イワタニ カセットガス ジュニアコンパクトバーナー CB-JCB
SOTO AMICUS(アミカス)+パワーガス250トリプルミックス【パワーガスプレゼント♪】 SOD-320+SOD-725
ST-301 SOTO シングルバーナー 新富士バーナー
ユニフレーム テーブルトップバーナー US-D
MSR ウィスパーライトインターナショナル 36633
SOTO SOD-371 MUKAストーブ (レギュラーガソリン/ホワイトガソリン使用)
登山用のバーナーには種類がある?
バーナーの種類は燃料タイプでも違う
登山用バーナーは ■LPガスカートリッジを使うタイプ ■ホワイトガソリンなど市販の液体燃料を使うタイプ この2つがあります。 さらにLPガスタイプの燃料は、 ■登山専用のOD缶 ■家庭用カセットコンロで使われるCB缶 上記の二通りがあります。
バーナーは登山形態に合わせて種類の選定を!
一般的な登山愛好家の間で最も人気のがLPガスタイプ・OD缶です。 信頼性が高く、軽量・コンパクトで火力が安定しているので安心感があります。 日帰り山行などでより手軽に使いたい、ということであればLPガスタイプ・CB缶でもいいでしょう。 家庭用のカートリッジを使うので、より軽量です! 一方、自動車用ガソリンなど市販燃料を使うことでコストを安くしたいのであれば液体燃料タイプを検討するのも手だと思います。 燃料を都度補充しなければいけないので手間がかかりますが、燃料の安さは圧倒的です。 ベテラン登山家の間では根強い人気があります。
最も普及しているLPガスタイプバーナー・OD缶
一般向けに最も普及しているのがこのタイプです。 基本的に単独行もしくは少人数のパーティーでの登山、たまには日本アルプスなどの高山も・・・という登山形態であればこちらのタイプがお勧めです。
メリット
・扱いやすい(軽量・燃料の交換が簡単) ・本体はシンプルな構造なので壊れにくい ・ガスカートリッジはアウトドア向けに作られたものなので、丈夫で安定している
デメリット
・カートリッジの値段はやや高め ・カートリッジは登山専門店などでしか売っていない
特徴
筆者はこのタイプのバーナーを使ってますが、もう20年以上使ってます。 また、登山中は転倒したりして荷物に衝撃がかかることがありますが、カートリッジは頑丈に出来ているので、一度も破裂したりしたことがありません。 カートリッジは1個500円程度で、単独行の場合だとだいたい一週間くらい使えます。(利用頻度等により異なります。) カートリッジは通常のもの(使用最低気温10℃程度)と、 耐寒性の高いもの(使用最低気温-10℃程度)があります。 日本アルプスのような3000m級の高山ですと、夏場でも朝晩は10℃以下にまで気温が下がる場合がありますので、このタイプで、耐寒性の高いカートリッジを使うことをおススメします。
OD缶登山用バーナーの人気機種3選
OD缶登山用バーナーは最も人気のあるジャンルだけあってキャンプ用品メーカーなども出しているのですが、軽量・コンパクト・使い勝手の良さからおすすめの3機種をピックアップしました!
1.OD缶登山用バーナー:高出力・コンパクト
EPI-REVO3000
1978年に日本で初めてOD缶型LPガスバーナーを販売したのがEPIです。 どこの登山用品店に行っても必ず置いてある人気機種です! カートリッジも通常用と寒冷地用の二つをラインナップしています。 春先や晩秋の寒い時期にも使うのであれば、寒冷地用をいつも使うことをおすすめします。
2.OD缶登山用バーナー:分離型バーナー
ウルトラ・スパイダーストーブⅡ
日本の卓上ガスコンロといえばイワタニですが、岩谷産業とスウェーデンの名門・プリムス社の合弁メーカーであるイワタニ・プリムスのバーナーは、登山界でもEPI社と人気を二分しています。 本体とカートリッジが分離した同社のウルトラ・スパイダーストーブⅡは、料理器具を低い位置で固定できるので安定しています! 山の上で鍋料理とかするという人におすすめです! カートリッジの温度が低下すると燃焼が弱くなるのですが、同社独自の機構により燃焼の熱でガスの気化を促進させるプレヒートパイプを装備していますので、安定して高火力で使えます!
3.OD缶登山用バーナー:工業用ガスメーカーが作製
SOTO AMICUS SOD-320
SOTO AMICUS(アミカス)+パワーガス250トリプルミックス【パワーガスプレゼント♪】 SOD-320+SOD-725
・出力:2,600kcal ・重量:81g ・サイズ 使用時/幅76x奥行100x高さ86mm 収納時/幅40x奥行43x高さ75mm
工業用バーナーメーカーである新富士バーナー社のブランド「SOTO」。 その名の通り屋外での使用シーンを徹底的に追及し、強風・低温の状況下でも問題無く利用できる設計となっております。
LPガスバーナー・CB缶
市販のカセットコンロ用カートリッジを燃料として使える!
このタイプは市販のカセットコンロ用カートリッジが使えるので、燃料が用意に調達できますし、軽量です。 とにかくお手軽に山で料理したい、、という人にはおすすめです。 ただし、低温対応ではないのと、カートリッジの強度はOD缶ほどではないので、あまり過酷な環境での使用には向きません。
CB缶登山用バーナー・人気機種3選
CB缶の登山用バーナーを作っているメーカーはOD缶ほどは多くないのですが、軽量コンパクトなものを2つ、大人数のハイキングに向くガッチリしたものを1つ選びました!
1.CB缶登山用バーナー:カセットガス定番の岩谷産業!
ジュニアコンパクトバーナー CB-JCB
イワタニ カセットガス ジュニアコンパクトバーナー CB-JCB
・出力 2,300kcal ・重量 274g ・サイズ 使用時/幅155×奥行155×高さ127mm 収納時/幅82×奥行68×高さ109mm ・材質 本体/ アルミニウム バーナー・ごとく・脚・風防/ ステンレス
カセットコンロ用カートリッジメーカーである岩谷産業のLBガスバーナー(CB缶)です! 軽量・コンパクト・安価と、三拍子揃ってます! 燃料にはイワタニカセットガスジュニア、イワタニカセットガス、イワタニカセットガスパワーゴールドが使えます!どこでも売ってますので調達が容易ですね!
2.CB缶登山用バーナー:分離型で低重心設計!大きな鍋も安心!
SOTO シングルバーナー ST-301
ST-301 SOTO シングルバーナー 新富士バーナー
・出力 3,200kcal/h ・重量 690g ・サイズ 使用時/幅190×奥行176×高さ83mm 収納時/幅160×奥行100×高さ90mm ・材質 バーナー/ステンレス、スタビライザー・器具栓つまみ/樹脂 ・点火方式 圧電点火方式
工業用バーナーメーカーである新富士バーナー社のアウトドアブランド「SOTO」のLPガスバーナー(CB缶)です! 本体とカートリッジを分離(ホースで接続)しているので安全ですし、低重心設計でかつゴトクが大きいので、25㎝までの大きな鍋でも料理出来ます! 山で鍋パーティーすると楽しいですよ! また、火口に風防も付いているので、多少の風が吹いていても安定した炎が出ます! ちょっと高い山に行って料理するかもしれない、という方におすすめです! 燃料はカセットコンロを使用しますが、同社製品の使用を推奨しています。
3.CB缶登山用バーナー:頑丈な設計こそユニフレーム社!
テーブルトップバーナー・US-D
ユニフレーム テーブルトップバーナー US-D
・出力 3,000kcal/h ・重量 約900g ・サイズ 約200×200×90(高さ)mm(ホースの長さ 約350mm)
新潟県燕三条市のアウトドア用品メーカー、ユニフレーム社のテーブルトップバーナーUS-Dは、外観からもわかる通り非常にガッチリしたつくりになっています! ふだんキャンプ場で料理に使うだけでなく、ちょっとハイキングして仲間たちとわいわい鍋パーティー、、、 という用途にも使えますね。 大きさ、重さとも結構なボリュームなので本格的な登山に携行するには向きませんが、低山での利用に割り切って使うのであれば十分満足できると思います。
燃料費を安くできるガソリン型登山用バーナー
ここまでカートリッジ型の機種を紹介してきましたが、いずれも使い捨てになります。 対して、ガソリン型登山用バーナーは必要な燃料を都度注入するので、カートリッジを捨てるという手間が不要です。(←結構面倒です。) その代わり燃料の管理には神経を使いますが・・・ また、燃料が減った量がわかりやすいという利点もあります。
コスパがいい!
基本的にはホワイトガソリンを使用しますが、自動車用ガソリンなども使える機種もありますので、燃料のコストパフォーマンスの高さは圧倒的です!本体はちょっとお高めですが・・・ ただし、本体は軽いのですが、ホワイトガソリンなどの液体燃料はLPガスよりも重いという点はお忘れなく。 燃料ボンベに圧力を加える「ポンピング」により強い火力を出すことが出来るのも利点です。 大人数で長期の登山に行く機会が多いのであれば、このタイプの機種を選定するのも手ではないでしょうか。
ガソリン型登山用バーナー・人気機種2選
かつてはガソリン型登山用バーナーが主流、というよりこのタイプの製品を使うか焚き木するかくらいしか選択肢が無かったのですが、メーカーがかなり少なくなってしまいました。。。 しかし、残ったのは精鋭揃いです! 海外製・国産それぞれ1つずつおすすめの機種を紹介します!
1.ガソリン型登山用バーナー:世界中の登山家に愛用される
MSRウィスパーライトインターナショナル
MSR ウィスパーライトインターナショナル 36633
・出力 約2,772Kcal/h ・重量 441g ・サイズ 収納時/150×90×90mm
MSRはガソリンストーブの定番とも言える存在で、世界中の登山家から愛用されています。 軽量・高火力で、ホワイトガソリン・無鉛(自動車用)ガソリン、灯油など、色々な燃料が使えますので、利用頻度の高い人にとってはとっても経済的です。 大人数のパーティーで大量に料理するのであれば、カートリッジ型はコスト高になるので、このタイプがよく使われてるみたいです。 ただし、利用するときにはプレヒートと言って燃料の気化を促進するために着火剤を使って本体を温める必要がありますし、掃除をこまめにしなければならないなど手間もかかります。それがまた楽しいという人もいますが・・・
2.ガソリン型登山用バーナー:国産のガソリンバーナー
SOTO/MUKAストーブ371
SOTO SOD-371 MUKAストーブ (レギュラーガソリン/ホワイトガソリン使用)
・出力 4,000kcal ・重量 333g ・サイズ 使用時/幅135×奥行135×高さ80mm 収納時/幅80×奥行65×高さ80mm ・材質幅 バーナー:アルミダイキャスト、 ゴトク・スタビライザー:ステンレス、 ポンプ本体・ダイヤル:アルミ、 ポンプハンドル:真鍮(ニッケルメッキ)、 ホース:フッ素ゴム(中)・ステンレス(外)、 ピストンシリンダー:アルミ
世界的に有名なのは前述のMSRなのですが、日本の山で使うのであればやはり日本の山を熟知した国産メーカー品がおすすめです。 SOTOのMUKAストーブ371はプレヒート不要! ホワイトガソリンと自動車用ガソリン(無鉛)両方使えます!
登山用バーナー・まとめ
結局何を選べばいいの?と思われるでしょうが、いずれ日本アルプスのような3000m級の山に行くということであれば、LPガスバーナー・OD缶型のバーナーを選ぶことをおすすめします。 軽量コンパクトですし、燃料の充填や手入れが不要で、かつ低温でも火力が安定するからです。 ただ、やはり燃料のコストが高いのはデメリットですので、低山ハイクではCB缶タイプをという具合に使い分けるのも手だと思います。 ガソリン型バーナーについては、LPガスバーナー型を使って登山しているうちに、長期の登山をするようになったり冬山に行くようになったりした場合には購入を検討してもいいのではないかと思います。 ガソリン型バーナーを利用している人でも、登山形態によってはLPガス型を使っている人も結構多いので、両方買ってもムダにはなりません。 高くつくのは燃料代ですので、本体のコストについてはあまり気にしなくてもいいと思います。
・出力:4200kcal ・重量:111g ・サイズ 使用時/高さ86×幅152mm 収納時/高さ89×奥行き52×幅54mm