土佐ひのき製スパイスボックス
本格アウトドア料理には多くの調味料が必要?
皆さんはキャンプ場にどんな調味料を持っていきますか?あれこれ料理をしようとすると調味料が必要になりますが、家にあるものを全て持っていく訳には行きません。 そんな時は、何にでも応用のきく調味料+その時使うスパイスなどを小分けにして持ち運べば、本格的なアウトドア料理にも挑戦できます。 小分けにする容器は100均でも手に入れることができますよ。
それでは厳選4種類の調味料と、それを使ったレシピを紹介します。
キャンプで役立つ調味料その1 ハーブソルト
ハーブソルトとは岩塩などの塩に数種類のハーブや香辛料を混ぜたものです。市販されているものではジェーンの「クレイジー・ソルト」や、S&Bの「マジック・ソルト」などが有名です。お気に入りを一本持っておくと、色々な料理に使えて重宝します。 ただ、市販のハーブソルトにはガーリックが入っているものが多いので、料理がどれもガーリック味になってしまう時があり、気になることもあります。そんな時は、好みの配合でオリジナルのハーブソルト作ってみて下さい。
ハーブソルトを使ったアウトドア料理のレシピを4種類紹介します。
ローストチキン
丸鶏を使った豪快なアウトドア料理、キャンプで作ると仲間のテンションが上がります! 鶏肉にハーブソルトを多目に塗りこみ(お腹の中も)ダッヂオーブンで1時間くらい火を通します。パリッパリに焼けた皮が最高です。 一緒に入れたお野菜は、鶏から出た肉汁とハーブソルトで調理され、とても美味しく仕上がります。 鍋底に溜まった肉汁は、スープやリゾットなどに活用して下さいね。
ローストビーフ
ローストビーフのレシピには、塩・胡椒だけのものと、にんにくのすりおろしをまぶすものがあります。クレイジー・ソルトを使えば手軽においしいローストビーフができますよ。火の通し方が難しいローストビーフですが、是非チャレンジしてみて下さい。
オムレツ
卵にハーブソルトを加え(好みで牛乳や豆乳も)、フライパン等でオムレツにします。 その時に、残ったプチトマトやチーズ、ウインナー、ベーコン、フレッシュバジルなどを加えると味にバリエーションが生まれます。 ゆでジャガイモと玉ねぎベーコンなどを先に炒めてから加えると、スパニッシュオムレツになります。 残ったオムレツは、ホットサンドの具にもなりますよ。
サラダ
ちぎった野菜に直接ハーブソルトをふりかけ、オリーブオイルを回しかければ完成!お好みでレモンを絞っても良いですね。レタスなどは家で洗ってからジップロックなどに入れて持参すれば、あっという間にサラダが出来上がります。ドレッシングを買わなくても手軽にサラダが作れるのは嬉しいですね。
キャンプで役立つ調味料その2 醤油
レシピという程ではないですが、醤油が活躍するアウトドア料理を5種類紹介します。
さざえのつぼ焼き・貝殻つきホタテ貝
キャンプ場に行く前に立ち寄ったスーパーでおいしそうな魚介類に出会うことがあります。新鮮なさざえやホタテを見ると網の上で焼きたくなりますよね。そんな時も醤油さえあれば問題ありません。醤油は焦げると苦くなるので最後に垂らして下さいね。
とり焼き
我が家のキャンプで定番のとり焼き。鶏肉や砂ズリ・ハートを一口大の削ぎ切りにして焼きます。串に刺す手間も省け、焼いている時に串が焦げてしまうこともありません。シェラカップなどに醤油と七味をいれ、漬けて食べます。美味しい醤油が味の決め手です!
焼きとうもろこし
皆さんご存知の焼きとうもろこし。聞いただけで香ばしい醤油の香りを想像してしまいます。時間のない時は皮のまま網に乗せて蒸し焼きにし、そこから皮をむいて醤油をつけて更に焼くといいですよ。
焼きおにぎり
ご飯を炊くのが面倒な時は、おにぎりを握って持参すれば簡単にできます。 とり焼きで使ったたれを塗って焼いてもおいしいですよ!
焼きしいたけ
炭火でじんわり焼いたしいたけにちょこっと醤油を垂らして食べる、最高ですね。 バーナーでも焼けるのでソロキャンプにもおすすめです。 見た目は地味ですが味わい深い一品です。
キャンプで役立つ調味料その3 チーズ
そのまま食べても美味しいチーズですが、料理にはもちろんの事、ちょっと味を変えたい時にも役立ちます。 先述のしいたけにちょこっとプラスしてもいいですし、鶏肉やハンバーグを焼いた上に乗せても美味しいです。 ホイル焼きやホットサンドの具としても使えますよ。 クーラーボックスの中で水浸しにならないように、容器に入れて持参することをおすすめします。
チーズを使ったアウトドア料理のレシピを2種類紹介します。
チーズフォンデュ
チーズフォンデュはチーズ液を作ってしまえば大人数で囲めるところがいいですね。 カマンベールチーズを使えばソロキャンプでも楽しめます。丸ごとホイルに包んで火にかけ、トロッとしたところでパンや野菜をディップして食べてください。
チーズリゾット
煮込み料理であまったスープや缶詰を利用してリゾットを作ります。ミルクリゾットもいいですし、トマト味でも美味しいですよ。最後にチーズを加えて溶けたら出来上がり。 残ったおにぎりを利用して作ることもできます。
キャンプで役立つ調味料その4 オリーブオイル
オリーブオイルはサラダ、揚げ物、ピザ、パスタなどに使えて便利です。キャンプではダッチオーブンのメンテナンスにも使います。オリーブオイルはそのフレッシュな風味が特徴ですが、揚げ物をしてもしつこくならないというメリットがあります。オイルフォンデュや天ぷらなどもカラッと揚がるので胸焼けしません。
オリーブオイルを使ったおすすめアウトドアレシピを4種類紹介します。
天ぷら
天ぷらは魚介類が特においしいので、お肉が苦手なお子さんにもおすすめです。 ウィンナーの天ぷらや、ちくわ天(カレー・青海苔)は万人受けすること間違いなし! 天ぷら粉と水をシェラカップに入れて混ぜ、カレー味・青のり味を作っておけば揚げるだけ。
アヒージョ
小さめのスキレットがあればベストですが、シェラカップでも作れるのでソロキャンプにもOK。 オリーブオイルににんにくと鷹の爪を入れて中火で熱し、マッシュルーム・ブロッコリー・海老・タコなどを加え、火が通れば出来上がり。 残ったオイルは料理にも使えますし、バケットを浸して食べても美味しいですよ。
アックアパッツァ
材料が少ない分、オリーブオイルが味の決め手となります。 残ったスープが本当に美味しく、ゆでたパスタを投入すればおいしいシメの一品になります。 お魚の下味にはハーブソルトが使えますよ。
フォカッチャ
ピザ生地とほぼ同じような材料と作り方なのでパンよりも簡単にできます。 オリーブオイルと岩塩、黒オリーブとローズマリーの風味がたまりません! スキレットがあればスキレットの上で二次発酵できるので作りやすいですよ。
キャンプで役立つ調味料/番外編 調味料入れ
調味料を買ったまま持っていくと容器のサイズがまちまちで、スッキリと収納するのが難しいですね。 そんな時は容器に詰め替えて使う分だけを持っていくとかさばらず、使い勝手も良いですよ。 各メーカーから小分けにして持ち運べるタイプの容器が販売されていますのでチェックしてみて下さい。 100均でも色々なタイプの使いやすい調味料入れを見つけることができます。
アウトドアメーカーの調味料入れ
有名なナルゲンは元々アメリカのナルジェ社が医療や研究用の試薬を入れるボトルとして開発したものです。機密性が高いため、液漏れしないという安心感があります。我が家も醤油入れにナルゲンを使っています。 他にも連結可能でスッキリと持ち運びの出来るGoStak(ゴースタック)や、シリコン製のGoToobなどがあります。GoStakは様々な容量の容器を一つに連結することができるので、少ししか使わないスパイス類も湿気に弱い粉類なども一つにまとめて持ち運びができます。収納もしやすいのでソロキャンプにもおすすめです。
100均でみつかる調味料入れ
100均でも様々な形状の調味料に対応する容器が販売されていますので、スパイスもオイルも小分けにして持ち運びができます。 デザインもシンプルなものが多く、ラベルを貼ったりしてオリジナルの調味料入れにアレンジできます。 統一感が出るので、キャンプ場で並べておくのも可愛いですね。
調味料をまとめる収納ケース
布製でクッションがきいている調味料ケースは、中の仕切りが可動式であったり、高さがまちまちなボトルもすっきり収納できる工夫がされています。 見た目が格好良い木製の調味料ラックのようなタイプもあります。 キャンプ場でテーブルに置いておいてもさまになりますね。
土佐ひのき製スパイスボックス
まとめ
本格アウトドア料理に役立つ調味料を厳選して紹介してきました。 様々な料理に使うことのできる調味料を軸に、新しい料理にもチャレンジしていくと、レパートリーが徐々に増えていきますよ。 小分けに出来る容器を利用すれば、調味料が増えてもコンパクトに持ち運びができますね。 次のキャンプで是非トライしてみて下さい!
普段の食事にも欠かせない醤油。メーカーによって原材料や製造方法が様々です。好みのものがあれば、小分けにしてもって行く事をおすすめします。 キャンプであまった時も、持ち帰ってから家で使い切るようにすれば常に新鮮な醤油を使うことができますよ