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ダウンショットリグの基本ガイド!結び方~使い方まで8つのコツをご紹介

もはやワームで釣る際の定番リグとなっている「釣れる」リグ、ダウンショットリグの基本について徹底解説。ダウンショットリグのメリット、デメリットや結び方からアクションなどダウンショットリグを使うのに役立つコツを8つに分けてご紹介!
2020年8月27日
kounaru
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ワームの定番リグ「ダウンショットリグ」

ダウンショット、常吉、アンダーショット 様々な呼び方で呼ばれ今も多くの アングラーに愛されている定番リグ、 それがダウンショットリグ。 このリグを村上晴彦氏が考案し、 世間で流行しだしてかれこれ 20年近くになるはずなのですが、 それでも愛用するアングラーの多い 「簡単」で「釣れる」リグです。 今回はそんなダウンショットリグに ついて基本的なリグの結び方や 使い方、コツについて解説したいと 思います。

1:ダウンショットリグの構造

ダウンショットリグの構造自体は とても簡単。 ワームを付けるフックを結ぶ際に ラインを長め(15~20cm)に余らせ その先にシンカーを取り付けるだけ。 文字通りダウン(下側)に ショット(シンカー)を付ける リグになります。 このオモリを下にすることによって 生まれる利点はワームがシンカーより 上の位置に付くためノーシンカー と同じような状態になり、 非常にワームがナチュラルな 動きを見せることなのです。

2:ダウンショットリグのメリット

メリット1:ボトムの地形が把握しやすい

ダウンショットリグのメリットは シンカーが底を這うように動くので、 ボトム(水底)の地形の変化に 簡単に気が付きやすいという点です。 バスは地形の変化を好み、 その周辺に居つく性質のある魚です。 当然ボトムに何か変化があるという事は その付近にバスが居ついている 可能性が強いという事。 ダウンショットリグはそういった ピンポイントをじっくり攻める リグなのでその変化のあった ポイントを丁寧に攻めるのに 向いているリグです。

メリット2:使うワームに制限がない

人によってダウンショットリグには これがおすすめ!なんてワームが あるかもしれませんが、実は ダウンショットリグにおすすめの ワームはありません。 ある意味どんなワームを付けたって ダウンショットリグは釣れます。 シャッドやクラブ系はもちろん クロー系ワームなんかでも 筆者は釣ったことがありますし、 蜘蛛型のワームなんかもよく釣れました。 少し邪道なダウンショットリグですが フライの毛バリをワーム代わりに付けても 釣れます。 要は発想次第なので「これ!」という 固定観念に縛られずダウンショットリグの 仕掛けを選びましょう。

3:ダウンショットリグのデメリット

出典: http://www.irasutoya.com/2013/06/blog-post_5721.html

デメリット1:仕掛けが絡みやすい

どうしても仕掛けの構造上キャストした時に 何かに当たったりするとすぐ仕掛けが 絡まってしまいます。 移動時にもシンカーがロッドに 絡みついたりするので移動時の扱いが 面倒な面があります。

デメリット2:シンカーの方にバスが食いつく

ダウンショットリグを使っている時に ままあるのですが、バスがワームでは無く シンカーの方に食いつく場合があります。 当然フックには乗らないのでしっかり 食わせてもバラすのは必至。 そういった場合はバスが中層より ボトムを意識しているという事なので、 テキサスリグなどボトムを狙うリグに 切り替えて釣るのが良いでしょう。

デメリット3:シンカーが根がかりしやすい


メリットの面で底を取りやすいと 書きましたが、それがそのまま デメリットにもなる時があります。 基本底をずるずるシンカーを 引きずる動きになるので 水底に引っかかるものがあれば すぐにシンカーが引っかかって しまいます。 その時は慌てず、ラインを張って 緩める動作を繰り返せば簡単に 外れることがほとんどです。

4:ダウンショットリグのおすすめタックル

ダウンショットリグは比較的軽い シンカーを使う釣りなので ベイトフィネスタックルか スピニングタックルがおすすめ。 ロッドの硬さは軽いシンカーでも 投げやすいミディアムから ミディアムライトが良いでしょう。 ダウンショットリグはその特性上、 障害物にラインが擦れることが多いです。 摩擦に弱いPEラインを使うよりは 2号から2.5号程度の細めの ナイロンラインがおすすめです。

5:ダウンショットリグの結び方

ダウンショットリグの 結び方は基本的に通常の ノットの応用なのでとても簡単。 結んだ時に出来る余りの ラインを長めに取ることが 結び方のコツです。 今回はクリンチノットを 使っての結び方のコツ を6ステップで解説致します。

1/6:フックにラインを通す

まずはフックにラインを通すのは 通常のクリンチノットの結び方と同じ。 ただ、後程結んで余ったラインの 先にシンカーを取り付けるので 余りとなるラインは長めに 取ってください。 大体30cmから40cm程度がおすすめ。 多少長くても後で切って調節できるので 長めに取ってしまいましょう。

2/6:余りのラインをメインラインに巻き付ける

通常のクリンチノットと 同じように余りとなるラインを ラインの本選に巻き付けていきます。 通常のクリンチノットの結び方と 同様に5回から6回ほど巻き付けます。

画像の様にしっかりと ラインを巻きつけましょう。 巻き付けが少ないと結び目が ほどける原因などになります。

3/6:巻き付けたラインの根元の輪に通す

ラインを巻きつけた根元に 赤丸で囲った部分の様に 輪が出来ていますので そこに余りとなるラインを 通します。

4/6:新しくできた輪にラインを通す

ラインを巻き付けて根元に出来た 輪にラインを通せば新しい 輪が画像の様にできますので 今度はその輪にラインを通します。

5/6:ラインを引き絞って絞める


ラインをひいて結び目を絞めます。 この時注意して欲しいのは 赤丸で印した余りとなるラインを 引っ張って結び目を絞める事。 ラインの本線側を引っ張ってしまうと 余りのラインの長さが短くなってしまい ダウンショットリグのシンカーを 付けるのに長さが足りなくなって しまう恐れがあります。

6/6:余ったラインにシンカーを取り付ける

最後に不要な長さのラインを切り取り 余ったラインの先端をハーフヒッチ (団子結び)で結んでシンカーを 取り付けます。 これでダウンショットリグの結び方は 完成。 この時余りのラインの長さの 目安は大体手のひらを広げた 位の長さが基準。余りのラインが 長目の時は切って調整しましょう。

6:ダウンショットリグのワームの付け方

ダウンショットリグの ワームの付け方は 大きく分けて3タイプあります。 ここではその3つを紹介します。

チョンがけ

マス針でよく使われる ワームの付け方です。 文字通りハリにワームを チョンとかけるだけの 一番簡単なワームの 付け方。 アクションの動きも滑らかで フッキング性もいいですが 根がかりが多いのが 欠点です。

ワッキー(ワキがけ)

こちらはワームの頭では無く 腹の部分にチョンがけと 同じようにフックを かけるワームの付け方。 真ん中に重心が来るので 独特のくねくねした アクションがバスを誘うのが 特徴。 フッキング性もいいですが 根がかりの多さもチョンがけと 同等位にあります。

オフセットフック

画像の様にオフセットフックを 使ってワームにフックを 完全に隠すように付けるのが オフセットフックの付け方。 フックが完全に隠れるので 根がかりに強いのが特徴。 フッキングが難しくなる という欠点は多少ありますが、 根がかりのリスクが減るので この付け方が個人的には 一番おすすめです。

7:ダウンショットリグが効果的なポイント

ダウンショットリグの使い方で 最も効果的なものはストラクチャー (障害物)の側で使う事です。 ダウンショットリグはナチュラルな 動きでバスを誘い、ヒットさせる リグですがウィードエリアなど 広範囲に散っているバスを 誘う広範囲なアピール力は 持っていません。 よってある程度バスが潜んでいるであろう ポイントにアタリをつけてその付近に キャストして使う使い方が最も効果的。 その為にもタイトにストラクチャーを 攻めることが増えるのでオフセットで ワームを付ける事をおすすめするのです。

8:ダウンショットリグの使い方


ここからは実際にダウンショットリグの 使い方について5つのポイントで 解説していこうと思います。

1:フォール中も見逃さない

ダウンショットリグの使い方の基本は まずは先でも解説した通りバスの いそうなポイントの付近に ピンポイントにキャストすることです。 こうすることによってフォール中から バスにアピールでき、ボトムに 着くまでのフォール中に バスが食いつくことがあります。 ボトムに付いた感覚がないのに ラインが止まったり、ラインが 横に走ったら何かが食いついている 証拠。 すぐにに合わせましょう。

2:ストラクチャーの付近で根強くシェイク

ダウンショットリグの基本的な アクションはとても簡単。 ストラクチャーの付近で根強く ロッドをシェイクするだけ。 ボトムをきちんととった状態で 一度糸を張り、その状態から ロッドを上下にシェイクさせて ワームをひらひらと躍らせます。 このアクションを「シェイキング」 と言いいます。 根強くポイントの付近でシェイク させてバスを誘いましょう。

3、イレギュラーなアクションも効果的

基本的にダウンショットリグでの アクションはボトムからシンカーを 浮かさない様に注意してシェイク するのが基本。 しかし、ただシェイクしているだけでは バスが食いつかない時にはボトムから シンカーをわざと浮かせ、激しい シェイクでリアクションバイトを 狙うのも一つのテクニックです。

4:護岸際などを丁寧に攻めるのもおすすめ

意外とコンクリートで固められた護岸や 桟橋、漁港などの足元にバスが 付いていることはよくあります。 根気の強い方向けですがそういった ポイントをゆっくり移動しながらじっくり ネチネチと攻めていくのもダウンショットリグの 意外な使い方の一つ。 気の短い人にはあまりお勧めしませんが やってみると意外と釣れるので 一度試してみてください。

5:ポイントに見切りをつけるのも大事

ダウンショットリグを使の使い方は 手返し良くポイントを攻めるのも大事。 暫く一つのポイントでシェイクを してアタリが来ないようなら 見切りを付けて別のポイントに 移るのも重要です。 特に陸っぱりでダウンショットリグを 使う時は足で稼ぐのが基本。 手返し良く目につくポイントを 攻めるのがおすすめです。

長年愛されている名リグ!

以上でダウンショットリグの解説を 終わりにしたいと思います。 ダウンショットリグはかれこれ20年近く 愛されて、使われ続けている日本発の 名リグです。 簡単お手軽ながらその釣果は今まで 愛され続けていることで実証済み。 筆者も長い間お世話になってるリグの 一つなので皆さんも是非ダウンショットリグを 使ってバスをゲットしてください。