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アオハダの育て方!育てやすいと人気のアオハダの剪定方法などをご紹介!

お庭やエントランス周りなどの景観に、おしゃれで立派な樹木を加えたいという方におすすめのアオハダ。育て方が比較的簡単です。自然の姿が様になるので、剪定は整える程度でも大丈夫。一家のシンボルツリーにも最適なアオハダの植え付け方、育て方、剪定方法などを解説します。
2020年8月27日
gauyorim
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アオハダってどんな植物?

アオハダは、もともとは日本全国の山地に自生している樹木です。 どんなテイストの建物にもマッチし、 育て方も容易な部類に入ることから高い人気があります。 まずはアオハダの基本的な特徴を知っておきましょう。

アオハダの特徴

高さはおおよそ8〜10mほどにまで成長します。 自生しているアオハダは、15mほどに大きくなるものもあります。 モチノキ科モチノキ属に分類されています。 5月〜6月の夏頃に白い花が咲きます。 秋には葉っぱが黄色くなり、冬になると葉が落ちる落葉高木です。

アオハダの実

雌花と雄花が別々の株に生る雌雄異株です。 メスの木は受粉することで、9月〜12月の秋冬頃になると小さな赤い実を付けます。 この赤い実も魅力の1つで人気が高く、メスの木は希少性があります。 赤い実を見たいのであれば、メスの木を探して下さい。 赤が緑に映えて、アオハダの魅力をより楽しむことができます。

アオハダの実が付かない

残念ながらオスの木は実を付けないため、購入前に確認をとって下さい。 メスの木であっても受粉しなければ結実しませんので、見られない場合もあります。 近くにオスの木があれば結実する確率は高くなります。 受粉は、風や昆虫によって花粉が運ばれてくるのを待つか、人口受粉という方法もあります。

アオハダの景観について

成長した後は、枝透かしと下部を剪定すれば立派ながらも圧迫感のない佇まいになります。 アオハダを見て良い印象を抱く要因になるのはこの樹形です。 一家のイメージを代表するシンボルツリーとしても好まれています。 よりよい景観を目指すことができます。

アオハダは自然な姿が美しい

剪定をしなくても基本的には美しい姿に成長します。 この状態で調和するのは、自然をベースにしたナチュラルなガーデニングスペースです。 エントラスでの植え付けや、シンプルな庭、見渡しを確保したい庭、ワイルド過ぎて合わなかったり、日当たりに問題がある場合などの際には剪定してスッキリさせてあげましょう。

アオハダはどこでも馴染む

適度に剪定を行うことで、和風や洋風などを問わず色んな建物に違和感なく馴染みます。 例えば洋風住宅の場合、ナチュラルでおしゃれなシンボルツリーとして見映えが良くなります。 和風住宅であれば、雑木感がシックな雰囲気を演出してくれます。 すでにできている景観をあわせる必要がありません。

アオハダが好む場所


植物なので、半日陰から日当たりのよい場所を好みます。 西日は苦手で、真夏の強い日差しで葉焼けする場合もあります。 植え付けてから1年以上経過し初めての夏を越せば、日当たりが強くても枯れることはあまりありません。

アオハダの植え方4段階の流れ

実際にアオハダを植える方法をご説明します。 今後アオハダが根付き、何年にも渡って居続けてもらうための準備になります。 ちゃんとした場所を作り、丁寧に植えてあげて下さい。 そうすることで、立派に成長していきます。

1、アオハダを植える時期を考える

通年で植え付けることができますが、12月〜3月の冬頃に行うのがベストです。 せっかくなのでこの時期に植えるスケジュールを立て、時期に合わせて購入しましょう。 購入前には、オスの木か、メスの木かなど、よく確認しておきます。

2、アオハダを植える場所を選定する

なるべく日当たりと水はけの良い場所を選びます。 8mほどに成長することを想定して、見映えを想像しながら、住まいや他の植物への日当たりも考慮して選定して下さい。 葉っぱや実は、時期になると落ちてきます。 また、実は鳥がエサとして食べにやってきます。 これらも踏まえて考えましょう。

3、アオハダを植える前の準備

しっかりと根づけるように、株よりも大きく深めの穴を掘ります。 穴を掘ってできた土を8割、バーク堆肥と腐葉土を2割の割合で混ぜます。 石などがあれば取り除いておきます。

4、アオハダを植え付ける

掘った穴へ株を入れて、向きや座りなどを調節します。 上記(3)で作った土を入れて株を埋めていきます。 植え付けが終わったら、水をたっぷりとかけてあげましょう。

アオハダの育て方

植え付けが完了したら適切な管理をして、成長を見守ります。 成長の過程を見ながら育てるのも楽しみの1つです。 手をかけてあげるほど、愛着も湧きますよね。 成長は遅い方なので、一緒に落ち着いた生活を送ってみて下さい。

アオハダを植えてからの1年間が特に重要

植え付けてから1年間と幼木の頃には、手間をかけてあげる必要があります。 特に最初の1年間は水やりが重要になります。 1日に回数を分けるのではなく、日が沈んだ後でゆっくりとふんだんに水をやるのが効果的です。 夏場は非常に水切れしやすいので注意して下さい。


アオハダの幼木には支柱が必要

幼木の頃には、まだ根が浅くて強風に耐えられないので、支柱を立てる必要があります。 前もって準備しておきましょう。

アオハダの水やりの仕方

植え付けてからの1年間と最初の夏を越せば、水やりの手間はなくなってきます。 根付いてしまえば、水やりは必要ありません。 異常気象で乾燥が続いた時などには、様子を見ながら水を与えます。

アオハダが受ける被害

アオハダも他の樹木と同じように、自然による被害を受けます。 元気な姿でいてもらうためには、よく観察して変化を見つけてあげることが大切です。

アオハダの害虫と病気について

害虫による被害は少なく、あまり心配はいりません。 病気に関しては、高温多湿が続く環境だとカビによる黒斑病にかかることがあります。 黒斑病にかかった葉っぱを見つけたら、被害が広がらないようすぐに取り除き燃やして処分します。

アオハダの剪定方法

剪定は1年に1回、整えるぐらいにします。 自然の樹形を活かすことを念頭に、適度に行います。

アオハダを剪定する時期

12月〜3月の冬頃が適しています。 植え付け日をバースデーのように設定して毎年同じ月に行うようにすれば、剪定のタイミングを見誤りません。

アオハダの剪定する部分

アオハダは自然そのままの姿が素敵な樹木です。 なので見映え的に邪魔だと感じる枝や、樹幹の日当たりと風通しをよくするために短い枝を落とすぐらいの枝透かし程度で十分です。

アオハダ定番の剪定

どんなシーンでも合わせるために定番の剪定スタイルがあります。 人の身長ほど…おおよそ170cm以下の枝を切ってしまうことで、幹越しに庭を見渡せるようになります。 圧迫感がなくなって周りとの景観バランス良くなり、下のスペースに差し込む木漏れ日を見ることもできます。

アオハダの剪定手順


上の方から手をつけ始め、切った枝を落としながら降りてくる流れで行います。 枝が込み合う中間部分を主に剪定します。 後から見て後悔しないように、途中で全体の姿を確認しましょう。

アオハダの株立ちについて

1つの株からいくつもの幹が立つ「株立ち」も人気です。 1本だけの幹で育つ姿に比べ、株立ちの幹は細くなります。 その細い幹が、1つの株から複数本生えている状態です。 小さな林のようになって自然界の緑を再現したかのような美しさがあります。 株立ちも検討してみて下さい。

アオハダにまつわる話

アオハダの豆知識をちょっとだけご紹介します。

アオハダの名前の由来

アオハダを漢字で書くと「青膚」や「青肌」になります。 幹や枝の肌を見ても青くないのになぜそう呼ばれるのかは、外皮の内側が青緑色をしているからです。 外皮が薄く、コインなどで擦るだけでも内皮が見られます。 外皮は自然に剥がれることがあり、その見た目も楽しめます。

アオハダの葉っぱは食べられる

アオハダの葉っぱは茹でて食べることができます。 おひたしにしたり、アレンジ次第では我が家定番メニューの重要な食材になるかも! お茶の代わりにされることもあります。 アオハダを植えているなら一度は試してみたいことです。

アオハダを候補に入れる

一家のシンボルツリーや、ガーデニングのメイングリーンとして最適なアオハダをご紹介しました。 何か植えようと迷っているなら、育て方も簡単なアオハダをぜひ候補に入れてみて下さい。 かわいい赤い実を付けるメスの木を見つけたら最有力です。 お家の景観が、きっと今よりもっと素敵になりますよ。