ハイポニカ|液体肥料500mlセット
サボテンの水 耕 栽培
水耕栽培とは
水耕栽培とは土を使わないで植物の根の部分を液体肥料の入った培養液に浸し、必要な水と、養分と酸素を根から吸収させて育てる育て方です。今回はサボテンを使って、綺麗で、おしゃれな水耕栽培の方法をご紹介したいと思います。水耕栽培は、室内での栽培で汚れにくく、土の入れ替えや手入れが無く、気軽に栽培して楽しめます。サボテンの水耕栽培の魅力は、普段見る事の出来ない「根」を見る事が出来る事にあります。 そもそもサボテンを水耕栽培することができるのかと言うことですが、サボテンは乾燥を好み、水はけの良い乾いた土に植えるイメージがあります。しかし、下準備をしっかりすれば水耕栽培も可能なのです。とても可愛くて、ちょっと素敵なインテリアになります。是非やり方を覚えて栽培してみて下さい。
水耕栽培のメリット
★水耕栽培のメリットとしては、小さなガラス容器での栽培で、小さなスペースで出来る事です。広い屋外スペースなどが無くても、庭のないマンションでも育てる事ができます。 ★室内で、水耕栽培をするのは、屋外で植物を育てるより虫が付く事が少なくなります。また、土の中の虫が室内に出てくることもありません。 ★水耕栽培は水を使って植物を栽培するので、手入れに時間や手間がかからなくてすみます。
サボテンの水耕栽培のやり方
水耕栽培に必要な物
※口の広いガラス瓶や容器には金網や、小さな排水溝ネットなどを使って、台座を作って下さい。
★まずは、水耕栽培の容器ですが、どんなガラス瓶でも大丈夫です。使わなくなったグラスや空き瓶、ペットボトルなど水の漏れないケースであれば大丈夫です。あまり口が広いガラス瓶だと中に落ちてしまいます。口が広い瓶は、紐や、金網をカットしてサボテンの台座に、わざわざ費用をかけなくても始める事は可能です。まずは費用をかけずに始めるのも良いかもしれません。 ★100円ショップで売られているガラス瓶も良いですね。あまりコストをかけずに沢山買ってサボテンを沢山並べるのも楽しそうですね。100円ショップには、小さなサボテンもいろいろ売ってます。 ★次に植物を用意して下さい。選んだガラス瓶に合うような可愛いサボテンを用意して下さい。水耕栽培用の植物を園芸店などで販売している所もあります。 ★水の用意をして下さい。水だけでも育たなくはないですが、やはり栄養は必要ですので、適切な濃度に希釈した肥料を入れて下さい。 ★園芸用のはさみ・ペンチ・手を守る為の手袋など。
ペットボトルを使って水耕栽培の容器を作る
ペットボトルはとても簡単に水耕栽培用のケースになります。その栽培用ケースの作る方法・やり方をご紹介します。 ★空になったペットボトルを綺麗にすすぎます。 ★ペットボトルの上から1/3位の所をまっすぐ水平に切って下さい。 ★飲み口の方を逆さまにして、底の部分に被せます。これで出来上がりです。 ★上の部分にサボテンを入れ、底の部分に培養液を入れれば、水耕栽培が始められます。
※綺麗な花も咲きます
サボテンの水耕栽培の培養液を作る方法
水耕栽培のおすすめの液体肥料
★水耕栽培には液体肥料が向いています。それは、植物を土で育てる場合に使う固形肥料は、微生物が分解するまで時間がかかりますし、濃度が濃くなりすぎたりして植物を枯らしたり、弱らせたりする場合があります。なので、吸収の早い、液体肥料を水で薄めて使うことをおすすめします。 ★液体肥料には「有機肥料」と「化成肥料」がありますが、化成肥料の方を利用して下さい。それは有機肥料は枯れ葉や微生物の死骸など、自然の物を利用していますので、水が濁り、腐りやすくなる為です。それに比べ、化成肥料は人工的な栄養だけを集めて作られた物なので、腐りにくいのです。 ★水耕栽培に適した肥料には、植物の成長に不可欠で根を丈夫にするカリウムが多く含まれている肥料を選んで下さい。
ハイポニカ|液体肥料500mlセット
小さいコンパクトサイズ 邪魔にならないコンパクトサイズです。 使い方 500倍に希釈してご利用いただきます。 水1.5リットルにA液3ml、B液3mlを入れ、希釈して栽培用の養液として利用します。 250リットルの養液が作れる 500倍に希釈すると250リットルの養液を作ることができます。 初めての水耕栽培なら1セットでワンシーズン充分楽しんでいただけます。※もちろん育てる量にもよります。 4.8円+税/リットル(希釈後の養液) それぞれ500ml 1200円+税の1セットでA液500ml+B液500mlのセットです。 計量用のスポイト付 3mlのスポイト2本がついています。
肥料の選び方
★水耕栽培をする場合は、生育に必要な栄養素を肥料で補う必要があります。植物を成長させる為に必要な三大要素(窒素・リン・カリウム)、特殊要素(カルシウム・マグネシウム)、微量要素(硫黄・鉄・マンガン・ホウ素・亜鉛・銅・モリブデン)などの成分が必要となります。水耕栽培用の肥料にはこれらが含まれていますが、土壌栽培用の肥料には特殊要素と微量要素が含まれていない物がありますので、水耕栽培用の肥料を使って下さい。
◎肥料を与える為の注意点
水耕栽培用の液体肥料は規定量を守って使用しないと、即効性がありますので、かえって植物を弱らせてしまう場合があります。また、植物が吸収しきれないほど与えてしまうと、やはり植物にとっては生育しずらい環境となってしまいますので、気を付けて下さい。
水耕栽培に使うサボテンを準備する方法
★お気に入りのサボテンを見つけて下さい。 ★鉢からゆっくりとサボテンを抜いて下さい。 ★抜いたサボテンは、根っこを綺麗に水洗いしながら綺麗に土をしっかりと落として下さい。細かな根っこについた土も使い古しの歯ブラシなど柔らかなブラシで丁寧に落として下さい。 ★今生えてる根っこは水耕栽培には適さない根なので、今生えてる根っこの半分位を消毒したハサミで、根元に根を少し残して切って下さい。根をカットするので、根腐れした株でも根元が元気な場合は元気に再生できる可能性があるのです。(土での栽培の根と水耕栽培の根とは違うので、水耕栽培に適した根を育てる為に根を切ります。) ★根を切ったサボテンを、新聞紙などの上に置いて、日の当たらない所でしっかり乾燥させて下さい。
サボテンを植える
サボテンの根がしっかりと乾燥したら、いよいよケースに水を入れるのですが、水耕栽培用の液肥の使い方を参考にして規定量を入れます。その場合、培養液を入れ過ぎないように、根が1/3くらい培養液につかるように培養液を入れて下さい。後は培養液に浸しておくだけで、早ければ数週間で根が生えてきます。
水耕栽培のケースに入れる水の量
水耕栽培のサボテンは、根が全部浸かってしまうと根が窒息してしまいますので、根は全部浸からないように、先が水につかる位にして下さい。
元気に育てる為にこまめな水換えを
週に一回は、ケースの水を変えて下さい。こまめに水換えをしないで放置しておくと、カビの発生の原因になります。毎週、休日など水を変える日を決めておくと良いですね。
◎注意点
くれぐれも培養液の量に注意して下さい。
水耕栽培のカビを防ぐやり方
☆太陽の光を当てカビの生えない状態を作り出します。室内では、水耕栽培専用の「栽培用ランプ」を使って下さい。栽培用ランプは、太陽の代わりになり、光を浴びる事によって衛生的な状態を保つ働きがあります。 ☆室内中にある塵や埃、細菌などを、しっかり換気することが大切です。衛生的な状態を保つことによってカビの生えない元気な植物が育ちます。
サボテンの水耕栽培の管理のやり方
水耕栽培を管理又は飾る場所ですが、サボテンは日光を好むだろうと思う方が多いかと思います。しかし、直射日光は葉焼けの原因になりますし、水の温度が上がり根が傷む原因になります。なるべくは、涼しく風通しの良い、カーテン越しに日が当たる位の所がおすすめです。
水の温度に気を付けて
ケースの中の水は、夏場などあっという間に水温が上昇しますので、温度変化には気を付けて下さい。では適温は何度位でしょうか、最低水温5℃~最高水温30℃を維持出来れば大丈夫です。
もし瓶の中に藻が生えたら
水耕栽培の瓶の中に藻が発生するのを防ぐには、こまめに水を変えて、直射日光に当たらない場所に置いて下さい。根や水の部分に光が当たると、瓶の中に藻が生えやすくなります。 もし藻が発生した場合は、根を傷つけないように洗って藻を落とし、水を入れ替え、容器も綺麗に洗い、しっかり乾燥した容器を使って植え直してください。そして直射日光の当たらない所に置いて下さい。容器の水の部分に日光が当たらなければ藻は育つことができなくなります。
サボテンの水耕栽培は季節を問わなく出来るか?
最低水温を維持出来れば出来なくはありませんが、サボテンは冬は休眠期に入るので、温かい季節に始めるのと比べれば、失敗するリスクは高くなります。なるべくは、春、または、夏に始められることをおすすめします。
水耕栽培のサボテンをおしゃれに見せる方法!
サボテンを水耕栽培すると、いつもと同じサボテンがこんなにもおしゃれなインテリアになります。根っこまで見えるといつものサボテンが別の植物のように見え、見た目もとてもおしゃれです。そのサボテンをもっとおしゃれに飾ってみましょう。
こんな感じはどうでしょうか?
☆サボテンの水耕栽培の容器に試験管を使っています。試験管スタンドに立てることで、等間隔に並び、すっきりした印象になって素敵です。
☆水耕栽培の容器にスタバの空き容器を利用しています。ロゴの感じと植物の緑がよく合い、とてもおしゃれで素敵です。ビー玉を使っているのも綺麗です。
☆サイズやフォルムの近いサボテンの水耕栽培をこんな可愛い棚にまとめてディスプレイするのはどうでしょうか。
☆種類の違うサボテンも、サイズや形をそろえれば統一感が出て、壮観な感じが素敵です。
使い終わった電球を使って
電球の中を空にして、その電球をケースにして、サボテンの水耕栽培をするのも楽しいです。
必要な道具
・必ず白熱電球を使って下さい。蛍光灯の電球は中のコーティングしてあるパウダーが蛍光体で毒性がありますので使用しないで下さい。 ・ニッパ ・ペンチ ・マイナスドライバー ・施着剤 ・麻ひも ・手袋
電球で容器を作るやり方
◎注意点
中のフィラメントを割る時に、ガラスが飛び跳ねる可能性がありますので、充分に注意して下さい。手の保護の為にも、手袋の着用をおすすめします。
☆空き瓶を使って、蓋に穴をあけた物で水耕栽培を、色々な空き瓶で試して下さい。
☆こんなオリジナルのオブジェを作るのも素敵です。
まとめ
丸くて短い棘のある形や、花の咲くサボテンなどに、透明なガラス瓶の中の水がきらきらとし、とても可愛いさわやかなインテリアになります。水を入れた容器を使って植物を栽培する水耕栽培は、毎日の水やりもなく、枯れさせる心配も少ないので、忙しい方でもチャレンジしやすいかと思いますので、是非いろいろなサボテンでチャレンジして楽しんで下さい。