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【多肉植物】セダムを育てる前に知っておきたい4つのポイントをご紹介!

寄せ植えや植物と植物との間を埋めるのに便利な多肉植物セダム。種類が豊富で、多少過酷な環境にも耐えられる、初心者にもおすすめの植物です。 今回は育て方のポイントを4つおさえた上で、セダムをはじめ、多肉植物同士の寄せ植えの方法や増やし方についてもご紹介します。
2020年8月27日
printemps117
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多肉植物セダムとは?

ぷくぷくと肉厚の小さい葉をさわるととても愛らしい、多肉植物セダムは、育てやすく日本国内でも人気の多肉植物です。 寒さや乾燥にも強く、地植えのグランドカバー用の植物に用いるのもおすすめです。 セダムの育て方から増やし方、寄せ植えなどの方法をおさえて、インテリア用の観葉植物としても楽しんでみませんか?

セダムとはこんな植物

グランドカバーとしてもよく用いられるセダム。ビルの壁面や屋上、バスの天井などの緑化などにも使われることがあります。葉は、黄緑色で楕円形をしており、つるつるした触り心地が特徴的です。 植物全体としては、葡萄のように何層にも葉が連なっており上へ上へと育っていきます。 ある程度の長さに生長するとだんだん下に垂れ下がっていきます。

400種類以上もあるセダム

ベンケイソウ科の多肉植物の中でも属性が幅広く、世界中に約420種もの数があると知られています。 その多くは、南北アメリカに、その他日本を含む亜熱帯地域、ヨーロッパ、中東、アフリカなどにも分布しています。

寄せ植えや花壇の隙間埋めにも最適!

セダムだけでなく、多肉植物は数種類の植物を寄せ植えにして楽しむことができます。 品種の中には、紅葉するものもあり、季節ごとの変化も楽しめます。 セダムはどちらかというと、葉っぱの姿が控えめなので、寄せ植えの際はどちらかというとメインとなる植物の引き立て役として用います。 例えば、サボテンなどを植え、その周りにセダムを植えつけるようにするとそれぞれの植物が引き立ちます。またセダムだけの寄せ植えですと、吊り籠に花を植えこむハンギングバスケットやブリキ缶などに植えるとセンスよくまとまりますよ。

多肉植物セダムを育て方、4つのポイント

1.日当たりを好む

セダムは、日当たりと風通しのよい場所を好みます。一方で、高温多湿が苦手なので、梅雨の時期や気温が高い夏場の間はできるだけ風通しがよく、雨風が当たらないような半日陰の場所で管理しましょう。 9月頃、気温が少しずつ下がってくる頃、また日当たりのよい場所に移し替えましょう。室内であれば窓際や、レースカーテン越しなど適度な日当たりのある場所に置くのがおすすめです。

2.冬越しさせるときは室内で


寒さに当たり過ぎると弱ってしまいます。もしセダムを屋外で冬越しさせる場合は、 ・発泡スチロール ・段ボール ・温度計 などを用意し、植物全体に覆いをし、冷たい風や雪、霜などを寄せ付けないようにします。 屋外で育てる際は、日々の観察をこまめにおこない、適切な手入れを心がけましょう。穏やかな日当たりを確保したり、外気の寒さから守るということを忘れないようにしてください。

3.表面の土が乾いたら水やりを

セダムの水やりですが、基本的には土が乾いた時だけたっぷりと与えるようにします。多湿に弱いので、土が常に湿った状態になるのは避けましょう。地植えにする場合は、多少天候に任せておいても構いません。 セダムの中でも洋種は、冬だけでなく、夏にも休眠することがあります。真夏は水やりを控えめに乾燥気味に保ちましょう。 休眠期は生育期に比べて根も水も吸い上げにくくなっています。休眠期の水の与えすぎは根腐れや葉が下の方からぽろぽろと落ちてくることがあります。休眠期は葉の表面に張りがなくなってしなびたような感じになってきたら水やりをする目安です。月1~2回、湿らす程度の水やりで構いません。

4.肥料を与える必要はほとんどない

セダムの育て方のポイントとして肥料はほとんど必要ないということです。春と秋の生育期には、緩効性化成肥料か液体肥料を少量施し、植え替えや植え付け時にゆっくりと効果を発揮する緩効性肥料や粒状肥料を土に混ぜ込むぐらいでそれ以上は必要ありません。

多肉植物セダムの名前一覧・種類について

「セダム」と一言でいってもその種類や名前は幅広く存在しています。 ここではセダムの種類として、名前や特徴などをご紹介します。

1.セダム・アクレ

緑色のマット状に群生する品種で、お庭のグラウンドカバーにも適している。

2.セダム・アルブム(コーラルカーペット)

夏場は緑色ですが、気温が低くなると赤紫に紅葉します。

3.玉すだれ

茎が長く伸びて垂れ下がる特徴がある。ハンギングバスケットなどに入れて吊り下げて育てるなどするのもおすすめ。


4.虹の玉

多肉植物としては代表的な存在。霜に当たると弱るが、寒さに比較的強い種類で、紅葉色も鮮やかなのが特徴。

5.八千代

緑色が強く、見た目は「乙女心」にも似ているが、発根や生育は遅めで、葉が落ちにくく茎が太いのが特徴。

6.ミセバヤ

日本原産で、秋に咲く濃いピンク色の花が美しく、落葉もするのが特徴。

7.セダム・スアベオレンス

茎たちせず、地際で真っ白いロゼットになって育つ。花が咲いていない状態は、「エケベリア」のようにも見える。

8.ミドリレンゲ

暑さ・寒さともに強い。常緑性だが、冬はオレンジ色に紅葉する。屋上緑化などにも利用されている。

ここでご紹介した種類はほんの一部ですが、お住いのご家庭環境や、気候に合わせて品種を選び育ててみましょう。

多肉植物セダムの育て方、土作りについて

セダムの特徴としては、厳しい環境の中でも耐え育つこと。やせた土地や海岸の岩場などでも強く自生します。 家庭栽培においても、水はけがよい用土さえ用意出来れば、土質を選ばず育てることができます。 市販の多肉専用土を用いても構いませんし、赤玉土(小粒)5:腐葉土3:パーライト2などの標準的な混合土を作るのもおすすめです。また鹿沼土(小粒)2:赤玉土(小粒)2:ピートモス2:川砂2:くん炭2の配合にすると、排水性が増し、根腐れ予防にもなります。


多肉植物セダムの寄せ植えについて

セダムの寄せ植えについてですが、他の多肉植物の寄せ植えの方法とほとんど変わりません。 コツとしては ・適当な大きさにカットする ・日陰でしっかりと乾燥させる ・性質や育て方が違う植物と一緒にしない。 などがあげられます。この「性質や育て方が違う植物と一緒にしない」というのは、例えばセダムは、日当たりを好みますので、日陰を好む植物と一緒にすると、日陰を好む植物が日にあたって弱ってしまうか、日当たりを好むセダムが日に当たらず、弱ってしまうということなどです。また、水をあまり与えなくても育つセダムに対して、水やりを好む他の植物との寄せ植えは避けましょう。

多肉植物セダムの増やし方(葉挿し)について

セダムはの増やし方としては「葉挿し」、「さし木」、「株分け」などの方法があります。これらの方法はいずれも根付きやすく、初心者の方にとっても簡単です。

葉挿し

葉挿しでの増やし方はセダムのように肉厚の葉をもち、茎の短い姿の種に適している植物に適しています。 葉挿しする際は、9月~10月頃が適期です。葉を手で軽くひねって取り、用土の上に挿しておくとそこから根が出てきます。葉のつけ根の部分を必ずつけて外すことが重要です。 また茎が長く伸びる種類には、挿し木するのがおすすめです。茎を先端から5cm~10cmの長さに切り取って、土に挿さる部分から近い葉はすべて取り除きます。 また切り口を乾かしてから用土に挿します

株分け

株分けする際は、ある程度大きくなった株を植え替え時に手で割く、またはナイフで切り分けて切り口を半日ほど乾かしてから植え付けます。 株分けする際は群生している株ですが、植え替え時に株分けすることもできます。また挿し芽をする際は、伸びた株を剪定する際に切り落とした茎で挿し木することも可能です。

育てていくとかわいく見えてくるかも☆

種類が豊富なセダム。小さくてかわいらしいので、ぜひ寄せ植えにもチャレンジしてみてください。 ハンギングバスケットやブリキ缶などを使って育てるのもいいですね。インテリアとしてもおすすめです。 他の多肉植物との寄せ植えも、特徴や性質など相性のよいものを見つけていろんな寄せ植えにチャレンジしてみてくださいね。