検索アイコン
エックス
Facebook
LINE

ズボ釣りでチヌも狙える?仕掛けや釣り方などズボ釣りの魅力をご紹介!

「ズボ釣り」は、足元直下に複数の仕掛けを投入し、マキエに寄った魚を一網打尽にするユニークな釣り方で、チヌやスズキをはじめとする多くのターゲットを狙うことができます。この記事では、ズボ釣りに必要な各種道具やエサ、釣り方に至るまで、徹底解説していきます。
2020年8月27日
cgjpm705
※商品PRを含む記事です。当メディアはAmazonアソシエイト、楽天アフィリエイトを始めとした各種アフィリエイトプログラムに参加しています。当サービスの記事で紹介している商品を購入すると、売上の一部が弊社に還元されます。

この記事で紹介しているアイテム

シマノ(SHIMANO) ナイロンライン ベーシック 磯 150m 2.5号 イエロー NL-I57M

OGK(オージーケー) ポケット磯II 240 PIS224

ファイターミニDX 色アソート

第一精工 改良型餌撒きボール 大

【PROMARINE/プロマリン】タル付きオモリ ARG001 オモリ 錘 仕掛け

【メール便発送可能!】 クレハ シーガー グランドマックスFX 1.2号-60m フロロカーボンハリス リニューアルパッケージ

オーナー OH黒チヌ鈎 (チヌ針)

「ズボ釣り」とは?

「ズボ釣り」とは、堤防や港湾で行う釣りで、間隔を開けて複数本の竿を並べ、竿の周辺にマキエをまいて周囲の魚を寄せ、マキエに寄ってきた魚を複数の仕掛けで一網打尽にする釣り方です。 投げ釣りのように仕掛けを遠くへ投げるのではなく、足元直下に仕掛け投入し、堤防や港湾の際 (きわ)にいる魚を狙う釣りですので、広く釣り場を独占してもトラブルの心配が無い、釣り人の少ない釣り場でしか楽しむことができない釣りです。

とはいえ、チヌ、スズキ、マダイ、根魚などの多くのターゲットを狙うことができる魅力や、アタリが連発している時の興奮は、筆者も経験済みです。 特にチヌについては、他の釣り方では思うような釣果が望めない釣り場であっても、ズボ釣りでは良型のチヌが多数顔をのぞかせることもあるため、ズボ釣りの威力は侮れません。

ズボ釣りのタックル4つをご紹介!

ズボ釣りは、非常にシンプルな道具立てで楽しめるのも、魅力の1つです。 とはいえ、各種タックルの選び方を間違えると、各種タックルの取り扱いに手間取り、特に“視界が良くない”夜釣りなどの場合では、快適に釣りを楽しむことができません。 ここでは、ズボ釣りに必要な、「竿」、「リール」、「各種マキエまき用道具」、「その他」の4つのタックルの選び方と、おすすめの各種タックルについて見ていきましょう。

ズボ釣りタックル1【竿】

ズボ釣り用竿の選び方とは?

ズボ釣りでは仕掛けを投げることが無いため、取り回しの良い“短めの竿”が最適です。 ただし短い竿は、掛かった魚が堤防や港湾の際 (きわ)に逃げ込んだ時、際 (きわ)から引きはがすことが難しくなりますし、ズボ釣りでは細い糸を用いるため (詳細については後述する)、短い竿ではタメが利かず、場合によっては糸切れを起こすこともあります。

また、ズボ釣りにおいては、竿をコンクリートに直置きすることになるため、高級な竿を用いることはおすすめできません。 結論としては、価格が手頃で、且つズボ釣りに最適な“アタリの取りやすい”柔らかな穂先と、大物との格闘にも耐えられるパワーを持ち合わせた「磯小継ぎ竿 (全長が2.7m前後で、仕舞寸法が短い磯竿)」が、最適と言えるでしょう。 長さは、際 (きわ)に海藻がせり出す時期の使用も想定すると、2.4m前後がベストです。

おすすめの“ズボ釣り用竿”とは?

OGK(オージーケー) ポケット磯II 240 PIS224

出典:Amazon
出典:Amazon

ズボ釣りタックル2【リール】

ズボ釣り用リールの選び方とは?

ズボ釣りではキャスト能力は不要なため、糸の出し巻きがしやすいこ“小型の両軸リール”が適しています。 スピニングリールは形状故、地べたに置きにくいので、地べた置いた際の姿勢や重心の面から見ても、両軸リールはベストな選択肢です。

とはいえ、竿と同様に“高価なリール”の使用ははばかられるため、糸の出し巻き操作に支障が無いものであれば問題無いと考えるのが適切です。 糸巻き量は、2号が70m前後負けるものが良いでしょう。

おすすめの“ズボ釣り用リール”とは?


ファイターミニDX 色アソート

※ 販売時にリールに巻かれている道糸は粗悪なため、後述する道糸への巻き替えを強くおすすめします。

ズボ釣りタックル3【各種マキエまき用道具】

各種マキエまき用道具の選び方とは?

ウキフカセ釣りと同様に、ズボ釣りではマキエによる集魚を行います。 ズボ釣りは、海底付近のタナを狙う場合があるため、ウキフカセ釣りのように、マキエバッカンとマキエヒシャクを使ったマキエまきをするためには、チヌ用の“比重の重い”マキエを使わざるを得ません。 しかしながら、チヌ用のマキエは海底に積もるように作られているため、水中を漂うことが無く、集魚力を効果的にいかすことができません。

ですから、マキエバッカンやマキエヒシャクを用いて、水面からマキエを投入する方法ではなく、水中でマキエを放出させることができる各種マキエまき用道具を使用する方法がベストなのです。 各種マキエまき用道具については、道糸の先端に接続できるものであれば使用可能ですが、サビキ釣り用の各種マキエカゴなどは、一度に入れることができるマキエの量が少ないため、何度も放出と回収を繰り返さなければならなくなり、周囲の魚を警戒させてしまう恐れがあります。 そのため、一度に大量のマキエを入れることができる各種マキエまき用道具を用いることを、強くおすすめします。

おすすめの“各種マキエまき用道具”とは?

第一精工 改良型餌撒きボール 大

出典:Amazon

ズボ釣りタックル4【その他】

前述した各種タックル以外に必要なものは、他の釣り方と同様、仕掛け作りに必要な「ハサミ」や「プライヤー」、釣れた魚や飲食物の保存に不可欠な「クーラーボックス」、アタリを待つ間座るための「フィッシングチェアー」、大物を引き上げるために使う「玉網」、手やタックルを洗浄するための「水くみバケツ」や「タオル」、付けエサやマキエの保管に使用する「各種容器」などが挙げられます。

ズボ釣りの仕掛けの基本構成とは?

※ 画像は、拡大してご覧ください。

ズボ釣りの仕掛けアイテム3つをご紹介!

ズボ釣りはタックルだけではなく、仕掛けもシンプルであるため、必要な仕掛けアイテムも限られています。 とはいえ、仕掛けは魚に接する部分ですので、各種仕掛けアイテムの選び方は釣果に直結する重要な点です。 ここでは、ズボ釣りに必要な、「道糸」、「スイベル付きオモリ」、「ハリスとハリ」の3つの仕掛けアイテムの選び方と、おすすめの各種仕掛けアイテムをご紹介していきます。

ズボ釣り仕掛けアイテム1【道糸】

ズボ釣り用道糸の選び方とは?

ズボ釣りで用いる竿は短いため、魚が掛かった際の道糸に掛かる負担は大きくなります。 そのため、クッション性に優れる“ナイロン道糸”がおすすめです。 どの釣り方においても言えることですが、道糸の太さはハリスの太さに合わせて選びます。 詳細については後述しますが、ハリスは2号程度の太さのものを使用することが多いため、道糸の太さは、ハリスの太さよりも若干太い“2.5号”が良いでしょう。


おすすめの“ズボ釣り用道糸”とは?

シマノ(SHIMANO) ナイロンライン ベーシック 磯 150m 2.5号 イエロー NL-I57M

出典:Amazon

ズボ釣り仕掛けアイテム2【スイベル付きオモリ】

スイベル付きオモリの選び方とは?

ズボ釣りにおいては、潮流の影響を過度に受けにくい、ナツメ型のスイベル付きオモリがベストです。 重さは、2号のものが最もオールマイティーに使えるでしょう。 なお筆者は、片方のスイベルがスナップ付きスイベルになっているものを愛用しています。 というのも、事前にハリを接続したハリスにスイベルを接続しておき、ハリとハリスとの交換時には、スイベルをスナップにワンタッチで接続できるようにすることで、釣り場での交換作業によるタイムロスの低減や、手がかじかむ“冬場の交換作業”の簡素化を図っています。

おすすめの“スイベル付きオモリ”とは?

【PROMARINE/プロマリン】タル付きオモリ ARG001 オモリ 錘 仕掛け

出典:Amazon

ズボ釣り仕掛けアイテム3【ハリスとハリ】

ハリスとハリとの選び方とは?

ハリスについては、竿のパワーとのバランスを考慮し、2号の太さのフロロカーボン (比重が重く、コシが強いため、潮流の速い場所でもハリスとハリとの姿勢が安定する)ハリスの使用がベストです。 ハリについては、あらゆる魚が射程圏内となる“ズボ釣りの特徴”に鑑み、海釣り用ハリの定番である“チヌバリ”の5号が良いでしょう。

おすすめの“ハリス”と“ハリ”とは?

【メール便発送可能!】 クレハ シーガー グランドマックスFX 1.2号-60m フロロカーボンハリス リニューアルパッケージ

出典:Amazon
出典:Amazon

オーナー OH黒チヌ鈎 (チヌ針)

出典:Amazon

ズボ釣りのエサとは?

付けエサは?

チヌを狙うウキフカセ釣りで用いられる「生きたシラサエビ」は、最も万能性が高いオーソドックスな付けエサで、多くの魚たちの捕食対象である動物プランクトンの一種です。 調達や管理に手間が掛かる分、状況を問わず釣果が安定しているので、可能な限り用意しておきたい付けエサです。 また、「アオイソメ」や「オキアミ」などの定番海釣りエサも、多くのターゲットに対して有効ですし、魚の切り身を使用した「身エサ」も、高い集魚力が期待できる付けエサです。 複数の種類の付けエサを用意しておき、竿によって付けエサの種類を変えると、多面的に魚を狙い撃つことができます。

マキエは?


ズボ釣りのマキエに使用されるのは、主に「生きたシラサエビ」と「冷凍アミエビ」の2種類です。 基本的には、生きたシラサエビが最高なのですが、大量に用意しなければならないのが難点です。 対する冷凍アミエビは、調達も管理も非常に容易で、魚のくいも比較的良好ですし、グレを狙うウキフカセ釣りなどに使用される、パン粉などの“浮力の高い素材”を主成分にした「上物用各種人工配合マキエ」を混ぜて使うことも可能です。

ズボ釣りの釣り方とは?

基本的な釣り方とは?

竿、リール、仕掛けで構成されるセットを5つ (慣れないうちは、3つが無難)用意し、等間隔 (詳細については後述する)で仕掛けを足元に投入します。 あとは、時折付けエサの交換とマキエまき (詳細については後述する)を行いながらアタリを待ち、竿先を強く引き込むアタリが出たら、アワセを入れて魚を引き上げるだけです。 なおアタっている最中には、竿とリールが水中に引きずり込まれてしまう恐れがあるため、クラッチやドラグを調整して、そのような事態を防ぐ必要があります。

仕掛けを投入するタナとは?

好釣果を目指すうえで重要なポイントとなる、「仕掛けを静止させるタナ」については、日によってベストなタナが異なるため、釣り始めから“魚が多くいる”タナを正確に割り出すのは困難です。 ですから、竿ごとに“仕掛けを静止させる”タナを変え、水面直下のタナから海底付近のタナに至るまで、幅広いタナにエサが存在している状態を作り出すようにし、アタリが多く出るタナが見つかったら、そのタナに重点的に多くの仕掛けを静止させるようにしましょう。

なお、潮流の上手 (かみて)側に位置する竿ほど、仕掛けを静止させるタナを浅くするようにすると、マキエの集魚効果を十分にいかすことができます (詳細については後述する)。

マキエのまき方と, 竿を置く間隔とは?

前述した“各種マキエまき用道具”は、2m前後の投げ竿と、3号前後のナイロン道糸を巻いたスピニングリールとを用意し、竿にセットしたリールの道糸の先端に接続したうえで使用します。 マキエをまく位置やタナは、基本的には、潮流の最も上手 (かみて)に位置する竿と同じにすることで、マキエの沈下スピードと潮流による影響をうまく利用しながら、すべての竿にマキエの集魚力が効くようにします。

ただし、潮流が緩やかな釣り場では、マキエの沈下スピードが速くなるため、竿を置く間隔を1m程度まで狭くしたり、マキエをまく位置を複数個所に分けたりして、付けエサを常にマキエに同調させるように心掛けましょう。

ズボ釣りは, 一度爆釣すると病み付き!

いかがでしたか。 ズボ釣りは飾り気の無い釣り方ではあるものの、一度でも爆釣を経験すると、「病み付きなることは間違いなし」の“中毒性の高い”釣りです。 皆さんにも、ズボ釣りで様々な魚との出会いを見つけて頂ければ、筆者も幸いに思います。