ日光に当てても大丈夫です。不安であれば半日陰くらいで当たる場所におきましょう。 水やりも普通に親株と同じように与えて構いませんよ。

挿し芽(挿し木)しやすい植物②アイビー

葉の形がかわいい多用なアイビー

花こそ咲きませんが、葉の形がアヒルの足のようで可愛くていつでもきれいな緑色。 どの時期でも使う事ができ単体でも、寄せ植えでも必ずと言っていいほど使われており、またツルを生かしてハンギングやフェンスに絡ませたりと活用様々なアイビー! ヘデラともいわれるこの植物はいとも簡単に発根して増やしていく事ができるんです。

ツル先端ではなく中間を切り取り。

ツルがどこまでも伸びていくアイビー。 挿し木に使う部分は先端の細い部分よりも中間部分の太目のしっかりした部分を切り取りましょう。 土に挿す部分の葉は切り落として割りばしか、指で土に穴をあけて挿し穂を入れます。 このまま半日陰で乾かないように水やりをすれば2,3週間で発根しますよ。

水挿しでも増やしていく事ができる

アイビーの繁殖力はすごいものがあります。 切り取った茎は他の植物とおなじように下の部分の葉をカットして、その後は水でも土でも挿すだけで発根します。 うちの中でインテリアとして使う場合は水挿しで、大きく育てたい場合は土挿しで増やしていくといいですね。

挿し芽(挿し木)しやすい植物③ローズマリー

ハーブとしてうちの中で万能。

ローズマリーと言えば肉料理。 香ばしい香りが色んな料理に使えます。 また殺菌作用もあるので、そのままお風呂に入れて香りを楽しむとともに、体の消毒もできますね。しかも常緑樹なのでうちの中でも1年中、いつでも活用できる優れもの! さらにかわいい小さな水色の花も咲くんですよ。

繁殖力がすごい

色んな事に使えるローズマリー。 その繁殖力がすごくて、細い茎はみるみるうちに太くなり細い茎も四方に広がります。特に地植えの場合の繁殖はすごい! そんなローズマリーだからこそ挿し木も簡単。茎もどこからでもOKで、切り取って土に挿すだけですぐに発根します。

乾燥ぎみを好む

あらゆる料理に使えるローズマリー。 「できれば水挿しで増やしてそのまま水耕栽培でうちの中やキッチンに置きたい。」 ところですが、、、、 加湿はあまり向いていないのと、日当たりを好む植物なので、うちの中ではなく戸外が理想ですが、場所がない場合はせめてベランダで管理しましょう。

挿し芽(挿し木)しやすい植物④ウンベラータ

うちの中で楽しむ人気の観葉植物

今やうちの中でのインテリアとして 大人気のウンベラータ。 お洒落アイテムとして、カフェやお店でもよく見かけますね。大きな色鮮やかなハート形の葉を特徴としてうちの中の雰囲気をがらりと変えてくれる! 「永久の幸せ」と言われているようにおうちの中に幸せをもたらせてくれる、そんなウンベラータも簡単に増やす事ができるんですよ。

水挿しでも簡単に発根

ウンベラータは水挿しでも発根します。 土よりも目に見えて根が出ているのが分かるので初心者にとっては簡単ですね。 茎をカットすると切り口が白い液体が出てきます。これは皮膚につくとかぶれたりするので充分に気を付けましょう。 あと注意するのは水挿しの時に充分に水を吸い上げるために、葉をカットしてあげる事です。2枚程度残す場合も、大き目なので半分くらいに切り落とします。葉からの蒸散を防ぐためですね。

nodoharu88さんの投稿
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数週間で発根

発根日数はその時の環境で違いますが、数週間から1ヵ月もすれば発根します。 ある程度根が伸びてきたら土に植え替えをしましょう。その後は親株と同じようにうちの中で育てればOK!

yukiococo0126さんの投稿
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挿し芽(挿し木)しやすい植物⑤ポトス

うちの中で優しい存在の観葉植物

ポトス、こちらも初心者でも育てられる観葉植物として人気です。 ウンベラータのような大きな葉ではなく、きれいな緑だったり黄色の班入りの物であったり。 つるを垂らすようにしてハンギングにしてもいいですね。場所もとらないし、コンパクトにまとめる事ができます。そんなポトスも繁殖力がすごく簡単に挿し木で増やしていく事ができるんですよ。

水挿しでそのまま水耕栽培

ポトスも水の中で簡単に発根します。 元気そうな茎をカットして水に挿すだけ。注意するのは、茎の中に節があるのでその部分を残してカットするのが成功のコツです。 そのまま水耕栽培(土を使わない栽培)をしてハイドロカルチャーと言われる人工的に工夫された育て方でも楽しめますよ。 うちの中で育てるにはこのやり方も便利ですね。土で汚す事なく、また水やりの頻度も低くて時間の無い人には最適と言えるでしょう。

hiiiiiiiro_my_homeさんの投稿
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土挿しも簡単に発根できる

もちろん、土挿しでも簡単に増やして育てる事ができるんです。 神経質に色々と気にする事なく伸びているツルをカットします。その時に節が2つくらいあるといいでしょう。 あとは土に挿すだけです。穴をあけてから茎を入れるようにします。

まとめ

中々しなかった挿し木、でもやり方を知っていれば簡単にできるんです。 うちの中でもできる植物も多く1度挿し木を覚えるとまさに植物の生命を直に感じる事ができるでしょう。 「失敗しても、まあいいか!」くらいの気持ちで試す事です。 面白さの方が勝って次から次に挿し木したくなりいつの間にかはまってしまいますよ。 ぜひこの機会に気になる植物や実際にお家で育てている植物の挿し木を行って見てはいかがでしょうか?自分が育てた植物が増えていくことをより実感できますし、より愛着が湧いてくると思いますよ!

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