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テンカラ竿おすすめ10選!失敗しない竿選びと合わせてご紹介

先人が編みだしたジャパニーズ・フライフィッシング「テンカラ」。竿も短めで初心者でも振りやすく日本の渓流にジャストフィット。比較的手軽に始められるのも大きな魅力です。ここでは、簡単なテンカラの基本と、今おすすめのテンカラ竿についてご紹介して行きたいと思います。
更新: 2023年3月2日
久石 一刀
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テンカラとは?

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テンカラは、古より伝わる日本伝統の毛バリ釣りで、渓流のイワナ、ヤマメ、アマゴなどを対象とした漁師の川魚漁の一つでした。その歴史は古く、少なくとも200年以上前には確立されていたと言われています。

馬の尻尾の毛をより合わせた、馬素(バス)と呼ばれる道糸の重さを利用して、毛バリを投じ、面倒なエサの付け替えを省き、手返しを早くして、数を釣る釣りだったようです。

テンカラの特徴

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毛バリ釣りと言えば、真っ先にフライフィッシングを頭に描く方も多いことでしょう。ラインの重さで、毛バリを投じる原理は共通ですが、欧米では紳士や貴族の釣りであり、優雅でスポーツ性に富んでいます。

それ故に装備も複雑であり、実際の釣行までに習得しなければならないテクニックも少なくありません。始めるには、少々ハードルの高い釣りの一つと言えると思います。

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その点で言えば、テンカラは、初心者でも比較的気軽に始められる渓流釣りです。もちろん、毛バリを飛ばすキャスティングの技術習得は、ある程度必要ですが、ほんの少しのコツさえつかめば、決して難しいものではありません。装備も軽微で済みます。

何よりもさまざまなメーカーから発売されている、テンカラ竿やラインは年々進化し、ひと昔前とは比べ物にならないほど、キャスティングを楽にしてくれています。難しい釣りのイメージがあるテンカラですが、こうした道具の進化などで、手軽に始められる釣りのひとつになりました。

テンカラの道具と仕掛け

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極論から言えば、ライン(道糸)、リーダー(ハリス)、毛バリ、竿、この4つがあればテンカラを始めることができます。川歩きのためのウエーダーがあれば、なおOKですが、管理釣り場などからデビューしてみたい方は、前述の4アイテムがあれば、すぐにでもテンカラを始めることができます。次の項では、それらの選び方についてご説明いたします。

テンカラのラインとリーダー

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テンカラ用のラインは、さまざまなメーカーから発売されておりますが、大きく分けて「テーパーライン」と「レベルライン」の2種類があります。それぞれに長所と短所がありますので、選び方のヒントをご紹介いたします。

テーパーライン

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テーパーラインは、竿先から徐々に細くなるよう、ナイロン糸を自分で寄り合わせたものや、糸を混紡したものに、樹脂コーティングを施したフライフィッシイング用のラインと同様の素材のものなどがあります。振った際にラインの重さを感じ取りやすく、ビギナーでも扱いやすいのが特長です。

後述のレベルラインよりも太いため、川の流れなどに左右されやすく、毛バリを自然に流す場合、少々困難を有する場合があります。ライン寿命は長いですが、その分価格も少々高めです。

レベルライン

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最近主流になってきているのは、フロロカーボンやナイロンなどの素材でできた単糸のレベルラインです。こちらも、ラインの重さで毛バリを飛ばす点は同じですが、テーパーラインよりも軽いため、キャスティングには少し慣れが必要です。価格も手ごろで、何よりも毛バリを自然に流すことが容易にできるのも、大きな特徴です。

ライン選びのポイント


ラインの選び方のポイントとしては、テンカラの初心者であれば、テーパーラインをおすすめします。ある程度釣りの経験のある方でしたら、レベルラインでもよいと思います。どちらのラインも、装着する際の長さは、竿と同じか1.5m程度長めがよいでしょう。

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ラインが長ければ、より遠くのポイントへのアプローチが可能にはなりますが、当然キャスティングが難しくなり、トラブルの原因になります。またリーダーは0.5号から1号を、1.5m~2m程度の長さで結びます。慣れるまで、ラインとリーダーを合わせた長さは、竿よりも1~2m以内にした方がよいでしょう。

テンカラの毛バリ

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フライフィッシングの場合は、分厚いパターンブックが何冊も発行されるほど、さまざまな種類の毛バリが使われます。一方テンカラの毛バリは、至ってシンプルな作りで、パターンもせいぜい数種類あれば、十分こと足りてしまうほどです。この辺も、シチュエーションによってパターンやサイズの選び方を駆使するフライフィッシングとは大きく異なるシンプルさが魅力です。

自分で作る楽しみもありますが、最初は市販の毛バリでもよいでしょう。ただし枝葉に引っかけたり、合わせ切れでロスしてしまうことも少なくありませんので、釣行の際は相応の数を準備した方が無難です。

テンカラ竿

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テンカラに必要な4アイテムの中で、最も重要なのがテンカラ竿でしょう。テンカラ竿は、短いもので長さ約2.5m、長いものでは約4.5m程あります。

長いモデルは、近年話題になっている本流域でのテンカラを想定して設計されたものです。本来のテンカラのフィールドは、川の中流域から上流部になります。主力モデルの多くは、4m未満の長さがほとんどです。

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竿の選び方の第一のポイントは、自分が主とする釣り場が何処かで決まります。カーボンの素材や形成技術の発展によって、最近の竿は細く振りやすく、また軽くなっています。釣り人の負担も軽減され、長時間釣っていても疲れにくくなりました。

とは言え、キャスティングは竿が短い方が比較的簡単で、フィールドでのさばきも楽です。とくに、初心者の竿の選び方のポイントとして、少し短めのモデルを選ぶことをおすすめします。

竿の調子

調子とは竿のアクション(曲がり方)のことです。大きく分けて「胴調子」と「先調子」に分類できます。胴調子は、竿全体の中心寄りが曲りの頂点になり、先調子は竿の穂先近くが曲りの頂点になります。よくカタログの値に6:4調子、7:3調子などの記載がありますが、これが、竿のどの部分が曲がるかの一つの目安になります。

胴調子のテンカラ竿

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胴調子の竿のメリットは、全体にしなやかに曲がることで、軽いテンカラ用のレベルラインも比較的楽に飛ばせること。また、掛った魚とのファイトの際に力を上手く分散してくれるため、バラしや糸切れの危険性を軽減してくれることです。

ただしキャスティングの際に、狙ったポイントへ正確に毛バリを飛ばすことは少々難しく、魚をフッキングするための合わせ操作への反応も、若干遅れ気味になります。

先調子のテンカラ竿

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先調子の竿は全体的に張りがあり、狙ったポイントへの正確なキャスティングが容易です。またレスポンスが早いため、釣り人の動作に瞬時に反応してくれる鋭敏さが魅力です。

ただし、軽いレベルラインをキャスティングするには少々コツが必要で、操作にはある程度慣れが必要となります。どちらかと言えば、テーパーラインとの相性がよい竿と言えるでしょう。

胴調子の竿と先調子の竿、どちらがいいの?


テンカラ竿の調子は、釣り人のレベルや好みに大きく左右される部分で、選び方の目安もさまざまです。ただ、最近のテンカラ竿の多くは、比較的胴調子のタイプが多い傾向にあります。これは前述した軽いレベルラインを飛ばしやすいことが要因と思われます。

選び方のポイントとしては、初心者ならば、短めの胴調子の竿にテーパーラインの組み合わせがおすすめです。ある程度釣りの経験がある方でしたら、少し長めの竿にレベルラインの組み合わせでもよいでしょう。以上のことを念頭に、さまざまなメーカーの中から、おすすめのテンカラ竿を選んでみましょう。

おすすめのテンカラ竿10選

1、ダイワ テンカラX 30

ダイワ(DAIWA) 渓流竿 テンカラX 30

出典:Amazon
出典:Amazon
出典:Amazon
出典:Amazon
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万能小継タイプ(仕舞46cm)の竿です。コンパクトなので持ち運びしやすい点も魅力です。穂先はソリッドとなっており、耐久性も抜群。シンプルながら機能性も高く、初心者の方にはもちろん、上級者の方にもサブロッドとして使える便利なロッドでしょう。

2、ダイワ NEO テンカラ ミノムシ

ダイワ(Daiwa) NEO テンカラ

出典:Amazon
出典:Amazon
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出典:Amazon
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過酷な状況下でも、ロッドを傷つけることなく、使いやすいミノムシグリップが特徴的な竿です。ミノムシグリップは耐久性に優れ、滑りにくいことが魅力。先調子なので操作性もよく、さまざまな魚にも対応できるテンカラ竿でしょう。仕舞寸法が41cmなので、デイパックに入る携帯性のよさも魅力です。

3、ダイワ  マスター テンカラ L LT

ダイワ  マスター テンカラ L LT 36

出典:Amazon

ダイワから発売されているこちらのロッドは、性能や操作性が追及されたテンカラ竿の最高峰モデル。4本継の中継仕様です。1節が細長く設計されており、キャスティングが、今までにない感覚が魅力。

最新のロッド技術を取り入れており、過酷な状況でも安心して使用できます。穂先はしなやかで自由な操作ができ、細かな動きで誘い込むような使い方も可能。よりテンカラを楽しめるロッドではないでしょうか。

4、宇崎日新 テンカラスターターセット

宇崎日新 テンカラスターターセット

出典:Amazon

スターターセットとなっているので、テンカラに初挑戦する方におすすめ。振りやすさや軽量である点も魅力で、この竿1本で、さまざまな魚に対応可能。穂先はカーボン製でとてもしなやか。操作性も高く、初心者から上級者のサブロッドとしても、幅広く活用しやすいテンカラ竿でしょう。

5、アルファタックル WIZZ テンカラ ST36

アルファタックル WIZZ テンカラ ST 36 68151

出典:Amazon
出典:Amazon
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こちらのメーカーは、何といってもリーズナブルな価格設定が魅力です。本格的にテンカラをはじめるかどうか迷っている方にとって、お試しとしての初期投資が低く済むのは嬉しいポイントと言えます。

比較的低価格とは言え、テンカラ竿として十分なポテンシャルを持っており、30cmクラスの魚とのファイトも苦にしません。釣行先での万が一のアクシデントに備えて、予備の1本として用意してもよいと思います。

6、魚釣三昧 二代目てんから源 270

魚釣三昧 二代目てんから源 270

出典:Amazon
出典:Amazon
出典:Amazon
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買いやすい価格帯でありながら、高品質なテンカラ竿として人気だった、魚釣三昧のてんから源がリニューアルしたアイテムです。こちらも、リーズナブルな価格帯が魅力のテンカラ竿です。7:3調子で、57gという軽量さも魅力。一日中使っていても、疲れずに釣りを楽しめるでしょう。初めての一本にもピッタリのおすすめテンカラ竿です。

7、プロックス 剣峰てんからSE ローラートップ付


プロックス 剣峰てんからSE ローラートップ付

出典:Amazon
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7:3調子で操作性もよく、買いやすい価格帯であることから、初心者にもおすすめのテンカラ竿です。穂先はしなやかで、さまざまな魚に対応可能。軽量でもあるので、長時間使っていても体の負担になりにくい点も魅力でしょう。仕舞えば51㎝というコンパクトサイズにもなるので、車に載せておく際や持ち運ぶ際も邪魔になりません。

8、ジョインター スプラウト

ジョインター スプラウト 

出典:Amazon
出典:Amazon
出典:Amazon
出典:Amazon
出典:Amazon
出典:Amazon
出典:Amazon
出典:Amazon
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ジョインターから販売されているこちらは、気軽にテンカラ竿で釣りにチャレンジするというコンセプトで、大人から子どもまで使用できるテンカラ竿です。全長3m未満で仕舞寸法は33㎝とかなりコンパクト。

家族でのキャンプやアウトドアで楽しく使用できるテンカラ竿です。カラーバリエーションがあることや、デザインがポップでかわいく、おしゃれである点もこのテンカラ竿の魅力でしょう。

9、パタゴニア シンプル・フライフィッシング・テンカラ・フライ・ロッド 8'6"

アウトドアウェアなどで有名なパタゴニアから発売されたテンカラ竿です。かなりの先調子ですので、テーパーラインに向いています。8'6"(2.59m)という短さと操作感覚は、フライロッドに近いものがあり、フライフィッシング経験者ならば、違和感なく操作できるおすすめのテンカラ竿です。

万が一に備えた、替えの穂先とセカンドセクションが付属しているのも嬉しい点です。付属の専用フックを竿に取り付けることで、仕掛けの収納を容易にできるのも秀逸です。

10、リバーピーク 「極 テンカラ」

リバーピーク 「極 テンカラ」

出典:Amazon

胴調子のテンカラロッド。重さ、操作性など、トータルバランスに優れており、初心者の方にもおすすめ。穂先はソリッドでしなやかに、胴ブレも抑えられた仕様は投げ込みもしやすく、テンカラフィッシングを快適に楽しめるでしょう。強度も十分であるため、大物にも対応できます。

日本のテンカラは世界のTENKARAへ

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現在欧米でも、テンカラが静かなブームとなっています。仕舞寸法の短い竿や、リールや高度なキャスティング技術を必要としないシンプルさと手軽さによって、徐々に人気が高まっているようです。テンカラは、まさに日本発祥のシンプル・フライフィッシングなのです。

お好みの愛竿を手に、いざ釣り場へ!

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全ての竿に共通して言えることですが、テンカラ竿は繊細にできており、強い力や瞬間的な衝撃を加えると、とくに穂先が簡単に折れてしまう恐れがあります。

軽快で重さを感じさせない故に、ついつい力任せに扱ったがために折れてしまい、泣く泣く帰らなければならなくなった。そんなことのないよう、竿を伸ばす際などは慎重に丁寧に扱うことはもちろん、障害物に引っかかった際も無理に煽ることはせず、慎重に対処することが鉄則です。多くの渓流魚たちが、きっとあなたの訪れを待っていることでしょう。