BBQおすすめ食材紹介にあたって
今回の記事では、BBQおすすめの食材を肉編、魚介編、野菜編、変わり種編の4つの編に分けて、1~5位のランキング形式でご紹介します。肉編、魚介編、野菜編では、定番で人気のある美味しいものを優先し、準備にかかる手間はあまり考えていません。変わり種編では、とにかくインパクトがあるもの、そして今までになかった食材を基準に選んでランキングしています。これらを前提にランキングをご覧ください。
BBQおすすめ食材ランキング【肉編】5位:ソーセージ
定番中の定番、まず間違いないのがソーセージです。保存が効くので量の調整もしやすく、安定の食材。普段食べるような指ほどの小さいソーセージもいいですが、BBQならスパイスやハーブをふんだんに使った、手のひらサイズの大きなものがおすすめ。中にはとぐろを巻いた長いソーセージもありますので、見た目のインパクトも補えますよ。
BBQおすすめ食材ランキング【肉編】4位:ベーコン巻き
定番だけど間違いなく美味しいのがベーコン巻きです。ベーコンを使えばチーズを巻いてもトマトを巻いても、アスパラを巻いても抜群ですよね。串に刺す準備は必要ですが、あとは焼くだけ。食べる分だけ巻けばいいので量の調整もしやすいですよ。
BBQおすすめ食材ランキング【肉編】3位:スペアリブ
BBQでスペアリブを焼くなら、量を考えずに大きなコンロを用意して切り分けられていない大きな塊のスペアリブを焼いてみるのもいいかもしれません。焼きながらソースを塗り重ねれば、味もしっかりしみ込みます。焼き上がったらみんなで切り分ける作業がまた楽しいですよ。
BBQおすすめ食材ランキング【肉編】2位:鶏の丸焼き
切り分ける楽しみと言えば、鶏の丸焼きも負けてはいません。中にレモンやハーブを詰め、一匹丸ごとをダッチオーブンでじっくり焼いてあげると、身はほろほろと柔らかくなってレモンやハーブの香りも爽やかに付きます。下味をつけたり、ダッチオーブンを用意する必要があるなど準備は大変ですし、量の調整もできませんが、間違いなく美味しいメニューですよ。
BBQおすすめ食材ランキング【肉編】1位:ビーフステーキ
何センチもある分厚いステーキを用意して網の上で焼くのは、BBQの定番の醍醐味の一つではないでしょうか。いつもは買えない、ちょっと高級なお肉を買って皆で食べるのは楽しいですよね。無駄にしたくはないので、量は食べる分だけを持っていきましょう。
美味しいステーキの焼き方
ここで、おいしいステーキの焼き方をご紹介します。BBQでステーキを焼く時、まず肝心なのが火の加減。火が通りすぎても固くなりますし、火が完全に通らないと食中毒などが怖いですよね。手間や準備が大変ではありますが、美味しいステーキを食べるためなら大切にしたいステップです。 ①まず火加減の調整ができるように、コンロの炭で3つのゾーンを作ります。炭のほとんどを片側に寄せた強火ゾーン、少し炭を残した真ん中の中火ゾーン、炭を置かない弱火ゾーンです。 ②ステーキは常温にしておきましょう。中が冷えていると火の通りが悪くなります。塩コショウを振っておいてください。 ③まず強火で両面と側面に焦げ目がつくように焼きます。このとき焼くのは表面だけでいいので、焦げ目がついたと思ったらすぐに次のステップに進みましょう。 ④弱火ゾーンに移してじっくり焼き、好みの焼き加減になったら出来上がりです。
BBQおすすめ食材ランキング【魚介編】5位:サンマ
秋の旬魚の定番と言えば、サンマでしょう。顎の先が黄色になっていると美味しいと言われています。塩をふって炭火でじっくり焼いてください。季節のさんまは脂が多く、身から溶け落ちて炭が急に燃え上がることもあるので注意ですが、それは脂がのっているという美味しい証です。
BBQおすすめ食材ランキング【魚介編】4位:ホタテ
魚介のメニューでも人気が高いのがホタテ。殻のまま網に乗せて焼くだけで、磯のかおりがたまらないですよね。焼く時のコツは、焼く前に身を全て殻から外しておくこと。新鮮なホタテは身の力が強く、焼いてもなかなか殻を開けてくれないことがあります。焼きすぎてせっかくのホタテがぱさぱさになってしまわないよう、身は外してから焼きましょう。
ホタテのバリエーションメニュー
ホタテをBBQで食べる時、ある程度の量を持っていくことが多いのではないでしょうか。醤油バターもおいしいけど、そろそろ他の味も食べたい…という時に、少し準備は必要になりますがこんなメニューはいかがでしょうか。
ホタテの大葉味噌焼き
ホタテのハニーマスタード焼き
BBQおすすめ食材ランキング【魚介編】3位:アユ
近くでアユを放流するイベントがあったとき、いやなくとも食べたい秋の味覚、アユの塩焼き。串を打って遠火でじっくり。焼けた皮がパリパリと香ばしく、内臓の独特の苦みもたまりませんよね。たで酢を付けてたべるのもまた美味しいです。
美味しいアユの焼き方
実はプロの料理人でもアユの塩焼きは難しいと言われています。串の打ち方、塩の漬け方、火の加減など、難しいポイントがいくつもあるんです。とはいえ一般人でもそれなりに美味しいアユを食べたいですよね。そこで、美味しいアユの焼き方をご紹介します。プロ並みとまではいきませんが、炭火でうまく焼く方法がありますよ。 ①まず塩でもみ洗いし、アユの表面のぬめりを取ります。 ②次に腹から肛門に向けて指で押し、糞をできるだけ取り除きます。 ③串を打ちます。アユを泳いでいるような形にし、目から尾にかけてまっすぐ打ちます。 ④塩をふる。全体にはぱらぱらとふり、ヒレには厚めに塩を付けておきます。 ⑤焼き方は、串を立てて焼く方法と、平らにして焼く方法があります。2時間ほどじっくり遠火で焼くとおいしいそうですが、もちろんもうすこし短い時間でもおいしいです。じっくり焼くと脂が少なくなりしっかりとした味わい、短い時間で焼くとふっくらみずみずしい味わいになります。
BBQおすすめ食材ランキング【魚介編】2位:エビ
エビはエビでも、伊勢エビやロブスターなどがあれば豪勢ですが、一番のおすすめはアルゼンチン海老。それなりに大きさもあるし、何よりしっかり焼けば殻も頭もおいしく食べられるのでゴミが出ません。次点で車エビやブラックタイガーなど小さなエビも同様です。伊勢エビやロブスターではそうはいきませんよね。
BBQおすすめ食材ランキング【魚介編】1位:牡蠣
近くに海があるようなキャンプ場やバーベキュー場で新鮮なものが手に入るならやりたいのが、もはや定番メニューの牡蠣でしょう。準備要らずで焼くのは簡単。殻のついたまま、殻が平らな方を下にして一度網に乗せ、少し焼いてから殻が開く前にひっくり返します。殻が開き、身に火が通って白くなっていれば完成。そのまま汁ごとすすっても、少し醤油を垂らしても、間違いない美味しさです。
BBQおすすめ食材ランキング【野菜編】5位:たまねぎ
輪切りにして、ちょっと焦げ付くまでじっくり焼くと甘くて美味しくなるのがたまねぎです。定番中の定番ですね。面倒なら串を刺す準備も要りません。ぽんと網に乗せましょう。途中で形がくずれても、たまねぎの輪を一つずつちまちま食べるのもまたいいものです。タレも美味しいですが、塩や七味をかけても美味しいですよね。
BBQおすすめ食材ランキング【野菜編】4位:なす
BBQでなすを焼くなら、豪勢に米ナスを買いましょう。味噌などの準備が面倒でなければ、焼き上がって柔らかくなった米ナスに味噌を塗り、田楽にしてみてはいかがでしょうか。ぐずぐずになったナスに味噌が絡まって絶品ですよ。さらにその上にチーズを乗せ、味噌とチーズのハーモニーを楽しむという手もあります。
BBQおすすめ食材ランキング【野菜編】3位:とうもろこし
こちらも定番、とうもろこし。とうもろこしは丸ごと一本か、食べやすいように輪切りに切っておくか準備をしておきましょう。網の上に乗せ、焦げ目がついてきたら砂糖醤油のタレを何度か塗り重ねます。砂糖醤油が焼ける香ばしいかおりと、とうもろこしの甘いかおりがたまりませんよ。
BBQおすすめ食材ランキング【野菜編】2位:しいたけ
菌類からはこちらがランクイン。松茸を選びたいところですが、コストパフォーマンスとうまみは確実にこちらが上です。軸まで食べられるので、準備としては軸の端を切るだけで、丸ごと焼きましょう。ある程度焼けてきたら醤油を一垂らしと、指の先ほどのバターを一欠け乗せます。バターが溶けてしいたけに馴染んできたら食べごろです。
しいたけのバリエーションメニュー
BBQをやっていると、醤油や塩の味ばかりになってしまって飽きることがありませんか?でも食材の量が多くて余りそう…そういう時のために、しいたけを使ったバリエーションメニューをご紹介します。
最初はしいたけチーズ。シイタケの上にチーズを乗せて、溶けるまで焼きます。しいたけもチーズもうまみ成分たっぷりで、間違いない美味しいさです。
しいたけの肉詰め
BBQおすすめ食材ランキング【野菜編】1位:じゃがいも
じゃがいもは丸ごと洗って、深い切り込みを入れましょう。バターを一欠け入れてアルミホイルで包み、網の上に乗せてしばらく待ちます。アルミホイルを開けると、湯気がふわっと出てきて、ほくほくのじゃがいもに溶けたバターが絡まって美味しいですよ。野菜ですが炭水化物なので量の食べすぎに注意。
BBQおすすめ食材ランキング【変わり種編】5位:春菊
苦みを味わうならピーマンよりも上手の食材があります。春菊です。油で炒めて塩コショウとバターだけでも美味しいですが、醤油と柚子胡椒でピリ辛にしてもよし。ポン酢も合います。大人の味に挑戦したいときにおすすめですよ。好き嫌いは別れるので、5位にランクインです。
BBQおすすめ食材ランキング【変わり種編】4位:餅
意外と見落とされがちなのが、お餅です。正月などにコンロやトースターで焼くのが一般的な餅ですが、炭火で焼くのもまた格別なもの。醤油と砂糖のタレを何度も塗り重ねる五平餅風にするのがおすすめです。デザートにも〆の炭水化物にもなります。正月は面倒だからやらないけれど、BBQなら時間をかけてでも何度もひっくり返してタレを塗れますよね。小分けの餅がほとんどなので、量を調整しやすいのも嬉しいところです。
BBQおすすめ食材ランキング【変わり種編】3位:砂肝
おじさん臭いと思われても、美味しいものを追求する心を強く持ちましょう。砂肝はシンプルに網の上で塩焼きにするのがおすすめですが、それでもやはり見た目を気にするのであれば、スキレットとオリーブオイルを持ち込んでアヒージョにしてしまえば問題ありません。ついでにバゲットも添えれば完璧におしゃれです。人目を気にせず砂肝を楽しめます。
BBQおすすめ食材ランキング【変わり種編】2位:カマンベールチーズのチーズフォンデュ
ありがちですが万人に受け入れられるのが、市販のカマンベールチーズをまるごと網に乗せてするチーズフォンデュ。BBQメンバーのテンションを上げるのに役立つだけでなく、特別な準備もいらないのに美味しいのが嬉しいところ。皮まで食べてしまえばゴミも残りません。コツは、網に乗せる前に上側の皮を丸くくりぬいておくことです。こうすることによって、一つのカマンベールチーズがチーズフォンデュ鍋のようになります。
チーズにフォンデュするためのおすすめの食材
せっかくチーズフォデュをするなら、チーズを付ける食材にも気を遣いたいもの。カマンベールチーズ1個のチーズの量には限りがあるので、厳選した食材を選びましょう!
まずはソーセージです。BBQに持ってくることも多い食材ですので、ソーセージの量の調整のためや味に飽きてきた時にチーズフォンデュをするなど、応用が利きます。
甘くて美味しいのがかぼちゃです。チーズの塩気とミルキーさが、かぼちゃの甘味としっかり合います。あらかじめ蒸しておくか弱火で焼いておくと甘くなりますよ。
BBQおすすめ食材ランキング【変わり種編】1位:ワニ手羽
メインディッシュで出したらすさまじいインパクトを与えるであろう食材が、ワニ手羽です。これぞほんとの変わり種でしょう。ワニの手羽には鱗ががっつりついているので見た目にも面白いですよね。じっくり丸焼きにして、皆でどんな味なのだろうと想像を膨らませながら他の食材を食べて焼き上がりを待ち、最後にいただくのがおすすめ。味は見た目とは違い、鶏肉のささみのような淡泊な味なので、誰でも食べやすいと思います。ただし、鱗を気持ち悪がる繊細な女子がいるときは遠慮したほうがいいかもしれません。
ワニ手羽の焼き方
初めて見る食材で、どのように調理したらいいか分からない人もいるでしょうが、それほど難しいことはありません。ワニ手羽を調理する時は簡単、インパクトを大切にしてそのまま塩コショウをふり、丸焼きにします。丸ごと焼くので時間をかけてじっくり焼きましょう。凝った料理をしたいときは、ワニ肉自体は鶏ささみのような味なので、燻製にしてみてもいいかもしれません。
まとめ
王道の食材から変わり種まで、BBQおすすめの食材を紹介してきましたが、いかがでしたでしょうか。量の調整のしやすさや準備の手間などを考慮に入れつつ、定番の食材から盛り上がる食材までまんべんなくチョイスしましょう。よくあるBBQの食材には飽きたという方は、変わり種ランキングの食材を参考にしてみてくださいね。