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ワンポールテント特集!購入前に知っておきたい8つの特徴をご紹介!

「ワンポールテント」は初心者にも簡単に立てられるテントとして初心者からベテランキャンパーまで幅広く人気があります。女性にも簡単に立てられるワンポールテント。メリットとデメリットを購入前に十分に理解しておくとさらに魅力的なテントになります!
更新: 2021年5月26日
EMI
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ワンポールテントとは?

キャンプ初心者のキャンパーさんは丸い形のドーム型テントを購入している人が多いですよね。値段もリーズナブルで、アウトドアショップの店員さんが勧めることが多いためではないでしょうか。 いざキャンプに行くと様々な形のテントを見ることになり、特にびっくりするのがティピー型とも呼ばれる円錐形のワンポールテント。「ティピー型テント」や「トンガリテント」などの愛称でも呼ばれています。 ソロ用の小さいテントから、何人でも入れそうなほどの大きいテントまであり、種類豊富にあるのはご存知ですか?代表的なティピー型ワンポールテントを比較していきながら、人気のワンポールテントを具体的にご紹介していきいます。

ティピー型ワンポールテントの種類は?

ペグで固定し、1本のポールを中央に立てて設営するティピー型ワンポールテント。小さいソロキャンプ向きなテントから、大人数が泊まれるほどのファミリーキャンプ、グループキャンプ用の大きなテントまでサイズが豊富にあります。円錐形の基本デザインとポールの立て方やテント全体の設営方法などは、多少の違いはありますがアウトドアメーカー共に共通しているのではないでしょうか。

①ワンポールテントの最高峰「テンティピ」

「ティピー」という愛称でも知られているテンティピは、ワンポールテントの中でも最もラインナップを豊富に取り扱い、価格もハイスペック揃いのテンティピは極寒の地・北極圏に近いスウェーデン発ワンポールテントです。 極寒を基準に設計されたテンティピのテントは、キャンパー憧れの「薪ストーブ」を使用するための穴がテントに空けられている部分が特徴的。初心者キャンパーさんではいきなりこのテンティピテントに進む方は少ないですが、憧れのワンポールテントだと思います。

メリット

販売されているアウトドアメーカーのワンポールテントと比較して、テンティピのワンポールテントは、薪ストーブを想定した設計になっていることが、最大のメリットポイントです。テンティピでアクセサリをそろえることが可能なため、「オールインワンテント」として集めていく楽しみがある人気のワンポールテントではないでしょうか。

デメリット

極寒の地で開発されているテンティピですが、ハイブランドなワンポールテントのため自分のキャンプスタイルが固まっているベテランキャンパー向きともいえます。

②おしゃれキャンパーが愛用「ノルディスク」のワンポールテント

人気の「アルヘイム」&「アスガルド」

「シロクマ」のロゴで同じみの人気アウトドアメーカー「ノルディスク」からもティピー型ワンポールテント「アルヘイム」が販売されています。鐘の形に似ていることからベル型テントと呼ばれる「アスガルド」も入り口部分にスリーブを取り付けていますが、基本的にはワンポールテントです。 アルヘイムもアスガルドもインスタグラム映えすることもあり、おしゃれキャンパーさんたちに人気で、知名度が高くなったテントとなりました。初心者キャンパーさんでも、ツールームテントと同じ価格帯ということもあり、ノルディスクのワンポールテントを選ぶ人も多いと思います。

メリット

インスタ映えなどおしゃれ度は、かなりアップするティピー型ワンポールテントです。ナチュラルテイストが好きな人には人気のテントではないでしょうか。 もう一つのメリットは、テントの素材がコットンであるということです。火に比較的強いコットンをテントに使用しているので、焚き火ストーブを使用するには最適のテントで、冬キャンプを多くする人にはおすすめで人気なのが良くわかります。

デメリット

魅力の一つである「コットン」素材が最大のデメリットで、長雨に対しては比較的弱いのもネックです。水分を含んだテントは自体の重量が重くなるので長雨や大量の雨が降る場合には別のテントに変更するか、タープ下にテントを立てるということも考えたほうがいいでしょう。

③ワンポールテントといえば老舗「キャンパルジャパン」

とんがり頭の「ピルツ」

2009年に販売開始された「ピルツ」シリーズは、日本のアウトドアメーカーキャンパルジャパン(旧・小川キャンパル)が開発したティピー型ワンポールテントです。2016年にファミリーキャンプをするには最適サイズ「ピルツ19」を販売したことから、さらに使いやすくなりました。


メリット

これまでワンポールテントの悩みだったテントの隅のデットスペースを有効活用できるように「ピルツ9」「ピルツ12」「ピルツ19」にはボトム部分が立ち上がる仕様になっています。居住スペースがアップし、他のワンポールテントでは少ないキャノピーも標準装備していることから、雨の日の出入りも楽なテントではないでしょうか。 他のワンポールテントと比較しても大きなポイントは、テントの生地も厚みがあり、スカートが内側に入った仕様になっているため風が冷たい冬でも機密性を保ってくれます。ある程度の雨では中央まで雨が染み込んでこないということも魅力の一つです。

デメリット

高さが3mあるワンポールテントの「ピルツ」は、キャノピーやテントの立ち上がりを増やしたことで、収納サイズがあまりコンパクトになりません。コットンテントとは違い、素材に「ポリエステル」を使用しているので、結露が発生するのもデメリットです。 別売りでハーフインナーやフルインナーが販売されているので、結露の問題は解消されますが、収納サイズが大きくなるデメリットは解消されません。

④コスパ最高のワンポールテント「ノースイーグル」

シンプルな「ワンポールテント」

キャンプで大きく費用がかさむのがテントですが、北海道札幌に本社を置くアウトドアブランド「ノースイーグル」は、どのティピー型ワンポールテントもリーズナブルな価格が魅力的です。特にファミリーキャンプ向けの大きいサイズがリーズナブルで販売されていますので、他のアウトドアメーカーよりも購入しやすいと思います。

メリット

シンプルなティピー型の「ノースイーグル」のワンポールテントは、リーズナブルなのにインナーテントまで装備していることが最大の魅力となります。インナーテントがあるという分、結露対策が万全にとれ、より寒さを防ぐことも可能。インナーテントは、設営する前に外してポールを立てることで土間使用として使うこともできるため、梅雨時期の長雨や、風が吹いて寒くなる秋から冬のリビングスペースとしても活用できます。 薪ストーブ用の煙突穴を開けるのにも躊躇無くトライできるので、カスタマイズすることができるのも人気のひとつになっているのではないでしょうか。

デメリット

最大の魅力コストパフォーマンスに優れている「ノースイーグル」のテントですが、実はデメリットもこのコストパフォーマンスの部分に潜んでいます。コストカットをするために、ハイスペックのワンポールテントと比較して、テントの生地の薄さなどが質素になっている部分が多く、仕上がりに当たり外れがあるテントです。 「ノースイーグル」のテントだけではありませんが、キャンプに行く前には試し張りでテントの立て方を覚えたりを、防水テープなどの装備の不備はないかチェックしておくことで、キャンプ当日のトラブルを最小限に防ぐことができます。

⑤女子に人気が高いインディアン柄のワンポールテント「ロゴス」

インディアン柄「ナバホ」

明るいカラーや「ナバホ」シリーズのインディアン柄など、女性を意識したデザインを多く使用している人気のアウトドアブランド「ロゴス」。ロゴスのロゴ「メイプルリーフ」もおしゃれで、ティピー型ワンポールテントの入り口に大きくプリントされているのが特徴的です。 庶民的な価格帯が多いので、小さいお子さんがいるキャンパーさんたちにも人気があります。

メリット

テントの生地に、おしゃれで明るい色彩を選んでいるので、女子キャンプやファミリーキャンプでも人気のティピー型ワンポールテントです。他のアウトドアメーカーと比較して、大きなショッピングモールなどでショップを展開していることもあり、設営方法などの確認をショップに聞きにいけるのも魅力的ですよね。

デメリット

大きいアウトドアブランドで毎年発表される新商品は、ロゴスでも魅力です。毎年新作が登場すると、それまでラインナップされていたアイテムが廃盤になってしまうということも多々発生します。ロゴスでもそれは同じで、筆者が愛用しているオレンジ色のティピ「ロゴス テント the Tepee 300」も廃盤となってしまいました。 欲しいと思って他のテントと比較したり、購入するタイミングを悩んでいると廃盤という可能性も出てきます。入手困難になってしまうということがありますので、欲しいテントがあったら購入するほうがいいかもしれません。

⑥発売と同時に一気に人気ワンポールテントに「テンマク」

スタイリッシュな「サーカスtc」

キャンプ好きが集まって開発している「テントマーク デザイン」が新作として発表し爆発的な人気になった「サーカスtc」は、ハイスペックなワンポールテントと比較しても見劣りしないスタイリッシュで洗練されたカラーとなっています。


女子キャンパー第一人者・こいしゆうかさんデザイン「パンダ」

女子キャンパーの第一人者・こいしゆうかさんがプロデュース&デザインした「パンダ」は、カラーもホワイト・レッド・グリーンとあり、男性ソロキャンプでもチョイスしやすいティピー型テントになっています。実際にキャンプをしているこいしゆうかさんが開発したからこそ、考えられたテントのサイズ、収納のコンパクトさがありひとつは持っておきたいワンポールテントといえます。

メリット

入手しやすい価格帯ですが、他のワンポールテントと比較してもデザイン・機能性ともに満足できるワンポールテントとなっています。キャンプをしている側が、実際にキャンプ体験を元にデザインしたからこそ、人気ワンポールテントになっているのだといえるのではないでしょうか。

デメリット

最大のデメリットは、ネットからの入手かアウトドアショップ「ワイルドワン」で購入するという限定された販売方法です。「サーカスtc」の販売当初は、人気のアウトドアショップからの新ワンポールテントということで、かなり注目が高く入手困難な時期が続きました。 入手困難の状態は落ち着いてきましたが、「サーカスtc」も「パンダ」テントも売り切れると入荷までに時間がかかるワンポールテントになっていますので、早めの決断が必要になってきます。 「サーカスtc」は、素材に綿混紡を使用しているので、撤収時に雨が降った場合にはきちんと乾燥をさせないとカビやシミになりやすいので注意が必要です。

ワンポールテント立て方は?

ティピー型ワンポールテントの代表的な種類をメリットとデメリットで比較しながら紹介してきました。いざ設営するとなると、どうしていいかわからないという初心者のキャンパーさんも多いと思います。今回は筆者が持っているキャンパルジャパンの「ピルツ15」でポールの立て方などの設営方法を説明をしていきましょう。

1.外側の端に先端が黒い輪になったベルトが付いていますので、それにペグを通して地面に固定していきます。その時に、対になっている対角線上の部分を適度に張るようにしていくと、綺麗な八角形になり準備はほぼ完了です。 2.テントの中に入ります。この時に、長いポールを持って入るので、テントを破かないように気をつけながら作業をしてください。

3.中央にポールを当て立ち上げていきます。ピルツの場合ですが、一番頂点が赤い傘をかぶっているので、その部分が反り返っていないか確認しておくと、失敗なく立てていくことができます。 4.一番ワンポールテントで慎重に行いたいポールの立て方です。ポールの立て方をきちんと覚えてしまえば、どんな大きいワンポールテントでも簡単に設営できます。女性でもきちんと設営することができるので躊躇せずに母子キャンプ用のテントとして活用してください。 ペグの位置が外側になっていると男性の力でもうまく立ち上がりません。無理な立て方をすると、テントの破損にも繋がるので慎重に行いましょう。ポールが立ち上がらない場合には、ランダムに1.2ヶ所ペグを抜くことで回避可能です。ソロキャンプ以外の場合は、誰かにペグを抜いてもらって最後まで立ち上げ、その後にペグを打ち直してもらうとリカバリーが出来ます。

5.立ち上がればほとんど設営は完了です。張り具合がきちんとなっていない部分、変に張りの負荷がかかっている部分がないか確認をしていきましょう。ある場合にはペグを打ち直したり、黒いベルトで調整すると綺麗に設営ができます。 風が強い場合には、全てのロープをペグダウンすることで、安心してキャンプをすることができますよ。

ワンポールテントは悪天候でも威力を発揮!

ティビー型ワンポールテントの特徴の一つとして、悪天候でも安心のテントとして人気があるということでしょう。設営方法が間違いなくきちんと出来ていると円錐形に作られている構造のため、風によって余計な負荷がかかりにくいというメリットがあります。

風にはとても強い!

初心者キャンパーさんだとピンとこないとは思いますが、豪雨でない限り一番注意しなければいけないのが雷と風です。特に雷はみなさん日頃から怖さを知っているので注意をしていると思いますが、風はテントの生地が破れたり、ポールが折れたりして倒壊する危険性があります。 ある富士山の見えるキャンプ場では、冬になると風が良く吹くことで知られていました。強風のため、ドーム型テントやツールーム型テントが倒壊していく中、登山系のテントとティピー型ワンポールテントはほぼ無傷に近い状態で切り抜けたという話を良く聞きます。 全ての強風に耐えられるという絶対性はありませんが、ワンポールテントはある程度の強風でも、ペグをがっちりと全て打ち込み、キャノピーや入り口を閉めておけば風をやり過ごすことができるテントとなっています。 ロープがたるんでいないか、ペグが抜けそうなところは無いかしっかりチェックをすることも大事になってきます。

雨の場合

雨の場合は、キャノピーが付いているワンポールテントなら心配ありませんが、キャノピーが付いていない入り口の場合は、タープを入り口にジョイントしたり、雨がテント内に入らないように立て方を工夫していきましょう。 インナーテントを使用していない時の雨は、スカート部分から雨が入り込んでくるので荷物を椅子やラックなどに置いて濡れないようにする工夫も必要になってきます。

ワンポールテントでもタープアレンジが豊富に出来る


ワンポールテントでもタープアレンジが楽しむことがで可能です。小さいワンポールテントなら、タープの下にテントを設営することによって雨を防ぐことができ、撤収時にテントが濡れることが少なくなります。

タープの立て方によっては、ベテランキャンパーさんが設営時に行っている「小川張り」をすることもできます。強風には弱いですが、テントを設営するキャンプ場がフリーサイトか区画サイトでもタープの立て方は変わっていきますので、それを楽しんでみることもおすすめです。

冬キャンプでの薪ストーブもできるワンポールテントの構造が魅力的

ティピ型と言われているワンポールテントの多くが、空気を通す窓の役目を果たすベンチレーションが上にも脇にも付いていることがあります。薪ストーブやストーブを使用する場合には二酸化炭素の逃げ道として活用できるポイントではないでしょうか。 薪ストーブやストーブを使用することは、アウトドアメーカーで推奨していることではありませんが、冬キャンプの楽しみとして、安全に使用してあったかいキャンプを楽しんでいきたいですよね。

収納サイズが大きくなることも…

ソロキャンプ用のワンポールテントなら気になりませんが、ファミリー用のワンポールテントのサイズになると収納サイズが大きくなります。筆者が所有している「ピルツ15」は、立てた時の高さが3mあり、生地も厚めに出来ているワンポールテントです。 そのため収納サイズが大きくなり、コンパクトカーや軽自動車の搭載面積をかなりとることも悩みの種となります。他のキャンプ道具を厳選したり、軽量化を図ったりと工夫が必要になってきますので購入する際には検討しているワンポールテントがどのくらいの収納サイズになるのか吟味するほうがよいでしょう。

ワンポールの要「ポール」の存在がデメリット

ワンポールテントの立て方で重要なポールは、設営完了した後は真ん中にあるだけで邪魔な印象を持ってしまいますよね。そういった場合は、中央に時計やストーブ、ランタンなど、みんなが使用する頻度が高いキャンプ道具をまとめて置いておく定位置としてのエリアにしてしまいましょう。定位置を決めることで、毎回のキャンプでのレイアウトに苦労することがなく設営・撤収がスムーズに進みます。

ポールの周りにお気に入りのキャンプ道具を配置

テーブルを置くことでポールの周りにアレンジを置いたりすることもできます。キャンプでも雑貨などお気に入りの道具を持って行くことを楽しむこともおすすめですよ。

テントの端はデットスペースになりがち

ワンポールテントの形状で一番端は使いづらいのが悩みの種になります。中央にコットなどの大物のキャンプ道具を配置した場合、テント内を広く使用することができなくなってしまうことはありませんか?できるだけテントの形に沿って円形に配置することで、中央が広く使用することができます。

ワンポールテントのまとめ

ティピー型ワンポールテントの特徴的なメリットとデメリットを、人気のアウトドアメーカーのワンポールテントを比較していきながらご紹介していきました。初心者だけではなく、女性や子供でもポールの立て方や設営方法のコツさえ掴めば、手軽に楽しめるワンポールテントを使ってどんどんキャンプに行ってみてくださいね。