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アイナメの締め方や捌き方、調理方法をチェック!
アイナメの締め方や持ち帰り方法、 お刺身の作り方を細かくご紹介! 皮目が美味しい魚なので包丁の使い方、 皮付きのまま調理する方法をチェックして美味しいアイナメのお刺身に挑戦してみましょう!
アイナメのお刺身は鮮度重視!
どんな魚でも美味しいお刺身には 鮮度と適切な処理が欠かせません。 死後硬直が始まる前に、適切に処理する事で美味しいお刺身になるので、出来るだけ鮮度の高い物、 新しい物を選んでください。
生簀に入ったアイナメを購入出来る機会は多くありませんが、釣りなら生きている状態のアイナメを手に入れる事が出来ます。 フレッシュでハリの強いお刺身が好きな方は当日、 甘みがあって柔らかいお刺身が好きな方は、血抜き後、エラと内臓を除去して 2日ほど寝かせてから調理を始めましょう!
お刺身用は血抜き、神経締めがおすすめ!
お刺身は内出血による味の劣化が激しい料理です。 臭いが気になったり色が悪くなったりするので お刺身用に処理したい場合は必ず血抜きを行いましょう! 血抜きの方法、持ち帰り方と神経締めの方法を 動画付きで紹介しています。
①血抜き、持ち帰り方法を動画でチェック!
魚の血抜きと持ち帰りの方法について 紹介している動画です。 丁寧に締め方る場合は 目の上辺りに刃を入れて 絶命させてから血抜きに移ります。 手早く行う場合は血抜きからはじめてもOKです。
エラの付け根、下部に刃を入れて上部まで切込みをいれます。 バケツに海水を汲んで、中で魚を揺すって出血させましょう。血抜きから始めた場合は魚が動いて血が抜けます。
クーラーに入れるときは余分な水分を与えないようにビニール袋に入れて新聞を敷き、 上から氷をセットすればOKです。 釣りと平行して完璧に行うのは難しい方法なので、お刺身用の魚のみ、この方法で処理するのがおすすめです。
②神経締めの方法を動画でチェック!
専用の器具が必要になりますが 死後硬直を遅らせる事で 美味しい状態を長く保てる方法です。 血抜きと一緒に行ってください。 魚の目と目の間、脳天にアイスピック等で穴を開けて、細いワイヤーを脊髄に入れて神経を破壊します。
一番太い中骨の上あたりです。 釣具として神経締め用のワイヤーが販売されているので、釣具店や通販サイトをチェックしてみて下さい。
お刺身には良く切れる包丁を用意しよう!
力で切らずに包丁の切れ味でカットするのが 美味しいお刺身作りのポイント。 プロの方のような切り方を すぐに身に付けることは出来ませんが 切れ味の良い包丁を使うだけでも お刺身の味がぐっと良くなります。
色々な形状の包丁が販売されていますが、お刺身のカットに適しているのは 刃が長く薄い柳刃包丁のような形状です。使用頻度を考えると高いものは購入しにくいですが、釣りや魚の調理回数が増えてきたなと感じたら、是非専用の物を検討してみてください。
鋭い状態で使用したいので、手軽に研げるローラー型の砥石が便利。定期的にスーパーで開催される 移動型の研ぎ屋さんを利用するのもおすすめです。
水の使い方が捌き方のポイント!
水の使い方もお刺身作りの大きなポイントです。 血やぬめり、鱗など味を落とす原因になるものは しっかり流しながら調理するべきですが 水浸しのままカットを行うと 身が水っぽくなったり 魚の脂や旨みも一緒に流れてしまいます。
キッチンペーパーやタオルを使ってしっかり流す、しっかり拭き取るを徹底する事で美味しく調理できるので、包丁とまな板、魚を洗うときは 意識して水気を取るようにしてみてください。
アイナメの捌き方を動画でチェック!
アイナメの捌き方を紹介している動画です。 やや細長いイメージの魚ですが 捌き方は他の魚と同様のイメージでOK。しっかり鱗を落として胸鰭、腹ビレのところから 包丁を入れて頭を落とします。
腹に切れ目を入れ、頭と一緒に内臓を引き出して、綺麗に内臓を処理しましょう。 血合いに包丁を入れて水で綺麗に洗ったら、水気をしっかり取り除く事もポイントです。腹から包丁を入れて中骨に沿って切れ目を入れたら、反転させて背中側からも包丁を入れます。
再度反転させて仕上げの包丁を入れて、中骨と身を切断しましょう。 火を入れる場合は骨切りを使っても良いですが、刺身の場合は必要ありません。 皮付きの場合はそのまま、 皮を取り除く場合は皮を持って、包丁の下で皮を左右に動かしながら皮引きを行ってください。
アイナメの中骨から伸びる小骨に注意!
ほとんどの魚は中骨から伸びる小骨が身に残るので、お刺身にする前に取り除いておく必要があります。 大きな切り身にしたい場合はピンセットで除去、小さくなっても良い場合は動画2:10の手順で小骨を除去しましょう。
身の中央部分から2つにカットするだけなので、初めての方でも簡単に行えます。 指で触りながら行うとより確実です。
アイナメのお刺身をおいしくいただくポイント
薬味との相性が◎
ハリが強くほんのり甘いアイナメのお刺身は醤油ワサビだけでなく、ポン酢やしょうがとの相性もバッチリ! こだわりの薬味で味付けのバリエーションを楽しみましょう。 料理の工夫は釣った魚を家族に美味しく食べてもらう大きなポイントでもあります。
もみじおろしのレシピ
ポン酢と相性バッチリのもみじおろし。 白身魚のお刺身、根魚の鍋など 釣り人にとって欠かせない調味料でもあります。 手軽な既製品もありますが作り方は簡単なので こだわりの手作りに挑戦してみましょう。 よりフレッシュな風味が楽しめる もみじおろしに仕上がります!
材料 大根適量 鷹の爪 適量
1 ポイント① 鷹の爪はタネを除き、水に浸してふやかしておく事! 2 ポイント② 大根は小さく(細く)切ること。 細く切ると大根をしっかりと握れるので鷹の爪が出てきません 3 ポイント③ 目の細かいおろし器を使うこと! ニンニクや生姜をおろすおろし器が最適です! 4 では作り方です。 小さく切った大根に包丁で切込みを入れ水でふやかした鷹の爪を挟む 5 しっかりと握って鷹の爪が出て来ないようにする。 大根を小さく切ると手の力が入りやすくしっかり握ることができます! 6 目の細かいおろし器をつかうと綺麗におろせます。 大根おろし用のおろし金を使うと、鷹の爪も荒く削れてしまいます。 7 ざるで軽く水気を切れば美しいもみじおろしの完成~
合わせ薬味のレシピ
脂の強い魚が苦手な方におすすめの 合わせ薬味をご紹介。 お刺身だけでなく様々な料理で楽しめます。 お刺身には軽く乗せる程度で十分ですが 他の料理用にまとめて作っておくのもおすすめです!
材料 青じそ10枚 生姜 1かけ ミョウガ3個 ねぎ1/2本 貝割れ大根1パック
1 青じそ10枚を横に千切りにする。 2 生姜1かけは皮をむいてみじん切りにする。 3 ミョウガ3個を縦半分に切って、小口切りにする。 4 ねぎは小口切りにする。 5 貝割れ大根は1~2センチくらいのざく切りにする。 6 5つの切った薬味野菜を混ぜて、たっぷりの冷水に1〜2分さらし、水気を切ったらできあがり。
切り方のコツ
刺身の引き方を紹介している動画です。 断面が空気に触れる時間を短くする事で美味しいお刺身になるので、捌いた状態で冷蔵庫に入れて、他の料理が出来てからお刺身作りを始めてみましょう。
皮を取り除く場合は皮引きから始めます。 身には触れないで皮に力を入れる、 包丁の刃は角度をなるべく変えないような イメージで引いてみてください。 身の上に色が付いた層が残る程度が理想です。
切り方は手前に真っ直ぐ引きおろし 上から力をかけて身を潰さないように切ります。 削ぎ切りで行う場合は円を書くようなイメージ、 薄切りの場合はさらに薄くカットする必要があるので、良く切れる包丁が必要です。どちらの場合も皮目まで来たら包丁を立ててカットします。 アイナメには削ぎ切り、薄切りがおすすめです。
アレンジレシピに挑戦
お刺身のアレンジレシピを3つご紹介! 沢山釣れたら湯引き、炙り、なめろうなど 色々な味付けで楽しんでみましょう!
湯引き
8.アイナメのお刺身 切り方を動画でチェックしよう!で ご紹介した動画の後半にも登場する湯引きについてです。皮付きのまま3枚におろしたら 布を被せて上から熱湯をかけます。すぐに変化が起きるので氷水につけて温度を下げ 水気を取ってカットすれば完成です。
アイナメの美味しい皮目を楽しめるので 皮引きが苦手な方はこの方法で お刺身を楽しんでみてください。
炙り刺身
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湯引きで使った熱湯の代わりに 調理用のバーナーで炙る方法です。 ガスコンロでも出来ますが、重さを感知して火が消えるタイプは使えません。
皮目を好みの焼き加減になるまで焼いて 香ばしさ、脂質の変化をプラス!氷水につけて水気を取れば完成です。 脂の強い魚が苦手な方、 生魚よりも火が通った魚が好きな方は、この方法を試してみてください。
なめろうのレシピ
包丁の切れ味、アイナメのサイズをある程度誤魔化せる調理方法です。 酒、味噌、生姜が入っているので生臭さの緩和はバッチリ。 味噌の風味が好きな方にはこの料理がおすすめです。
材料 (2~3人分) アイナメ150g(30センチ1尾) 長ねぎ1/2本 味噌大さじ1 日本酒大さじ2 ☆長ねぎ少々 ☆味噌大さじ1 ☆生姜 小さじ1
1 アイナメは三枚におろし、小骨を取り除く。 2 ぶつ切りにし、みじん切りにした長ねぎ、味噌、日本酒を入れて包丁で叩いていく。 3 最初はねぎが飛び散るが豪快に叩いて。だんだんとねぎが飛び散らなくなり粘りがでてきたら完了。(ペースト状にはしません) 4 ☆をあわせて生姜味噌を作り上にのせて食べます。
ポイントを押さえて美味しいお刺身を作ろう!
捌き方やアレンジ方法は 他の魚を調理する場合にも役に立つので 興味を持ってチェックしておけば フィッシングライフはもっと充実します。 美味しいお刺身に仕上げて 釣り人の醍醐味を楽しみましょう!