ダイワ| パワーキャスト 27号-405
ダイワ| 14キャスティズム25QD 15PE 00059357
ミニ弓角毛付 8号
ヤマシタ(YAMASHITA) サーフ弓角II 40 PPH
ヤマシタ(YAMASHITA) 遠投マウスIIセット S25
サーフトローリングってどんな釣り?
サーフトローリングは主に砂浜(サーフ) で行う、ルアー釣りの一種です。 大きく違うところは、投げ竿を使って、 重りの先に、疑似餌を付けて高速でリール を巻いて、魚をキャッチする事です。 ロングキャスティングで100m以上を投げ、 投げ釣り用のリールで速巻きします。 ロングキャスティングにより釣果が増す ことが、スポーツ性が高く、爽快です。 サーフではショアジギングで、メタルジグ をキャスティングしますが、50m位が守備 範囲で、獲物まで届かなく、致命的な ボウズを経験する事があります。 サーフトローリングではそんな時でも ロングキャスティングする事によって 釣果が望める、爽快な釣りです。
サーフトローリングの弓ヅノは
弓ヅノとは元々漁師たちが船で曳き釣り を行っていて釣果があったものを使用 する、釣果が実証されている、古来 からの日本のルアー釣りです。 重りとなるスキップバニー(各種あり ます)重りが、水面から飛び出す仕組み になり、魚に目視させ、先端の弓ヅノ にキャッチさせる仕組みです。 スキップバニーは小魚を演じ、弓ヅノは シラスや小エビを演じ錯覚させます。 弓ヅノはリアルな赤、白、青の蛍光色 で稚魚、その他を演じます。 スキップバニーは少々、派手な色で 塗布されています。これは遠くからの 魚の視認性を重視しているからです。 この様な仕掛けで青物をキャッチします。
サーフトローリングは青物類全般に有効な釣り
サーフトローリングは青物全般に有効 な釣りです。釣れる種類は現在釣果 があるものを下記にて、全て記載します。 逆に青物だけでなく、このスタイルで、 仕掛けの組み合わせを変えて、青物 以外の魚も狙う事が可能となっています。 青物以外で専門で狙える種もいるので、 後述で詳しく説明します。
サーフトローリングで狙える魚種
釣れる魚種は豊富です。青物(季節回遊魚) では アジ、サバ、イナダ、ショゴ、ソウダガツオ 、カツオ、メジマグロ類、シイラ、サワラ です。 上記の回遊魚はサーフで回遊を待ち構えて ロングキャスト+リールの高速リトリーブ で釣ります。 その他の魚では スズキ、マゴチ、ヒラメ、タチウオ カサゴ類、クロダイなどです。 青物以外は仕掛けや釣り方が変わります。 上記の青物以外の白身の魚は、高速 リトリーブが合わない為、リールの スローリトリーブにする為、仕掛けを 変え、釣り方も異なります。 詳細は後述で。
サーフトローリングが楽しめる浜などは
浜から~50m位の所にて、駆け上がり がある浜で行っています。 基本的に急深で塩通しの良い海岸なら 回遊魚は日本各地で回遊をしています。 事前に釣行先の情報を仕入れておくことが 必須となります。 砂浜によっては回遊魚が接岸するのが 200m位までという、遠浅の海岸もあるので 釣れそうな場所でも事前の情報取集が必要 となります。 代表的な有名な海岸は、神奈川県の大磯~ 小田原まで海岸と、静岡県の沼津市~清水市 までの海岸は沿岸まで回遊魚が寄り、有名です。 また静岡県の静浦漁港や、沼津港の突堤の 外海側では防波堤の上でもサーフトローリング をやって釣果があがっています。
サーフトローリング時期
青物狙いからご説明すると、5月中旬 からサイズは小さいがブリやカンパチ、 ソウダガツオの回遊が始まります。 これに合せて、海岸には少しずつ人が 集まり、ベストシーズンの7月初旬から 8月の小田原付近の海岸は人でごった返し ます。 8月後半まで、活況は続き、30~40㎝ クラスの様々な青物がサーフから狙えます。 9月になるとベイト、青物の接岸がへり、 それと共に、釣り人も減ります。 ですが、釣り自体は11月一杯まで可能です。 回遊の距離が少し岸から離れ、ナブラも 減りますが、秋は大きくなった青物が狙え ます。ロングキャストにより50㎝クラスの イナダが釣れる事も珍しくありません。
サーフトローリングのロッド
磯投げ竿か、サーフでの本格的な 投げ竿を選択します。 磯投げ竿は竿自体が軽く、ロッド も柔らかいので、キャストを続ける 事が楽です。 投げ竿は、遠距離を出す事を目的に 設計されているので、ロッドが固く 反動をつけるのに力が必要です。 竿自体も重いので、体力が無いと 大変な思いをします。 距離重視の人はこちらを選択する 事をお勧めします。 市販されている、お勧め品を記載します。 下記を参照下さい。
ダイワ| パワーキャスト 27号-405
投げ釣り専用ロッドの決定版 「ダイワ パワーキャスト 27号 405」 投げやすさ、扱いやすさを重視した ライトウエイト中心の新シリーズ。 錘の乗りがよくリリースするタイミング がとりやすく、軽さとパワーを両立 させた高密度カーボン「HVF」を使用して シャープな調子を実現した基本機能が 充実の本格並継ぎ投げ竿。 これから投げ釣りを始める方や振出竿 からステップアップしたい方など、 レベルを問わない使い勝手が魅力の一竿。 100m以上のロングキャストが期待 できそうです。
磯の遠投竿のエントリーモデルです。 サーフトローリング以外も楽しめます。 ホールド力の高いパイプシート仕様で、 カゴ釣りでの真鯛をはじめ、ヤエンで のアオリカ、回遊魚狙いのサーフ トローリングも楽しめます。 本格的な釣りをはじめてみたい方は もちろん、ベテラン釣りファンにも満足 して頂ける仕様を目指し、価格と性能の 好バランスを追求したハイバリュー・ ハイパフォーマンスモデルです。 ロングキャストも可能で、他の釣りでも 使えるお値打ちモデルです。
サーフトローリングのリール
ダイワ| 14キャスティズム25QD 15PE 00059357
ダイワ(Daiwa) 15 キャスティズム 25QD 15PEです。 サーフトローリングでは、イナダ、シイラ 時にはメジマグロなどと対峙する事を考慮 すると投げキス用のリールではドラグが 無いので不向きで、下記の条件で探しました。 PEラインが200m以上巻け、ドラグ付きで 軽量設計な物です。 条件を満たしたハードなサーフトローリング では最高のリールです。
サーフトローリングの仕掛けを用意
ロッド・ダイワ パワーキャスト27号 405 ・ダイワ(Daiwa) 磯竿 スピニング インターライン リーガル 4-52遠投 ライン・PEライン200m ハリス・ナイロンライン5号 重り ・ スキップバニー20号 弓ヅノ・5~7cmピンク、クリア、ブルー 上記のタックル、仕掛けで臨みます。 状況に依り、仕掛けは変更しますので、 この他、重り、弓ヅノを数種類は 最低用意し、釣行します。
サーフトローリングの弓ヅノ
ミニ弓角毛付 8号
下田漁具の弓ヅノです。筆者は静岡で 釣りをする時はこの下田漁具の サビキや弓ヅノを使っていました。 釣り船の船長もお勧めしていました、 この下田漁具の弓ヅノ、お勧めです。 その他の仕掛けも良い評判です、
ヤマシタ(YAMASHITA) サーフ弓角II 40 PPH
ルアーや餌木で著名な「YAMASHITA」 その釣果は皆さんご存知の通り、 「間違い無い」です! 仕掛けからルアーその他、いずれも 秀逸な物が多く、信頼できます。 その他同系列会社の「デュエル」 の弓ヅノもあります。この3社は 鉄板の弓ヅノとお勧めします。
弓ヅノを選ぶ基準は、(サイズ)と (カラー)です。サイズは長さ4㎝前後 が多く使われます。カラーは、回遊魚が 捕食しているベイトに合わせて、小魚なら ブルー系を、シラスなら透明がてき面です。 また、潮色が濁っていたり曇天時には 明るめ、のピンク系を、潮が澄んでいたり 日中にはクリア系や地味系を選択します。 状況によっては、全く逆の場合 (昼間にピンクで爆釣)のパターンも あるので、状況に合せた使い方も大事です。
ヤマシタ(YAMASHITA) 遠投マウスIIセット S25
遠投用の錘りの 「YAMASHITA・遠投マウスセット」 です。上述の通り、リールの高速巻で浮き 上がってきて水面を跳ねます。 これを魚が遠方から認識し、寄る仕掛け となっています。 ウエイトは10号・20号がフローテイング用 で、15号・25号がシンキング用で 販売しています。 フローティング、シンキングといっても、 どちらも錘ですので沈みます。 またリールの高速巻や、ジャークで浮き上 がるので、もっと深い棚を探りたい場合は、 ジェット天秤を使います。 この他にもデュエルのスキップバニー という同等品があります。 この錘りに対し、フルキャストが可能な タックルを上述では選択して、お勧めし ています。
サーフトローリングの釣り方
キャスティング
遠投で青物を狙う釣りですが、ナブラが近い 時などは、正確なキャストが必要です。 このナブラを狙って投げる時が醍醐味で あって、高確率で釣る事が出来、最も 興奮する時でもあります。 遠投は可能であれば100m位飛ばして、 カツオやメジマグロなどの大物の回遊魚 まで釣りたいものです。 その為にはタックルの適正も大切です。 また、秋はベイトも岸から離れますので、 沖の大きくなった回遊魚をキャッチする ためには遠投が必要です。
リトリーブ
リールの高速回収で、上述の錘り兼ウキが 水面でスキップするように操ります。 リールは最低3周/秒で巻いていきます。 どんなに早く巻いても回遊魚は追いつき ますので、気にせず、どんどん巻いて いきます。 表層でアタリが無い時は、着水後に カウントダウンをして、少し、中層 を探ります。 中層から底を探るときは、駆け上がり 付近の回遊魚がベイトを追い詰め捕食 している事が多いので、若干スピードを 落としてリールをリトリーブし、 アタックを待つ釣り方となります。
水深
前述の通り、表層を狙う釣りですが、大物 はナブラの下にいたりする場合もあり、 またナブラが出ない時は水深を意識した釣り になります。 秋のイナダなどはこのパターンが多く、 ナブラが出た表層より、中低層や特に 駆け上がり付近で、ヒットするので、 この時期は表層から、海底まで広く 探る釣り方です。 また、餌釣り師が多い釣り場では、 オキアミが下に下がり、魚も 下がっている事があるので、そんな 時に有効な釣り方です。
サーフトローリングの遠投
遠投はキス釣りの遠投に準じます。 遠投は、竿の先端のしなりを使って 投げる訳では無いので、初速は ゆっくりと竿を操り、竿全体の しなりを使って反発させキャストします。 ロングキャストする時は仕掛けのたらし を長くとります。1.5m位を目安に、 遠心力を活かしてキャストします。 物理の理論上仕掛けを飛ばす角度は 40°〜45°が最も飛距離が出ます。 動作中は45°を意識し目線を向け、 竿を振った後の竿先も45°で止める ようにします。 更に投げた後は竿先がピタリと止まる ようにします。動くと大きく抵抗 となり飛距離が出ません。 以上を踏まえて、練習しましょう。 ロングキャストが出来ないと 釣り方自体が難しくなりますので、マ スターしましょう。 下記の動画を参考下さい。
たらしを充分とって、ゆっくりと スタートし、頂点から20度くらいの 所で、力を出し、反発+遠心力を フルに発揮しています。 キャスト後は竿先をしっかりと止めて 、着水を待ってます。 袈裟を切るように斜めにキャストして、 遠心力の距離も稼いでいます。 8色出し切りという事は160m投げてい ます。 ※動画は投げ竿のタックルですが、 投げ磯竿とはタックル、投げ方が異なり ますので、ご注意下さい。
サーフトローリングの動画を確認
上述の静岡県沼津市の静浦漁港 でのサーフトローリングです。 横でショアジギングをしています が、距離が足りず、釣れていない 模様です。 キャスとは100m弱位で、ヒットは 80m位でしょうか。ショアジギング では届かない距離です。 理想的な釣り方に見えます。 リールリトリーブは3巻/1秒位です。
こちらはサーフでのサーフトローリング です。 投げ竿のタックルで皆さんロング キャストしています。 タックルが重厚で大変ですが、釣果が 出れば帳消しですね。沖合で釣れたら 、例えようのない、楽しさです。 これも理想的な釣り方です。
サーフトローリングで青物以外は
上述で触れた様に、マゴチ、ヒラメ、 シーバスなどが釣れます。 実際に青物のリールの高速や中速の リトリーブで、上記のものが釣れて いますので、記載します。 筆者も実際、高速リトリーブで、 シーバス、マゴチを釣っています。 弓ヅノでも上記の物が掛かります。 専門に狙う事も可能でしょうが、体力が いるのと、手返し、移動効率を考えると、 疑問になります。 この釣りで上記の物を狙う時は条件があります。 近場で獲物が居ない場合と、河川などをくまなく 探りたい時です。 ヒラメや、マゴチは深場に移動し届かない 場合多々があるので、有効です。 釣り方は、タックルはそのままで、仕掛けを 変えます。 スキップバニーを天秤に換え、弓角をワームや 10g以下の小さなメタルジグや、スプーンに 変えます。タックルは以上です。 ロングキャストし、スローリトリーブで 探ります。あくまでもポイントに獲物が いない時だけ、有効な方法です。 因みに筆者はこの仕掛けに餌を付けて釣果 を数多く上げているので、御説明しました。 効率、苦労を考慮したら、「餌」掛けですね。
サーフトローリングでの獲物を調理
サーフトローリングで釣れる魚は 美味しい魚ばかりです。 メインターゲットの青物回遊魚は 小型ですが、イナダ、カンパチ、 ソウダガツオカツオ、メジマグロ、 サバなどです。 高級魚の目白押しなので食べない訳に いきません。 刺身、漬け、フライの料理のレシピを ご紹介します。
お刺身
鱗を落とし、頭を落として、三枚に 卸します。 腹落ちの部分を除去し、小骨も抜 きます。 左右の身の皮を引きます。尾の方から 包丁を入れて皮をまな板側にして、 身の重みで包丁が滑るようにし、 同時に引きます。 身を均等に薄めに切り、お皿に乗せて 醤油と薬味を添えて完成です。
フライ
刺身と同じ様に、三枚に卸し、 腹落ちを取り除きます。 皮はサバ、イナダ、カンパチなら 残しますが、その他は固いので 取ります。 一口サイズに切り分けます。 小麦粉、溶き卵、パン粉の順に 身につけ油に投入します。 170℃の油でサッと上げます。 取り出して出来上がりです。 塩コショウを身にまぶし、軽く身を 炙ります。
漬け丼
上述の2種同様三枚に卸します。 刺身同様、腹落ちを除去、皮を 引きます。 皮を取った身を厚さ2㎝位に切り 分けます。 タッパーに醤油、酒、みりん、生姜、 ごま油を混ぜてタレを作ります。 ハマチを敷き詰めて入れます。 冷蔵庫に30分から1時間位付けて 寝かします。 炊いた白米の上にハマチを並べて、 真ん中に卵黄のみ乗せます。 最後に上から漬けてたタレを かけて完成です。
サーフトローリングの可能性
サーフトローリングは現在、主な ターゲットは青物の子供が対象魚 となっています。 これはこれで楽しいのですが、 情報を見ていると、 たまに、ワラサや10kg級のメジ マグロがサーフトローリングや、 ショアジギングで 釣れるのを目にします。 タックルの進化で、飛距離も伸び、 SNSなどの情報の緊密化で、この釣りが 飛躍的に進化する事が期待できます。 例えば、タックルの進化で飛距離が今 より、50m位伸びて、比較的沖合に いる、本ガツオが狙えるとか、産卵以外の マゴチまでキャストが常時可能とかです。 無知で夢のような空想ですが、実現出来る ならトライする人も居るのではないかと 思ってしまいます。
まとめ
サーフトローリングは今現在、神奈川県の 小田原市近郊と静岡県沼津市近郊が有名です が今後はどうなるのでしょうか。 タックルも昔の投げ竿、リールに比べ軽量化 し、情報もSNSが身近になったことで、緊密化 し、スマホを見れば、今何処で釣れているか が確認出来ます。 前述でも触れましたが、今後はこの2つの要素 がより進化し、もっと大きなターゲットが 狙えるゲームに昇華する事を願って止まない 事をお伝えします。