イカの沖漬け簡単アレンジレシピご紹介
濃厚なイカのうま味
イカの沖漬けは、イカの濃厚なうま味とタレの美味しさが相まって、お酒やご飯の お供として人気があります。 今回はイカの沖漬けをさらに美味しくするためのアレンジレシピを5選ご紹介します。 誰でも簡単に出来る作り方なので料理が苦手な方でも安心です。 新鮮なイカが手に入ったら是非作ってみましょう。
イカの沖漬けとは
漁師の料理
「イカの沖漬け」とは、漁師さんが沖でとれたイカを船上で生きたまま醤油ダレに 漬けて食べてる漁師メシです。 イカの海水を吐き出しながら進む性質を利用してタレに漬けると、タレを吸い込み ながら内側と外側両方でしっかりと味が染みていきます。 イカ墨が混ざるとさらにうま味が増して美味しくなり、イカのうま味が凝縮された 食べ方になります。
ホタルイカが有名
日本海の名物
イカの沖漬けと言えばホタルイカが有名で居酒屋や料亭、スーパーでも見かける事が あります。 本州の北部からオホーツク湾近海に生息していて、特に富山湾が有名です。 産卵期は、浅瀬に上がっていて夜に海岸線を歩くと波がホタルの様に光って見えるので北陸の風物詩となっています。 海岸にうちあがってしまうほどで、夜に懐中電灯と網を構える姿をよく見かけます。
鮮度と下処理
鮮度の落ちが早く処理が大変なので、生の状態ではあまり出回りません。 よく見かけるホタルイカはボイルした物が多いです。 生の状態から沖漬けとして食べる時は、内臓と目を除去してから-20℃で48時間以上冷凍庫で凍らせてから食べましょう。 ホタルイカはさばきにくいので処理が難しいです。
寄生虫の「アニサキス」は冷凍ではなかなか死なないので、ホタルイカの様に鮮度が 落ちやすく処理がしにくいイカは、熱処理をしてから沖漬けにするのがおすすめです。 大きなサイズのイカなら胴体に細かい切れ目を入れてアニサキスをカットすれば 大丈夫です。 イカを調理する時はしっかりと処理をしましょう。
簡単なイカの沖漬けレシピ
沖漬けの作り方
まずはイカの沖漬けの作り方をご紹介します。 スーパーなどで新鮮なイカが手に入ったらおすすめの食べ方です。 釣れたてのイカは、合わせ調味料をそのままイカと合わせておけば大丈夫です。 食べる前にしっかりと内臓などを処理してから食べましょう。 一晩以上漬ければしっかりと味が染みます。
材料 イカ 2杯 しょう油 200cc みりん 200cc 酒 100cc だし昆布 適量
1.鍋にしょう油、みりん、酒を入れ火にかけます。沸騰の直前で火を止め冷やします。 2.イカは胴体をそのまんまで水洗いをします。 3.水をしっかり切ったイカをタッパーに入れ、だし昆布と冷やした調味料をいれて冷蔵庫にいれ一昼夜寝かせます。 4.味がしみたら適当に切っていただきます。
おすすめの漬け方
パックに入れて漬けるのがおすすめです。 釣りたての場合、イカ墨は2、3匹分だけにしてあとは吐かしてから入れましょう。 全部入れてしまうとイカ墨が強くなってしまいます。 釣りに行く時はジッパー付きの袋に入れると便利です。 釣れたてのイカと漬けダレをそのまま合わせてみましょう。
おすすめのタレご紹介
人気YouTuber「釣りよかでしょう。」で紹介されているイカの沖漬けに合う 醤油タレをご紹介します。 実際に釣れたてのイカを漬けている様子がわかります。(6:30~7:15) 袋にイカを入れてそのまま醤油ダレを入れて使います。
タカミヤ イカの笑油だれ 1.8L
イカの笑油だれ
コメント
九州で有名な釣り具メーカーのタカミヤが開発した甘めの醤油ダレです。 イカの沖漬けはもちろん、タイなどの白身や卵かけご飯との相性がとても良いです。 漬けたイカや白身をお茶漬けにするのがおすすめの食べ方です。 通販サイトでも人気の商品です。 いろんな食べ方をしてお気に入りの味付けを探してみましょう。
簡単なイカのさばき方
美味しくイカを食べるために
イカの基本的なさばき方を紹介している動画です。 釣れたてのイカや沖漬け、スーパーのイカでも同様にさばきましょう。 1.耳を下に置き胴体の真ん中に切れ目を入れて、胴体を抑えながらゲソを引っ張り 剥がします。 2.イカの目の上を切り内臓とゲソに分けます。 3.墨袋を外し、イカワタと内臓に分けてイカワタの薄膜を剥がします。 4.ゲソの真ん中に切れ目をいれて口を取り、ゲソに付いている爪を包丁で削るように取ります。 5.胴体の薄皮を剥がします。 6.寄生虫(アニサキス)処置のため目視しながら2m程度の切れ目を全体に入れます。 7.お好みの大きさにカットして調理しましょう。 アニキサスはカットするか熱を通すと安全です。
注意事項
「アニサキス」、「イカの精巣」、「爪」は必ず除去しましょう。 体調をくずしたり食感悪くなります。 アニサキスはイカ以外にもサバやハマチなどにもいて、新鮮なものほど注意が 必要です。 またイカのゲソの長い部分は、いろんな物を触っているので切り落とした方が 良いです。 上記の3つを守ればイカの美味しい食べ方が出来ます。
イカの沖漬けアレンジ料理ご紹介
簡単なアレンジ料理の作り方
イカの沖漬けをそのまま食べても美味しいですが、ひと手間かけてさらに美味しく 頂きましょう。 イカの沖漬けアレンジレシピを6つご紹介します。 ご自宅によくある材料ばかりなので試してみましょう。 イカのうま味を楽しんでください。
1.イカの沖漬け贅沢卵かけごはん
ごはんでガッツリ!
卵の黄身との相性が抜群で、ご飯の上にのせれば言う事なしです。 トッピングにキムチやネギ、ごま、しょうがなども加えれば美味しくなります。 お腹がすいている時にガッツリとかきこんで食べましょう。 漬けダレだけで充分に味があるので、好きな食材と合わしてみましょう。
材料 (2人分) マイカ 2杯 卵黄 2個 キムチ 小皿2杯 ねぎ(みじん切り) 1/4 ご飯 お好みで沖漬けの素 300ml 醤油 少々
1.釣った、もしくは購入したマイカを沖漬けの素に投入します。 2.1時間程冷暗所で漬けこんで、しっかり色が付いたら取り出して捌きます。 3.ご飯の上に綺麗に並べます。この時に醤油を少し垂らすと味が少し濃くなります。 4.卵黄、キムチ、ネギをトッピングすれば完成です。
2.イカ沖漬けのホイル焼き
酒の肴にピッタシ
味が染みたイカの沖漬けをホイル焼きにすればプリッとした食感になります。 またイカワタの濃厚な味に日本酒などと合わせて食べるのがおすすめです。 マヨネーズやレモンを加えるとマイルドになるので、苦い味が苦手の方は 試してみましょう。 イカワタと身を絡めながら食べてみましょう。
材料 (一人分) 沖漬けのイカ 一杯(一匹) バターまたはオリーブオイル 10g程度 マヨネーズ お好みで レモン 半分
1.解凍した沖漬けのイカから胴体と足のつながった部分を指ではがしてワタと中骨を抜き取る 2.目の部分と口、胃などをとる、足は長いところは切り捨てて二本ずつに切り分けるワタから墨袋を注意して外す 3.胴の中にワタと足を入れて半量のバターを入れ胴の空いてるところを爪楊枝で閉じる、姿のまま盛り付ける場合は化粧包丁を入れる 4.二重にしたアルミホイルで半量のバター(オリーブオイル)と一緒に包み短辺の口もしっかり折閉じる 5.蓋をした鉄フライパン、オーブントースターなどで弱火で7~10分程度焼く 6.切ってお皿に移して召し上がれ、マヨネーズが良く合います
3.イカの沖漬け風でペペロンチーノ
おしゃれなパスタに
イカ墨のパスタよりあっさりとした味になります。 味が付いているのでフライパンで茹でたパスタと合えるだけです。 イカにあまり火を通さないように気をつけましょう。 お好みでイカ墨を混ぜても美味しいです。
材料 (2人分) スパゲティー 200g オリーブオイル 大2 ニンニク 1片 鷹の爪 1本 イカ(お刺身用) 1杯 ■ 漬けこみ用液 ◎酒 50cc ◎みりん 50cc ◎しょうゆ 50cc
1.酒+みりんを鍋にかけ煮切り醤油を加えフツフツとしてきたら火を止め冷ます 2.1にイカを解体し細切りにゲソも2cmに切り入れスミも捨てずに1に入れて半日くらい冷蔵庫で漬ける 3.ニンニクはみじん切りに鷹の爪は種を抜いて、スパゲティーは指定の茹で時間マイナス1分茹で始める 4. オリーブオイル+ニンニク+たかのつめをフライパンに入れて火を点ける香がたってきたら鷹の爪を取り出す 5. 2の漬かったイカを汁ごと入れて軽く火が通るまで炒める 6.茹でたスパゲティーを入れて全体にからませて完成
4.イカ飯(沖漬けスルメイカ飯)
簡単なイカ飯の作り方
駅弁では有名なイカ飯ですが、自宅で作ろうとするとなかなかうまくいきません。 沖漬けになったイカなら身ともち米にしっかり味が染みるのでおすすめの作り方です。 炊飯器で簡単に出来るので試してみましょう。
材料 (1人前) 沖漬けスルメイカ 2匹 もち米 1合くらい ■ 水
1.もち米を水に漬けておく。 2.沖漬けのスルメイカを使います。そんなものはないという方は醤油2みりん1酒1しょうが少々でタレを作り、イカを漬けとく。 3.タレは捨てないで別に取っておいて下さい。イカの中にもち米を6~7割くらい詰め、つまようじで留める。 4.炊飯器にイカを入れる。イカがひたるくらいタレ:水=1:1で入れる。炊飯器のスイッチ入れて、炊けたら、出来上がりです。
5.美味しい黄身ダレの作り方
釣りよかでしょうで紹介されていた食べ方です。 動画は刺身ですが、沖漬けでも美味しく頂けます。(0:00~7:00) ご飯やお酒に合う最高のタレになります。
新鮮な生で食べるならコレ!
イカワタと卵の黄身を合わせた美味しいタレです。 マイルドな舌触りから濃厚なうま味の変化を楽しめます。 タレはお好みで調節してみましょう。
【材料】 イカワタ 1つ 卵の黄身 1つ 漬けタレ 適量 1.新鮮なイカワタをザルでこします。 2.黄身とお好みで漬けタレをあわせて完成です。
6.蛍イカとセロリのマヨ炒め
炒めても美味しい
セロリのような食感のある葉野菜とも相性がよくフライパンで軽く炒める だけです。 レシピはホタルイカですか、違うイカの沖漬けでも大丈夫です。 マヨネーズ以外にもトウガラシやしょうがなど香りの強い調味料と合わせても 良いです。 チャーハンと混ぜて食べると美味しいです。
材料 (1~2人分) 蛍イカの沖漬け イカ10杯分ぐらい セロリ 茎の部分15㎝と飾り用の葉少々 マヨネーズ 小さじ1
1.セロリの茎を3~4㎜厚に斜め切り、油を敷いたフライパンで炒める。 2.1に蛍イカの沖漬け(漬け汁も少し入ってOK)とマヨネーズを加えて更に炒める。 3.器にセロリの葉を敷き、上に3を盛り付けて出来上がり。
イカの沖漬けを美味しく食べましょう
刺身とは違う味わい
イカの沖漬けは大人の味付けですが、ご紹介したアレンジレシピを使えば子供でも 食べやすくなります。 漬けにする事で保存期間も長くなるので、たくさんのイカがある場合は沖漬けにして おきましょう。 また様々なアレンジをしてイカの沖漬け美味しく食べて頂きたいです。 ご紹介したイカの沖漬けの簡単アレンジレシピを参考にしてください。