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アスパラガス育て方!家庭できるも簡単栽培方法とコツをご紹介

家庭でも出来るアスパラガスの簡単な育て方をご紹介! アスパラガスは一度植えてしまえば他の野菜と違ってほとんどお手入れがいらない野菜だってご存知でしたか? しかも!約10年も収穫出来るんです! そんな家庭で簡単アスパラガスの育て方やコツをご紹介!
2020年8月27日
emimin06
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家庭で簡単!アスパラガスの育て方

アスパラガスを育てるのって難しいと思っていませんか? 実は、アスパラガスの育て方は少しコツを掴んでしまえば後は殆どほったらかしで栽培出来てしまうんです。 ただ、アスパラガスは種まきから始まって…収穫出来る時期が3年は待たないといけない。 と言うデメリットがあります。 でもその分、3年我慢すると毎年収穫出来るのも魅力的です。 「そうは言ってもせっかく種まきしたのに3年はなかなか難しい…」と言う方も多いと思いますので、今日は、家庭で簡単に出来るアスパラガスの育て方をご紹介したいと思います。

ホワイト?グリーン?アスパラガスの育て方 あなたはどっち?

さてここでアスパラガスを育てる前にどちらのアスパラガスを育てるのかを決めましょう。 実は、良く見るグリーンアスパラガスと、ホワイトアスパラガスは品種は同じなんです。 日当たり抜群のお日様の下で育てたのがグリーンアスパラガス 一方、日当たりが悪い育て方をしたのがホワイトアスパラガスになります。 ホワイトアスパラガスにする場合は、発芽前に盛り土をして日当たりを悪くしないといけないので最初にどちらのアスパラガスを育てるのかを決めておく必要があります。

アスパラガスは種まきからではなく大苗や根株から育てる!

冒頭で説明した様に、アスパラガスを種まきしてからだと3年かかってしまいます。 「種まきから始めた方が安上がりだし、愛情がわくから種まきからしたい!」と言う様な種まきから始めるのが好きな方にはいいのですが、殆どの方が「種まきよりも早く収穫したい!」と思うのではないでしょうか? そんな方に、大苗や根株から育てる方法をご紹介したいと思います。 アスパラガスは、大苗から育てるだけで来年の春にはアスパラガスを収穫出来るんです。(苗によっては残念ながら一年目は見送らないといけない場合があります。) これなら家庭で簡単にアスパラガスを育てられるので栽培も簡単です。

アスパラガスの育て方~初心者の注意~

先ず、苗を選んでいきます。 その際は、大苗を選ぶ様にして下さい。 大苗だと春には収穫出来る可能性が高まります。 せっかくアスパラガスを植えたらなるべく早く収穫したいですよね。 なので、苗を買う際は、小さな苗(1年目や2年目の可能性があるので安い)を買うのでは無く大苗を買う様にしましょう。 また、誰かに株分けをして貰い栽培する場合や、自分の根株を株分けした場合は、株分けをした年には残念ながら収穫出来ないので次の年から収穫時期に収穫し、株分けした物は違う場所に栽培しておき、大苗を買ってくる、または、元のアスパラガスの栽培に力を入れるのもいいかもしれません。 他にも、根株から栽培する方法もあります。根株も大苗と同じで大きい物の方が早めに収穫が出来ますので是非、根株で栽培する際は、大きめの根株で栽培してみて下さい。 楽しみ方の一つとして、種まきから栽培する、株分けをした物を栽培する、大苗から栽培する、根株から栽培すると言う4つの栽培方法に分けて、それを更に日当たりのいい場所と、日当たりの悪い場所等に栽培してみるのも楽しいかもしれません。

丈夫な根株の見分け方と土の選び方


根株は、大きくて芽が多くついているものを選び、芽が傷んでいないか、カビが生えていないかなどを確認しましょう。 元気な大きな根株や、大苗程年数が経っていて植えても一年待たずに収穫出来る可能性が高くなります。 また、アスパラガスを沢山収穫出来る様になったり、長い期間アスパラガスを収穫出来る様になるかは、この最初の土のコンディションと言っても過言ではありませんので、しっかりと土を整えましょう。 アスパラガスは、根が深く広く広がっていく為、プランターで栽培するのか、直接、土の上で栽培するのかにもよって根の張り方が違ってきます。 勿論、直接土の上で栽培する方法の方が根が深く長い期間に渡り収穫出来るので出来るなら、直接土の上で栽培しましょう。 アスパラガスは、深層まで通気性と排水性の良い土が適している為、腐植含量が多い砂質壌土~植質壌土が適しています。 その為、家庭で作る際は、野菜用の培養土がアスパラガスを栽培する時には最適です。 また、出来るなら二週間前に石灰を混ぜて耕しておくとより良い環境になります。

アスパラガスの育て方~プランター選び~

アスパラガスは上記で述べたように、根が深く広く広がっていく植物です。 ですので、一番いいプランターは、なるべく深く広いプランターが適しています。 ですが、もし深く広いプランターが無い場合や、大きすぎて置けない場合等は、なるべく深いプランターを購入する様にして下さい。 浅く広いプランターだと深く根が張れないので長い間かけて根を深く張っていく事によって長い時期の間収穫が出来るアスパラガスなのに、これでは長い時期の間収穫が出来なくなってしまう為、より深く根を張って少しでも長い時期の間収穫を出来る様にする為です。

アスパラガスの育て方~プランターでの栽培方法~

では、プランターが決まったら実際にアスパラガスを栽培しましょう。 先ず、通気性を良くする為に底土を敷きます。 培養土に肥料を混ぜてアスパラガスの苗を植えていきますが、特に根が育っていない苗等は根を崩さない様にして植えます。 アスパラガスは酸性土を嫌いますので二週間前に石灰を混ぜていないのならば、この時でもいいので石灰を混ぜ合わせるのをおすすめします。 また、肥料は切らさない様に注意して下さい。 アスパラガスは、肥料を切らすと成長に影響しますのでせっかく長い時期の間収穫出来るアスパラガスなのに期間が短くなる所か収穫出来なくなる可能性があります。 種まきからする場合は、種は発芽しにくいので、一日~三日くらいは種を水に完全につけておきます。 種は、直接プランターに種まきをするのではなく、先にポット等に種まきをしてから二か月後くらいにポットからプランターに栽培して下さい。

アスパラガスの育て方~土の入れ方~

アスパラガスをプランターで栽培する場合は、底に底土を敷いて始めればいいですが、直接植える場合は土を掘る所から始めなければいけません。 この時、アスパラガスは根を深く張る為に出来る事なら50~60㎝土を掘り起こし、たい肥や石灰等を混ぜて土を元の高さまで土を戻します。なるべく多くのたい肥を入れましょう。そうする事により土が柔らかくなり、根が大きくなった時に栄養分を吸い根が深く張ってくれやすくなります。 株分けをした物や、根株等を栽培する時は、15~20㎝程度土を掘り、株分けした物や根株を入れ10~12㎝程度土を被せます。 また、大苗等は、ポットから取り出し、ポットの土の高さが元の土の高さと揃う様にし、根が剥き出しの大苗等は、根の肩の部分が土に少し埋まるくらいの高さに植え付けます。

アスパラガスの育て方~水やりの方法~

アスパラガスの水やりの方法ですが、アスパラガスは実は、乾燥には強い特徴をもっています。 何故なら、アスパラガスは根っこに水分を溜め込む事が可能な植物だからです。 その反面、アスパラガスは多湿には弱いので水はけを良くしないと根が腐ってしまうので注意が必要です。 ですが、土が乾燥してしまうと根っこがバテてしまいますので、 アスパラガスは夏場等は特に水は少しずつ回数を多く水やりをする必要が出てきます。 土が乾燥したら水やりをこまめに行い土を乾燥させない様に気をつけましょう。


アスパラガスの育て方~お手入れ方法~

アスパラガスは日当たりも大事になってきます。 日当たりのいい場所でお水をこまめに、9月頃までは肥料のやり忘れにも注意しながら栽培しましょう。 また、伸びてきた苗は倒れない様に支柱を立てたり、風が強い場合はプランターの周りや直接栽培している場所をネット等で覆うと風の影響を少なく出来ますので是非試してみて下さい。

アスパラガスの育て方~秋・冬を乗り越える方法~

秋頃になるとアスパラガスの葉や茎等が枯れてしまいますので、上の部分は刈り取ってしまいます。 ここで注意!刈り取る際に葉が土に散らばったままにしていると、冬を越した後の病気の原因にもなりますので、丁寧になるべく葉を回収等して後片付けをして下さい。 綺麗に刈り取れたら土の部分を綺麗にし、根の周りに一周り大きめの溝を掘り、肥料と石灰を入れまた元に戻しておきます。

アスパラガスの育て方~収穫方法~

いよいよアスパラガスを収穫していきます。 ですが、アスパラガスは収穫にもコツがいりますのでしっかりと学んでから収穫して下さい。 春になるとアスパラガスは土の中から3日に1本くらいのペースで芽が出てきますので、アスパラガスが20~30㎝くらいの高さになったら随時収穫していきます。 あまり細いアスパラガスは食用には向かないので切ってしまいます。 ただし!その芽を全て採りつくしてしまうと次の年の為の株が残らなくなってしまいますので、3週間~1ヵ月程収穫をしたら後は残して大きく成長させましょう。 特に一年目は採りすぎてしまうと株が弱くなってしまうので一年目は注意が必要です。 頑張って育てたアスパラガスなので沢山収穫したい所ですが年々収穫時期を増やしていけますので、ここは我慢して一年一年収穫時期を増やしていきましょう。

アスパラガスの育て方~なりやすい病気~

アスパラガスは霜に当たって自然に枯れるまで成長するのが安定して収穫出来る様になるポイントです。 ですので、病気になってしまうと収穫出来る時期が少なくなってしまいます。 なりやすい病気をしっかりと学び病気にならない様にしましょう。 ●茎枯病…特に露地栽培で発生しやすく、立茎開始後に発生が多くなります。茎に水が染みた様な斑点ができます。これは、アスパラガスは湿度を嫌うので高湿度になっている為にカビが発生し、カビが原因でなりやすい病気です。 初期治療として、薬剤を散布する事により比較的治りやすい病気です。ただし、少しでも見逃しがあり、放っておくと根株まで進行してしまうので注意が必要。 ●斑点病…低温で雨が多い時期に発生しやすく、主に茎や擬葉に発生する事が多く、初めに茎に茶褐色の小さな斑点が出来、茶褐色の斑点が小枝から擬葉へと広がっていきます。 また、病斑が小枝の周囲を取り巻くと、その病気より上の葉が黄色くなり、葉を落としてしまいます。酷くなると茎と枝だけにもなってしまうので注意が必要です。こちらもカビが原因になります。こちらも放っておくと根株にまで影響を及ぼすので病気の株ごと抜いてアスパラガスから離れた所で処分するか、薬剤を散布しましょう。 病気は早期発見と早期治療が必須になってきますので良く観察しましょう。 病気になってしまった場合は、その土や落ちた葉等にも病原菌がいるので出来るならその土ごと変えてしまいましょう。 また、病気になっている茎や葉を切ったハサミやナイフ等からも感染するので切った後は消毒をしておきましょう。

アスパラガスの育て方~害虫対策~


アスパラガスを栽培するにあたって気をつけなければいけないのは、病気だけではありません。 害虫対策もしなければせっかくの美味しいアスパラガスは害虫に食べられてしまい、残念ながら長い時期の間収穫する事が出来ません。 そこで害虫対策も必要になってきますのでしっかりと対策しましょう。 アスパラガスを栽培しているとやってくる害虫と言えば、ジュウシホシクビナガハムシや、ハスモンヨトウにヨモギエダシャクではないでしょうか? ●ジュウシホシクビナガハムシ…ジュウシホシクビナガハムシは、アスパラガスの天敵で、近年ジュウシホシクビナガハムシのアスパラガスの被害は絶大であちこちの地域で確認されています。 年一回現れて成虫のまま越冬しますが、越冬するまで食べつくします。 ですので、駆除対策を怠っているとあっという間に全てのアスパラガスが食べつくされてしまいます。 ●ハスモンヨトウ…ヨトウ類は、実は蛾の幼虫で、夜間に卵を産み付け葉の裏から夜間に植物を食べていくことから、別名「夜盗虫」とも呼ばれています。昼間は隠れていて夜間になると葉の裏から食べていくのでとても分かりにくいですが、ヨトウ類は新芽を好んで食べる習性がありますので、放っておくと野菜がまったく育たない事態に陥ります。葉に白い筋を見付けたらしっかりと葉の裏を観察しましょう。 ●ヨモギエダシャク…こちらも蛾の幼虫で、いわゆる尺取虫と呼ばれています。こちらの虫は単独で行動する為大きな被害にはなりにくいですが、放っておくと芯を残して次々に食べていきますのでアスパラガスの葉や擬葉などがなくなってしまいます。 どの害虫も対策方法は、見つけたらすぐさま駆除する方法もありますがずっと見張っている訳にもいかないので、薬剤を散布するか、ネットを張るのが有効的な方法です。また、ハムシ類は銀色のキラキラ光る物が嫌いな性質があるので、アルミホイル等を敷くのも効果的です。

ホワイトアスパラガスの育て方

さて、今まではグリーンアスパラガスについてご説明させて頂きましたが、次はホワイトアスパラガスの育て方をご紹介したいと思います。 ホワイトアスパラガスの育て方は、グリーンアスパラガスの育て方とは違い、日当たりが重要ポイントになります。 日当たりと言っても、日当たりが良いではなく、日当たりが悪いと言うのがポイントです。 と言うのも冒頭でご説明した様に、ホワイトアスパラガスはグリーンアスパラガスと同じ種類ですので、日当たりを悪くして日を当てない栽培方法がホワイトアスパラガスの育て方なのです。 日当たりを悪くすると言われてもどうやってすればいいのかと言うと、まず、新芽に日光が当たらない日当たりの悪い場所を選びます。そこに、更に柔らかい土を20~30㎝程被せて育てます。 この方法だと土を掘って栽培するので日当たりが悪い場所でなくてもいいのですが、日光に当たってしまうとグリーンになってしまいます。 簡単に日当たりを悪くする方法はバケツ等を被せてしまい、日当たりを悪くし、更に日が沈んでから収穫する方法もあります。この方法だと簡単にホワイトアスパラガスが育てられますが、プランターが入るサイズのバケツを買わないといけないので注意が必要です。

株分け方法

アスパラガスが長年上手く育ったなら、今度は株分けをして他のプランターに植え替えて増殖させてみたり、株を若返らせると言う意味でも株分けをしてみましょう。 株分けをする場合、収穫時期と真夏や真冬は避けましょう。 アスパラガスの株分けをする際は、根株からしっかりと引き抜き、根を傷めない様にし、余分な土を払い落します。 その際、アスパラガスの根株を2~3株に分けて、余り根株が少なくならない様に気をつけましょう。

まとめ

アスパラガスの育て方をご紹介させて頂きましたが解りましたでしょうか? 1.グリーンアスパラガスなのかホワイトアスパラガスなのかを決めそれに見合ったプランターを購入する。 2.根株なのか、大苗なのか、株分けをして貰ったものなのか、種まきをしたのか…それに見合った栽培方法にする。 ※根株や大苗の場合は何年株なのかによって収穫する時期が異なってくる。また、株分けした物ならば、その年は休ませてあげる。種まきをした場合は三年待つ。 3.水やりと肥料のコントロールをする。 4.病気や害虫対策もしっかりと! 5.株分けは、収穫時期と真夏や真冬以外で行い、根株から引き抜き根を傷付けない様に注意しながら2~3株に分ける。 この5つの注意事項を気を付けて皆さんもアスパラガスの栽培を楽しんで下さい。