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ひまわりの育て方の決定版!肥料などをうまく使って綺麗なひまわりを育てよう!

夏を象徴する花といえば、ひまわりです。丈夫で育て方も簡単なので、お子さまと一緒に夏休みを利用して栽培してみるのも楽しいですよ。ミニひまわりと呼ばれる小型の種類もあり、日当たりさえ良ければベランダ栽培が可能。ひまわりの育て方を解説します!
2020年8月27日
三ツ矢ナオ
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夏の花、ひまわりの育て方を解説!

黄色い大輪の花を咲かせる、ひまわり。 ひまわりが咲いているのを見ると、 子どものころの夏休みを思い出す方も少なくないのではないでしょうか。 日本では今も昔も、夏を象徴する花として親しまれています。 懐かしさとあざやかさを併せ持つこの花は大変人気が高く、ガーデニングでも切り花でも、常に需要の高い花です。ひまわりほど大きな花を咲かせ、かつ家庭で育てやすい花は少ないので、庭や花瓶に主役となる元気な花が欲しいときはたいへん重宝するのです。

ひまわりは夏に強く、育てやすい!

夏になると多くの花が暑さでしおれてしまう中、ひまわりは非常に丈夫。 真夏の太陽の下で元気に育ちます。その健常さは、お子さまでも簡単に栽培できるほど。 「ミニひまわり」と呼ばれる小さな品種まで揃っているので、小さなスペースでも大丈夫。 庭がないところにお住まいの方でも、ベランダや玄関先にプランターを置いて育てることができます。 あなたもひまわりの栽培に挑戦してみませんか!? ひまわりの育て方を解説します!

庭なら大輪のひまわり、狭い場所ならミニひまわり

まずは育てたいひまわりの種類を決めましょう。 ひまわりは、種類によって草丈が大きく違います。 豊富な品種がありますが、スペースが広く取れる地面に植えるなら、背が高く大輪の花を咲かせるタイプ(高性種)が一般的です。一輪だけ花を咲かせ、いかにもひまわりらしい見た目が楽しめる種類です。 また、中くらいの背をした中輪八重咲き種、 切り花向けの矮性種(わいせいしゅ。小さな品種のこと)も存在します。

育てる場所で品種を変えよう!

庭に日当たりの良い広いスペースがあるなら、150~200センチの高性種がおすすめ。圧巻の見ごたえで、夏の庭を元気に彩ってくれます。 あまり広いスペースが取れないなら、中くらいの背をした品種を選ぶとよいでしょう。ひまわりらしい華々しさがありながらも、管理のしやすいサイズ感です。品種によって、高性種をひとまわり小さくしたような花を咲かせるもの、ダリアのような別の花に近い見た目をしているもの等、さまざまです。自分がどんな花を育てたいのかイメージをもって品種選びをするのが大切になってきます。 ベランダのような狭いスペースでプランターに植えるなら、ミニひまわりと呼ばれる矮性種がおすすめ。ミニひまわりになってくると、さらにひまわりらしくない外見の品種も存在します。ひまわりらしい外見の株が欲しいときは、特に気をつけて品種を選びましょう。 一輪だけでも可愛いですが、プランターに列植しても楽しめます。

大輪種のおすすめ! 

ロシアヒマワリ

背が高く成長し、大輪の花を咲かせる人気種は、ロシアヒマワリです。 花の直径は30センチにもなり、遠くからでも見ごたえは抜群。堂々とした花姿が立派な品種です。

中輪種のおすすめ! 

サンゴールド

中輪種ではサンゴールドが人気です。 マリーゴールドのようなオレンジ寄りの花びらが幾重にも重なって咲きます。この半球形の花はもちが良く、切り花にも向いています。 草丈は2メートル以内、花径は20センチほど。ご家庭のお庭にはちょうどよいサイズです。


矮性種(ミニひまわり)のおすすめ!

ビッグスマイル

入手しやすいミニひまわりの品種に、ビッグスマイルがあります。 ひとつの茎に一輪の花が咲きます。小さくはありますが、ひまわりらしい姿が楽しめますよ。

ヒメヒマワリ

ヒメヒマワリの系統も、入手しやすいミニひまわりです。 ひとつの株が枝分かれして、たくさんの花をつけます。 しかし、多くの品種は中心の種部分が小さく、見た目があまりヒマワリらしくないのが難点です。

赤系のひまわりを咲かせたいならこれ!

オータム・ビューティー

赤色交じりの花が咲くひまわりです。 150cm~200cmほどの草丈に対して、花は15センチほどと小ぶりです。多分岐形なので、たくさん花が咲きます。 オータム・ビューティーは夏ではなく秋に咲きます。色合いも秋の訪れを感じさせますよね。夏咲きのひまわりと合わせて植えれば、長期間にわたってひまわりをご家庭で楽しむことができます。

育て方のポイント① 適地

どんなひまわりを育てたいか、イメージが持てましたか? それではさっそく育て方をチェックしましょう! ひまわりの栽培で一番大事なのは、日当たりの良い場所に植えることです。 土は水はけと水もちが良く、肥沃なものを用います。 自分で土を作るなら、赤玉土(小粒)7:腐葉土3の比率で混ぜたものがおすすめです。 しかし、ひまわりはあまり土を選ばない植物です。普通の園芸用培養土でも充分元気に育ちます。

育て方のポイント② 種まき


種まきは、4月中旬以降から5月いっぱいにかけての間に行います。 発芽する気温は25度前後です。 あらかじめ種まきをする場所をよく耕し、ゆっくり効いていく肥料を腐葉土や堆肥と一緒によくすき込んでおきます。 プランターに種まきする場合も、同様に土作りを良く行いましょう。 ひまわりは種が大きいので、種まきがしやすい植物です。 一箇所に数粒ずつまき、土で覆います。ひまわりは太陽光が種に当たっていると発芽しない植物なので、必ずしっかりと土をかぶせましょう。

ひまわりの種まき方法!

苗同士の間隔は、15~2センチ以上空けてください。大輪の花が咲く大きなひまわりの場合、50センチくらい空けたほうが良いでしょう。とにかく日当たりが重要な植物なので、苗同士が混み合ってしまうと日光が届きづらくなり、生育に影響が出ます。 種まき後は、発芽するまで朝と晩の2回水やりをします。 土の表面が乾かないように保てば、10日ほどで発芽します。 発芽したら元気な苗を残して、あとは間引きましょう。 丁寧に間引けば、その苗も別の場所に植え直すことができます。

ひまわりは植え替えが苦手

苗を購入してきて植え付けることも可能ですが、ひまわりは根の弱い植物なので、あまり植え替えが得意で花ありません。種まきからずっと同じ場所で育てた方が成長スピードが早くなります。 もし苗を購入してくるなら、4月中旬~6月を目安に植え付けを行いましょう。園芸店に苗が出回るのもこの時期です。

ミニひまわりは小さめの鉢で育てる

ミニひまわりの場合、小さめのプランターを使用します。 苗のサイズに合っていない鉢を使うと、植物の生長に良くありません。 ミニひまわりはその名の通り、それほど大きくならないので、将来の成長を考えてずっしりとしたプランターを用意する必要はないのです。

育て方のポイント③ 水やり

ひまわりは多湿を嫌う植物なので、水のやりすぎは禁物です。 しかし、成長期間に水が切れると、伸びが止まってしまいます。 プランターで育てるなら、梅雨の時期に入る前は2~3日に1回の頻度で水やりしましょう。 夏には毎日水を与えます。プランター栽培は地植えより地中からの水分を吸い上げにくいので、地面に植えた株よりもたっぷりと与えるイメージを持ってください。 地植えした場合はあまり水やりの必要はありませんが、カラカラにならないように土の様子を見て与えたほうが良いでしょう。株元をワラで覆って乾燥を防ぐ方法もあります。特に、大きく成長する品種は水切れで枯れやすいので、注意が必要です。

育て方のポイント④ 肥料

元肥の他に、液肥を月2回程度与えます。 しかし肥料がなくても元気よく育っていると感じる場合、特別与えなくても良いでしょう。 ひまわりは土中から養分を吸収する力が強い植物なので、痩せた土でも比較的元気に育ってくれるほどです。 あまり肥料を与えすぎても、肥料焼けを起こす場合があります。肥料焼けとは肥え焼け(こえやけ)ともいい、肥料の量が多すぎる・濃度が濃すぎる等の理由で、根が傷むことをいいます。肥料焼けを起こすと、その株は元気がなくなってしまいます。ひどい場合は、根腐れを起こして枯れてしまうことも。 肥料焼けが心配なら、液肥を薄める水の量を増やして控えめに与えてみましょう。

おすすめの肥料成分

花がうまくつかない場合は、花つきをよくするリンの多い肥料を与えてみてください。 窒素の多い肥料だと、窒素は葉を茂らせる成分なので、ひまわりには効果的に働かない場合があります。それどころか、葉に栄養を取られてますます花つきが悪くなることも考えられるのです。

育て方のポイント⑥ 害虫


春にアブラムシが寄ってくることがあります。 アブラムシは緑色や黒色をした、よく発生する害虫です。アブラムシのふんがすす病という病気を誘発することがあるので、オルトラン粒剤でアブラムシを寄せ付けないようにしましょう。 他にも、高温で乾燥したときにはハダニがつくことがあります。ハダニは肉眼で見えづらく、葉の裏側につきます。ハダニの害はおもに、葉がかさつくことですが、ひどくなると縮れる、成長が止まる等の被害が出ることもあります。見つけ次第駆除しましょう。 同じく葉の裏側につく害虫に、オンシツコナジラミがいます。これも見つけ次第取り除いてください。

育て方のポイント⑦ その他の手入れ

支柱立て

大きく成長するひまわりの場合、茎が折れたり曲がったりしやすい傾向にあります。 支柱を早めに立ててあげると良いでしょう。

枯れた花の処理

花が枯れたら、種を取る場合はそのままにしておきます。 種を取らない場合は、枯れた花から首の部分を折りましょう。こうすることで株の老化を防げます。

育て方のポイント⑧ 花が終わった後は

ひまわりは中心の茶色い部分から、たくさんの種を取ることができます。 種の採取も楽しい作業のひとつです。自宅で採取した種は、市販のものより細くやせた形になりがちなのが難点ですが、種を採取しておけば来年も種まきを行えます。 種の採取を行うなら、花が完全に枯れてからにしましょう。茶色く変色してくる秋頃に、カサカサに水気がなくなった株から種を取ります。取れた種は暗い場所で保存しましょう。

育て方を押さえて、大輪のひまわりを咲かせよう!

ひまわりは栽培難易度も低く、ガーデニングを普段しない人でも育てやすい花です。 大きな大輪の花を楽しむのは勿論、サイズの小さい品種なら、狭いスペースでも育てられるのも嬉しいポイント。見ごたえのある花を咲かせるので、開花の喜びもひとしおです。 種まきから開花までの期間も短いので、飽きっぽい人やお子さまでも、毎日ぐんぐん成長していく姿を楽しむことができます。 育て方を押さえて、元気な花を咲かせましょう!