検索アイコン
エックス
Facebook
LINE

サンチュを育てて今夜は焼肉!美味しく育てる10のポイントをご紹介!

焼肉に欠かせないサンチュは、食べやすく栄養価が高いのでサラダにもぴったり。それに育てるのが簡単で、初心者でも栽培に挑戦できます。より美味しくなる、失敗しない育て方をご紹介していきます。上手に育てれば、新鮮なサンチュをたくさん収穫できますよ。
2020年8月27日
gauyorim
※商品PRを含む記事です。当メディアはAmazonアソシエイト、楽天アフィリエイトを始めとした各種アフィリエイトプログラムに参加しています。当サービスの記事で紹介している商品を購入すると、売上の一部が弊社に還元されます。

目次

この記事で紹介しているアイテム

住友化学園芸 花工場原液 1200ml(1200cc)

サンチュについて

サンチュはお肉によく合いますよね、 焼肉をサンチュで巻く食べ方は定番になりました。 葉の大きさや厚み、質感が、包むのに丁度いいんです。 サラダにも最適で、おすすめレシピは後半でご紹介します。 サンチュはレタスの一種です。 まずは一般的なレタスとの違いや、由来などをご説明します。

レタスの種類

レタスにはいくつかの種類があります。 玉レタス、リーフレタス、立ちレタス、カッティングレタスと、 大まかに4つの分類ができます。 食感のよい一般的なレタスは、玉レタスです。

サンチュは何レタス?

レタス全体の和名を「萵苣(チシャ)」といいます。 レタスを4つに分類した内の1つカッティングレタスは、 収穫する分だけ下の葉を掻き取ることから「掻き萵苣」と名付けれらました。 呼び名は他に「包菜」や「チシャ菜」があります。 この「掻き萵苣」を朝鮮語に訳すと「チマサンチュ」、 つまり焼肉で食べるサンチュは、カッティングレタスになります。

サンチュではなくサニーレタスかも

焼肉屋でサンチュを注文するとサニーレタスが出てくることもあります。 サニーレタスはリーフレタスの分類ですが、サンチュと味が似ています。 そして日本ではサニーレタスの方が多く出回っているので、 サンチュの代わりに提供されたりします。

サンチュの栄養素

サンチュには栄養が豊富に含まれています。 ビタミンA、ビタミンB群、ビタミンC、ビタミンE、 βカロチン、カルシウム、鉄分、カリウム、 ラクッコピクリン、食物繊維など。 油によって吸収が良くなる栄養素が多いです。 なので焼肉にぴったり。 ビタミンAやビタミンE、βカロチンは老化防止に役立ちます。 アンチエイジングにおすすめです。 ラクッコピクリンは、気分の安定と睡眠を誘う効果があります。

新鮮で美味しいサンチュが食べたい

今夜は我が家で焼肉!となれば、 カッティングレタスの本格的で新鮮なサンチュで食べたいですよね。 それならいっそのこと自分で育ててしまいましょう。 失敗しない美味しくなる育て方をご紹介します。

サンチュを育てる時期

サンチュは初心者の方でも栽培できます。 寒暖ともに強く、手間も少なく、害虫の心配もあまりありません。 最適な時期に種まきをすれば、 長期間に渡って美味しいサンチュを収穫できます。

サンチュの種をまく時期


種まきは、2〜4月の春(春まき)、8〜9月の秋(秋まき)のどちらかに行います。 この2つの内、秋まきがおすすめです。 レタスは涼しい環境の方が適しています。

サンチュの種は秋まきが良い理由

春まきの場合、成長する時期が暖かいため、害虫が発生してしまう可能性があります。 そしてすぐに夏となり、とう立ちして味が落ちてしまいます。 秋まきであれば涼しくなってきた時期に成長しますので、長い期間で収穫ができます。 さらに昼夜の寒暖の差で、味がより良くなります。

サンチュの種について

サンチュには青葉種と赤葉種があり、味はほとんど変わりません。 お好みで選んで下さい。 一緒に育てると彩を楽しめますよ。 品種は、タキイ種苗の「チマサンチュ(青葉種)」か 「チマサンチュ(赤葉種)」がよく使われます。

サンチュの育て方10の手順

サンチュの育て方をご紹介します。 より美味しく育てるために、秋まきを前提にします。 この各手順は美味しく育てるためのポイントにもなります。 丁寧に種をまき、適切な管理をすれば簡単ながらも上手に育てられます。

10-1.サンチュの種のまき方と準備

秋まきの時期は残暑にあたり、気温がまだ高めなので発芽しやすいです。 そのため直まきが良いでしょう。 簡単に栽培できる標準的な60cm以上のプランターを使います。 培養土は野菜用の園芸土で十分です。 プランターの底に鉢底石をまんべんなく敷きます。

10-2.培養土の準備について

培養土は、種をまく数週間前にプランターへ入れておき、馴染ませます。 土を入れる際、プランターの上縁から土の表面まで 2〜3cmほどの空間を空けておきます。 水をやった時に溢れ出ないようにするためと、 一時的に水を溜めてゆっくりと染み込ませるという目的があります。

10-3.サンチュの種をまく

培養土の準備ができたら、サンチュの種を直まきで点まきしていきます。 サンチュは光が必要な好光性種子なので、穴は浅めの5mm程度にします。 1穴あたり8粒ほどの種をまき、 大きく育った状態を想定して株間は15cm程度にします。 被せる土も薄くして下さい。 まき終わったら、種が移動しないように慎重かつたっぷりと水をやります。

10-4.防虫ネットをかける

種をまいた後、念のため防虫ネットをかけます。 虫による直接の害は少ないのですが、病気の感染などを防ぐことができます。 防虫ネットをかけても虫が付くことはありますので、 葉が出てきてある程度成長したら、葉の裏まで確認して見つけたら取り除いて下さい。


10-5.土の状態を観察する

土を観察し、乾いているようなら水をたくさんあげます。 まだ発芽していない時は、土が乾燥しないように注意しましょう。 発芽してからの頻繁な水やりは根腐れの原因となります。 土が乾燥したら1回の水やりでたっぷりと与えます。

10-6.間引きを行う

発芽し双葉が見られるようになったら間引きを行います。 1ヶ所あたり、状態の良いもの4株を残して下さい。 本葉が3枚ほどになると、1ヶ所にある株の感覚が狭くなります。 ここで2回目の間引きを行います。 1ヶ所あたり育ちが良いもの2株を残します。

10-7.育てる株を選ぶ

本葉が4枚ほどになった段階で、最後の間引きを行います。 1ヶ所あたり、これから育てていく1株を残して下さい。 ここで間引いたものは食べることができますよ。 虫が付いていた形跡を見つけたら、火を通す必要があります。

10-8.追肥を行う

発芽後、2〜3週間ごとに追肥が必要になります。 葉の色が薄かったり黄色い場合には。その都度与えます。 ただ、元気のない状態が肥料不足とは限らないことに注意が必要です。 肥料のやり過ぎもよくありません。 水をこまめにやり過ぎていないか、日あたりは十分かなどを見直し、 環境に問題がなければ液肥をあげて下さい。

住友化学園芸 花工場原液 1200ml(1200cc)

10-9.成長してきたら

ある程度成長すると、 光が当たり続けることでトウ立ちしてしまう場合があります。 夜は光を当てないようにしましょう。 そして株間が詰まってくるのは、元気に成長している証です。 これまでより多めに肥料を与えます。

10-10.サンチュを収穫する

茎が20〜30cmまで成長したら、いよいよ収穫です。 株はそのままに、下の葉から食べる分を掻き取ります。 あまり欲張らずに5枚以上は残しておきましょう。 1週間ほどで葉が再生します。 この後も葉の再生と成長を続けていますので、定期的に追肥も行って下さい。

サンチュを使ったおすすめサラダ3選

サンチュはお肉を巻くためだけの野菜ではありません。 サラダとして食べてても美味しく頂けます。 生で食べれば栄養素が壊れずそのまま摂取できますよ。 そこで、サンチュを使ったおすすめのサラダとレシピをご紹介します。

サンチュのサラダ.3-1


【材料】(2~3人分) ●サンチュ10枚ぐらい ●水菜1株=1/2~1/3袋 ●にんじん少々 ●刻み海苔、糸唐辛子(あれば)適宜 【ドレッシングの材料】 ●ドレッシング* ●ポン酢大さじ2杯半 ●レモン汁 小さじ1杯 ●ごま油 小さじ1杯 ●ラー油2滴 ●ねぎ(みじん切り)大さじ1杯 ●しょうが(すりおろし) 小さじ1杯 ●すりごま(白) 小さじ2杯 【作り方】 1.写真のような、しっかりしたタイプの菜っぱを使います。 2.軽く洗って冷水に3分間浸け、しっかり水切りしてビニル袋にふんわり入れ冷蔵庫にしまっておきます。 (この時点ではちぎりません) 3.水菜は根元を切り除いてから4cmの長さに、にんじんは千切りに。 こちらは水に浸ける必要はありません。 4.ドレッシングの材料をコップなどに全て入れてよくかき混ぜます。 レモン汁が無ければそのぶんポン酢を少々増やします 5.手でちぎったサンチュ、水菜、人参をボウルに入れ、もう一度かき混ぜたドレッシングを加えてさっくり合わせ出来上がり。

ドレッシングがポイントになります。 先に作っておけば、いつでも簡単に韓国風サラダを食べられます。 ドレッシングを大量に作り過ぎて消費が遅くなると、 痛んでしまいますのでご注意下さい。

サンチュのサラダ.3-2

【材料】 ●サンチュ1袋 ●人参3~5cm ●きゅうり1本 ●のり1枚 ●塩適宜 ●ごま油 適宜 【作り方】 1.サンチュは一口大にちぎって、洗って水をきっておく。 2.きゅうりは縦半分に切って斜め薄切りに、人参は千切りにする。きゅうりと人参はそれぞれ塩もみして絞っておく。 3.1と2をあわせて塩を入れて手で混ぜる。よく混ざったらごま油を加えさらに混ぜ、海苔を小さくちぎって加える。

シンプルですがレシピ通りに作るだけで、 焼肉屋さんで提供されるような味わいになるサラダです。 韓国のりを使うともっと本格的になります。 辛さはないので、お子様におすすめです。

サンチュのサラダ.3-3

【材料】(2~3人分) ●サンチュ12枚 ●韓国のり3~4枚 ●貝割れ1/2パック ●胡瓜1本 ●ごま油 大さじ1 ●レモン汁 小さじ2 ●にんにく 1片分 ●塩ふたつまみ ●ブラックペパー少々 ●白ごま大さじ1 【作り方】 1.サンチュは食べやすい大きさにちぎる。 貝割れは1/2に切る。胡瓜は斜め薄切り。にんにくはすりおろす。 2.ボウルに1のサンチュ、貝割れ、胡瓜を入れ、ごま油、レモン汁、にんにく、塩、ブラックペパーを加え混ぜ合わせる。 3.お皿に盛り、韓国のりをちぎって加え、白ごまをちらして完成!

1度にサンチュをたくさん食べられる味付けのサラダです。 ご飯にも合いますよ。 サンチュの成長が早くてたくさん収穫できた時におすすめです。

サンチュを育てて美味しく食べる

サンチュは誰でも簡単に栽培できます。 秋に種まきを行い、少しの手間をかけてあげるだけで、 美味しいサンチュに成長します。 育ったサンチュを食べる分だけ収穫し、 さっとすぐに新鮮なサラダを作ることができます。 上項でご紹介したレシピをぜひ参考にしてみて下さい。 もちろん焼肉にもぴったりです!