ダイワ 磯竿 スピニング リーガル 3-45
ダイワ レガリス スピニング LT3000-CXH
ダイワ カワハギX
快適カワハギ仕掛け3本ベーシック SS
ダイワ 両軸リール 22 ライトゲーム IC 200
ダイワ 快適カワハギピラピラ集寄R1号L-2
カワハギ釣りをやってみましょう
ゲーム性が高く釣って可愛く美味しい魚です
カワハギは一年中狙え、気を抜くとしっかりと餌を取っていく名人です。それ故、ゲーム性が高く、面白い釣りが堪能できます。釣る場所も、防波堤、サーフ、ボートでのチョイ沖、乗合船での沖とさまざまな場所で狙える魚です。
水温が下がる晩秋からは、餌を蓄えた釣り人の間では、人気の「肝パン」状態の超高級カワハギがキープできてしまいます。釣って楽しく、食べて美味しいカワハギの釣りを始めてみませんか?
カワハギの生態
カワハギは全国の沿岸に生息し、カワハギは「底で釣る」と言われるように、海底に付く魚です。平たい菱形の、表皮がざらざらした魚で、おちょぼ口の奥には、草食動物の様な丈夫な歯があって、これで甲殻類や貝類をついばみ砕くので、エサ取りが上手です。
合わせが解らないと、餌を取られてヘタな針を使っていると、歯でへし折られます。成体の特徴の底に着くところ、餌をついばんで根気よく食べる所をイメージしてアタリに備えます。
カワハギの習性
カワハギは大胆で、好奇心の強い魚です。ですので仕掛けには集魚板(アワビなどの装飾の小さな板)を途中に取り付けたり、派手な色のオモリを使用します。
これを見つけた好奇心の強いカワハギは、臆することなく集まってきて、餌をついばみます。
また執着心も強く、餌がなくなるまで執着し、一つのハリの餌をついばみます。この様な修正を逆に利用し、仕掛けをと合わせを考慮して挑みます。
カワハギ釣りのポイント(場所)
カワハギが釣れる場所は、陸っぱりから船で沖に出て釣るなど、幅広くなっています。それぞれのポイントでの釣り方や特徴をご紹介します。
陸っぱり
堤防などの陸っぱりでは、カワハギが深場に潜るシーズンは狙えなく、また専門的に狙うのが難しいですが、釣ることは難しいことではないので、ポイントをご紹介します。
湾奥の海底が砂泥底でしたら、堤防の先端や付近の潮通しのよい場所で狙えます。またその堤防付近のサーフ(砂浜)も狙い目です。インターネットや、漁港近くの釣具屋さんに確認するのも有効です。
ボート、乗合船
上記の防波堤付近の沖では、晩秋から冬場にかけては、カワハギのボート釣りが楽しめます。ボートでは魚探で地形を探って、ポイントを絞ることも可能で、駆け上がりや、岩礁の横の開けた海底などが狙い目です。
また、冬場はカワハギが15~50mの海底に付いているので、魚探で数匹のカワハギを確認することも可能です。
船釣りでは船頭さん任せになりますが、その他の場所では自分で探る必要があるので、その際は船長さんに聞くことで参考にすることも有効です。
※駆け上がり:海底の深い所から浅い所へと坂のように傾いたところで、魚が集まりやすい所
カワハギのシーズン
堤防やサーフなど
堤防やサーフでは水温が上がる5月の後半から、11月までとなります。カワハギは冬は深場に潜りますので、堤防やサーフから狙うとすれば、遠投での釣りとなります。効率から考えると、遠投するよりボートや乗合の船で狙う方が、あらゆる面で優っていますので、おすすめいたします。
小型ボート
手漕ぎのボートなら秋口から初冬までです。2馬力などの船外機付きのボートなら、秋口から春まで楽しめます。手漕ぎのボートですと、冬の沖合に出るのは危険ですし、ポイントを頻繁に変えるのが大変なので、秋口~初冬・春~初夏がメインとなります。
乗合船
乗合船での沖釣りは、一年を通して狙っている船もあるようですが、関東では夏場の産卵期を規制して、他の釣りに替えている船が多い様です。ハイシーズンは10月~2月で、上手な人はその時期に1日で50匹の釣果を上げる人もいます!
カワハギの堤防釣り
タックル
堤防でのカワハギ釣りは、初夏から秋口のカワハギが、浅瀬で生息している時期に行います。ロッドは遠投も足元も探るので、先調子の磯竿を使用します。リールは3000番程度のスピニングリールを使用します。
ロッド
ダイワ 磯竿 スピニング リーガル 3-45
リール
ダイワ レガリス スピニング LT3000-CXH
自重 | 220g |
---|---|
ギア比 | 6.2 |
カワハギの堤防釣りでの仕掛け
堤防のカワハギ釣りの一般的な仕掛けは、仕掛けの最下部に派手なオモリを付け、幹糸からの3本針のセットで狙います。
仕掛けはカワハギ専門のセットが購入できますが、カワハギはハリを歯で駄目にしてしまうので、ハリを頻繁に交換できるフックビーズがある物を選びます。
カワハギの釣果を上げるためには、仕掛けに集寄板を付けたり、派手なオモリをセットし手を加えます。市販の仕掛けが意外と高価なため、自作で仕掛けを作ることも、楽しく釣果にもつながるのでおすすめです。
進化するカワハギ釣りの仕掛け
快適カワハギ仕掛け3本ベーシック SS
タイプ | ハリス直結び式 |
---|
こちらの「ベーシック」タイプの仕掛けは、ラインが絡みづらいのが特徴的。シンプルで使いやすい3本直結仕掛けとなっており、パワースピード、ネオフック、パワーマルチ、パワーフックから針を選択できます。
ダイワでは、ロングハリス対応のハリス交換が簡単なオールラウンドタイプの「スタンダード」や、仕掛け全体を短くして感度をよくした「敏感」なども好評です。
仕掛けを作る
さまざまなセットの仕掛けが市販されていますが、ぜひ自作の仕掛けを作ることをお勧めします。上級者で自作の仕掛けで、釣果を市販の物を超える効果を得ている人は多数います。
同等の効果があるのなら、自作で作った方が満足度が高いのは言うまでもなく、価格的にも大量に作れば、自作の方が半分以下のコストで押さえられます。
カワハギの堤防釣りでの釣り方
餌
餌はアサリのむき身を主に使用します。イソメ、イカの切り身なども効果があり、使用しますが、エサ取りの上手なカワハギには、アサリのむき身が一番の餌となります。カワハギが一番好んで、フッキングしやすいのがアサリです。
釣り方
堤防は足元で釣れるポイントでしたら、軽めのオモリをセットし、ライトタックルでも楽しめます。着底を必ず意識し、すぐ糸フケ(釣り糸のたるみ)を取ってテンションを張ります。魚のアタリが強めに伝わったら、軽く合わせを入れてフッキングさせます。
厳しい時は
着底後アタリがない場合は、海底から50㎝位まで竿先をふわっと上げ、再び着底させ、カワハギを誘います。食いが渋かったり、中々釣れない場合は、更に撒き餌をまいたり、集寄を付けたりしてカワハギを寄せます。ですが、外道が寄るので、撒き餌は奥の手として使いましょう。
遠投でも、着底を意識して、アタリを取り底から50㎝を上下して、底を叩きながら誘います。エサ取りが多い場合は、竿をしゃくって弛みを作って、餌を食わせてからフッキングさせます。
カワハギの堤防釣り動画
静岡県の伊豆の波静かな内海の堤防で、ちょい遠投で釣っています。秋口の夕方の釣行です。やはり着底後の底を意識した釣りです。サイズは小さいけど、バンバン釣っています。
カワハギのボート釣り
タックル
堤防では遠投する必要もあったので、磯投げ竿をおすすめしましたが、ボートでは先調子のショートロッド+両軸受けリールのタックルで挑みます。
ロッドは、カワハギ専用の船釣りのものがありますので、おすすめします。道糸は感度を重視し、PEの0.8号を使用。リールは、デジタルの水深を表示するタイプのものがおすすめです。
ロッド
ダイワ カワハギX
ダイワ カワハギX MH-180 カワハギの船釣りのための専用ロッドです。
リール
ダイワ 両軸リール 22 ライトゲーム IC 200
自重 | 220g |
---|---|
ギア比 | 6.3 |
ダイワ「LIGHTGAME IC」は、正確なタナ取りがカウンターで確認できるうえに、コンパクトサイズで軽量なのが魅力です。サイズに反し、パワフルな巻き上げが可能な点もポイントとなっています。
中~小物釣りのオールラウンド、ハイパフォーマーです。
カワハギのボート釣りでの仕掛け
仕掛けは、堤防の釣りの仕掛けと同様で、3本ハリの胴付き仕掛けを使います。2~3匹釣ったらハリの刺さりが鈍るので、ハリスから交換できるように、快適フックビーズなどを使用すると、手返しよく釣りができます。
船釣りセットも多種リリースしていて購入可能ですが、慣れたら自作で作ることをおすすめします。
大量に作れば、半分以下の予算で自作の仕掛けができます。ハリス止めビーズもいろいろ選べ、オモリと組合せができます。何より釣れたら楽しいですよね。
集寄を付けた仕掛けの例
ダイワ 快適カワハギピラピラ集寄R1号L-2
号数 | 1.0 |
---|---|
サイズ | L |
集寄、フックビーズ、オモリの組み合わせで釣果を比較するのも楽しいです。こちらは、両側がスナップになっていて着脱が簡単。用途に合わせて、号数や枚数を変えてみるといいでしょう。
天然の貝、号数別に異なるカラーのホログラムが複雑な動きを見せることにより、強烈にカワハギを誘い出します。ホログラムのサイズは、S・M・Lの3種類から選べます。
カワハギのボート釣りでの釣り方
聞き合わせ
活性のよいカワハギは、着底後のアタリ確認(聞き合わせ)で釣れます。カワハギの探り方はロッドを上下し、カワハギを誘うアクションをします。
ゆっくりロッドをあげてアタリを確認し、時計の2時位までロッドを上げたら、再度仕掛けを降し、再度探るのが基本の探りかたです。アタリがなければ、タナを上げるのも有効です。
ボトムから3m位、ロッドを上下しアタリを探って反応がなければ、餌の交換で一度上げます。
中オモリ、集寄板を使った仕掛け
胴付きの3本バリの上に、中オモリや集寄オモリをセットし、魚にアピールします。これは蛍光塗料や、アワビの貝殻の反射で、遠くの魚にアピールすることができますが、餌を食べさせる目的もあります。
ロッドをあおって、ラインを弛ませたときこのオモリがあることによって、仕掛け自体がやや斜めになり、餌が少し横並びになります。
ここぞとばかりに、カワハギが餌を取ろうとするので、わざと弛みを作って魚に食わせフッキングするという、見事な仕掛けとテクニックの合わせ技です!
カワハギのボート釣りでの動画
手漕ぎボートでマルキューの「パワーイソメ」で挑むカワハギ釣りです。場所は、静岡県の東伊豆・川奈の静かな湾奥岸から100~200m付近です。疑似餌でフッキングに苦労しながらも、バンバン釣っています。集寄板、オモリ、ビーズと同様に、イソメも長めにハリに通し、集魚効果を使っています。
カワハギの沖釣り
タックルは、上記のボート釣りの物と同様の物を使用します。ボート釣りとの違いはいろいろありますが、有料で時間が限られているので、船上では時間を有効に使える様に、仕掛けは出しておき、着いたらすぐ開始できる様にします。
また初心者はアサリなどの餌を付けるのに、船上の揺れながらの作業で苦労するので、事前に練習しておきましょう。
替えバリや仕掛けは、オマツリなどもある可能性があるので多く用意します。自分の席の周りでタックルケースや餌を配置し、ポイントに着く前にできるだけの備えはしておきます。
カワハギの船釣りでの仕掛け
基本
乗合の沖釣りもボートでの釣りと仕掛けは基本一緒ですが、タナによってオモリを替えます。これは船長の意見を聞きオモリのサイズを変えます。
ラインはPEの1号前後が適正です。太いラインを使用すると、潮の流れでとなりとオマツリすることがあるので、周りと合わせます。
オマツリや、ハリスの交換に備え、ビーズのハリス交換の快適フックビーズを使用しましょう。
仕掛けの工夫
ビーズ、集寄、オモリは個性的な物を使用し、カワハギを寄せます。オモリにラバー(ゴム糸)で装飾するなど、仕掛けで他の人に差を付けましょう。
タナが深いので、ビーズ、オモリに蛍光を使用すると効果的です。多くの乗合の人達は市販の仕掛けを使用しますので、乗合の船では自作の仕掛けが有効です。
大きめで傾向のあるビーズを着用し、ハリスにもビーズを装着し、カワハギの好奇心をあおりましょう。
ハリもその日の獲物のサイズを注意深く観察し、中々乗らない様であれば、ハリを直ぐ交換できるように、各種、各サイズを用意し、仕掛けで差が付かないようにしましょう。
カワハギの船釣りでのポイント
基本
ボート釣りのアクションと一緒ですが、横に物凄い釣り師が来てしまうと、釣果は明らかに減ってしまうので、有効な物は全て行う必要があります。
先述でも述べましたが、「聞き合わせ」「弛ませ」「叩き釣り」などの技を多用します。「聞き合わせ」は、着底後のアタリに神経を注ぎ、「乗るぞ」と感じたら静かに合わせます。これを適当に合わせていると、隣の人に持っていかれます。
技と仕掛け
「弛ませ」は聞き合わせと併用する技法ですが、乗らない時に使用します。仕掛けが着底したら糸フケを取り、竿先を下げて集寄、中オモリの重さで仕掛けを「弛ませ」ます。ボトムに仕掛けを這わせ、カワハギに餌を与えるイメージです。
10~15秒後に竿先を上げ、アタリがあれば、更にあおってフッキングさせます。
「叩き釣り」仕掛けを降ろし、糸フケを取ります。オモリを着底させた状態で、竿先を上下に揺らします。
オモリで海底を叩きアピールすることと、魚を集めるアピールと餌を取れないカワハギをじらします。叩きのアクションは10回くらい行い、ピタリと止めアタリを聞きます。アタリがあれば合わせます。
備考など
毒魚やハリを飲み込む魚も釣れ、外すのに時間を取られますので、自動ハリ外しや、魚を挟むトングを用意しましょう。
アサリをメインで使うことがほぼですが、アサリは塩で絞めておくと、付けやすく外れにくいので、事前に行います。「弛ませ」は潮の流れを見ながら行います。潮が速い時は根掛かりし、釣りがおかしくなります。
釣り上げる時ポンピングなどは控えましょう。ばらしの原因となります。雨具は用意しましょう。多少の雨なら釣りを止めることはありませんので、朝晴れていても用意します。
カワハギの船釣りの動画
初心者向けの乗合船でのカワハギ釣りです。「叩き」をブンブン多用し、釣りまくっています。
カワハギのタックルと仕掛けの解説
基本的なタックルと仕掛けの動画です。「弛ませ」の講習など、仕掛けの細かく理論的な説明があって親切です。
カワハギの釣果に差が出る仕掛け
前述でも触れていますが、仕掛け自体はスタイル的に堤防から沖合の釣りまで一緒です。
しかし、釣果に確実に差が出るのも仕掛けなのですが、それは集寄板、ビーズ、オモリの装飾です。水中動画をいろいろ見ましたが、まずカワハギは、オモリや集寄に集まってきて、その後餌に気付きます。
またカワハギは新しい物に興味を持つ魚ですので、ビーズを変えただけでも効果があります。
自作でビーズを変えたり、オモリにラバーを取り付けると効果はかなり大きいです。上級者でも、オモリは個性的な物を持ち、更に反射シールを張っています。
「パワーイソメ」の集魚効果
またパワーイソメの動画ですが、こちらは水中の動画です。イソメをルアーの様にアピールし、カワハギを誘い釣り上げています。カワハギにアピールがいかに大事かと思い知らされる、動画です。
カワハギの釣り方、自作の仕掛け
静岡県沼津市~富士市の海岸にかけて、急深のサーフがあります。
ここではカワハギのサーフトローリングを行っています。
仕掛けは船の仕掛けと一緒ですが、自作の仕掛けでオモリやビーズ、集寄をセットしていて、遠投し、数釣りをしています。このように、カワハギは新たな釣り方や、自作の仕掛けで釣果を上げるといった、釣り人の心をくすぐる要素が多分にあります。
筆者自身、上の動画を見るまで、パワーイソメの集魚的な釣り方を知りませんでした。自作の仕掛けで沢山の魚とふれあい、満足できるカワハギの釣りの魅力に圧倒される人も多いのではないでしょうか。
一度カワハギ釣りを食することと合わせて、堪能してみることもおすすめします。