初心者がオピネルナイフのオイル加工にチャレンジ!
皆さんはオピネルのナイフをご存知でしょうか? アウトドアをやってみたい、キャンプをしたいと思っている方たちが色々と調べていく途中で、まずはナイフを購入してみたいと思う方がいらっしゃることでしょう。 大自然の中、焚き火の前でナイフを使ってワイルドに料理をするなんて憧れるではありませんか! アウトドアライフを嗜む方々の中では、オピネルのナイフというものが有名なのです。 さらにそのナイフを実用していくにはオイル加工なる難易度の高そうな手順が有ります。 はてさて初心者の方にそんなことが出来るのでしょうか?!
いざ!オピネルナイフのメンテナンス
色々と試行錯誤をしながらで良いので、今回はそのオイル加工の手順について書いていきたいと思います。 まずはオピネルナイフについてご紹介しましょう。
オピネルナイフとは!?
オピネルはフランスで親しまれているナイフです。 サヴォア山中の小さな村で、ジョセフ・オピネルは今の形の元となる折りたためるタイプのナイフを開発しました。 そして人々の間で親しまれていき、19世紀初頭にフランスで鍛冶屋として生まれたナイフのメーカーのようです。 オピネルのナイフは折りたためるのが特徴となっており、荷物の多くなりがちなアウトドアでは重宝されています。 刃はカーボンとステンレスの2種類があり、サイズが1~12までありそれぞれ使用用途によってお選びいただけます。
フランス生まれのナイフなんてシャレてますね!
持ちての材質は基本的にはブナの素材ですが、様々な種類があってバリエーションも豊富なようです。 オピネルのナイフにはアウトドアに使う物の他に、キッチンで使う物や庭で使う物などがありますが、 今回紹介するアウトドアで使うナイフはアウトドアの初心者から長く趣味として続けている人まで多くの人気を集めています。使い込むことで楽しみにもにた魅力を味わうことが出来るのが大きなの魅力であり、特徴となっております。 このナイフは、使いやすく、軽くて、信頼されており、色々な用途に使用できます。 オピネルのナイフは、多くの冒険家たちの相棒として使用されてきました。 今では複数の大陸で販売されており、世界でも知名度の高いナイフの一つと言えます。
アウトドアだけではないポテンシャル
ちなみに価格は2000円台が中心で、大変お求めやすくなっております。 つまりこのおすすめナイフを選んでおけば初心者でもハズレが無いってことですね。 その分手入れが必要になりますが・・・ そもそもなんでオイル加工なんて事が必要だと思われますか?
なんでオピネルナイフのオイル加工なんてするの?
水洗いするとハンドルの木材が水を吸って膨張して刃の出し入れが出来なくなるのでオイルに漬け込む必要があります。 乾かせば大丈夫のようですが出来るなら綺麗に使いたいですよね。 面倒かと思いますが道具の手入れも趣味の楽しみの一つと思って気楽にチャレンジしてみて下さい。 さてそろそろオイル加工の工程に移っていきましょう。 何回かのステップに分けて書いていきます。
ステップ1 金具を取り外そう!
最初のオピネルナイフの持ち手の所から刃を外して、刃がついているところを外しやすいように加工していく必要があります。 作業を行えるようにするには刃を取り外す必要があり、まずはロックしていた部品を外していきます。 ロックしていた部品が外れた時に力を加えすぎると飛んでしまい怪我をしてしまう事があるので、持ち手部分と金具をマスキングテープで軽く固定してから作業を行うと安心できます。 また、購入したばかりで刃を研いで無い状態でも、鋭いナイフですので安全に作業を行って下さい
刃物ですので安全管理を!
ロック部分の金具部品を閉じロックをした状態で刃を引っぱることによって外すことができます。 ペンチなどを使って刃をゆっくり引っ張って下さい。 刃がハズれれば次のステップです。
ステップ2 持ち手と刃を繋いでいるピンを外そう!
ピンは釘のような形状になっており、留め部がついていてそこを押すことで外れるようになります。 外れる方向は一つしかないのでお気をつけ下さい。 留めている部品のついていない方を細い棒などで叩ける用意をして下さい。 ピンを叩いて2~3ミリのところまで顔を出させて下さい。
力を入れすぎて壊さないように・・・
その際に緩衝材などをおいて安定させることをおすすめします。 出したピンをペンチなどでゆっくり引き抜いて下さい。 手入れ中に怪我などをしないようお気をつけて! それでは次のステップに行きましょう。
ステップ3 持ち手と刃の連結部分を削ろう!
次にオピネルの使用時に刃を取り出しやすいよう、連結部分の持ち手の溝を少しだけ削っていきます。 溝にヤスリなどを使って差し込むように削ります。 手入れの注意点としては一気に削りすぎてしまうと逆に留めている部分がユルユルになってしまうことがあるので、少し削って刃を入れてスムーズに動くかどうかをチェックしながら削っていくのをおすすめします。
マメにチェックするのをおすすめします
そうすると好みの固さで刃の出し入れをすることができるようになります。 さあさあいよいよ次は、油漬けによるオイル加工メンテナンスです。
ステップ4 持ち手をオイル漬けにしよう!
次は持ち手の油漬けとなります。 上の方でも説明しましたが、油漬けによって持ちて部分が水分を吸わないようになるので雨などに降られて濡れても大丈夫にするためです。 後々の手入れも簡単ですしね。
目指せアウトドア玄人!
油漬けには乾性油のピーナッツオイルとビニールの袋を使用します。 ジップロックを使えばオイルが漏れる心配もありませんが意外と値段しますよね、 ジップロックって・・・ オイル漏れさえ気をつければビニール袋で大丈夫です。 今では100円ショップでも実用的に使えるものが多く眠っているはずですので、そうした工夫をして出来る限り予算を抑えながらメンテナンスをするというのも楽しみがあって良いと思います。
どうせなら安くしたいですよね・・・
持ち手をオイルに漬け込む作業となりますので、先程削った持ち手部分に削りカスが残っていないか確認して下さい。 もし残ってしまっている場合は息を吹きかけて飛ばしてもいいですし、つまようじなどで掃除をすると良いでしょう。 ビニール袋の中に持ち手部分を入れ、中にオイルを注ぎます。 持ち手の部分が木製になっているので、オイルを入れると浮んでしまいます。出来るだけ浮かばないようにしてあげて下さい。 オイルに漬け込んだ状態で1日放置をしておきましょう。 2・3日であれば大丈夫なのできっちり1日でなくてもOKです。
少し休憩
そして油の漬け込みが完了しましたら、取り出します。 取り出したら汚れてしまっても大丈夫なタオルなどでしっかりオイルを拭き取り、下にタオルを敷いて乾燥させます。乾燥の期間も1日程度でかまいません。 乾燥が終了したら、刃を元に戻しスムーズに出し入れができるかを確認した後にピンを付けなおし、ロック金具をもとに戻したら油漬けによる、オイル加工メンテナンスは完了です。
オピネルナイフのオイル加工についてのまとめ
いかがでしたでしょうか? オピネルナイフの油漬けによるオイル加工の全工程には3日ほどかかるので、余裕を持ってチャレンジしてみて下さい。 くれぐれもナイフを扱いには注意をして、怪我をしないようにしてください。 怪我をしてしまってはせっかくのキャンプも楽しめなくなりますから・・・
焦らず慎重に!
この油漬けによるオイル加工のメンテナンスによって刃をスムーズに出し入れすることができ、水にも強いあなただけのナイフになりました。 これでまた一つアウトドア玄人への道に一歩近づきましたね。
念願のマイナイフ
自分で道具のメンテナンスをすることによりオピネルナイフに愛着が湧いてきて、 より一層アウトドアライフを楽しめるようになるとは思いませんか? また、実際にキャンプに行く楽しみに加えて自分でメンテナンスをする楽しみも生まれてくると思います。 ではでは!より良いアウトドアライフを!!