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ダッチオーブンレシピ|アウトドアで食べたい本格レシピを紹介20選

最近話題のダッチオーブンですが、ふわふわのパンから味のしみ込んだスープ、ほろほろ崩れる鶏肉など、ダッチオーブンで作るからこそ美味しいレシピがあります。そこで今回は、肉や魚・スープや煮込み・パン・米・デザート編に分けてダッチオーブンで作るレシピをご紹介します。
2020年8月27日
isakaitoh
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目次

ダッチオーブンとは?

ダッチオーブンとは、鋳鉄製の鍋のうち、分厚い同じく鋳鉄のフタの付いたものを指します。フタの上に炭火を置いて、上からも下からも加熱できるのが最大の特徴。火力調整が必要ですが、ほとんどオーブンのように使うことができます。 もう一つの特徴は、鋳鉄でできていることからきます。鋳鉄でできた調理器具には他にスキレットなどがありますが、それらと同様鍋の厚みが分厚いので熱しやすく冷めにくい、すなわち蓄熱性があります。これによりチキンの丸焼きのような食材の大きな料理や煮込み料理にも最適なんです。 また鋳鉄製のフタが付いており、重いフタをすることによって鍋の中が密閉状態になります。この状態で熱が加わると圧力鍋のように内部の圧力が高まるので、素材に火が通りやすくなり、味もしみ込みやすくなります。 かなり重量があるという弱点を除けば、ダッチオーブンはオーブンや圧力鍋の特徴を兼ね備えた、かなり有能な鍋なのです。

ダッチオーブンの使い方

ダッチオーブンは深さのある鍋で、オーブンや圧力鍋の特徴もあるので、様々な使い方ができます。焼く、煮る、蒸す、揚げる…調理のほとんどがこの鍋でできてしまうんです。 ただし、一つだけ注意してほしい点があります。ダッチオーブンの手入れについてです。後半で詳しく説明しますが、ダッチオーブンは鋳鉄、つまり鉄でできています。そのため最初に使う前にシーズニングという作業が必要だったり、錆びやすいため日々の手入れが必須だったりと、普通の鍋よりも手間がかかります。 とはいえ慣れてしまえばそれほど面倒に思わないものです。使い方さえマスターしてしまえば、アウトドア料理の幅は確実に広がります。おいしい料理を食べるために、是非ダッチオーブンを取り入れてみてくださいね。

ダッチオーブンで作るおすすめレシピ【肉・魚編】

それでは、いよいよここからダッチオーブンで作るおすすめのレシピをご紹介します。まずはアウトドアのメインである肉を使ったレシピから始めますが、後からスープやパン、米料理などもご紹介しますので、お楽しみに!

ダッチオーブンで作るおすすめレシピ【肉・魚編】①丸焼きチキン

丸鶏(1キロ)1匹 にんにく 1個(1片ではありません!) 塩片手1にぎり クレイジーソルト 大2 オリーブ油 大4 いも小5こ 玉ねぎ小2こ ソースを作る場合 トマト大1個かトマト缶

ダッチオーブンで1キロのチキン、約4人分のローストチキンが出来るのがこのレシピ。たまねぎやじゃがいもなど野菜も使ったレシピで、いろいろな味わいが楽しめます。ダッチオーブンのおかげで、皮はパリパリ・中ふわふわジューシーなローストチキンが召し上がれますよ。

大人数でのキャンプにもおすすめ!

チキン一匹で大人数や家族での食事のメインに十分な量になりますので、キャンプなどにおすすめ。ダッチオーブンをフタを開けてこんがりと焼けたチキンが現れれば、インパクト十分なのは間違いないでしょう。

ダッチオーブンで作るおすすめレシピ【肉・魚編】②ローストビーフ

赤身の牛肉かたまり500g程度 にんにくチューブ 適量 塩適量 黒コショウ適量 しょう油少々 わさび(チューブ)少々

キャンプで何か食べるなら、がっつり肉を食べたい!という人におすすめなのが、こちらのローストビーフです。ダッチオーブンはオーブンとしての機能もあるので、ローストビーフが簡単に、少しの労力で作れるんです。

キャンプが一気にリッチに!

火加減にさえ気を付ければ簡単に作れるローストビーフですが、キャンプのメインに出てきたら嬉しいものです。アウトドアやキャンプで豪勢な演出をしたいと考えているなら、ローストビーフを作ってみてくださいね。

ダッチオーブンで作るおすすめレシピ【肉・魚編】③スペアリブの煮込み

スペアリブ(バックリブ)1キロ(12本くらい) ニンニク 4・5片 玉ねぎ2個 トマト缶2缶 塩大匙1 黒こしょう適量 オリーブオイル 大匙1

キャンプなどアウトドアで外気を吸い込みながら、肉のついた骨にしゃぶりつく……そんなイメージが、もしかしたらアウトドアにはあるかもしれません。そのイメージを叶えてくれるのがこちら、スペアリブの煮込みです。最初にスペアリブに焼き目さえ付けてしまえば、あとは調味料や水を入れて煮込むだけ。簡単においしいメニューが出来上がります。

ダッチオーブン効果で柔らか!

先ほど説明した通り、ダッチオーブンにはオーブン的な機能と圧力鍋的機能があります。これらの機能のおかげで、調理の難しいスペアリブもふっくら柔らか、ほろほろのお肉に、脂身もぷるぷるに仕上げることができるんです。キャンプでスペアリブを調理する際は、ただ焼くだけでなくダッチオーブンを使った調理も考えてみてくださいね。

ダッチオーブンで作るおすすめレシピ【肉・魚編】④アクアパッツァ

キンキなど白身魚1尾 トマトお好みで 黒オリーブ10コくらい アサリひとつかみくらい にんにく 一欠片 オリーブオイル 適量 ケイバー少々 塩、胡椒適宜 白ワイン カップ1

ダッチオーブンで一度は作ってみたい魚料理が、アクアパッツァです。ダッチオーブンは風味や食材の水分を逃さないので、フライパンで作るのと比べて風味豊かでジューシーなアクアパッツァが出来上がりますよ。

複数の魚介を入れてさらにおいしく!

魚や貝をよく使うアクアパッツァですが、やはり魚だけ、貝だけではなく、どちらも一緒に入れて調理してみてください。個別の素材だけで作る時よりも格段に風味がよくなります。近くに海があって、魚介を買い求められるような場所のあるキャンプ場であれば、地元の素材を現地調達してみてもいいかもしれません。

ダッチオーブンで作るおすすめレシピ【スープ・煮込み編】

スープや煮込み料理は、蓄熱性や保温性の高いダッチオーブンにとって十八番のメニューでもあります。寒くなってくる時期に煮込み料理を作れば、心も体も温まること間違いなしですよ!

ダッチオーブンで作るおすすめレシピ【スープ・煮込み編】①煮込みハンバーグ

①よく冷えたひき肉(豚でも牛でも適当に)250〜300g ②タマネギ100〜200g ③バター10〜15gくらい ④とろけるチーズふりかける程度 ●生パン粉or食パン(細かくちぎる)25〜30g ●牛乳30〜40g ●卵1個 ★ニンニク(チューブ、粉でも) 小さじ1〜2 ★塩、こしょう、ナツメグ&オールスパイス(あれば)少々 △デミグラスソース缶1/2くらい △赤ワイン 50gくらい △水30〜40gくらい △ケチャップ、ソース各大さじ1くらい

ハンバーグとソースを一緒に鍋で煮込む料理が、煮込みハンバーグです。ただの焼いたハンバーグと違い、味がしみ込んでジューシーなのがおいしいですよね。ダッチオーブンで作れば圧力鍋の特徴から早く作れるだけでなく、味もしみ込みやすくなりますよ、


お子さんにも喜ばれる一品

家族連れでキャンプに行くと、どうしてもお子さんの気分によって泣いてしまったりして困る事があります。お子さんの機嫌を取るためにも、小さな子供に人気なハンバーグを作ってみるも解決の一つの手だと思います。家族みんなで楽しむため、ハンバーグ好きのお子さんのいるご家族は、考慮に入れてみてくださいね。

ダッチオーブンで作るおすすめレシピ【スープ・煮込み編】②カレー

■ 市販のカレールー ■ 好きな野菜 ■ 好きな肉 トマトソース缶1缶 赤ワイン 少し

キャンプで定番のメニューといえばカレーですよね。ダッチオーブンを使えば、ただのクッカーを使うよりも早く、そしておいしくカレーを作ることができます。作り方は通常の鍋でカレーを作るときとほとんど変わりませんが、水分や野菜・スパイスの成分を逃さないために、煮込む際にフタをするのを忘れないでくださいね。

挑戦するならスパイスたっぷり本格カレーを

せっかくキャンプでカレーを作ってみるなら、ぜひ挑戦してみてもらいたいのが本格カレーです。必要なスパイスは小分けにしたり、鍋に投入するタイミングによって袋分けにしておけば、それほど難しくありません。ただし、アウトドアに行くメンバーのことも考えて、辛さは調節してあげてくださいね。

ダッチオーブンで作るおすすめレシピ【スープ・煮込み編】③ミネストローネ

大豆の水煮(パックや缶詰でok)150g たまねぎ1個半 にんじん1本 さつまいも小1/2個 セロリ(茎の部分)1本 カットトマトの缶詰1缶未満 コンソメ 適量 オリーブオイル 適量

温かいスープを飲みたいときは、ミネストローネはいかがでしょうか。トマトの入った味わい深いスープに、くたくたに柔らかくなった野菜がたまりませんよ。赤い色も食欲をそそります。

ダッチオーブンなので火の通りが早い!

ダッチオーブンでスープ類を作る事の利点は、圧力鍋的な特徴を生かして素材に早く火を入れられ、味がしみ込みやすいということです。特にキャンプなどのアウトドアで料理を作るときは、時間などいちいち計ってはいられないこともあるでしょう。そんな時に役立つのがダッチオーブンなのです。

ダッチオーブンで作るおすすめレシピ【スープ・煮込み編】④牛タンシチュー

牛タン1つ 赤ワイン 1本 しょうが 1かけ にんにく 2かけ ホールトマト2缶 デミグラスソース1缶 人参小4本 ジャガイモ大2個 マッシュルーム12個

キャンプでほかほかの出来立てシチューを頂くのも、秋や冬キャンプでは身体が温まっていいですよね。ダッチオーブンを使うなら、牛タンシチューにチャレンジしてみてください。ダッチオーブンのおかげで牛タンが柔らかく仕上がりますよ。

せっかく作るなら牛タンは丸ごと一本用意して

焼き肉用の薄っぺらな牛タンはシチューには合いません。スーパーなどにはなかなか売っていませんが、通販などを利用すれば簡単に牛タンブロックは手に入れられますので、キャンプで作るときは考慮に入れてみてくださいね。

ダッチオーブンで作るおすすめレシピ【パン編】

せっかくオーブン機能を使えるので、香ばしい香りのたまらないパンをアウトドアで焼いてみるのはいかがでしょうか。ここからはダッチオーブンを使ったパンのレシピをご紹介します。

ダッチオーブンで作るおすすめレシピ【パン編】①丸パン

材料 強力粉 350g 無塩バター25g(有塩でも可) イースト6g 塩6g 砂糖25g 牛乳250CC

オーブンとしての機能があるので、火加減が難しいという難点はありますが、ダッチオーブンを使ったパン作りというのも人気です。特に上記のちぎりパン(丸パンとも)は、ソフトな食感に仕上がるので人気なんです。

ちぎって食べるのが楽しい!

人気なのは食感だけでなく、ちぎってアウトドアに来たメンバーみんなでシェアできるというポイントもあります。作る際、生地を丸める時に手ごろな大きさにまとめ、ダッチオーブンにそれぞれ詰めます。すると焼き上がった時にちぎりやすくなっており、シェアするのに最適なんです。みんなでちぎり合いながら食べてみてくださいね。

ダッチオーブンで作るおすすめレシピ【パン編】②ナン

強力粉 300g 薄力粉300g ドライイースト10g 三温糖 大さじ1 塩小さじ1 卵1個 ヨーグルト大さじ3 水350cc

アウトドアでカレーを作る際、あったらうれしいのがナンです。カレーと一緒にふわふわのナンを食べられたら最高ですよね。材料自体は小麦粉と塩と水でできるので、パンといえども作るのはそれほど難しくないんです。

ダッチオーブンなら本格的なナンが作れる!

インドやスリランカカレーの専門店に行くと、専用の窯でナンを焼いて出してくれますよね。家には専用の窯なんてないし作れないと思っている方も多いと思いますが、ダッチオーブンはオーブンの機能を持ち、なおかつナンを張り付けられる面がたくさんあるので、ナンづくりに向いているんです。アウトドアでカレーを作ろうと考えている方は、一緒にナンも作ってみてはいかがでしょうか。

ダッチオーブンで作るおすすめレシピ【パン編】③本格パン・カンパーニュ

■ A 強力粉 400g ライ麦粉(全粒細挽き)200g 水400cc ■ B ドライイースト10g 塩9g ■ C オレンジピールやクランベリーなど100g レーズン(ぬるま湯に浸す)100g くるみ(細かく砕く)60g

ただのパンではものたりないという人におすすめなのが、ダッチオーブンで焼くカンパーニュです。せっかく本格的なアウトドアに来たのなら、パン作りも本格を極めてみたいですよね。そういう人にもおすすめです。

アウトドアにおける本格パンへの挑戦!


アウトドアでなくとも、本格的なパンを作りたいという人はいると思います。そんな思いを持つ人にとって、ダッチオーブンで焼くパンはアウトドアでも本格的なパンを作ることができる魔法の道具でしょう。時間がかかり、火加減が難しいとは思いますが、普段使っているオーブンではできない温度や圧力下でパンを焼くことで、より本格的なパンを焼くことができますよ。

ダッチオーブンで作るおすすめレシピ【パン編】④ピザ

強力粉 400グラム ドライイースト7グラム 塩8グラム 砂糖12グラム ぬるま湯300CC お好きなトッピング好きなだけ シュレッドチーズ好きなだけ ■ トマト缶 オリーブオイル 大さじ 塩ひとつまみ

家族が大人数でもわいわい楽しめるメニューがピザです。それぞれ好みの具材とたっぷりのチーズさえあれば、生地があまり膨らまなくてもおいしく食べられますよね。また、ピザは他の本格的なパンよりも作り方が簡単なので、比較的気軽に挑戦できますよ。

上からも火を入れられるので本格的

ダッチオーブンでピザを作るときの一番のメリットは、窯でピザを焼く時のように、フタの上に炭を置いて上からも火を入れられるということです。簡単なピザでも、本格的なピザでも焼くことができるんです。

ダッチオーブンで作るおすすめレシピ【米編】

日本人としては、最後に米を食べなければ締まらない!という人もいるでしょう。ご心配は要りません。ダッチオーブンを使えば、米まで炊けるんです。ここからは米を使ったダッチオーブンレシピをご紹介します。

ダッチオーブンで作るおすすめレシピ【米編】①パエリア

海老頭付き6頭 玉ねぎ1/2 ニンニク(すりおろし、チューブでも可) 大さじ3 シーフードミックス1袋 貝 お好み(冷凍食品で持参が良い)冷凍 1袋 お米4合 水720cc アスパラガス1束 パプリカ 赤、黄適量 オリーブオイル 適量 ターメリック(けちらず多めに入れると綺麗) 大さじ2 コンソメ 大さじ3 白ワイン 回し入れ(適量)

家族や大人数でのキャンプで出されたら盛り上がるのが、こちらのパエリアです。食材や調味料などがたくさん必要で、火加減にも気を付けなければなりませんが、完成したときの嬉しさはひとしお。ダッチオーブンで作るのでエビなどの食材はジューシーに、ご飯はふっくら炊きあがって美味しいですよ。

アウトドア前に準備を!

パエリアはさまざまな食材と調味料を使うので、現地に行ってから食材を切ったり調味料を用意したりするのは大変です。ですので、キャンプ前に食材は切ってジップロックに入れ、調味料は必要な分だけ取り分けておきましょう。

ダッチオーブンで作るおすすめレシピ【米編】②白米

キャンプの飯盒で炊くご飯もおいしいもの。しかし、実はダッチオーブンでもお米を炊くことができるんです。炊き方は飯盒とほとんど同じですが、ダッチオーブン効果でふっくら炊き上がるのと、おこげも作りやすいのが魅力。おいしく炊き上げてキャンプで作った肉や魚と一緒に口に頬張れば、もう幸せです。

おいしく炊くポイントは給水30分!

キャンプでご飯を炊く時に忘れてはならないのが、炊く30分前からご飯を水につけておくということです。これによりご飯が水分を含み、きちんと芯まで火が通り、ふっくら炊き上げることが出来ます。水につけておいておくだけですので、面倒に思わずにやってみてくださいね。

ダッチオーブンで作るおすすめレシピ【米編】③炊き込みご飯

サツマイモ1/2本 舞茸1パック 鶏もも肉100g ご飯2合 酒大さじ1 醤油小さじ1 出汁汁大さじ2 塩小さじ1/2

せっかくキャンプに来るのだから、ご飯にも特別感を出したい!という人には、炊き込みご飯はいかがでしょうか。炊き込みご飯はチキンライスなどの洋風なものでも、醤油や出汁を入れる和風なものでもいいですよね。おこげに味が付くのも嬉しいですし、肉や魚を一緒に炊き込むとふっくら仕上がるのも魅力です。

具材は季節のものを

季節の食材が手に入ったら、そのまま食べるだけでなく炊き込みご飯にしてみるのもおすすめです。春ならタケノコや菜の花、秋ならサンマやマツタケなど、ダッチオーブンでご飯と一緒に炊くことで、うま味を逃すことなく楽しめますよ。

ダッチオーブンで作るおすすめレシピ【米編】④鯛めし

鯛一匹 昆布適量 米1人前

なにかおめでたい事が合った時に食べられる鯛めしですが、ダッチオーブンがあればアウトドアでも簡単に作ることが出来ます。鯛はふっくら、身がほろほろに出来上がり、鯛のうまみと出汁の味がしみ込んだご飯と一緒に食べるのがたまりません。

出汁にもこだわってみて

出汁にこだわるなら、昆布だけでなく鰹節や酒、みりん、醤油などを入れてみてもいいでしょう。おこげが付きやすくなりますし、ご飯や鯛の味わいも深くなります。好みの出汁を用意してアウトドアに出かけてくださいね。

ダッチオーブンで作るおすすめレシピ【デザート編】

最後にご紹介するレシピは、デザートです。ご飯やパンを食べてお腹いっぱいになっても、気分が開放的になるアウトドアならデザートまで食べられてしまうのではないでしょうか。食べやすいデザートからがっつり系デザートまでご紹介します。

ダッチオーブンで作るおすすめレシピ【デザート編】①焼きリンゴ

りんご人数分 レーズン適量 バター適量 グラニュー唐適量 シナモン適量 ポルト酒適量

アウトドアデザートの定番、焼きリンゴ。ダッチオーブンで作れば素材のおいしさを逃さず、しっとりした焼きリンゴが出来上がります。作り方は簡単、リンゴの芯をくりぬき、グラニュー糖などを入れてアルミホイルにつつみ、ダッチオーブンで焼くだけ。簡単においしいデザートができるので、試してみてくださいね。


肉を食べた後でもさっぱり頂ける!

焼きリンゴを作るときは、シナモンやレーズンを入れると風味が増して、肉など脂の多いものを食べた後でもさっぱりいただけるんです。甘さを控えめにしたいときは砂糖を入れず、リンゴの甘さだけで頂くのも乙なもの。夏はバニラアイスを添えてもおいしいですよ。

ダッチオーブンで作るおすすめレシピ【デザート編】②プリン

玉子4個 牛乳(生クリームを入れる場合は牛乳と生クリームが合計で600になるようにすればお好みで♪)600cc 砂糖60㌘ バニラエッセンス 少々

ダッチオーブンで作れる意外なデザートがこちら、プリンです。簡単なプリンなら、少ない材料で作れるのでキャンプにも向いていますよ。火加減の調節が難しいですが、さっぱりしたデザートを食べたいときはおすすめです。

巨大プリンに挑戦してみても!

ダッチオーブンを丸ごと容器として使う、巨大プリンに挑戦できるのもアウトドアのいいところです。ダッチオーブンを使えば全体にきちんと火が入るので、ぜひやってみてくださいね。上手くいってもいかなくても、いい思い出になること間違いなしです。

ダッチオーブンで作るおすすめレシピ【デザート編】③ブラウニー

板チョコ 3枚 バター60g 牛乳50cc 砂糖30g 卵2個 小麦粉60g ベーキングパウダー 小さじ1/3 くるみ適量 粉砂糖適量

小麦粉を使ったがっつりしたデザートを食べたいときは、ブラウニーを作ってみてはいかがでしょうか。ダッチオーブンにはオーブン的な機能があるので、材料さえ間違えなければきちんと膨らみ、おいしいブラウニーが出来上がりますよ。

チョコレートとクルミの組み合わせ抜群!

ブラウニーを作るなら、ぜひナッツを入れてみてください。クルミ、アーモンド、カシューナッツなどナッツにはいろいろあります。もちろん複数のナッツを組み合わせてもいいですが、おすすめはクルミです。クルミのかすかな苦味とチョコレートの風味と甘さがたまらなく合いますよ。

ダッチオーブンで作るおすすめレシピ【デザート編】④チーズケーキ

クリームチーズ(フィアデルフィア)250g 無塩バター50g グラニュー糖 〜80g 卵黄 3個分 生クリーム 80cc レモン汁 小さじ2 ラム酒小さじ1 強力粉 40g 卵白3個分 ドライフルーツ(レーズン、クランベリーなど)40g

最後にご紹介するデザートは、チーズケーキです。アウトドアの食事の最後にみんなで切り分け合って、焼き立てほかほかのチーズケーキを頬張るのもいいですよね。身体も心も満足することでしょう。

キャンプで作るならスフレタイプのチーズケーキがおすすめ

チーズケーキには、ベイクドチーズケーキやレアチーズケーキなどがありますが、ダッチオーブンのあるアウトドアではスフレチーズケーキを作るのがおおすすめです。ダッチオーブンに生地を流し込んでそのまま焼くことができますし、ふわふわな仕上がりになりますよ。

ダッチオーブンに必要な利用前後のお手入れ

最後に、ダッチオーブンに必要なお手入れについてご紹介します。購入して最初に使う前に行うシーズニングや、日常的に使った後サビを防ぐために行うお手入れなどがありますので、ダッチオーブンを使おうと考えている人は必ずチェックしてくださいね!

シーズニング

ダッチオーブンを買ったら真っ先に行わなければいけない作業、それがシーズニングです。シーズニングとは英語で「慣らすこと」の意味。その意味の通り、買ったばかりのダッチオーブンをこれから使うために慣らす作業を指します。サビにくくする効果もあるようですので、面倒だからといって省かないでくださいね、手順は以下の通りです。 ①製造過程で着いた汚れややサビ止めを、洗剤を使って洗い流す。あるいは水を入れて煮立たせる……サビ止めはそのまま料理してしまうと臭くなるので、必ず洗うか、お湯を入れて煮立たせることによって浮かせる必要があります。 ②火にかけて空焚きする……水分がなくなり、煙が出るくらい火にかけて構いません。水分を無くすというのがこの工程の目的です。 ③油を塗る……水分がなくなったら、ダッチオーブン全体に油を塗ります。油の種類についていろいろな説が飛び交っていますが、正直科学的な根拠はハッキリしていませんので、手ごろなサラダ油でも構わないと思います。ただし、バターやマーガリンなどその他の原料が入っているようなものは避けましょう。 ④火にかけて空焚きする……煙が出るまできちんと熱しましょう。あとは③~④の過程を4、5回繰り返します。 ⑤野菜くずを炒めて鉄臭さを軽減……油を塗って空焚きの作業を繰り返したら、あとは鉄臭さを取り除くだけ。要らない野菜を集めて置いて最後に炒め、鉄臭さやさび止めの匂いを完全に取り除きましょう。 ⑥最後にもう一度油を塗って完成です。

日常的な使用後

シーズニングが終わり、普段から使うようになったら、今度は日常的にちょっとした手入れが必要になってきます。とはいえ日常的なお手入れはとても簡単なので、それほど気にすることはありません。 お手入れの手順は簡単。洗剤は使わずにお湯で汚れを落とした後、キッチンペーパーなどで水気をふきとり火にかけます。水気が完全に飛んだら、油を塗って完成。注意点はまだダッチオーブンが熱いうちに冷たい水を入れない、ということ。ダッチオーブンは急激な温度変化にそれほど強くはありません。 サビやすいことを考えれば水分は天敵なので、油を塗った後新聞紙などで包んで保管すれば使用後のお手入れは完璧になると思います。

まとめ

ダッチオーブンで作るレシピをご紹介してきましたが、いかがでしょうか。 使い方さえ間違えなければ、家で使ってもアウトドアで使っても、いろいろなメニューでその実力を発揮してくれるはずです。まだ使ったことのないという人も、すでに持っているという人も、今回紹介したレシピを参考にダッチオーブンの使い方の幅を広げ、素敵な食事の時間を過ごしてくださいね。