デュオ ベイルーフ マニック95
ジャクソン にょろにょろ レモンクラウン
アムズデザイン アルデンテ95 S
パズデザイン リード フィール
メガバス カッター90
タックルハウス R.D.C ローリングベイト
ガイア エリア10
バークレイ ガルプ サンドワーム 太身
ブリーデン ワーム バチ
コアマン アルカリ CA-01
バチ抜けルアーでシーバスを攻略!
シーズナルパターンを攻略しよう!
本記事では、シーバスゲームで必ずチェックしておきたい、バチ抜けパターンの概要やルアーの選び方、 釣り方と人気のルアーをまとめてご紹介します。しっかり予習し、一年のうちで最もシーバスが釣りやすくなるバチ抜けのシーズンに備えておきましょう!
具体的なシーズンについても、地域やバチの種類別に触れていきます。絶好の機会を見逃さないように必ず目を通すようにしてください。
バチ抜けとは
多毛類の産卵行動でシーバスが偏食!
バチ抜けとは、多毛類の産卵行動です。バチはエサ釣りで使うゴカイ類の生き物で 地域によってメインとなる種はバラバラです。潮の流れが大きくなる大潮の下で、 数時間のみ見られる行動で砂や牡蠣殻など普段隠れている場所から一斉にゴカイ類が浮き上がります。
表層付近まで浮き上がってくるので、目視で確認出来ることや、流されたバチを狙って海面を突き上げるシーバスのボイル行動が特徴です。
バチ抜けの様子を動画でチェック!
バチ抜け時の様子を確認しておこう!
こちらは、3月の河口、バチ抜けを紹介している動画です。 複数の種類が流れに乗って、岸際に溜まっている様子をチェックできます。サイズ、色ともに様々です。流されているだけのバチから、泳ぎ回るバチまで様々なタイプがいるので、動きを確認して釣りのイメージを高めておきましょう。
実践はもちろん大事ですが、イメージトレーニングで当日の動きを予測することは初心者、ベテラン関係なく重要です。
バチ抜けのシーズン
地域や海水温によってシーズンはバラバラ
バチ抜けが起きる時期は地域や バチの種類によって異なります。汽水域である河口の方がバチ抜けタイミングが 早い傾向があり地域によっては2月、遅い地域は6月頃までチャンスがあります。同じ地域でも河口と港湾部でタイミングが異なるので、見逃さないようにチェックしておいてください。
ポイントは大潮、夜、発生時間が短い事なので、前年度の釣果情報を参考に釣り場をチェックしてみましょう。
バチ抜けパターンはナイトゲームがおすすめ!
ナイトゲームからバチ抜け攻略を始めよう!
バチ抜けは夜7時から9時頃の発生率が高く、メインはナイトゲームでの攻略になります。その際、初心者の方にはポイントが絞りやすい「河口」がおすすめです。理由としては、バチは光に集う習性があるので、常夜灯のある場所の方が釣りやすいからです。
種類によって水面まで浮いてこない場合もあるので、中層、ボトムもチェックするようにしてください。ポイントを押さえて釣果アップに繋げましょう。
デイゲームのバチ抜けパターン
特殊な環境が必要
日中にバチ抜けが起きる事はほとんどないので、ナイトゲームのようにバチ抜けが起きた瞬間を狙うのは難しくなります。河口やサーフから浮き上がったバチが 潮の流れで滞留するような場所を見つける事が出来れば、チャンスがあるかもしれません。
シーバスゲームに精通している方は、地域性の強いパターンの解析に挑戦してみるのもおすすめです。この場合は予備知識よりも実践し続けることが大切になってきます。
バチ以外のベイトも混在
小魚系もチェックしておこう!
春の終わりにバチ抜けが起きる地域では、小魚の接岸時期とパターンが重なっています。両方を捕食している状況、バチを狙う大き目のベイトを狙っている状況など、タイミングによってパターンは様々です。
バチ抜けを確認できなければ、シルエットが小さいミノーやバイブレーションからバチが見えればバチ系のルアーで釣りを始めましょう。一辺倒よりも反応が無い場合は、ローテーションする方がチャンスが広がります。
定番過ぎるバチ抜けパターン
爆釣狙いならローカルなポイントがおすすめ!
バチ抜け向けのルアーが沢山展開されている事からも分かる通り、バチ抜けのパターンはシーバスアングラーに 広く認識されているパターンです。明かりのある場所で大規模なバチ抜けが起きるような一級ポイントには、沢山の釣り人が集います。
プレッシャーも非常に高くなるので、数を狙う場合は小規模なバチ抜けが起きるエリアの開拓をおすすめします。人気エリアでバチ抜けを経験したら、新しい釣り場の開拓にも挑戦してみてください。
バチ抜けに有効なルアーの特徴をチェック!
ルアーの特徴を3つご紹介!
ここでは、バチ抜けに有効なルアーの特徴を形状や動きなど、3つの観点に分けてご紹介します! ターゲットを効果的に誘うための大切な知識なので、挑戦する予定の方は必ず目を通しておきましょう。
意外と見落としがちですが、バチ抜け以外の目的で用意したルアーでもこれら3つも条件を満たしているものであれば、バチ抜けの釣りがバッチリ楽しめます。是非、活用するようにしてください。
1/3.バチ抜けルアーは細身のシルエット!
バチは細長い生き物なので、ルアーのシルエットもベイトにマッチする細長いものを選択します。ファットなタイプよりも、棒の形によく似たシルエットを選ぶのがポイントです。
ワームの方が細身でよりバチに近いシルエットになりますが、バチだらけの中に入れるのでハードルアーの持つアピール力がポイントになる事もあります。
2/3.スローな弱波動のルアーが有効!
バチの動きは種類によって様々です。基本はウネウネと、魚のように尾を振って泳ぐような波動は出しません。浮き上がりやすく、細身に仕上げられるシンキングペンシルは、バチ抜けルアーの代表的なタイプです。
引き波を立てながらユラユラと泳ぎ、ゆっくり浮いていられるようなルアーが理想とされており、最近ではシーバス専用の商品も展開されています。
3/3.バチ抜けルアーはほとんど泳がない
シンキングペンシルをはじめ、スローなアクションのルアーはほとんど泳ぎません。バチ抜け向けのジョイント系ルアーはテールを大きく左右に振りますが、こちらもワイドなスイミングはありません。
引き抵抗がないので、初めは扱いにくいと感じるかもしれません。ゆっくりリールを巻いて、スローなアクションでシーバスを誘いましょう。初心者の方は目で確認出来る、引き波系のルアーからバチ抜けパターンの攻略を始めてみてください。
バチ抜けパターンのタックルについて
タックルのポイントを3つご紹介!
バチ抜けタックルの特徴を3つに分けてご紹介します! ノリにくくなるケースが多いので、ソリッドティップ、ナイロンリーダーなど、食い込みを良くするセッティングで挑戦してみてください。
軽量のルアーに合わせ、タックルやロッドもヘビーすぎるものは避けたほうが無難です。以降で、その理由についても詳しく説明していきます。
1/3.ソリッドティップがおすすめ!
中層、ボトムのパターンもありますが、メインは表層の釣りになります。低水温期から回復していないシーバスが 吸い込むようにしてバイトするので、ノリにくいのがバチ抜けの特徴です。ロッドティップはノリ重視のソリッドティップを選ぶと良いでしょう。
出るけど乗らない、と感じる場合にはロッドのティップアクションをチェックしてみて下さい。
2/3.ライトアクションのロッドが使いやすい!
バチ抜けルアーは細く、軽量なのでヘビーなタックルが使いにくいです。7gでも扱えるようなライトアクションのロッドでバチ抜けの釣りに挑戦してみましょう。
専用の製品も販売されていますが、掛かりやノリを向上させる効果もあることから、メバルロッドでの挑戦するのもおすすめ。また、釣り場所に応じて最適なものを探すこともポイントとなります。
3/3.リール、ラインは同じものでOK!
リールとラインは同程度のものでOKです。バランスを考えると、少し弱めでも楽しめます。表層付近で掛ける場合は根ズレしにくいので、ナイロンリーダーでもOKでしょう。フロロより伸びに余裕があるので、弱いバイトに対するフッキングをサポートしてくれます。
バチ抜けルアーのサイズを選ぼう!
ベイトのサイズに合わせよう!
一般的にバチは、5cmまでの素早いバチ、10cmまでのバチ、20cmを越える大バチの3種類に分けられます。10cm程度のバチが最もメジャーです。 まずは100mmに近いサイズ、90mm前後のルアーから始めてみてください。
動きが早い5cm以下のバチに付いたシーバスをハードルアーで釣るのは難易度が高いので、こちらの場合はメバル系ワームを使った釣り方がおすすめです。
バチ抜けルアーのカラーを選ぼう!
カラーローテーションも有効!
バチ本来のカラーである、緑や赤に茶色が混ざったような色に対してルアーカラーは明るいカラーが人気です。ローテーションを考える場合には、ナチュラル系最強の赤黒系、 アピール系最強の白系カラーがおすすめです。
また、表層系の釣りになることが多いので、お腹のカラーが重要になります。背中の色は視認しやすいチャート系のカラーが人気ですが、少し沈める場合はシルエットが細く見える黒で背に赤、白の腹のようなカラーパターンがバチ抜けルアーの定番となっています。
バチ抜けパターンの釣り方について
釣り方のポイントを3つご紹介!
ここからは、本格的に実践のシーンで活かせる「釣り方」について迫ります。具体的に、バチ抜けの釣り方のポイントを3つに分けてご紹介します!
ベイトにマッチするルアーを選んだら、狙いたいレンジまで沈めてロッドを立てながらスローに巻くのが基本です。 釣り方のポイントをチェックし、バチ抜けパターンを攻略しましょう!
1/3.釣り場の選定がポイント!
まずは、バチ抜けが起きる場所を見つける事が大切です。これが最大のポイントといっても過言ではありません。バチ抜けが起きない場所、起きないタイミングはパターンとして成立しないので、地域別の情報をチェックした上でバチ抜けパターンが成立する釣り場を見つけるようにしましょう。
2/3.ルアーはゆっくり表層を泳がせよう!
目で見てバチが確認できる場合は、表層をゆっくり泳がせるのが基本となります。バチだらけの中からルアーを選んでもらうためには、他のエサよりも食べたくなるような何かが必要です。
引き波、リーリング速度、レンジを意識しながら釣りを進めてみてください。慣れてきたら表層以外に目を向けてみることも大切です。
3/3.遠投が有効なパターンに対応する
河口、港の常夜灯周りが 定番のポイントですが、潮に乗って流されていく事、沖でもバチ抜けが起きている事から遠投が有効になるケースもあります。
潮の流れやバチの種類によって中層、ボトムでバチ抜けが起きているケースもあるので、少し重めのルアーも用意してバチ抜けパターンを満喫してください。
バチ抜けルアーのアクションを動画でチェック
定番ルアーの水中動画を確認してみよう!
バチ抜けパターン最強ルアー、 にょろにょろのアクションを紹介している動画です。 特徴は、細長いシルエットと 大人しいスイミングアクション。シンペンらしいローリングとウォブリングでにょろにょろとルアーが泳ぎます。
ジョイント系よりもアクションは弱く、存在感はワームよりも強い、絶妙の動きがバチ抜けルアーの特徴です。
バチ抜けパターンの釣りを動画でチェック
ルアーアクションのポイントを確認しておこう!
バチルアーのアクションを解説している動画をご紹介します。川の流れをイメージする事で、シーバスをキャッチ出来る確立がグッと高まります。流れの上流側に投げ、少しずつ流されながら泳ぐようなコースでルアーを巻いてくるのが基本です。
ゆっくり巻いても水の流れでルアーが動くので、早巻きはNGです。流れを越えていくような動きにならないよう、ロッドで流れの強さを感じながらリトリーブの速度を調整してみましょう!
おすすめのバチ抜けルアーをご紹介!
1.ジャクソン にょろにょろ レモンクラウン
ジャクソン にょろにょろ レモンクラウン
サイズ | 60mm |
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重量 | 3.5g |
ジャクソンのペンシルベイト にょろにょろ ルアーです。バチ抜けで人気の高いシンキングペンシルで、最強のバチ抜けルアーと評されています。独特な形をしており、工夫次第で様々に活用出来るのが魅力です。
スローなスイミングとフォールを伴うローリングで。バチやイカ、サヨリパターンに対応。ロングセラーのルアーなので、実績の高い製品をお探しの方には特におすすめ出来るアイテムです。
2.デュオ ベイルーフ マニック95
デュオ ベイルーフ マニック95
サイズ | 115mm |
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重量 | 16g |
デュオのベイルーフ マニック95です。 サイズは115mmの他にも75mm、95mm、 135mm、155mmまで豊富に展開されています。 テールは少し揺れますが、左右へのスイミングがほとんど無いタイトなロールと微波動のマニックムーヴ・アクションが特徴です。
近年人気が上昇しており、地域によってはにょろにょろよりも強く、最強と呼ばれています。こちらもバチだけでなく、様々なベイトを演出できて使い勝手の良いルアーです。
3.アムズデザイン アルデンテ95 S
アムズデザイン アルデンテ95 S
サイズ | 95mm、70mm |
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重量 | 7.1g(95mm)、4g(70mm) |
アムズデザインのアルデンテ95 Sです。サイズは70mm、95mmの2種類展開。V字のカップが生む引き波とシルエットで、バチパターンのシーバスを誘うルアーです。引き波系最強との声も上がっています。
アクションは控えめなスロースイング。 表層パターンに特化したタイプなので、視認しやすいカラーがおすすめです!メバル釣りでも釣果が上がりやすい商品なので、是非活用してみてください。
4.パズデザイン リード フィール
パズデザイン リード フィール
サイズ | 100mm |
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重量 | 7g |
パズデザインのリード フィール100です。サイズは100mmの他に75mm、120mmも取り揃えられており、ボディ素材や潜行レンジ別に様々なモデルが展開されています。
モデルによってフックを3本、 4本とセット出来るので、ノリが悪い状況でもしっかりシーバスの口を捉えてフッキングに繋げる事が出来る、乗せ最強のルアーです。 バチだけでなく、様々なマイクロベイトパターンに対応できます。軽量のモデルを使ったウェーディングでのライトゲームも楽しめます。
5.メガバス カッター
メガバス カッター90
サイズ | 64.5mm |
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重量 | 1/2oz. |
メガバスのカッター90は、人気のメガバスと村岡昌憲がコラボした、シンキングペンシルです。 サイズは64.5mm以外にも90mm、115mm、128mmまで豊富に展開されています。独自のヘッドで浮き上がりやすく、引き波を立てやすい構造が特徴です。
スローかつ引き波を立てる表層レンジ、 シンキングペンシルで攻めたい方は、こちらのルアーを是非チェックしてみて下さい。
6.タックルハウス R.D.C ローリングベイト
タックルハウス R.D.C ローリングベイト
サイズ | 48mm、55mm |
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重量 | 4.5g(48mm)、8g(55mm) |
タックルハウスのR.D.C ローリングベイトです。2種類のサイズで、全7モデル展開されています。バチ抜け時のボトム攻略に有効で、シーバスゲーム用に人気の高いルアーです。
ヘビーで飛距離が出せるので、バチ抜けでハイプレッシャーになったエリアでもフレッシュなポイントに ルアーを届けることが出来ます。年間を通して楽しめるルアーなので、シーバスルアーとしての評価は最強クラス。これからルアーを揃える予定の初心者の方にも、おすすめのアイテムです。
7.ガイア エリア10
ガイア エリア10
サイズ | 100mm |
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重量 | 9g |
ガイアのエリア10です。サイズは100mm以外に65mmも取り揃えられており、改良版も合わせると計6モデル展開されています。フック3本でノリも抜群。
コスパ最強で、安くて釣れると話題のロングセラー商品です。
バチ抜け時の使い方はラインを張らず緩めず、潮に乗せて流すナチュラルドリフトがおすすめです。ほとんど動かさないようなイメージで、ピンポイントにシーバスを狙ってみてください。
おすすめのバチ抜けワームをご紹介!
8.バークレイ ガルプ サンドワーム 太身
バークレイ ガルプ サンドワーム 太身
サイズ | 11.6 x 11.4 x 1.4 cm |
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重量 | 40g |
バークレイのガルプ! サンドワーム イソメタイプ太身。臭いとシルエットで誘う、人気ワームガルプの製品です。 太軸のフックはワームに刺しにくいので、エサ釣り用のハリに飛ばしウキで遠投する方法がおすすめです。
ルアーゲーム最強の集魚力を持つガルプリキッドは、シーバスだけでなく、様々なターゲットに対して高い実績を持っています。海釣りならどんなジャンルにも使えるので、コスパ抜群です!
9.ブリーデン ワーム バチ
ブリーデン ワーム バチ
サイズ | 60mm |
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重量 | 10g |
リアルなフォルムとラメが特徴である、ブリーデンのバチ。高浮力素材で、表層付近のレンジをキープしやすい人気のメバリングワームです。 2.3インチと小ぶりなので、小場所の食わせで使用してください。
ターゲットによっては、カットして大きさを調整するのがおすすめです。ハイプレッシャーなエリアにも有効なので、自然の残る野池などでも上手に活用すれば大物が狙えるかもしれません。
10.コアマン アルカリ CA-01
コアマン アルカリ CA-01
サイズ | 15.3 x 10.4 x 1.1 cm |
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重量 | 20g |
コアマンのアルカリチです。シーバスワームの人気アイテムで、ワームらしいテールのアクションで バチはもちろん、同じタイミングで混在しやすい小魚などマイクロベイトパターンで 最強と評価されています。
水の透け具合や、時間帯によってカラーを使い分けるのが釣果アップのコツです。バチを意識する場合はスローリトリーブ、小魚系のベイトをチェックしておきたい場合はトゥイッチアクションを試してみてください。
人気ルアーでバチ抜けシーズンを楽しもう!
パターン攻略を掴んでレベルアップ!
今回は、バチ抜けのシーズンや有効なルアーの特徴など、初心者必見の内容をお届けしました。シーバスパターンの中でも目で確認しやすいパターンなので、答え合わせもバッチリということがわかってもらえたのではないでしょうか。
シーバスの偏食を体験する事で、ルアーゲーム自体のレベルアップにも繋がります。人気のルアーと釣り方のポイントをチェックし、バチ抜けの釣りに挑戦してみましょう!