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ダッチオーブンの基本的な使い方!使いこなせれば「魔法の鍋」になる!

キャンプ場での楽しみでもある美味しいごちそうにはダッチオーブンが欠かせません。一台で何役もこなせるダッチオーブンは、ちょっとしたメンテナンスなど使い方も学ぶ必要があります。今回は、キャンプ上手になるダッチオーブンの使い方とメンテナンス方法について紹介します。
2020年8月27日
bookworm0620
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使い方でキャンプ料理の主役!?ダッチオーブンて何?

ダッチオーブンというものを皆さんはご存知でしょうか。簡単に言うとふた付きの鍋型オーブンのことです。炭火を上にのせて上下からの過熱で中までじっくりと食材のうまみを残さず焼くことができるという調理鍋です。その他にも炒めたり煮たり、蒸しや揚げたりまでできてしまう優れものの鍋です。いわゆる使い方次第で、どんな調理にも対応することのできる万能鍋こそがダッチオーブンなのです。

美味しいレシピに欠かせない調理鍋

家庭でもキャンプでも使えるので、料理の幅を広げたい人におすすめな調理鍋です。手入れなども必要にはなりますが、色々な料理を作れる楽しさに感動してしまうこと間違いないでしょう。調理の幅を広げて、ご家庭で使ってさらにおいしい料理にチャレンジして、家族やお友達を驚かしてしまいましょう。

まずは油で!ダッチオーブンを上手に保管する使い方

強い火力を使って、美味しいキャンプ料理を可能にしてくれる魔法の鍋ともいえるダッチオーブンですが、保管方法には諸注意があります。長く大切に使っていくために、油で鍋全体をコーティングして保存に適した状態にする作業「シーズニング」を行います。

使えるダッチオーブンへの道①シーズニングとは

ダッチオーブンには様々な種類のものがありますが、まずは本格的なダッチオーブンを使うにあたって必要になる、シーズニングという作業について説明します。シーズニングとはダッチオーブンについているサビ防止ワックスを落として、表面に油を染み込ませることでコーティングすることをいいます。そうすることで調理後のにおいや焦げが付きにくくなるのです。

使えるダッチオーブンへの道②油をなじませてサビ防止

ダッチオーブンは火力を強くしても問題のない調理鍋ですが、サビには非常に弱い特性があります。そのためダッチオーブンを購入した際は、サビ防止を含めてシーズニングが必要になるわけです。長年使い続けて、劣化やサビが認められる状態でも、シーズニングすることで復活することもあります。油をぬって熱し、野菜くずなどを炒めることで油を十分になじませてシーズニングが完成します。

使えるダッチオーブンへの道③保管する時にも手入れを忘れず

本格的なダッチオーブンの使い方をマスターするには、このシーズニングからしっかりと熟知しておかなければなりません。シーズニングすることでダッチオーブンを保管にも強くし、長く扱うことが可能になります。正しく使わないとどんなものでも宝の持ち腐れになってしまうので、充分に注意して大切に使いましょう。

料理を生み出すダッチオーブンの使い方

ダッチオーブンでは色々な料理を作ることができます。例えば煮込み料理も作ることができるのですが、調理方法に関しては普段家庭で作っているようにすれば誰でも簡単に作ることができます。焼きになると少し慣れが必要になってきます。まず最初に火にかけたダッチオーブンのふたに炭を置いて上火にします。ふたを閉めて調理するため、慣れないうちは時々ふたを開けながら火加減を見ていくといいでしょう。

①シンプルに蒸し料理

しっかりとシーズニングが行き届いたダッチオーブンは、焦げ付きが少ないです。そのため素材の水分を活かした、蒸し焼きというレシピが定番です。余計な味付けを必要とせず、素材の美味しさを楽しむことが出来ます。野菜や肉を丸ごと放り込むだけでも、立派な一品に生まれ変わります。

②熱々ふっくらのパンも!


オーブンという名前が付く通り、パンやピザといったレシピもダッチオーブンは対応しています。本格的なオーブンは火力を整えるのに時間が狩りますが、コンパクトなダッチオーブンであれば少ない手間で出来立てのパンやピザが堪能できます。

③豪快で体が温まるポトフや煮物

ダッチオーブンは強い火力や熱の変化に強い調理鍋です。長い間、火にかけておいても心配は不要です。長い時間に込んだ料理はお手の物です。寒さが気になる時期のキャンプには、じっくり煮込んだポトフやおでんといった楽しみも格別です。

④チキンの丸焼きやパエリア

ダッチオーブンは高圧力の状態で、調理をすすめることも出来ます。。そのため炊き込みご飯のような使い方もできるのでパエリアや、通常の調理であれば時間のかかる丸焼き料理もお手の物です。豪快でカラフルな見た目こそ、キャンプ料理の真骨頂ともいえるでしょう。

ダッチ―オーブンの数だけ多彩な料理

ダッチオーブンを持ち寄ったキャンパーの数だけ、キャンプ場には美味しい料理が立ち並びます。仲間同士で自慢のレシピを味わうのも良いですし、お隣になったキャンパーさんとお裾分けという楽しみ方も出来ます。人とのつながりや笑顔を増やしてくれる魔法の鍋が、ダッチオーブンといえる至福の時が生まれます。

焦げには注意!ほどほどのスペースを

中身を詰め込みすぎて、ふたに食材が引っ付いたままだと焦げてしまうので、その点にだけ注意して使いましょう。本格的なものは火加減が難しいと思いがちですが、簡単においしい料理が出来るのです。普段と違った調理を楽しんでしまいましょう。

ダッチオーブンの手入れはどうすればいいの?

調理後のダッチオーブンは普通の鍋と同じような洗い方をする訳にはいきません。適切な洗い方と保管する前の手入れをしなければいけないほど繊細な道具です。洗う際にはまず、ダッチオーブン内に残っている料理を取り除いてください。それから水を数センチ入れて、火元でお湯を沸かしながら洗わなければなりません。洗剤は使わないようにしてください。

たわしで優しくふき取ることで、きれいに汚れが落ちてくれます。後はしっかりと水気を取ってオイルを塗って終わりです。後は箱に保管するだけですが、オイルが箱につかないように割り箸などを入れて間を空け、 ふたに新聞紙を巻くなどしてサビさせないよう心がけて保管してください。ダッチオーブンにとってサビは最大の敵なのです。

親しみ度ナンバー1ともいえるダッチオーブン

ダッチオーブンの説明や保管方法などについて紹介しましたが、ダッチオーブンには大きく分けて5つの種類があります。その中の一つの鋳鉄製のものを紹介します。鋳鉄製のダッチオーブンは最も手頃で誰もが簡単に手にすることのできる標準的なものです。

使い方で個性が出てくる鋳鉄製ダッチオーブン

サビやすいという短所を持っていますが、何回も使い込んでいるうちにダッチオーブンの表面が油でコーティングされることで焦げにくいテフロン加工のような鍋になってくれるます。


憧れの状態ブラックポットとは

大切に使っていくことを心がけてください。深く黒光りする姿からブラックポットとも呼ばれキャンパーの中では憧れの道具でもあります。キャンプ場でかっこよく使って美味しい料理を振る舞ってください。注目の的になること間違いありません。

サビにも強いダッチオーブンが登場

鋳鉄製のダッチオーブンの次に紹介するダッチオーブンは、ステンレス製のもので、ダッチオーブンの中でも新しい素材を使ったものとなっています。サビやすかった欠点を克服して、保管にも優れ、普通の鍋のように使うことができる調理鍋です。

使い方に困らないステンレス製ダッチオーブン

面倒なシーズニングも不要で、水洗いもできて頑丈という三拍子そろったダッチオーブンです。初心者にとっては使い勝手がいいので、初めての人でも簡単に使える長所は、おすすめするメリットが十分にあると言えるでしょう。

ステンレス製ダッチオーブンは割高

普通の調理器具と同じように扱えるステンレス製ダッチオーブンは、そのぶん値段が張るため少し手を出しづらい商品ともなっています。財布事情とも相談して、自分に合っているのか損をしないようにしっかりと考えてから購入してください。

周りと差が出る黒皮鉄板製ダッチオーブンとは

三つ目に紹介するのが黒皮鉄板製のダッチオーブンとなります。このダッチオーブンは製造過程でダッチオーブンの表面に皮膜をつけることで、サビにくくされている商品です。

使い方の手間を軽減!黒皮コーティング

油でコーティングされた従来のものとは違い、黒皮によって守られているため洗剤や金たわしで洗っても問題はありません。値段もそれなりに高くなりますが、メンテナンスにかかる手間が少なくなるため気になるほどではありません。

選び方に個性が表れる黒皮製ダッチオーブン

手間がかかりすぎるのは嫌だけど、完璧に手間がなくなってしまうのはどこか味気ないと感じるのであれば、黒皮鉄板製のダッチオーブンがおすすめです。値段を取るのか機能性を取るのかこれもまた悩ませてくれる代物となっています。

頑丈さがウリのダッチオーブンとは

ダクタイルとは

ダクタイルと言われて何のことだか分かるという人は少ないのではないでしょうか。ダクタイルとは強靭なという意味を持つ言葉です。 その名前の通りダッチオーブンの中でもトップクラスの頑丈さを誇っています。衝撃への強度はもちろんのことヒートショックなどにも強い、頑丈さに力を入れている商品です。

匠の技が光るダクタイル製ダッチオーブン


しかも頑丈であるにも関わらず極薄で軽量化にまで成功したまさに匠の技によって作られたダッチオーブンなのです。メンテナンスや洗い方は従来のものと同じ手間はかかりますが、壊れにくい頑丈さは他の追随を許しません。落としてしまったり、何かにぶつけてしまったりすることが怖い場合は、ダクタイル製のものを選ぶといいでしょう。

火の使い方に迷わないダッチオーブンとは

ダッチオーブンを使う際に皆さんが気にするのは、しっかりと全部の具材に火が通っているのかといった、熱の広がりにムラが出るのではないのかというところではないでしょうか。そこで登場したのがカーボン製のダッチオーブンです。カーボンで出来ているため赤外線効果による熱の広がりにおきるムラをなくしてくれる逸品です。

食材の旨味を堪能できるカーボン製ダッチオーブン

ダッチオーブンの中でも食材の旨みを最大限に引き出すことができるということで、人気を集めている商品でもあります。とは言え人それぞれ味の感じ方というものは違うので、これが一番美味しいかどうかはあなた次第です。

ダッチオーブンの種類は多彩で、どれも魅力に溢れています。いくつかの商品を目で見て手に触れて、気に入ったものを選ぶようにしましょう。

結局ダッチオーブンはどれを選べばいいの?

今回はダッチオーブンの使い方や種類について紹介しました。結局のところ、どんなダッチオーブンを選ぶのが一番良いのでしょうか。はっきり言ってこれが一番というものはありませんが、持ち運びや外で多く使う機会が多いのであれば、頑丈なものを選ぶことをお勧めします。

使い方を考えて選ぶのが最善

こだわりを持つのであれば味の出る鋳鉄製がおすすめですし、美味しさを追求するのであればカーボン製などやはり自分がどういうことをしたいのか考えた上で選ぶのが一番いい方法なのです。

使い方と愛着を持てるものを選ぶ

値段、強度、機能性など何に重点を置くのかを決めて自分に合ったものを選びましょう。もちろん見た目で選んで形から入るというのも、モチベーションアップにつながるので自分の好きなものを選びましょう。

最後に

いかがでしたでしょうか? ダッチーブンの使い方についてご紹介しましたが、使い方だけでなくダッチオーブンの魅力も感じていただけ他のではないでしょうか。自分にあったダッチオーブン選び、今回ご紹介した使い方を参考にアウトドアやキャンプをもっと楽しんでいただけると嬉しいです。