スズキ純正ベッドクッション
スズキ純正ルーフパッキングネット
ルーフキャリア
WAKE ウェイク プライバシーシェード
ウィンドーバグネット
車中泊をしよう
車中泊のメリットはなんといっても自由なことが挙げられます。ホテルなどの宿泊施設に泊まる場合、予約が必要だったり、チェックイン・チェックアウトなどの時間に縛られたりしますが、車中泊ならば予約も必要なく、好きな時間に寝られるので、とても自由奔放な旅行が楽しめます。もちろん急に思い立っての旅行や、目的地変更も自由です。また、キャンプなどのアウトドアにも最適で、テントの設置、撤収の必要もなく雨の日でも快適に過ごせるのも車中泊のメリットです。
快適な車中泊の条件
車中泊といえば、皆さんは大きなキャンピングカーを想像していませんか。もちろんキャンピングカーのような装備が満載していれば、ホテル顔負けの快適な宿泊はできますが、普段の買い物や通勤などには大きくて目立ちますし、取り回しも不便で、使いにくいものとなってしまいます。そこで、普段利用する車を使って車中泊するための条件を考えてみましょう。
スズキ純正ベッドクッション
ベッドクッションで快適な車中泊環境を整える
大人が足を延ばして寝られるスペースが取れるか
ちょっとした休憩時の仮眠ならば、シートを少し倒した状態でも寝ることはできますが、宿泊となれば、やはりしっかりと足を延ばして寝られるのは必須条件です。そう考えるとやはりフルフラットにできるシート、または荷室が広くとれる車種が必要になります。長さの目安として、ご自身の身長+10cm以上が目安です。
荷物を載せるスペースがあるか
寝るスペースを確保した状態で、荷物を載せられるスペースがある必要があります。車中泊する場合や、キャンプをする場合などは、キャンプ道具の装備など荷物が多くなりがちですので、それらすべてを積載できることも条件の1つです。
スズキ純正ルーフパッキングネット
室内の高さを生かして、天井部分にパッキングスペースを確保
軽自動車だって車中泊ができる
大人1人~2人ならば軽自動車でも十分快適に車中泊ができます。実際に軽自動車を使って車中泊をしながら日本一周をされている方もいらっしゃいます。日本一周のような長期間での利用も、ちょっとしたDIYでの改造や工夫で対応できます。ここでは軽自動車の中で比較的室内空間が広くとられている、ハイトワゴンタイプ、ワンボックスタイプ、SUVタイプの代表的な軽自動車の種類とおすすめを紹介します。
ハイトワゴンタイプの軽自動車
スズキのワゴンRに代表される車高の高い軽自動車です。最近さらに車高を高くして、居住スペースを広げたダイハツWAKEやホンダNBOXなどのトールワゴン、スーパーハイトワゴンと呼ばれるタイプが人気になっています。やはり車中泊を前提に考える場合、トールワゴン・スーパーハイトワゴンののような背の高いタイプがおすすめです。その中で、シートアレンジでフルフラットになる車種、グレードを選びましょう。車種によりますがメーカーやディーラーオプションで車中泊に快適なマットなどのグッズが用意されているのもありますのそれを購入して利用するのもいいですね。
このタイプで車中泊におすすめな車種
ハイトワゴンタイプは、各メーカーからたくさんの車種が出ています。その中から一番のおすすめを選ぶとしたら、車内高の余裕からダイハツのWAKEをおすすめします。フルフラットになるシートアレンジはもちろん、「ドデカクつかおう。WAKE」のCM通りに、広い室内は、車中泊でも圧迫感がなく快適に過ごすことができます。また、いろいろな遊び方に合った使い勝手の良いオプションも豊富なので、車中泊のみならずいろいろな場面で活躍間違いなしです。アイドリングストップをはじめとする環境装備や、ABSなどの安全装備もしっかりついていますので普段使いにも安心して利用できるのもいいですね。
ワンボックスタイプの軽自動車
ワンボックスタイプは、前席の下部または後部荷室下にエンジンを配置して広い室内空間を実現したタイプの軽自動車です。その広い室内空間から運送業などの商用車や、軽のキャンピングカーのベース車両としてもよく利用されています。ワンボックスタイプはスズキのエブリイワゴンやダイハツのアトレーワゴンなどの乗用車(5ナンバー)やスズキ・エブリイやダイハツ・ハイゼットカーゴなどの商用車(4ナンバー)などがあります。車中泊での利用としては、ワンボックスならではの広い空間を利用して改造がしやすくベテランのキャンパーがDIYで改造しやすく好まれています。車中泊するスペース的には3タイプ中このワンボックスが一番余裕がありますが、車重が重いため燃費が悪い傾向にあるので少し注意が必要です。
このタイプで車中泊におすすめな車種
ワンボックスタイプはまず乗用車か商用車かの選択になります。乗り心地や装備を考えると乗用車タイプが快適ですが、ここでは車中泊を重点として考えて、広いフラットな荷室が得られる商用のバンタイプをおすすめします。このタイプは、ほぼどれを選んでも大差がないので、お好みで選んでいただければいいと思いますが、その中であえて1つの車種を選ぶのならば、荷室の広さがトップクラスのスズキエブリイを選択します。商用のバンタイプならではの広い荷室を利用して、大きめのキャンピングベッドやエアーマットを置いて車中泊に利用するがおすすめです。DIYで、車中泊に適した改造をするのにも適していますので、ご自身に合った車に仕上げるのならば最適な車です。
SUVタイプの軽自動車
スズキのハスラーやジムニーなどが代表的なタイプです。アクティブな走行性能や積載性に優れた使い勝手の良い車種です。アウトドアレジャーには向いていますが、車中泊を目的にするのであれば、車種選びが重要になります。このタイプの中でスズキのハスラーは、オプションでベッドクッションが用意されているなど車中泊も快適に過ごせます。
このタイプで車中泊におすすめな車種
SUVの中で選ぶのならば、やはりハスラーを選択します。フルフラットになるシートアレンジはもちろん、なんといっても純正パーツが豊富にあり車中泊に適したマットなどのオプションも用意されているので、間違いないと思います。もちろん装備も充実していますので、普段使いも不満はありません。グレードによりますが、衝突被害軽減システムなどの安全装備も選べるのもうれしいですね。
軽自動車の車中泊をグッズを購入してさらに快適に
フルフラットシートは、でこぼこしていてやっぱりよく眠れない、ワンボックスの広い荷室で寝ようと思ったけれど、硬くて眠れないなどの不満を、グッズで解消し、さらなる快適さを追求しましょう。
ルーフキャリア
大きな荷物はルーフキャリアにのせて汁内の空間を確保し、車内は広々と使え、勿論車中泊にも万全な備えを、万一災害が起きた時も安心して対応できます。
マット・ベッド
フルフラットシートといっても、どうしてもでこぼこの部分ができてしまいます。そのでこぼこの対策や、荷室の硬さ対策に市販のマットを敷くことにより解消できます。キャンプ用のマットなどは、コンパクトに収容できますのでさらにおすすめです。また、空気を入れるエアーマットは、フラットな状態をしっかり確保してくれるので快適に眠れますし、空気を抜けばコンパクトにたためるのでいいです。車種別で専用のマットも販売されてますので、ご利用の車種に合ったものを購入するのもいいかもしれませんね。キャンプグッズを販売しているお店やカタログの中にも利用できるグッズがきっとありますよ。メーカー、ディーラーオプションに用意されている車種もありますので、車両のアクセサリーカタログをチェックしてみましょう。フルフラットで快適な睡眠には必須のグッズです。
カーテン・サンシェード
車中泊する場所によっては、車の出入りが激しかったり、照明がまぶしかったりして、眠れないことも多くあります。そんなときは、カーテンをして光を防ぎましょう。プライバシーの確保にも役立ちます。また、冬場の防寒対策にも有効です。車種別に販売されているのもありますし、汎用品を買って工夫するのもいいかもしれません。
WAKE ウェイク プライバシーシェード
純正オプションのシェードを利用して、光やプライバシーを守ります。
車用網戸
夏の暑い季節にエンジンをかけてエアコンをつけるのは、周りの迷惑や環境的にも、やはり避けたいところです。そのためにはしっかりと網戸で防虫対策をして窓を開け、自然な風で眠りたいものです。キャンプ場や特に高原などの自然の風は涼しく心地よい眠りを助けてくれますよ。
ウィンドーバグネット
簡単取り付けで室内への虫に侵入を防ぐ
インバーターなど電装品
インバーターは12Vのシガーソケットに接続して家庭用のAC100Vに変換してくれるものです。車で家庭用の電化製品が使用できます。利用する機器に合ったワット数の物を購入しましょう。また、室内の明かりとして車内灯を長時間利用すると、バッテリー上がりの可能性がありますので、LEDランタンを利用するのがおすすめです。車内が暗くても良い人や、家庭用機器を使用しない場合は不要です。
軽自動車の車中泊をDIYでさらに快適に
市販のグッズを利用してもいいですが、自分の車種に合うものが見つからないときや、市販にないものが欲しくなったときなど、DIYに挑戦しましょう。ちょっとしたものならば簡単に作ることができます。例えば100均で防虫ネットを購入して、窓枠にそってカットし、マグネットシートで止めれば簡単に防虫対策できます。さらに工作の得意な方ならば、荷室に合わせた自作ベッドや荷物入れなど、アイデア次第でさらなる快適性を追求できます。特に軽ワンボックスカーは荷室に広いフルフラットになるスペースがあるため、キャンプ道具など一式の荷物の掲載可能なベッド設置などを作ったり改造たりして、日本一周旅行も快適に行えるような車にすることもできます。DIYの得意でない方でも、簡単なことから始めて少しずつ自分に合った車に改造されていくのはとてもうれしいものです。
番外編・軽自動車でキャンピングカー
軽自動車での車中泊の行きつくところは軽キャンパー(軽自動車をベースに改造したキャンピングカー)になるのではないでしょうか。近年、取得費用の安さや維持費の安さ、取り回しの良さなどから人気が出てきています。装備の面では、本格的キャンピングカーに引けを取らないものも出ていますし、外装をあまり改造していないものでしたら普段使いにも利用しやすいですので、普通の軽自動車での車中泊に物足りなくなってきた方は検討してみてはいかがでしょうか。もちろんDIYで少しずつ作り上げていくのもいいですね。
車中泊の注意点
高速道路のサービスエリアやパーキングエリア、また一般道の道の駅など、車中泊を禁止しているところもありますので、あらかじめ確認をしてルールを守って楽しみましょう。多少自由度はありませんが、オートキャンプ場やRVパークを利用するのも安心です。
車中泊におすすめの軽自動車の選び方のまとめ
今回はハイトワゴン、ワンボックス、SUVの3つのタイプの軽自動車について考えてみました。車種によってはアウトドアの遊びをコンセプトに車中泊にも快適なオプションを提案している車があり、それをそのまま利用するのもいいと思いますが、自分なりに工夫して車中泊に快適な車をDIYで少しずつ改造したり、快適なグッズを使って少しずつ自分好みに作り上げていくのも楽しいものです。また、ここで紹介した軽自動車以外にもそれぞれの好みや見方によっておすすめの車種は違ってきますので、ご自身の使い方に合ったベストの軽自動車を見つけて車中泊を楽しみましょう。
フルフラットにすれば大人が足を延ばしてリラックスできます。