HARIO コーヒーミル・スケルトン MSCB-2B
OPPSK クッキング温度計 IP66防水型
キャンプでのコーヒーは最高の美味しさ
キャンプに行くとなると「こだわり」が大切だったりします。自分流の本来の「こだわり」が自然と対話するうちに広がって、ていねいに暮らすというヒントがキャンプの中でいくつも見つけられるはずです。そのひとつに手間暇をかけて美味しいコーヒーを淹れてみようということがあります。 ふだんならコーヒーメーカーにコーヒーパウダーと水をセットしてという便利なライフスタイルを封印して、オリジナルコーヒーを考えて行きましょう。香りや味。こだわった道具でドリップするには、その淹れ方とは何が必要なのでしょうか。キャンプにおいてのコーヒーは開放された空気と入り混じり最高の美味しさを演出してくれそうです。
キャンプのコーヒー・美味しく飲むポイント1
風味を出すのはコーヒーミル
コーヒーミルでコーヒー豆を挽くとコーヒーアロマという特有の香りが漂ってきます。このアロマにはストレスを和らげる効果があります。コーヒー好きにとってはたまらなくホッとできる香りだと思います。その大切な香りを引き出す道具は言わずと知れたコーヒーミルです。
ゆっくり楽しみたいなら手動式！
まずミルは石臼で挽くやり方と同様の手動式とカッター刃でコーヒー豆を玉砕する電動式の2タイプに分かれます。通常、豆を挽くときに起きる摩擦熱で香りや味を損なわないのが手動式とされていますが、電動式の摩擦熱が起こらないセラミックカッターが登場して以来、人気もあるようです。ただコーヒーアロマの香りを楽しみながらコーヒー豆を挽きたい愛好家には手動式ミルがおすすめです。もちろん電動式ミルでコーヒー豆を短時間で挽いて粉にするのも楽しいひとときです。
ポーレックス コーヒーミル
カリタ コーヒーミルKH-9
HARIO コーヒーミル・スケルトン MSCB-2B
HARIO コーヒーミル・スケルトン MSCB-2B
丸洗い可能のセラミックカッター仕様。スケルトンなので挽いたコーヒー豆の量も一目瞭然です。
京セラ セラミック電動ミル コーヒーブラウンCMD-70
京セラ セラミック電動ミル コーヒーブラウンCMD-70
キャンパーに嬉しい電池式自動ミルです。単三電池4本使用。サイズ7.6×7.6×24.1㎝。
キャンプのコーヒー・美味しく飲むポイント2
ケトルにこだわれば味が見えてくる
コーヒーケトルは飲む分量に合わせて容量をチェックしてセレクトします。したがって普通のケトルと比べてコーヒーケトルは小ぶりサイズです。そのケトルのノズルは細くコーヒーの粉を蒸らしながら少しずつゆっくりと優しく注ぐのに適しています。もし太いノズルのケトルだとお湯のセーブが効かず、コーヒーの味が台無しになってしまいかねません。味の決め手は道具であるとも言えます。
旨味を引き出すなら
お湯の温度は通常95度で、沸騰したあとボコボコしたものが収まったときそれが適温です。コーヒーケトルを上手に使ってドリッパーにセットしたコーヒー粉を膨らませて旨味を引き出しましょう。見た目の上品なフォルムをしているコーヒーケトルの優雅さにはコーヒーを入れるために必要な機能性があります。
カリタ ウェーブポット1L#52073
カリタ ウェーブポット1L#52073
手になじみやすい木製グリップでこまめに上下させながらお湯を注ぐのに適しているコーヒー専用ケトルです。
タカヒロ コーヒードリップポット 雫 0.5L
キャンプのコーヒー・美味しく飲むポイント3
ドリップは丁寧にするのがコツ
コーヒーの淹れ方として、粉をセットしてからドリップは時間をかけてゆっくりと行ないます。コーヒーケトルから細く少しずつ注がれる湯はコーヒーの粉を湿らせて香りが漂い始めます。そして粉は膨らみ始めゆっくりしぼみます。やがてコーヒーはゆっくりとカップにドリップされます。これは抽出と呼ばれるコーヒーエキスを滴にする大切な工程で気を緩めることはできません。
メリタ式とカリタ式はどっちがいいの？
コーヒードリッパーにおいてよくメリタ式とカリタ式のどちらかというのが議論になりがちです。これはカリタが1穴なのに比べてメリタは3穴で、どちらが美味しいのかは好みによります。またキャンプ専用ドリッパーでバネットというステンレスフィルターがあります。ドリップの仕方で味が変わってくるので練習を積んでオリジナルドリップができるようになりましょう。またドリップ時にはペーパーフイルターを2枚重ねにすると簡単に雑味がなくなりスッキリした味わいになります。コーヒーを作るにおいて要ともいえる大切な道具です。
HARIO ドリッパーカフェオール ブラックCFOD-02B
HARIO ドリッパーカフェオール ブラックCFOD-02B
ペーパーフィルターを使用しないステンレスメッシュのドリッパーです。コーヒーオイルまで抽出できるので美味しいアロマコーヒーをドリップできます。
カリタ コーヒードリッパー燕製WDS-185
ユニフレーム コーヒーバネット sierra No.667767
ユニフレーム コーヒーバネット sierra No.667767
出典:Amazon携帯するのに便利なコンパクト折りたたみができるステンレスドリッパーです。味はドリップの時に壁がないためコーヒーガスが放出されるのでまろやかになります。
キャンプのコーヒー・美味しく飲むポイント4
カップへのこだわり
「こだわり」を持ってドリップしたコーヒーはやはり「こだわり」のカップで飲みたいものです。キャンプ風景の写真などでステレンス製カップやチタン製カップは人気でリュックサックと一緒にセットで揺れている写真などを目にしますよね。木製のマグカッブも出ていてそれもいい雰囲気を醸しています。やはりカップは取っ手のグリップ感と飲み口の良さが基本です。 また使いこなしたステンレス製カップやチタン製カップのお手入れはメラニンスポンジを使用すると綺麗に汚れが落ちます。カップに傷をつけると錆や保湿力低下につながるので注意が必要です。
snowpeak チタンシングルマグ450 MS-143
ゴートレンジ キャンプ用チタン製マグカップ 420ml (蓋付き)
キャンプのコーヒー・美味しく飲むポイント5
エスプレッソは旨味がたっぷり
エスプレッソマシーンを使わなくても、コーヒーオイルが滲み出ているイタリアンローストされた豆をセットして普通にドリップした淹れ方をしても、簡単にかなりの苦味とコクが出て深いテイストで美味しくなります。ぜひ試してみてください。
コクテール堂 エスプレッソブレンド 豆 200g
珈琲倶楽部特選焙煎モカ(イタリアンロースト深煎り)
キャンプのコーヒー・美味しく飲むポイント6
ブラックコーヒーの効用
コーヒーミルで豆を粉にするところからスタートをしてドリップなどの工程を経て、ようやくコーヒーが完成しました。簡単そうに見えていざやるとなると、そのルーティーンをこなすのに多少のアイディアを必要としますよね。そして提案したいのがミルクやシュガーを入れる前にぜひブラックコーヒーで飲んでみるということです。するとその美味しさが分かります。コーヒー抽出成分が朝の眠さや旅の疲れを取ってくれて気分がスッキリしてきます。コーヒーには知られているとおり覚醒作用があり疲労物質を遠ざける作用があるのです。
淹れ方によって変わる
淹れ方によってカフェイン濃度が変わってきます。長い抽出時間だとカフェイン成分がより多く出るのに対して、短い時間ではカフェインが出る量が薄いのです。ゆったりした淹れ方のコーヒーが美味しいのはそのためです。
キャンプのコーヒー・美味しく飲むポイント7
パーコレーターでの簡単な淹れ方
パーコレーターはアメリカで人気のある直火型のコーヒーポットの一つです。道具はほかに何も必要ありません。淹れ方はいたって簡単です。お湯が沸騰したら粗挽きのコーヒーの粉をポットにセットして、しばらく火にかけると出来上がりという素朴なもの。微妙な手作業がない分、美味しいコーヒーを淹れ方にはテクニックが必要ですが、遠い昔にヨーロッパで生まれ、アメリカン・カウボーイたちが焚き火を囲んで飲んでいたコーヒーは実はパーコレーターでドリップしたもの。西部開拓時代の味を試してみるのはいかがでしょうか。
キャプテンスタッグ 18-8ステンレス製パーコレーター3カップM-1225
キャンプのコーヒー・美味しく飲むポイント8
コーヒー豆を自家焙煎
コーヒーの生豆を焙煎するのは思ったより簡単です。炒り網に生豆をセットしてバーナーでローストするだけでOKなのです。コツはそれほど必要ありません。丹念に煎るだけいいのです。すると次第にポップコーンのように爆ぜますが、ここを我慢して炒り網をゆすり続けるとコーヒーオイルが豆から滲み出します。
深い焼き色がついたら完成です。あたり一面に香ばしい匂いが漂いオリジナル焙煎ができます。ポイントは弱火でじっくり煎るということ。強火で一気に煎ってしまうと焦げた味わいのコーヒーになってしまいます。目指すのはキャンプコーヒーなので野外の時間に合わせてのんびり行きましょう。
新越ワークス ステンレス 炒り網 16cm
キャンプのコーヒー・美味しく飲むポイント9
チョコとクラッカーも添えて
コーヒーのお供にはやはりチョコレートとクッキーのセットは外せません。キャンプで動いて疲れた体の回復には甘い系が欠かせません。カフェなどでコーヒーを添えてチョコレートを出してくれるところもあります。やはりこの組み合わせは元気が出ますね。
カーボンボン クルフカセレクション200g
ル・ブルターニュ ガレット・バタービスケット オワゾー缶 150g
キャンプのコーヒー用のバーナー選び
コーヒーの水を沸かす時間が長いバーナーでは待ちきれないので、手早くコンパクトで簡単なバーナーが欲しいと思うのではないでしょうか。カセットガスを使用しているバーナーは火力を強力にできるので数分でコーヒー分量のお湯は沸きます。コーヒーケトルを直火乗せしても安定した三脚がきちんと支えます。
岩谷産業 ジュニアコンパクトバーナー CB-JCB
イワタニ ジュニアコンパクトバーナー CB-JCB
出典:Amazon1ℓの水は4分で沸騰します。風よけがついているのでそれにより火が消えることがありません。またIwataniのカセットガスを使用するのでスイッチを入れれば簡単に点火するキャンプに強いバーナーです。
コンデンスミルク入りベトナム風コーヒーでパワーアップ
せっかくキャンプに来たのですからコーヒー道を少し外れて冒険をしてみましょう。ベトナムにはコーヒーにコンデンスミルクを入れて飲む習慣があるそうです。暑い国なのでこれは最速の元気の出るエネルギー源なのかもしれません。淹れ方は簡単でまず濃い目にコーヒーをドリップします。そして淹れたてのコーヒーにコンデンスミルクを入れるだけです。ベトナムのソウルフードはどこか懐かしい味がするかもしれないですね。
キャンプのコーヒーを支える小道具
道具1 コーヒースプーンカリタ ショートメジャーカップ #44017
道具2 OPPSK クッキング温度計 IP66防水型
OPPSK クッキング温度計 IP66防水型
マイナス50度から300度対応の速読温度計です。沸騰したお湯の温度を測るときに使います。
おすすめの湧き水スポット
美味しいコーヒーに欠かせないのがウォーターです。ウォーターにこだわるとコーヒーの味がすっきりとして透明感を持ちます。これはウォーターが生きている証拠。新鮮な空気を含み山間から流れ出る湧き水はコーヒーと相性が抜群です。本来、人が持っている生命パワーを引き出してくれそうな気がしますよね。
オートキャンプinむじな
山梨県の道志村にあるむじなキャンプ場には、湧き水むじなの水があります。この湧き水はかなり名水として知られお蕎麦屋さんなどでももちろん使っていらっしゃいます。この湧き水でコーヒーを淹れてみたいですよね。 〒402-0021 山梨県南都留郡道志村道志9707 :phone:︎0554-52-2077(受付8:00~17:00)
アクセス方法
中央自動車道河口湖 Ｉ.Ｃ ５０分（山中湖経由 ３８ｋｍ） 中央自動車道都留 Ｉ.Ｃ ３０分（２０ｋｍ） 中央自動車道相模湖 Ｉ.Ｃ ５０分（藤野経由 ３０ｋｍ） 東名高速御殿場 Ｉ.C ５０分 （山中湖経由 ３５ｋｍ） ＪＲ横浜線 橋本駅 １時間（三ヶ木,月夜野経由 ４０ｋｍ） 電車,バスをご利用の場合 新宿から JR中央線 大月駅（約60分）～富士急行線/都留市駅（バス20分） ～道坂トンネル（バス20分）～道志村 中央高速バス 旭ヶ丘 山中湖（バス115分）～山伏トンネル（バス40分）～道志村 横浜から JR横浜線 橋本駅（約40分）～三ヶ木月夜野（バス50分）～道志村
まとめ
コーヒーは私たちの暮らしの一部になっていて、淹れ方や道具にこだわり、それをセットして美味しいコーヒーを追求するのは、大好きなキャンプにて実践という流れはワクワクしますね。簡単に済ませられることもたくさんありますがそれをしないのはキャンパーの意義でもあります。キャンプでのコーヒーは自然の中でリラックスして飲むドリンクです。 ヨーロッパで生まれたコーヒーは世界各地で様々な淹れ方があり、たくさんの飲み方があるのでバリエーションを増やしていったら今後もコーヒーの世界は面白くなるのではないでしょうか。
容量200gのモカのイタリアンローストです。