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観葉植物オーガスタ(ストレリチアニコライ)の育て方!元気に育てる3つのポイント!

オーガスタと呼ばれている人気の観葉植物、実は極楽蝶花と同じストレリチアの一種類だということをご存知でしょうか?室内だけでなくエントランスやホテルのロビー、オフィスビルの観葉植物として人気があるストレリチア「オーガスタ」。元気に育てるための知識をまとめました。
2020年8月27日
fumimame55
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人気の観葉植物!オーガスタ(ストレリチアニコライ)とは?

オーガスタ(ストレリチアニコライ)はバナナのような大きな葉が人気の観葉植物です。 シンプルでスタイリッシュなインテリア写真、おしゃれなカフェの片隅、リゾートホテルのエントランスなどによく用いられる、南国風の葉が特徴的な背の高い植物です。

「オーガスタ」の名で知られている観葉植物は、正式な名前を「ストレリチア ニコライ」といいます。 ストレリチア属の中でも最も大きく育つ種類の一つで、別名「giant white bird of paradise(楽園の白い鳥)」「オウギバショウモドキ」「ワイルドバナナ」などと呼ばれています。 マダガスカル島や南アフリカ東部が原産地です。 観葉植物としては葉を楽しむことがほとんどですが、野生では高さ6m、幅3.5mほどまで成長し、株が成長すると白い花を咲かせます。 ちなみに流通名の「オーガスタ」ですが、実際にはストレリチア オーガスタというのは別の種類で、今はほとんど栽培されていない品種です。

観葉植物オーガスタ(ストレリチアニコライ)の特徴

オーガスタ10号鉢

トロピカルな雰囲気を持つ、濃い緑色の大きな葉が魅力です。リゾートホテルのエントランスなどにも良く使われるオーガスタは、そこにあるだけで南国の雰囲気を演出してくれます。 株元から新しい葉が出てくると、はじめは薄い緑色で、巻いてある状態から次第に開いてきます。長くて硬い茎が根元から伸び、先に大きな葉をつけます。 広い葉には蒸散作用もあり、室内においてあれば加湿器代わりの役割も果たします。 丈夫で、育てやすく、初心者にもお手入れしやすい植物です。

オーガスタの葉は、株元から左右交互に開いていきます。一番内側から新芽が棒状に伸びてきます。一番外側の葉が一番古いものですので、剪定するときは一番外側の茎の株元から切っていきます。

観葉植物オーガスタ(ストレリチアニコライ)の花

オーガスタ(ストレリチアニコライ)の別名「楽園の白い鳥( giant white bird of paradise)」があらわすように、成長すると白い花を咲かせます。花の姿に見覚えがないでしょうか? そうです、オーガスタ(ストレリチアニコライ)は極楽蝶花の仲間なんです。極楽蝶花はオレンジ色の花を付けますが、オーガスタ(ストレリチアニコライ)は同じ形の花で、オレンジの部分が白になったような花です。 日本では観葉植物として売られていることの多いオーガスタ(ストレリチアニコライ)。日本では室内で育てることが一般的なので、各家庭でオーガスタ(ストレリチアニコライ)の花が咲くのを見られることはほとんどないようです。 各地の熱帯植物園では、10mほどに成長したオーガスタ(ストレリチアニコライ)の見事な姿と、立派な花を見ることができますよ。

下賀茂熱帯植物園 - 【ストレリチア・ニコライ】... | Facebook
【ストレリチア・ニコライ】 普通のストレリチアより大輪で、白い萼片と淡い青色の花びらからなる花が楽しめます。 ホント大きいですよ~(^-^)/

観葉植物オーガスタ(ストレリチアニコライ)の地植え

オーガスタ(ストレリチアニコライ)は本来は直射日光を好み、りっぱな根をどんどん張っていく植物です。地植えにしてコンディションが良ければ大きく成長し、自然に株も増えていきます。直射日光が十分に当たり、少しの日陰があるような場所が好ましいです。ただ、根が張り大きくなるので建物のすぐそばには植えないほうが賢明です。


地植えする際に問題となるのは冬の寒さです。ある程度の耐寒性はあり、一晩霜が降りる程度ならば耐えられますが、最低気温が5度を下回り、雪が降るようなことがあればオーガスタは枯れてしまいます。 アメリカのカリフォルニアやフロリダ、メキシコ、シンガポールなどでは地植えのオーガスタを見ることができます。日本でも亜熱帯気候の地域では地植えすることが可能でしょう。 ゴクラクチョウカ(バショウ)科ストレリチア属はバショウやバナナとも親戚の種族になります。バショウやバナナが育っているような地域でしたら、オーガスタ(ストレリチアニコライを地植えで育ててみるのも一案ですね。

観葉植物オーガスタ(ストレリチアニコライ)の属性

オーガスタ(ストレリチアニコライ)は3つの大きなストレリチア属のうちの一つです。 あとの2つはストレリチア・カウダータ(コーダータ)とストレリチア・アルバです。この3つは近い種族で、樹木状に育つストレリチアです。ストレリチアニコライは南アフリカ東岸の常緑森林や茂みに自生しています。

ストレリチアで他に有名なのは、極楽蝶花と呼ばれる次の2つです。

極楽蝶花、ストレリチア レギネ(レギナエ)あるいは「マンデラズゴールド」

・ストレリチア レギネ(マンデラズゴールド)  オレンジ色の花がガーデニングにも園芸にも人気です。

ストレリチア ユンケア(ノンリーフ)

葉っぱが棒状(あるいはスプーン状)で開かず、背丈もあまり大きくならない小ぶりのストレリチアです。

旅人の木、トラベラーズパーム

「旅人の木」の名前で知られるトラベラーズパーム(ラベナラ)もストレリチアニコライの仲間です。1.8mほどの長さの葉が茎の上のほうで扇のように開く形状が似ています。

以下の動画では、トラベラーズパームとストレリチアニコライの見分け方が紹介されています。(英語です)

観葉植物オーガスタ(ストレリチアニコライ)の育て方-水やり、土、株分け


オーガスタ(ストレリチアニコライ)は丈夫で、育てるのにあまり手がかからない植物です。 オーガスタ(ストレリチアニコライ)は、日光が大好きです。春から秋にかけての季節はなるべく日のあたる場所に置くと生育が良くなります。ただし、戸外に長い時間置いておくと、強風で葉がびりびりに裂けてしまいます。葉をきれいな形状のままで育てたい場合は、あまり強い風に当てないほうがいいでしょう。 冬の間は室内で管理します。ある程度の耐寒性はありますが、5℃を下回る場合は株が弱りますので気をつけましょう。気温の低い時期は生育もゆっくりになります。

オーガスタ(ストレリチアニコライ)の水やり方法

水やりは、土が完全に乾いてからたっぷりとあげるようにします。冬の間は土が完全に乾いてからさらに数日後の水やりでも大丈夫です。ただし、完全に水切れを起こすと葉の先が茶色くなったりして枯れてしまうので気をつけましょう。 葉水をやるのも効果的です。葉の蒸散作用をうながし、色つやよく健康に保ってくれます。

オーガスタ(ストレリチアニコライ)に適した土は

土は水はけのいいものを選びましょう。あまりに保水性の高い土ですと根腐れの原因になります。ストレリチアの根は保水性が高く、乾燥に強いです。市販の観葉植物用の土をそのまま用いてもいいですし、赤玉土などに腐葉土を2~3割まぜるのもおすすめです。あまり大きく育てない予定でしたら、ハイドロカルチャーで育てることもできます。

オーガスタ(ストレリチアニコライ)の植え替えと株分け

オーガスタ(ストレリチアニコライ)は生育がよく、根のボリュームがかなりの面積を占める植物です。根が育ちすぎて鉢を割ってしまうこともしばしばあります。室内で育てる場合は、少なくとも2年に一度は植え替え又は株分けをしましょう。 大きく育てたい場合は、一回り大きい鉢に植え替えます。その際に根の黒ずんだところは切り落としましょう。同じサイズの鉢に戻す場合は、両端の葉を株元から切り落として、根の容量も少し減らしてから戻します。マグァンプなどの肥料を少し元肥として入れてあげるといいでしょう。 植え替えや株分けは、他の観葉植物と同様、生育が盛んな時期に行います。3月あたりから遅くとも10月あたりまでの間に行いましょう。 株分けのほかに、種からも増やすことができます。

観葉植物オーガスタ(ストレリチアニコライ)育て方で大切な鉢選び

一般的に観葉植物には5号~8号(直径15cm~24cm)程度の鉢が用いられることが多いですが、大きく育つオーガスタ(ストレリチアニコライ)の場合は、平均して8号くらいの鉢に入れられて売られていることが多いです。 50cm前後の小さい丈のオーガスタ(ストレリチアニコライ)でしたら初めは6号鉢でも大丈夫ですが、床に置いて育てる観葉植物として購入する場合は、1m~2mくらいに育つことを予想して、10号程度の鉢を用意したほうが生育が良くなります。 縦に長い鉢を用いてスタイリッシュに見せるのが人気です。 新築祝い、出店祝い、オフィス開業祝いなど贈答用として販売されていオーガスタ(ストレリチアニコライ)は、8号鉢か10号鉢、背丈も150cmを越える大きめのものが多いです。

観葉植物オーガスタ(ストレリチアニコライ)の楽しみ方

スタイリッシュな姿が人気のオーガスタ(ストレリチアニコライ。室内でしたら次のように日当たりの良い部屋の角に置けば、人が集まるリビングをさらに居心地のいい空間にしてくれるでしょう。


スクエア鉢はスタイリッシュでどこにでもよくフィットします。写真は8号鉢です。

ドアや鏡などの両脇に配置すれば、リゾートホテルの雰囲気です。

観葉植物オーガスタ(ストレリチアニコライ)を育てる3つのポイントまとめ

これまでオーガスタ(ストレリチアニコライ)の様々な姿を見てきました。比較的育てやすいとはいえ、原産地で自生している姿と比べると、室内で鉢に植えて上手に育てるためにはいくつか気をつけたほうがいいポイントがあることがわかります。 それは、光・水・土の管理を気をつけるということです。 万が一姿が乱れたときは、外側の茎の根元から切り落とし、剪定して、根の傷んでいる部分を取り除いて植え替えれば、また次の春には元気な新芽が生えてきます。 枝が倒れてきたときは、支柱を使って支えてあげるのもいいですね。 日照不足になると倒れやすくなるので、なるべく日に当てて育てて下さい。

オーガスタ(ストレリチアニコライ)の育て方ポイント①

・日当たりのいい場所に置く。春から夏の間はできれば室外か、窓やレースカーテン越しに光が当たる場所に置く。

オーガスタ(ストレリチアニコライ)の育て方ポイント②

・水をあげすぎない。乾燥気味に育てる。特に冬場の水やりは控える。葉水を時々与える。

オーガスタ(ストレリチアニコライ)の育て方ポイント③

・根詰まりや根腐れを避けるため、できれば毎年、少なくとも2年に一度は植え替えや株分けをする。

観葉植物オーガスタ(ストレリチアニコライ)を育てて楽しもう!

先の丸い大きな葉、美しい緑、優美な茎のライン。丈夫で育てやすいオーガスタ(ストレリチアニコライ)の魅力についておわかりいただけたでしょうか? 少しのことに気をつければ、長く楽しむことのできる観葉植物です。風水的にも子ども運や援助運を上げると言われているオーガスタ(ストレリチアニコライ)。ぜひ生活の中に取り入れてみて下さいね。