アウトドア用食器の選び方
登山やキャンプなどでご飯を食べる時に必要な、アウトドア用食器。アウトドアショップに行くとセットになっているもの、木製のもの、ステンレスのもの、ソロキャンプによさそうなサイズのものなど、いろいろあって迷いますよね。ここではそうしたアウトドア用食器の選び方のポイントをご紹介します。
収納しやすい・持ち運びに便利
アウトドア用品として一番大切なのが、収納しやすく持ち運びに便利という点ではないでしょうか。登山でもキャンプでも、あるいはソロキャンプでも、荷物はできるだけ少なくしたいものです。あらかじめセットになっているものだと一まとめにしやすかったり、食器自体を折りたたんで体積を小さくできるものがあったりと、アウトドア用品には高性能なものがたくさんあります。
食器が何でできているか
食器が何でできているかという点も、チェックしておきましょう。アウトドア用食器と一口に言っても、ステンレスやホーロー、プラスチック、木製など、いろいろなものからできています。それぞれ重さや軽さ、火にそのままかけられるかどうか、耐熱性はどうか、など様々な点で特徴があります。それぞれの特徴や人気なブランドなどもご紹介しますので、参考にしてみてください。
キャンプで何をどのくらい作るのか
最後に、キャンプで何をどのくらい作るのかによっても必要な食器が変わってくるという点も見ておきましょう。 例えばパンケーキやアヒージョ作りに機能的にも見た目的にも最適なスキレットや、ソロキャンプならお米などを炊いてそのまま食べられる小ぶりの土鍋など、作るものによってはそのまま食器となるようなものがあります。 他にも、ソロキャンプ用に皿や器など一人用の食器がセットになったものや、数人分の食器がセットになったものなどがあります。どのくらいの量を作るのか、何人分作るのか、そういった点を総合的に見て、購入するアウトドア用食器を判断してくださいね。
おすすめのアウトドア用食器.1 100均の紙皿
最初に紹介したいのが、こちらの100円均一の紙皿です。風に飛ばないようにだけ注意していれば、紙皿でも立派なアウトドア用食器になります。軽くて帰りにゴミに出せるので持ち運びは便利で、大人数のキャンプにも最適。 最近はおしゃれな柄の入った紙皿も人気で、キャンプの風景が一気にフォトジェニックになるんです。汁もの用の紙皿や、紙コップなどもあるので、普段はあまりキャンプをしない方、今回だけたくさん食器が必要だという方におすすめです。
紙皿の選び方
紙皿を選ぶ時に気を付けたいのが、皿の表面がフィルムでコーティングされているか、されていないかという点です。 安くてたくさん入っている紙皿は、たいてい真っ白でプリントなども何もなく、コーティングされていないことが多いですよね。よく売られている紙皿で、たくさん入っている点は便利ですが、すぐに水分や油を吸って柔らかくなり、使えなくなってしまうのが難点です。 そこで、紙皿を選ぶ時はできるだけフィルムでコーティングされているものを選びましょう。上記のようなおしゃれな紙皿はプリントが入っており、フィルムでコーティングされていることが多いです。コーティングされていると、されていないものに比べて水分や油を吸いづらいので、長持ちしますよ。
おすすめのアウトドア用食器.2 100均のプラスチック食器
100均だからといって、軽く見てはいけません。プラスチックでできているので、アウトドアではありがちな食器を落とすというハプニングがあっても割れませんし、その軽さから持ち運びには大変便利です。 最近はボウル型のものやプレート型のもの、柄のついたものやカラフルなものなど、見た目もおしゃれになってきています。一度規模の大きな100円均一ショップに行って、食器コーナーをのぞいてみてくださいね。ひとまず急いでアウトドア用食器を揃えたい、という人におすすめです。
おすすめのアウトドア用食器.3 100均土鍋
ソロキャンプにもおすすめなのが、こちらの土鍋です。こんな立派なものが、なんと100円でダイソーに売っていました。 大きさは1人用の小さなものしかありませんが、ソロキャンプや2、3人の小規模キャンプに持って行くだけなら十分すぎると思います。土鍋は重くて持ち運びにも収納にも不便ではありますが、キャンプに渋い雰囲気を与えるには最適。そのうえご飯がおいしく炊けるので、機会があれば試してみるのをおすすめします。
おすすめのアウトドア用食器.4 スキレット
こちらも重くて持ち運びや収納には不便ですが、雰囲気をよくするため、そしておいしく調理をするために人気なアウトドア用食器です。スキレットのいいところは、調理用具にも食器にもなるということ。調理を終えてそのままテーブルに出してもズボラ感どころかおしゃれ感が出るというのが嬉しいですね。 最近はスキレットを使った人気のメニューもいろいろあるので、おいしい料理を作れてアウトドアが楽しくなる商品だと思います。
スキレットを使ったおすすめメニュー
一旦ここで、スキレットを使ったおすすめメニューをご紹介。クッカーとしても食器としても便利なスキレットを使って、おしゃれなキャンプを楽しみましょう。
パンケーキ
スキレットを買ったら一度は試してみたいのが、分厚いパンケーキではないでしょうか。普通のフライパンと違って熱が均一に伝わるので、スキレットではいつもより分厚いパンケーキを焼くことができます。アウトドアの朝食などにおすすめ。パンケーキの焼けるいいにおいで眠気が吹っ飛ぶでしょう。
アヒージョ
アヒージョは海老やマッシュルームなどをニンニクの香りを付けた油で煮込んだもの。おしゃれなレストランなどで出るメニューですが、保温性に優れたスキレットを使えばアウトドアでもできるんです。おいしいパン屋で買ったバゲットもあればベスト。キャンプが一気に華やかになりますよ。
おすすめのアウトドア用食器.5 コールマン テーブルウェアセット
コールマン テーブルウェアセット
家族など4人くらいのパーティーでキャンプに行くならおすすめなのが、セットになっているアウトドア用食器です。 こちらのコールマンのテーブルウェアセットは、プレートからボウル、コップ、さらにはナイフやフォークまで、たいていのものがそろっているのがポイント。全体が赤色でまとめられているので、おしゃれさもあります。収納にも持ち運びにも便利になっていますよ。
アウトドア用食器セットの選び方
多くのアウトドア用食器セットは4人分が想定されて商品が作られていますが、素材、セットになっている食器の種類や枚数、収納といったポイントで違いがあります。例えば素材はプラスチック、ホーロー、ステンレスなどいろいろ揃っていますが、ご家族にお子さんがいる場合は壊れにくいもの、傷つきにくいものを選びましょう。 セットになっている食器の種類や枚数は、セット商品によっては1人分の食器枚数がかなり多く想定されているもの、フォークやスプーンまでセットになっているものなどがあります。アウトドアに行くメンバーや人数を考えて必要な食器の種類や枚数にあたりをつけましょう。 収納のためにバッグやケースが付いている商品もあります。別に収納容器を用意できるようなら気にする必要はありませんが、やはりあると便利ですので、どんな収容容器が付いているのかもチェックして選んでくださいね。
おすすめのアウトドア用食器.6 キャプテンスタッグ ホーロー食器セット
キャプテンスタッグ ホーロー食器セット
家族など4人までの人数でキャンプするのにおすすめの商品をもう一つご紹介します。こちらはホーロー製の食器セット。持ち運びと収納に便利なボックスが付いており、キャンプにぴったりです。またホーロー製なので落ちても割れず、汚れもプラスチックに比べると落ちやすいです。その上ブルーの色合いもホーローの質感も、おしゃれに見えますよね。人気商品です。
おすすめのアウトドア用食器.7 マグナ ステンレス食器セット
マグナ ステンレス食器セット
セット商品の最後はこちら、ステンレス製の食器セットです。小皿、ボウル大・小、平皿大・小、深皿大・小がそれぞれ4枚ずつ入っているという大容量。色が付いていないので、兄弟姉妹がいるとき好きな色を取り合いになることがありません。 ステンレス製でプラスチックやホーローと比べて頑丈で傷つきにくく、火の近くに置いておいても焦げたり溶けたりする心配もないですよ。おしゃれ感よりは本格感を出したいときにおすすめ。持ち運びや収納に便利なバッグ付きです。ステンレス製なのであまりデザイン性にはすぐれませんが、実用性を求める方におすすめです。
おすすめのアウトドア用食器.8 アルパイン スタッキングボウル・プレート
何より安くて手に入りやすいのが嬉しい、本格アウトドア用品がこちら。アルパインのスタッキングボウルです。「スタッキング」とは、英語で「積み重ねる」の意味。つまり食器を積み重ねられ、収納しやすいということです。 Amazonなら、ボウルもプレートも1枚たったの410円で手に入ってしまいます。ボウルはスープやご飯を食べるのにちょうどよく、ボウルより底の浅いプレートはちょっとしたものを食べるのに便利。プラスチック製で軽いので持ち運びも簡単ですよ。 ソロキャンプをしようと考えていて、手っ取り早く安い食器が欲しい時におすすめです。
おすすめのアウトドア用食器.9 クピルカ プレート
クピルカの食器は、フィンランドの遊牧民サーメ人が使っていたククサという木製のカップを、樹脂などの材料で真似て作ったもの。木製風の見た目や肌触りをしていますが、木製のものより軽いです。 通常木製の食器は手入れが難しいとされますが、こちらは普通に洗剤で洗うことができ、食材の匂いや油のこりもありません。プレートの他、ボウルやカップ、スプーン、フォークなど一通り商品はそろっていて、アウトドアで使えばいい雰囲気になるので、とても人気の商品です。 アウトドア用に木製のものを買いたいけれど手入れが大変そうで悩んでいる人、食器の木製の質感を楽しみながらアウトドアでの食事を楽しみたい人におすすめです。
おすすめのアウトドア用食器.10 スタックイン 野箸
スタックインの野橋は、収納に特化したアルミ製と木製が組み合わさったお箸。収納するアルミ部分に、残りの半分つまり木製である箸の先部分が入っています。食べるときは、中に入っている箸の先部分を取り出して、収納していた部分に繋ぐだけ。 箸を使いたい人にとって、通常の木製やプラスチック製の長い箸は収納の大敵ですが、この箸は半分の長さに小さく収納できるので大変便利ですよね。アルミ製で大変軽く収納も便利で、大変人気の商品です。 アウトドアでも箸を使いたい、割りばしのようにゴミにならないものを探している、という人におすすめです。
おすすめのアウトドア用食器.11 スノーピーク シェラカップ
クッカーでありつつそのまま食器にもなるのが、このスノーピークのシェラカップ。ステンレス製でアルミ製よりも頑丈な上、取っ手付きで扱いが非常に便利。さらに計量用の印もカップ内部の側面に付いていて、調理時にも使えます。ステンレス製なのでスープや飲み物など、汁物のメニューに最適ですね。 サイズ的には小さいので一人用、ソロキャンプにおすすめですが、スタッキングもできるのでいくつも買って大人数で使ってもいいかもしれません。
おすすめのアウトドア用食器.12 アルパイン クッカー
分厚くてしっかりした作りですが、アルミ製で非常に軽いのがこのアルパインのクッカー。見た目を裏切らない丈夫さも兼ね備えた、アウトドア好きの人に人気の商品です。 取っ手とフタにゴムがついているので、熱くなってもやけどの心配がありません。底の浅いものから深いもの、丸いものから四角いものまで、いろいろな種類があるのが魅力。全て重ねてコンパクトに収納できるので、持ち運びにも便利です。 本格的にこれからアウトドアを始めようとしている人、アウトドアでしっかり自分で調理をしようと考えている人におすすめです。
おすすめのアウトドア用食器.13 フォッジルズ ボウルズ
収納と持ち運びに最も便利なのが、このフォッジルズの商品です。もとはプラスチックの板のようになっていますが、組み立てると写真のようにボウル状になって食器として使えます。 アルミ製やステンレス製、木製の食器・クッカーに比べると耐久性や頑丈さはかなり劣りますが、食事前の板の状態ならまな板として、組み立てて食器として使えるその使い勝手のよさは、他のアウトドア用食器にはない特徴です。食べ終わったら洗って、また板のように小さく折りたためば、帰り道もらくちんですよ。 とにかく荷物を軽くしたいという人、いろいろな用途に使える食器を求めている人におすすめです。
おすすめのアウトドア用食器.14 ライトマイファイヤー ランチキット
ソロキャンプをする人に人気の食器がこちら、ライトマイファイヤーのランチキットです。 一見プラスチック製で、フタ付きの浅い皿のようになっていますが、実はこの中に別の食器が二つとフォークが入っているんです。ゴムバンドが付いているので、収納したものがバラバラになる心配もありません。 フタの色は緑、青、ピンク、オレンジ、レッドなどいろいろなバリエーションがあります。これ一つでソロキャンプには十分な食器がそろいますよ。
おすすめのアウトドア用食器.15 アラジン アコーディオンコンテナ
アラジンのアコーディオンコンテナは、その名の通りアコーディオンのように伸び縮みする食器。ボウル型だった食器を縮めると、メダルのような低い円筒形にまで小さくなるので、ソロキャンプをする人にも本格的なアウトドアをする人にも人気の商品です。 材質は、フタがプラスチックのように固く、アコーディオンのように折りたたむ側面はゴムのように柔らかめ。フタがスクリューになっていて、スープなどの汁ものを入れるのにも向いていますよ。 アウトドアに食材を持っていく時の保存用容器ににもなり、調理器具とは別に容器を用意したいという人にとって万能のアウトドア用食器だと思います。
まとめ
アウトドア用品食器のおすすめ人気商品15選をご紹介しましたが、いかがでしょうか。一口にアウトドア用食器といっても、大人数で楽しむバーベキュー用のものや、本格的なソロキャンプや泊りがけの登山などに適したものなど、さまざまです。 目的や用途に合わせ、セットになっているもの、アルミ製かステンレス製か木製か、あるいは収納ができて持ち運びに便利なものなど、一番使い勝手のいいものを選んでくださいね。