SCARPA スカルパ フォース/アトランティック/#39.5 SC20030ブルー
スカルパ インスティンクト SC20140 (ブラック)
SCARPA【スカルパ】ドラゴ
ボルダリングとは!?
フリークライミングの一つ!
『ボルダリング』とは、岩を登るロッククライミングから派生し、道具を使わず登るフリークライミングの一つで、比較的低めな岩を登るスポーツです。 近年は人工的に作られた壁を登ることができるボルダリングジムもとても人気のあるアクティビティになっています。平日休日関係なく、夜遅くまで我こそはと多くのボルダーでにぎわっているジムもたくさんあります!!
【基礎知識】クライミングシューズについて
普通の靴とは違った特徴をもつクライミングシューズ
ボルダリングに必要なアイテムには「クライミングシューズ」と「チョーク」があげられます。特にクライミングシューズは絶対に必要不可欠なアイテムです!! クライミングシューズは、ソールにゴムを貼り付けたクライミング専用のシューズです。形状も普通のシューズと比較しても特徴のある形をしています。ボルダリングジムで初めてクライミングシューズを履いた時、自分の足を締め付けるあの感覚にに驚いたことでしょう。
実寸よりも小さいサイズを選ぶのが基本?
クライミングシューズはつま先を少し曲げた状態で履くように作られています。これは足指に力を入れやすく作られており、壁に足をひっかけやすくする作りになっています。普段履く靴のようにフラットな状態で履かず足裏を曲げた状態にして履いていきます。そのため、あなたの足の実寸よりも小さいサイズを選ぶのが基本になります。
アウトドアブランド『スカルパ』について
イタリアの靴専門の製造会社
ブランド名になっている『スカルパ』はイタリア語で”靴”を意味します。 そのはじまりは、イタリア北部のアゾロ村で1938年に靴専門の製造会社として創業しました。該社が提案する靴は専門メーカーの名に劣らず、ジャンル問わず、美しいデザインはもちろん、頑丈で長く使うことのできる、身体の一部に感じられる愛着の湧く製品を世に提供しています。
スカルパのクライミングシューズの特徴
デザイン、技術面ともに高水準!
スカルパのクライミングシューズは、その研究開発に20年以上のキャリアを持つ、伝説的クライマーのハインツ・マリアッハが監修を行い、バラエティに富んだデザイン、技術的な要素も多く盛り込まれており、パワー、フィット感、プレシジョン(精密さ)、耐久性など高い水準で実現しています。 またその高い品質水準を厳格に満たすため、海外工場への委託生産を極力抑え、現在でも生産の80%をイタリア国内で行うというものづくりのこだわりが伝わってくる。よって、世界のトップクライマーにも認められ、愛用されるシューズを数多く作り続けています。
クライミングシューズの選び方
選び方には様々ありますが、今回は初心者向けにわかりやすくシューズの選び方をご紹介します。 5つの項目に分けてご説明しますので、これから購入を考えられている方は必見です! 1、種類 2、サイズ 3、ソール 4、トゥ 5、ヒール
(1)、クライミングシューズの種類について(スカルパ)
クライミングシューズには基本3つの種類があります。 ここではその特徴について使用目的や使い方を紹介します。
①ベルクロタイプ【スカルパ/フォース】
ベルクロタイプは現在主流のタイプです。マジックテープで締め付けを行うため扱いやすく、初心者に特におすすめです。レースアップ(紐付き)のようにフィット感の調整ができ、簡単に脱ぎ履きもできる点がメリットです。 デメリットとしては、つま先部分のサイズ調整が難しい点とトゥフック(つま先をひっかける)の際に、ベルクロが壁肌に当たって邪魔になる点があります。 これを補うため、つま先部分まで調整可能な3本タイプやトゥフックの際に邪魔にならない1本タイプなどのモデルも存在するので、好みによって選ぶようにしましょう。
②スリップオンタイプ
スリップオンタイプは、ジムでの練習用におすすめなタイプになります。通称”スリッパ”と呼ばれ、ベルクロ(マジックテープ)やレースアップ(紐付き)など余計なものが無いので、重量が軽い点と履いたり脱いだりするのに動作が少ないのが特徴です。 またコストも安い傾向にあります。 一方で、ベルクロ、レースアップと異なり締め付け機能が無いので、使用するうちに発生する緩みをとめることができないので寿命は短いかもしれません。
③レースアップタイプ
レースアップタイプは、紐付きなので使用状況により発生する緩みも紐を締めることで調整できるため、フィット感を保つことが可能です。またつま先までのフィット感を細かく調節できるため、ある程度経験者(初級~中級者)向けのタイプと言えます。 デメリットは、使用中に紐がほどける点や毎回紐を締めたり緩めたりする手間があることです。紐を締めたり緩めたりする動作をルーティンとして取り組める方には特にデメリットには感じないでしょう。
(2)サイズについて
メーカー・モデルによってサイズ感が違う
クライミングシューズは、サイズ表記が同じでも、メーカー・モデルによって実際に履いた時のサイズ感が異なります。また、あなた自身の足のかたち(幅・足容量)によってそのフィット感もまちまちですので、必ず”ためし履き”を行い選ぶようにしましょう!! サイズ選びのポイントはシューズを履いた時爪先がある程度曲がる状態が、壁つきにもいい状態になりますので、ご自身の足サイズより小さいサイズを選ぶようにします。
履き続けるとシューズにも変化がある
またジムなどでレンタルシューズ履く場合は毎回違うシューズを履くことになりますが、マイシューズを購入した後は毎回履き続けることになるので、シューズの素材や使用状態、期間などによりフィット感にも変化が出てきますので認識しておきましょう。 購入時は、”ためし履き”と”使用中の変化”について専門ショップで店員さんにアドバイスいただくことをおすすめします。
(3)ソールについて(スカルパクライミングシューズ)
ソールの硬さが重要
ソールとは、足裏のラバーのことで、クライミングシューズ選びでとても重要視されるポイントになります。はじめてマイシューズを購入する時のポイントは『ソールが柔らかいシューズを選ぶこと』です。
初心者には柔らかいシューズがいい理由
①硬いソールでは、丸い人工ホールドにフィットしないためおすすめできない ②柔らかいソールだと、足がホールドにどのように乗っているかの感触が伝わりやすく、初心者における"足裏感覚の発達”が見込めるという2点があります。 クライミングにおける足裏感覚の習得はとても重要なポイントですので、初心者のうちからボルダリングジムで練習するときには"特に柔らかいソール"のシューズを使うように心がけましょう。
(4)トゥについて(スカルパクライミングシューズ)
『フラット』と『ダウントゥ』の2種類がある
トゥとは、つま先を意味します。クライミングシューズには、『フラット』と『ダウントゥ』があります。フラットはそのままのとおりで、ソール部分がフラットなシューズになります。ダウントゥはつま先がカーブするように作られているタイプで、傾斜の強い壁のフォールドにフィットさせやすいシューズになります。
初心者にはフラットタイプがおすすめ
初心者の方にはフラットタイプをおすすめします。過度なダウントゥは履き心地が悪い点や、そもそも初心者にはダウントゥを活かした動きを必要とするポイントまでたどり着けないなどの理由があります。 一番のポイントはボルダリングを楽しむことだと思いますので、オールラウンドに使えて履き心地の良いフラットタイプを選択しましょう。フラットタイプを使うことにより、自分の足の使い方や弱点を理解した上でその先以降のシューズ選びにダウントゥを検討してもいいかと思います。
(5)ヒールについて(スカルパクライミングシューズ)
シューズのかかと部分は自分の好きなものがいい?
ヒールは、かかと部分を意味します。クライミングシューズのヒールカップ形状はシューズによりまちまちなところがあります。若干緩めの方が好きな方もいますし、ピタリとフィットしている方が好きな方もいます。 かかとを使いホールドにかけるテクニックのヒールフックには、硬めのソールと剛性のある(変形しにくい)ヒールカップを持つシューズが適していると言えます。
まずはテクニックの前に感覚を掴もう!
初心者のうちはヒールフックなどのテクニックを身につける前にヒールの使い方について感覚を積むことをいしきしましょう。
『スカルパ』クライミング初心者におすすめな1足目のシューズ
SCARPA(スカルパ) フォース SC20030 アトランティック
SCARPA スカルパ フォース/アトランティック/#39.5 SC20030ブルー
スカルパのフォースは、ボルダリング初心者のおすすめな1足目のシューズです。このシューズはベネクロの2本締めタイプにになります。2本締めという点で足の出し入れもしやすく、特にボルダリングジムで他の方の課題の時などに、待ちで着脱するのも容易です。 形状はフラット型になります。初心者のうちは傾斜の弱い壁にトライすることが多いと思いますので、ダウントゥではなく、フラット型をおすすめします。
癖のないシューズだからこそ1足目におすすめ!
スカルパのフォースはタテの形状にも癖のないシューズです。つま先が親指側へ曲がって入るターンイン形状などはテクニックもこれから身につける初心者の1足目には向きません。 フォースは初心者の1足目におすすめな癖のないシューズ、突出した性能はありませんが、すべてにおいて安定して使用できるオールラウンドなシューズです。 まだ、あなたがボルダリングをはじて間もないようでしたら、ぜひ一度試していただきたいシューズです!!
【スカルパ】初級~中級者向け2足目以降に買いたいシューズ
【スカルパ】インスティンクト
スカルパ インスティンクト SC20140 (ブラック)
スカルパのインスティンクトは、フォース同様形状や履きやすさなど万人にマッチするシューズと言える。ベルクロ1本締めタイプであり、足へのフィット感は間違いないシューズです。 形状はダウントゥであり、ソールも硬めのシューズであるため、ボルダリングをもっと突き詰めてやりたい方の2足目や経験をある程度持つ方におすすめするシューズになります。
テクニックを磨くのにもおすすめ!
このインスティンクトの特徴は硬いソールで尖ったつま先形状と分厚いヒールのソールにあります。 ヒールのかかりには、絶対のサポートがあり、ヒールによるムーブの苦手克服やヒールフックの練習、習得にもっていこいのシューズになります。 まずはこのインスティンクトを履いて傾斜の弱い壁でヒールテクニックを磨くため、2足目のシューズに検討してほしいです。
【スカルパ】中級者向け3足目以降に買いたいシューズ
【スカルパ】ドラゴ
SCARPA【スカルパ】ドラゴ
スカルパのドラゴは、より経験者向けのモデルになります。前部のベルクロを無くし、つま先のラバーを延長し抜群なフックを可能にしています。そして、ヒールはより剛性の強いラバーを採用し弱点を補てんしている。 このシューズのグリップ感は強い傾斜面でも瞬時に威力を発揮するでしょう。 そのインパクトはスカルパのラインナップでも群を抜いたものである。
自分の可能性を引き出してくれるかも!
このドラゴは、ジムでの課題をクリアしてさまざまなムーブを習得した未来のあなたにおすすめしたいシューズになります。これから野外での実戦として岩肌でトライに使用したいシューズになります。
まとめ スカルパのクライミングシューズ
いかがでしたでしょうか。 今回はスカルパのクライミングシューズについてご紹介しました。 これからボルダーとしてスタートを切り、ジムで練習に励み、先の目標として岩塊への挑戦もできることでしょう! ぜひ、こころもからだも健康に鍛えていきましょう!!
イタリア北部に位置する世界遺産のドロミテ山塊はクライマー憧れの地として世界的に有名です。