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アイリスオーヤマ 有機入り化成肥料 5kg
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はじめに
みなさんがよくスーパーなどで目にするアスパラ。 自宅でも簡単に種まきから栽培できるって知っていましたか?今回はそんなアスパラの育て方を初めての方でもわかるようにご説明します。
種まき〜冬越し〜収穫まで上手に育てるポイントだけでなく、失敗しない方法も解説していきますので、一度失敗している方も参考にしていただければ嬉しいです。普段見かけるアスパラを自分で収穫した時には、アスパラの美味しさも普段よりも倍美味しく感じると思いますよ。 それではご紹介していきます。
【アスパラの育て方】
◎食習慣はたいへん大切な物ですが、食事管理に気を使っている方々は、どれぐらいいらっしゃるのでしょうか? 栄養を偏らずに食事を取るには〝色どり〟が肝心の様で、野菜の色と言えば〝赤〟〝黄色〟〝紫〟〝オレンジ〟〝白〟と種類は豊富ですが、その中でもたくさん食される色はやはり〝緑〟。
栄養価が高く色とりどりの〝アスパラの育て方〟を、初心者の方でも冬の越し方や収穫の時期を失敗ぜずできるように詳しくご紹介します。
1【アスパラの育て方】アスパラガス
◎アスパラガスとは? アスパラガスとは、アメリカで育成された優良品種が栽培されてきていましたが、近年、品質を良くした一代交配品種(F1)の栽培が増えてきています。
〝グリーンアスパラ〟と〝ホワイトアスパラ〟の違いは栽培方法によるもので、土や箱などを被せて日に当てずに育てたものが〝ホワイトアスパラ〟になります。普通の野菜同様に日に当てて育てたものが〝グリーンアスパラ〟に育ちます。
◎また、〝雄株〟と〝雌株〟があり、雄株の方が収穫量が多いのですが、外見で見分けるのは難しい様で、最近では、すべての株が〝雄株〟になる〝全雄系品種〟というものも育成され栽培されているそうですので、販売店などで確認してみると良いかもしれません。
2【アスパラの育て方】栄養素
◎アスパラガスに含まれる栄養素の主成分となりますのが〝アスパラギン酸〟と〝メチルメチオニン〟なのですが、その他にも〝Bカロテン〟と〝ビタミンA〟〝ビタミンB1〟〝ビタミンB2〟〝ビタミンC〟〝ビタミンE〟なども多く含んでいるそうです。
また〝葉酸〟〝食物繊維〟〝ルチン〟も含まれているので、アスパラはとても栄養価が高い野菜なのです。アスパラ一本のカロリーは約5kcalですので、カロリーの高い物と合わせる食事の時などに如何でしょうか?
3【アスパラの育て方】栽培
◎それでは、初心者の方でも収穫から冬越しまで失敗しないアスパラの栽培方法について御紹介したいと思います。 種まきから栽培したい方も多いと思いますが、種からだと収穫までに掛かる年月が三年も掛かるそうなので初心者の方は〝根株〟から始めたら良いかと思います。
注意する点ですが、根株からでも二〜三年目で収穫が可能になる為、販売店で時期が来ると購入が可能ですので〝二年目の根株〟を購入すると、早く収穫が出来ると思いますので、そちらを購入すると良いでしょう。
4【アスパラの育て方】栽培条件
◎プランターでアスパラを育てるには、まず環境や時期、冬の越し方などがたいへん重要です。これを聞いて「難しいのでは?」と思う方もいらっしゃると思いますが、安心して下さい!簡単に〝プランター栽培での環境について〟御紹介したいと思います!
育成適温
◎アスパラを栽培するには15℃〜20℃を目安に温度調整をしましょう。氷点下をいく東北の方では(冬の場合)、プランターを外に出していた場合、室外温度計などを用意しといた方が良いと思います。温度や時期をマメに確認し、早めに室内に入れましょう。 ◎発芽地温は25℃〜30℃になっております。
日当たり
◎アスパラは〝日当たりの良い場所〟を好みます。出来るだけ日当たりの良い場所にプランターを置いて栽培しましょう。ただ、夏場は直射日光で痛む可能性がある為、半日陰に移動してあげると良いかと思います。お水も土が乾きましたら、その都度、与えてあげるとアスパラも喜びます。
5【アスパラの育て方】プランター
◎アスパラは非常に育てやすい野菜の為、プランターでも簡単に育てられる様です。 プランターですと、お庭のない方でもベランダや室内で育てられる為、簡単に収穫でき、買い物の手間もはぶけるなど、一石二鳥な良い事が!! また、多年草の為、一度根株を植え付けましたら10年は収穫出来るので是非オススメです。
6【アスパラの育て方】種まき
アスパラを育てる際に、種まきから始めると、収穫の時期が遅くなりますが、種まきから育ててみたい方も入らっしゃると思うので、簡単に御紹介したいと思います。種まきから始めるにあたってのメリットは、根株を買うよりも安く、たくさん栽培できますので、収穫できる様になった時期に家族や友人にプレゼントすると、喜ばれるかもしれません。
種まきからの育て方
①まず、ポット(9㎝)の真ん中に2〜3粒種まきをします。 ②種まきをした後に5mmほど土を覆い被せます。 ③たっぷり水をあげます。 ④乾燥防止の為、新聞紙を掛けます。 ⑤発芽後、新聞紙を取ります。 ⑥草丈が5㎝程になりましたら、草勢の強い芽を一本だけ残し間引ます。 ⑦定植適期苗になった時の目安は、草丈約15㎝本葉3〜4枚を目安にして下さい。
7【アスパラの育て方】根株
◎〝【アスパラガスの育て方】栽培〟でも話しましたが、根株を植え付けし、収穫までにかかる期間は二〜三年になります。
販売店で二年目の根株を購入すると早く収穫できるため、そちらを購入したとして、プランターは13号果樹鉢ぐらいプランターは大きく、深い方が適しているので、そういったプランターを使用し、1株植えて下さい。 2株植えたい場合は容量が20L以上で、深さも20㎝以上あるものを選ぶようにしましょう。
8【アスパラの育て方】植え付け
◎アスパラの植え付け方法です。
①ネットに底石になる軽石を水で洗った後、プランターの底に敷きます。
②野菜用の培養土を低石から3〜4㎝まで入れたところで一旦底から水が出るまで水をかけます。
③表面の水が無くなったら化成肥料を入れ、さらに土を5㎝加えます。
④根株はできるだけ広げ、真ん中に根株がくるようにしましょう。
⑤さらに根株の上から土を4〜5㎝足し、最後にたっぷり水をやります。
◎こちらの動画では、アスパラの根株を植える際に何故、鉢が大きくて、深い物ではないといけないかが、動画でわかる為、お勧めです。 また、アスパラの根の部分の扱い方が簡単に御紹介されていますし、動画も短く、移動中でも見られると思いますので、お時間のある時にでも参考にしてみては如何でしょうか?
9【アスパラの育て方】肥料
◎肥料ですが、芽が出始めたら、追料は二週間に一度、化成肥料を10gをプランターのふちに沿って撒き、土と馴染ませて下さい。 水やりの目安は土が乾いたら水をやりましょう。 ただ、化成肥料だと〝身が固くなる〟と言われている様で、鶏糞や堆肥など有機肥料が良いそうです。
肥料の種類
アイリスオーヤマ 有機入り化成肥料 5kg
◎化学肥料の原料や単肥を混合し、化学的処理を加えることによって利用価値の高い塩類に変化させた複合肥料のことで、窒素、リン酸、カリウムの三成分のうち二成分以上を含み、その合計量が30%以下のものを低度化成肥料と言い、それ以上のものを高度化成肥料と呼びます。また、過リン酸灰系化成肥料や、リン安系化成肥料などもあります。
朝日工業 ハイパワーたい肥 2kg
◎有機物を微生物によって完全に分解した肥料のことで、〝堆肥〟は易分解性有機物を完全に分解したものを指し、コンポストとも呼ばれる一方で、昔ながらの植物系残渣を自然に堆積発酵させたものが堆肥であり、強制的に急速に発酵させたものがコンポストであると言われているらしいです。
10【アスパラの育て方】収穫
◎楽しみなのは、やはり収穫ですね! どんな料理にしようか考えながら収穫したいものですが、そんな収穫の時期や、収穫前の〝支柱立て〟を御紹介したいと思います。 ◉〝支柱立て〟とは伸びた葉や茎が痛まない様に支える為に専用の棒と紐で、葉や茎を保護し成長を助ける事をいいます。
支柱立て
◎根株が生長すると背が高くなり、倒れてしまいます。なので早めに支柱を立てましょう。光をたくさん浴びれるように茎と葉は大きく広げてあげて下さい。雑草はマメにとってあげて下さい。こちらの画像は畑のものですが、プランターの場合はふちに沿って棒をさし、同じ様に紐で支える様に棒と棒を括りましょう。
菜園プランター720&支柱・防虫ネットセット
◎プランターは近くのホームセンターか、インターネットでも購入可能ですが、大きく深いものを選びましょう。 〝【アスパラの育て方】根株〟でも話しましたが、一株の場合13号果樹鉢ぐらいプランターは大きく深いもので、2株の場合は容量が20L以上あるものを選びましょう。
収穫方法
◎収穫の時期は4月〜6月になります。茎が20〜30㎝低度に伸びたところで、手で折って収穫して下さい。細いものや収穫時期を過ぎて出てきたものは、収穫しすぎると株が弱るので、そのまま伸ばします。伸ばすことによって根株に栄養が蓄積されます。
11【アスパラの育て方】冬
◎11月ごろになると、赤い実がなり始めますが、実を潰すと種が出てきますので採取し保管しておくと栽培できます。(実がなるのは雄株だけです。) その後、地上に出ている葉が枯れ始めたら株元で切って雑草を処理して下さい。お礼肥として、追肥と土寄せをします。追肥は、ゆっくりと効く堆肥などを与え、土寄せします。
◎冬を越す時期になると、切った藁やもみ殻をかぶせるというのが一般的ですが、お勧めとしては、藁の代用として、いらなくなった枯葉を再利用する方法です。 経済的かつ合理的です。冬の後半2〜3月になると、芽だしの助けをするために、化成肥料か堆肥を5g低度ばらまいて下さい。越冬中も水やりは、適度に行って下さい。
12【アスパラの育て方】飾る
◎一通りアスパラの育て方を御紹介しましたが如何でしたでしょうか? 種まきの時期から、植え付け、冬の越し方などが主でしたが、色々と見てみるとプランターをお洒落な物に植え付けて観葉植物の様に室内で飾りながら育てている方々も多いそうで、とても素敵でしたのでそちらも紹介したいと思います。
アスパラを〝洋風に飾る〟
◎こちらは鉢にアスパラを植え付けた後、籠に入れて、葉をわざとしな垂らせています。籠に入れることで暖かい雰囲気が出てますね。台などを使って高さを変えてたくさん置いても素敵かもしれません。収穫もたくさんで一石二鳥で、楽しいですね!
◎シックなお部屋にシンプルな洋風の鉢に植え付け、しな垂れさせているアスパラガスです。何気なく部屋の雰囲気に溶け込んでいるアスパラガスですが、不思議な魅力を漂わせています。アスパラがこんなにも雰囲気を作るとは驚きですね。
◎こちらは鉢植えのアスパラガスを窓辺に飾っています。アスパラガスの葉は朝日にも夕日にも映え、曇りガラスによく合う植物です。水滴がついた葉も雰囲気があり、お庭やベランダに置いたりするのもステキですよ。
アスパラを〝和風に飾る〟
◎こちらは、根株の部分に苔を巻き盆栽の様にしています。鉢は色あせた古さを感じさせる物に入れておりますが、バックの黒から外し、鉢の色は暖色系を使っているので、しつこくなく、とても素敵ですね。このバックの色合いだと、あえて鉢の色を明るい色にしても素敵かもしれません!
◎こちらも盆栽風にアレンジされていますが、和風に飾るというとやはり〝苔〟は重要ですね。苔を使わないで和風にしたい場合、周りの雰囲気を落ち着いた色にし、鉢を赤系統や黒系統にし、植え付けるのもいいかもしれません。また、水受け皿の色を変えてみたり、あえて大きなお皿にしてみるのも素敵かもしれません。
生ける
◎こちらは鉢に植え付けるわけでもなく、黄色と紫のグラデーションの花に合わせて〝アスパラの葉〟をバランス良く生けていらっしゃいます。こうした〝アスパラ〟の使い方もあるのかと、とても勉強になりますし、とても素敵なアレンジですね!こうした活用方法があるならば、一株でも二株でも欲しいものです!
まとめ
◎如何でしたでしょうか? 種まきの時期や植え付けや冬の越し方など、振り返ってみると、思ったよりも簡単に〝アスパラ〟を育てられることがわかりました。
冬の越し方なども難しくなく経済的でしたし、観葉植物の様に育ってている方もたくさんいる様で、生花にも使えるのでしたら是非育ててみたくなりました。 何よりも家で〝アスパラ〟が育ち収穫でき、おいしく食べられるのが一番です!
楽しみがたくさんある〝アスパラ〟をぜひ育ててみてくださいね。