アイリッシュモスってどんな植物?【植物図鑑】
葉っぱが苔のように柔らかくモフモフして茂っている特徴から、 「アイリッシュモス」「スコッチモス」「モフリッチ」などと流通名で親しまれています。 苔のことをモスとも言いますが、苔(モス)ではなくナデシコ科の仲間です。 高温多湿と直射日光に弱いので、半日陰の場所に置き育てるのがポイントですが、 アップルミント、アッシュがほどではありませんが、グランドカバーに適しています。 また、特徴として、観葉植物としても取り扱われていますので、 ミニ盆栽に仕立てたりして大変楽しめます。 アイリッシュモス(サギナ)の草の色は、2種類あり、 美しい緑が癒しになるでしょう。
1.アイリッシュモスの別名は、サギナ!
植物名 : アイリッシュモス(サギナ) 学 名 : Sagina subulata 英 名 : Corsican pearlwort, Scotch Moss 分類階級 : 属 属 名 : サギナ属 上位分類 : ナデシコ科 原産地 : ヨーロッパ
1)アイリッシュモス(サギナ)の詳細
園芸分類 : シダ 耐寒性 : 強い 耐暑性 : 弱い
2.アイリッシュモス (サギナ)は、目に優しいグリーンの植物
アイリッシュモス(サギナ)は、グリーンの色鮮やかな癒しを与えてくれる植物です。 モスと名前が付いていますが、苔のように見た目が見えますが、 苔の仲間ではなく、ナデシコやカスミ草、カーネーションなどのように、 ひかえめな可愛らしいナデシコ科の植物です。 また、常緑性の多年草です。
***アイリッシュモス(サギナ)は、二種類の色があります***
目に優しい濃いグリーンと明るいライトグリーンです。
3.アイリッシュモス(サギナ)の花言葉は、”可憐”
”可憐なアイリシュモスの花!” 開花は、初夏の5月から8月に、小さな白く爽やかな花を咲かせます。 英名の 「Corsican pearlwort : パールワ―ト」の由来は、 小さく点々と咲く花が、真珠に似ているということで名付けられたそうです。
4.アイリッシュモス育て方とは?
1)アイリシュモスの育て方のポイント1は?
アイリッシュモス(サギナ)は、夏の高温多湿に大変弱いです。 見た感じが苔のようなので、湿らせておいても大丈夫な気がしますが、 たくさんの水をあげてしまうのは、かえって根を腐らせてしまいます。 水やりは、普通の植物と同じように、土が乾いたら上げてください。 枯らさずに育てるのがポイントになります。
2)育て方ポイント2
アイリッシュモス(サギナ)は、草丈は、10センチ程と引く、 涼しく乾燥した場所であれば、良く育ちます。 冬の寒さにも強いのですが、但し、マイナス5℃位です。 日光が少ないとヒョロヒョロして痩せてしまいますので、 年間を通して風通しと日当たりの良い場所に植えるのと 特に真夏は、半日陰に置くことがポイントです。
5.アイリッシュモス(サギナ)の苗植えの方法は?
1)苗植えの時期は?
アイリッシュモス(サギナ)の 種まきや植えつけ、植えかえなどの時期ですが、 春の3月~5月と秋の9月~10月の間にすると良いです。 特に、寒冷地では、温室や室内にて育てます、 戸外などでは、マイナス5℃以上の寒波になるようでしたら、 植えるのは、難しいですね。
2)アイリッシュモス(サギナ)の鉢植えについて
*特に、寒冷地では、小さな観葉植物として、室内にて鉢など植えて育てます。 また、ミニチュア盆栽の芝がわりとしても使用されています。 例: ①苗よりも一回り大きな鉢底に石をしいてください。 「水はけのよい土を作ります。(市販の草花用腐葉土も使用可)」 ②赤玉土5 ③腐葉土2 ④川砂2 ⑤ピートモス1 ⑥このように②③④⑤の割合で混ぜ合わせて植えていきます。 ⑦植え付け直後に水をあげて二週間程控えます。 *乾燥しすぎると枯れてしまいますので、水やりは様子を見ながら上げてください。
3)アイリッシュモス(サギナ)の地植えについて
*温暖な気候の地域では、アイリッシュモスを戸外に植えることも可能です。 グラントカバーとして植えたら、グリーンが生えて美しく広がればうれしいですね。 越冬はしますが、夏の高温多湿の気候では、注意が必要です。 また、霜にあたっても(マイマス5℃まで)枯れませんが、 強い寒波が来てしまいますと生育が出来なくなります。 例: ①地植えの場合は、風通しの水はけのよい場所を選んで植えます。 ②苗より一回り大きな穴を30センチ程に地面を掘ります。 ③腐葉土 ④川砂 ⑤そして、③④を混ぜ合わせます。 ⑥苗の根についた土をほぐして下さい。 ⑦複数を植える時は、20センチ程、 株同士の間隔を開けて植えると根が張りやすくなるので良いでしょう。
6.アイリッシュモス(サギナ)は、グランドカバーに最適!
1)アイリッシュモス(サギナ)をグランドカバーにするポイント
*夏の高温多湿の環境を出来るだけさけて栽培することです。 湿度の高い環境だと枯れてしまいます。 乾燥気味に育てるのがポイントです。
2)グランドカバーにする為の大切なポイント2
*肥料を3月~4月と10月~11月の年2回に与えることがポイントです。 ゆっくりと効果のある緩効性化成肥料を使用すると良いでしょう。
7.アイリッシュモス(サギナ)の使い方
1)アイリッシュモス(サギナ)は、室内のインテリアグリーンに最適!
*アイリッシュモス(サギナ)の使い方は、インテリアグリーンに使うと素敵です。 ミニチュア盆栽にアレンジするとほっこりしますね。
2)アイリッシュモス(サギナ)は、グランドカバーとして人気!
*ガーデンのグランドカバーにするとグリーンが美しく最適です。 使い方としては庭木の足元にアレンジすると雑草よけにも良いでしょう。
8.アイリッシュモス(サギナ)の剪定の方法とは?
1)アイリッシュモス(サギナ)の剪定の時期とは?
庭木にとって増えすぎた枝葉は、養分を吸上げる根への負担をかけます。 また、枝葉を切らないでいると風通しが悪くなったりして、 害虫による菌などの被害を受けることになります。 *アイリッシュモス(サギナ)の成長期前と休眠期間後が 剪定の適期ですが、軽い刈りこみ剪定を定期的にするのが望ましいです。
2)剪定のテクニックについて
刈りこみバサミを使って、表面を整えます。 古い枝を切り落として、傷んだ枝を更新したりします。 軽い刈りこみ剪定を定期的にする必要があります。
9.鉢草に魅力のあるアイリッシュモス(サギナ)!
1)小さな観葉植物が癒しの空間を演出!
特に、寒冷地では、室内にて鉢などにて育てます。 小さな観葉植物として、植えても良いですね。 また、乾燥しすぎると枯れてしまいますので、 水やりなどは、十分に注意が必要ですので お気をつけて下さい。
2)アイリッシュモス(サギナ)のオリジナル鉢を作ってみましょう!
かわいい小物を使ってアレンジして、お気に入りの鉢を制作し、 楽しんでください。お友達のプレゼントにしても良いでしょう!
10.アイリッシュモス(サギナ)の株分けの方法とは?
1)株分けのポイントとは?
*アイリッシュモス(サギナ)は、株分けするポイントとしては、苗を小分けにして、 植えていくことにより、数を増やして行くことができます。 生育環境によって微調整をする必要もありますね。
2)株分けのテクニックとは?
①アイリッシュモス(サギナ)のポットから、苗をはずし、 それぞれの株に茎や葉っぱとが根がしっかりと付くように、 手やナイフで縦に切り分けて行くと良いでしょう。 ②カットした大きさに合わせ、鉢や地面に植え穴をスコップで掘り、 分けた株を苗と同じように植え付けていきます。
11.その他、病害虫には気をつけよう!
*地面を囲うように増えていくアイリッシュモス(サギナ)ですが、 鉢やプランターなどで育てている場合、特に株元にダンゴムシ、 ヤスデの巣になることがありますので、風通しを良くするようにご注意し、 定期的に剪定をしてください。 *夏の高温と直射日光は、40℃を超えると刺激が強すぎて、 葉焼けを起こしてしまいますので、半日陰で管理するようにして下さい。 *「葉水(霧吹きなどを使用する)」を定期的にすると 乾燥を防ぐだけではなく、防虫予防としてする意味もあります。
下記、害虫には要注意!
●ハダニ ●アブラムシ ●カイガラムシ ●ナメクジ ●ダンゴムシ ●バッタ こういった害虫がいないかを確認することも大切です。
ハッピーなガーデンタイムを貴方に!
アイリッシュモス(サギナ)の美しいガーデンが出来あがったら嬉しいですね。
皆さま、アイリッシュモス(サギナ)で、心安らかなを日をお過ごしください。