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砂利下には防草シートを敷きましょう!雑草を防ぐために知っておきたいポイント!

雑草の対策に頭を悩ませておられませんか。 砂利下に防草シートを敷くことで、雑草が生えてくるのを防ぐ高い効果が発揮されます。 砂利だけでは不十分な理由、防草シートを敷く際に準備しておいたほうが良いもの、敷き方、メーカーについて詳しく説明します。
2020年8月27日
tsukibijin
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防草シートとは何ですか

草むしりの手間を省きたい

雨上がりの朝、ふと庭に目を向けるとそこには昨日は無かったはずの雑草が鬱蒼と生えてきています。せっかくの爽やかさも台無しです。 「また草むしりしないといけない」「何度やってもきりがない」こんな状況にうんざりしたことはありませんか?

雑草を抑えてくれる便利なシート

雑草を効果的に防ぐシートです。素材は不織布が多く、地面に敷いて使います。 どんな種類の防草シートがあるのか、敷くとどんな効果が期待できるのか、砂利下に防草シートを敷く場合と防草シートをむき出しに敷く場合の違いはあるのでしょうか。

砂利の下に防草シートを敷くメリットはありますか

砂利は防犯対策にも使われています

砂利は踏むことで音がするので防犯効果もあります。 砂利だけが敷かれているのを目にすることもあります。 確かに、少しの間は雑草が生えてくるのを防ぐことは出来ますが、いずれ生えます。 そして、地面に直接敷けば、砂利は段々と地面に埋まってしまうのです。

雑草の生命力に立ち向かう

雑草は生命力が強く砂利の隙間を通り抜けて増えてしまうので、数か月後にはあちこちから顔を出してしまいます。 防草シートは、雑草の成長を防ぐ目的に特化しており、砂利だけを敷く場合に比べ、長期にわたって効果が発揮される為、砂利との併用をおすすめしています。

除草剤が要らない

素材は、親水性に優れており、シート上に水たまりが出来ません。 他にも、除草剤を使う必要が無くなるので、その手間がかからないのは勿論、薬剤によって土地が弱ることもありません、以上の点から、お子様やペットのいるご家庭でも安心して使える意味でもおすすめ出来ます。

防草シートの劣化を遅らせる

防草シートのみを、むき出しで使用するケースと比べてみても、砂利によって直射日光を避けることが出来るようになりますので、その結果、防草シートの経年や紫外線による劣化の防止効果も期待できます。 中には、むき出し施工不可能な製品もあります。

防草シートは庭以外に使える場所はありますか?

一般家庭の庭のみならず、農地や空き地、墓地、また太陽光発電システム周辺などあらゆる場所に重宝されています。 でこぼこした地面や、切株が生えているなど、平らな土地でない場合は防草シートが破れてしまいすので、あらかじめ取り除いてからのご使用をおすすめします。


防草シートと砂利はどこで買えますか

ホームセンター

園芸品店や、ホームセンターなどでも購入できます。価格も安価なものも揃っています。 品質には、ばらつきがありますから注意が必要です。 砂利は地面を覆うのに十分な量を揃えるとなると、かなりの重さになる為、一度に持ち帰ることが難しくなる可能性があります。

インターネット

おすすめ出来るのは、インターネットです。防草シートと砂利をセットで販売しているお店もあります。 今回は、「ザバーン」と「エコナル」というインターネットでも販売されており、防草シートの中でも耐用年数が長く品質にこだわりのある物を二つご紹介します。

防草シート【ザバーン】

アメリカのデュポン社の製品です。 ポリプロピレン製の特殊な不織布を使用しており、焼却処分時のダイオキシンが発生しません。 販売元による違いがありますが、「350Gタイプ」は、幅1m×長さ30mでおよそ2万円です。 名称違いの「グリーンビスタプロ」もあります。

防草シート【エコナル】

素材は、再生PET製の高密度不織布を使用しています。密度が高くハサミでカットしても切り口がほつれることはありません。 スギナのようなしつこい雑草をも防ぎます。むき出し施工でも、表面がサラサラしていてシート上に上がった落ち葉や砂を掃除しやすい点もおすすめです。

ザバーン防草シートの種類と耐用年数

ザバーン防草シートにはむき出し施工出来るものと出来ないものがあります。 厚みによって強度も違いますので、製品によって耐用年数も変化します。 以下に、サイズや重さも含めたバリエーションを紹介していきます。購入する時の参考にして下さい。

【ザバーン】むき出し施工可能なシート

①350G/厚さ0.8㎜:1m×30m:重さ10.5㎏/2m×30m:重さ21㎏ ②240G/0.64㎜:1m×30m:7.5㎏/2m×30m:15㎏ ③240BB/以下②と同じ ・むき出し施工での耐用年数 ①10~15年以上  ②7~13年 ③3~5年

【ザバーン】むき出し施工不可能なシート

砂利下施工が必須となります。 ①136G/厚さ0.4㎜:1m×50m:重さ7㎏/2m×50m:重さ14㎏ ②128BB/厚さ0.4㎜:1m×50m:6.5㎏/2m×50m:13㎏ ・①②共に、砂利下施工を前提にして、耐用年数は半永久的

エコナル防草シートの耐用年数は?

エコナル防草シートの位置付けは、強度順で ザバーン240BB>エコナル(厚さ0.5㎜)>ザバーン136Gとなります。 耐用年数は、むき出し施工で、およそ3年から5年と見て良いでしょう。 エコナルは、全ての点において「ちょうど良い」印象です。


ザバーンとエコナルの共通点

ザバーンとエコナル共に、環境に配慮した素材が使用されており、雑草を防ぐ効果は勿論、親水性も抜群で水はけが良く対候性にも優れています。 劣化の早いものを買い替え、施工を繰り返すことに鑑みても、ザバーンとエコナルは群を抜いてコストパフォーマンスに長けています。

砂利の種類とその他の素材

砕石(砂利)

伊勢砂利、白川砂、佐和石などの種類があり色もそれぞれで綺麗です。 駐車場などにも良く利用されていますから、見かけたことのある方もおられるでしょう。 大きめのサイズの砕石を選べば、踏むと音が鳴り易いため防犯用に使われています。水に濡れると濃い発色をします。

玉石

出典: http://www.nihontamaishi.co.jp/list/%e7%99%bd%e9%a6%ac%e7%99%bd%e9%82%a3%e6%99%ba/

ブラック、グリーン、ブルー、ピンク、とにかく色のバリエーションが豊富です。 色の選択によって印象がガラッと変わるので、選ぶことを楽しめる種類と言えます。 大理石や御影石などがあり、表面が滑らかです。 角が少ない為、シートを傷つけにくい点がおすすめです。

クルミの殻

半分に割られたクルミの殻で、一面に敷かれている様子を眺めるのが楽しみになるグランドカバー材です。 石に比べて軽いので、女性の作業にも適しています。 デメリットは、自然素材ですから、砂利に比べ経年劣化は早く訪れます。 一味違う感覚を味わいたい方におすすめします。

防草シートを敷いてみましょう

必ず揃えたいもの

防草シートを敷く前に、まず必要なものを準備しておきましょう。作業中に怪我などしないよう注意します。 ・手袋 ・鎌など(雑草をあらかじめ処理します) ・保護メガネ ・スコップ(地面を平らに均します) ・裁ちばさみ ・金槌 ・ピン ・粘着テープ(シートを重ねた部分に貼ります)

防草シートを敷く場所には、樹木や、庭石、マンホールの蓋などが存在することが考えられます。 こういった場合、その障害物の形に合わせて、シートを切断する作業が発生します。障害物とシートの間の隙間を埋める為に、便利なのが粘着テープです。 このテープから雑草が突き出ることはありません。ピンを刺した部分に貼る「ピンシール」もありますが、テープで代用出来ます。

あると便利なもの

シートを敷く作業がしやすくなりますので、あればおすすめします。 ・草刈り機 ・転圧機、レーキ(地面を平らに均します) ・メジャー(シートにピン止めする位置を測ります) ・チョーク(ピン止めする位置に印を付けます) ・専用ワッシャー&ピン(シートとピンの間に挟みます)

自宅の駐車場など、アスファルトに面している場所にも防草シートを敷くことが出来ます。この場合にも、防草シートをしっかりと固定することが大事です。 上記に挙げた「専用ワッシャー&ピン」以外に「アスファルト専用の固定ピン」も用意されています。

丁寧な下準備がポイントです


庭などの雑草を防ぐシートの効果を引き出す為にもおすすめします。 ①雑草を根元から、丁寧に抜いておく ②防草シートを突き破りそうな石や、木質化した雑草も根こそぎ取り除く ③下地となる地面を空気が抜けたと感じるまで、スコップで均したり、足で踏み固める

防草シートを敷く手順

丸めた状態のシートを地面に置き、徐々に転がしていきます。 30㎝おきを目安にピン止めする位置へチョークで印を付け、ピンを刺します。ピン留めした穴から雑草が出るのを防ぐ為、上からシールなどを貼ります。 シートの重ね部分は10㎝以上取り、上から粘着テープで固定します。

上に砂利を載せましょう

砂利の厚みはどのくらいがいい?

砂利下の、防草シートが隠れる程度に敷いていく必要があります。隙間が多いと、見た目も悪くなり、防草シートに日光が当たってしまい劣化を早めるので、せっかく砂利を敷いても意味がありません。 地面から2.5㎝~3.5㎝くらいを目安としておくと良いでしょう。

理想の厚みを充分に賄える砂利の量は?

平米あたり、80㎏~が、地面を覆うほどの砂利の量です。 例えば、小さめの場所への施工で、縦2m×横3m=6㎡、面積に十分な量として、80㎏(平米あたり)×6㎡=480㎏の砂利が必要になってきます。 トンにも及ぶ広い面積では、施工を業者に依頼する方もおられます。

防草シートと砂利で草むしりから解放されましょう

品質については未知数ですが、100円ショップやホームセンターには、もう少しお手頃のものが店頭に並んでいます。 小さい面積で、一度お試しになられてみても良いでしょう。 その時にも、敷き方などについてはこちらで述べていることを参考にしてみて下さい。

砂利下に防草シートを敷くメリットについてお伝えしてきました。 丁寧な下準備も必要なので、施工には時間と体力がかかりますが、何度も生えてくる雑草に1年中翻弄されることを思えば、やる気も湧いてきます。 草抜きの負担から解放されましょう。