JOYアグリス 赤アジサイの肥料(600g)【JOY AGRIS】
アジサイとは?
アジサイの豆知識①特徴
■ユキノシタ科アジサイ属の落葉低木 ■原産地 南北アフリカ大陸、東アジアに分布、ガクアジサイの原産地は、日本 ■品種 ガクアジサイ H. m. f. normalis アジサイ(ホンアジサイ) H. m. f. macrophylla セイヨウアジサイ H. m. f. hortensia ■樹高 1~2メートル。
アジサイの豆知識② 和名・学名
■和名:紫陽花(アジサイ)と書きます。 ★古く日本ではアジサイを「アヅサ」と呼んでいました。 「サ」⇒藍色を表す。「アヅ」⇒集まる。 ですので、藍色が集まる という意味だったのですね! ■学名:学名 Hydrangea macrophylla ★Hydrangeaを分解すると、「Hydr」⇒水、「angea」⇒容器の複合語です。
アジサイの豆知識③ 花言葉 同じ花でも意味が全く真逆!?
■花言葉 アジサイは不思議です。花の色によっては、言葉に真逆の意味が込められています。 ★ネガティブ花言葉 移り気、冷淡、辛抱強さ、無情、高慢、美しいが冷淡だ、ほらふき、自慢家 ★ポジティブ花言葉 家族団らん、仲良し、平和、友情、団結、強い愛情、乙女の愛 辞書で「七変化」とひくと「同じ俳優が次々と七役を早変わりして踊るもの」とされ、アジサイの別名ともされています。
アジサイの豆知識④ シーボルトとアジサイ
鎖国時代、医師として来日したドイツ人シーボルト(1796-1866:当時はオランダ人として入国)は、アジサイを持って帰り、世界に広めました。 自然科学の研究にも長けたシーボルトは日本滞在中に多くの植物の調査も行いました。 その活動中、彼は愛する日本人の16才の少女、楠本滝(お滝さんと呼んでいた)に思いをはせ、お気に入りだった紫陽花に「オタクサ」Hydrangea Otaksa Sieb. et Zucc.という彼女の名をつけました。 しかし既に学名がつけられていたため、Otaksa は採用されませんでした。 男性が愛する女性の名前を植物名に付ける、なんだかロマンチックですね! その後、シーボルトが日本産ガクアジサイを持ち帰り、品種改良後、西洋アジサイとして逆輸入したそうです。
アジサイの育て方について
アジサイの育て方のポイントは、 ■土の管理&水やり です!
【育て方1】土について
アジサイにとって、水はけのよい用土がいちばんです。 小粒の赤玉土をベースに、腐葉土を配合するとよいです。 なお、赤玉土ベースの配合ならば、基本的に2年に1回の植え替えで大丈夫です。
【1-1】日本の土は?
アジサイの色は、酸性かアルカリ性かで変化するというよりも、アルミニウムが吸収されるかどうか、で決まってきます。 ■たいがいの日本の土は石灰などを人工的に撒いてない限り基本的に土は強酸性です。 ■酸性である理由 日本の雨は弱酸性だから。 雨により、アルカリ分(石灰)が流れる 化成肥料が酸性 植物自体が土壌を酸性にする ですので、何も手を加えない限り、日本の土は酸性なのですね。
【1-2】土の何が花色をコントロールするの?
アジサイの花色は土の酸度によって決まります。 ■アジサイの花色 アントシアニン系色素(※1)がはたらいて、青色やピンク色が発色します。 (※1)ブルーベリーなどに含まれるポリフェノール(※2)の一種である青紫色の天然色素成分のこと アントシアニン→ギリシャ語のantos(花)cyanos(青)が語源。 特徴として、アントシアニンは温度・湿度・酵素やPHなどの違いにより色合いや成分の構造が変わります。 (※2)ポリフェノールは、植物が光合成を行う際に作られる物質。 植物がもつ苦味や渋味、色素成分。
【1-3】土の成分で変わる花の色
■青色アジサイ 土中のアルミニウムが吸収され、色素と結合して発色します。 →酸性の土でアルミニウムはよく溶けます。←→アルカリ土壌では溶けません。 ■ピンク色アジサイ アルミニウムが吸収されないと、ピンク色が発色します。 →中性~弱アルカリ性の土壌ではピンクになります。 ■赤みを帯びた紫色アジサイ 青花系の品種を中性~弱アルカリ性に近い土に植える→赤みを帯びた紫色 ■青みを帯びた紫色アジサイ ピンク花系品種を酸性土壌に植える→青みを帯びた紫色 ■白いアジサイ 白花系は色素を持たない品種→酸性・アルカリ性どちらの土でも大丈夫です。
【1-4】花色を変えるには具体的に土に何が必要?
アジサイの色を変えたいと思ったら、酸度調整に使うアルカリ資材を使うと良いでしょう。 アルカリ資材には主に3種類ありますが消石灰はプロが使うので注意が必要です。 ★苦土石灰★牡蠣殻 などありますが、特徴は効き目がゆっくりであることです。 また、地植えは雨で溶け出して流れる可能性もあり上記をまいたからと言ってすぐに土質が変わるわけではありませんのでご注意ください。 しかし、鉢植えの場合は、ほぼ可能です。
【1-5】アジサイの肥料について
アジサイの生産農家は品種固有の色をよりきれいに発色させるため、土や肥料を調整しています。 また、ネットでも各色ごとに肥料が売っていますのでご参照ください。
JOYアグリス 赤アジサイの肥料(600g)【JOY AGRIS】
【1-6】アジサイの水やりについて
アジサイの学名のハイドランジアは「水の器」という意味です。 水の器と呼ばれるほど水を必要とする性質を、アジサイは持っているので、水やりは非常に大切です。 【■時期、回数、水やりの量】 ★鉢植え、室内の場合 時期:開花しているの場合 ■6月頃 ⇒大きめのコップ1杯/1日 ■特に暑い日~秋 ⇒大きめのコップ2~3杯/1日 (常に土の表面が湿っておれば良い) ■冬場 ⇒1回/数日 ~冬場~ 鉢土が乾いてきたらタップリと ■芽吹きから花が咲くまで ⇒1回/1日 要するに土の表面が乾いていないことがポイントです。ただしやり過ぎは根腐れの原因になりますので注意しましょう。、 ^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^ ★地植えで根付いた場合は水やりの必要は特にありません。
【育て方2】アジサイ剪定方法
【2-1】なぜアジサイ剪定するの?
地植えの場合は、特に剪定する必要はありません。 放って置いても翌年には花が咲きます。 ではなぜアジサイを剪定するのでしょうか? ■アジサイ剪定の理由 ★ポイント①枝の先に花がつくので アジサイの花の芽は枝の先端につく性質があります。 ですので、剪定を行わないと花が木の先にばかりつくようになります。 ★ポイント②とても大きくなるので アジサイは生長がとてもよく、かなり大きくなります。 栽培スペースに余裕があればいいのですが、限りがある場合は、 剪定を行わないと株が大きくなりすぎてしまう可能性があります。 ★ポイント③見栄えをよくするため 剪定を行った方がよいでしょう。 鉢植えの場合は、花後の剪定を行わず、 枯れた花を放置しておくと株が弱り翌年花が咲かない原因になります。
【2-2】アジサイ剪定の適期
ではアジサイ剪定の適期はあるのでしょうか? 花芽は通常10月頃に、新たに出来た梢の頂芽にできますので花芽をなくさないように、剪定は ■花が終わった7月の半ばくらいまでには済ませましょう。 アジサイは散らないので咲き終わりの花を切ってスッキリさせ風通しを良くしてあげましょう。
【2-3】花を咲かせるためのアジサイ剪定方法と位置
アジサイの花芽は8月頃から秋に作られます。 一般的な夏咲き花木に比べ、花芽の出る時期が早いので剪定時期に注意しましょう。 ■ポイントは、剪定位置 今年伸びた枝の先から2,3節目までが花芽となる性質を持っていますので剪定位置に注意しましょう。 切り落とした枝先から二股にわかれて先に花がさきます。
【2-4】アジサイ剪定後は植え替えをオススメします
鉢植えの場合 ■植え替え時期⇒1回/1~2年 一回り大きな鉢にしていきます。 ■植え替えは剪定後に アジサイは生長が強いので、何年も同じ鉢に放置すると根が回ってしまい、養分が足りず咲かないことがあります。
アジサイをコンパクトにしたい
さて、成長しすぎたアジサイをコンパクトにしたい場合はどうしたらよいのでしょうか?
アジサイ剪定して小さくする
伸びすぎたアジサイをコンパクトにするには、全体の3分の1まで切ってしまいます。 このようにばっさりときってしまうと、翌年の開花は期待できません。 株元から新しい芽が出たら、1年目では、その枝先には花が咲きません。 ■つまりアジサイは、今年伸びた枝には花が咲かず、2年目の枝に花が咲きます。 ですので、コンパクトにしたいなら、 ■数年に一度、剪定する しかし、次の年には咲かないのです。
鉢植えでコンパクトにする
■適したサイズ ポイントは、購入した紫陽花よりも1~2回り大きな素焼き鉢 ということです。 なぜなら・・・ アジサイの根の生長は早いので、その大きさ&プラスチック鉢だと通気性が悪いからです。 通気性が悪いと、アジサイは元気がなくなってしまうので、素焼きがオススメです。
アジサイ剪定まとめ
アジサイ剪定方法についていかがでしたでしょうか? なぜアジサイ剪定するかですが、ポイントは、アジサイは枝の先に花がつく、生長が良くとても大きくなる、見栄えをよくするためでした。 アジサイ剪定の注意点としてはばっさり切ってしまうと、翌年咲かないと言うことを覚えておいておくといいでしょう。 雨に濡れたアジサイは格別な風情があり日本の四季に彩りを与えてくれます。 生長のいいアジサイ、一度試されてはいかがでしょうか?
:copyright:madono★hana