冒険倶楽部|クマベル 消音 小熊ちゃんベル 小 AY-25
森の鈴 |東京ベル製作所
コフラン|ベアーベル
スター商事|熊よけ鈴 熊に金棒
東京ベル製作所|花鈴 KARIN (鈴 ベル) TBK3
チャムス|ベルBEAR
消音|熊よけ下げ鈴(ベル) 中 革ホルダーケース付 真鍮
ハイマウント|トレッキング カウベルL 消音ケース付
登山時の心配事
近年、健康志向や山ガールなどのブームも相まって、 登山人口は年々増加する傾向にあります。 きれいな景色を見ながら、話をしたり、ランチをしたりするのは とても気持ちがよく、リフレッシュもできます。 一方、楽しいことばかりではなく、登山には心配なこともあります。 それは、クマとの遭遇です。 「遠くでクマの吠える声を聞いた」 「曲がり角ではち合わせになった」 「こぐまが出てきたので近寄ったら、後から母グマが襲い掛かってきた」 などという話を、聞いた人も多いのではないでしょうか。 できることならこのような心配事はなくしてしまって、 楽しいことだけに集中したいものです。 そのために今回は、以下のことについてまとめてみました。 1.クマに関する知識について 2.クマ対策に有効な「熊よけ鈴」について ぜひ、これらをお読みいただき、正しい対策をして登山を楽しみましょう。
日本に生息するクマの種類と生息地域
現在、世界には8種類のクマが生息していると言われています。 その中で日本で生息しているのは、ヒグマとツキノワグマの2種類です。 ヒグマは主に北海道に生息し、ツキノワグマは主に本州に生息しています。 四国には少数のツキノワグマが残存し、九州では絶滅したと言われています。 生息地域については、ブナ科の落葉樹林の分布と似た地域に生息しています。 西日本では、古くから自然木の伐採とスギやヒノキの植林が盛んに行われてきました。 その結果、広葉樹林帯は分断され、それとともにクマの移動地域も限定されました。 限られた地域での近親交配で弱体化していったことが、九州で絶滅した原因と言われています。
現在、各都道府県から報告された個体数を合計すると、 推定でヒグマは約3,000頭、ツキノワグマは約15,000~20,000頭といわれています。 年平均捕獲数は約2,000頭くらいで、特に2000年代になって増加の傾向にありますが、 それでも熊の被害は、減らないどころか年々増加しています。
ヒグマとは
全長が200cm強、体重が150~250kgもあります。 メスよりもオスのほうが大きく、陸上では日本最大の動物です。 北海道のみに生息し、本州以南ではかつては生息していたものの、 現在は絶滅したと言われています。 植物を主に食べますが、雑食のため季節に応じて食べるものを変えます。 近年では鹿も食べる事例が出てきています。 ツキノワグマに比べて調査例が少ないため、まだわからないことが多いのが実態です。
ツキノワグマとは
クマの全長は110~130cm、体重は50kg(メス)~80kg(オス)です。 ヒグマと同じくオスのほうが大きく、まれに100kg以上になるもののいます。 本州と四国地方の一部に生息し、北海道や九州地方では絶滅したと言われています。 食べ物は植物の新芽やどんぐりなどの木の実を好んで食べます。 冬は冬眠をしますので、春から秋にかけてが山の中で行動する時期となります。 行動範囲は40km(メス)~100km(オス)くらいです。 なわばりを持たないため、食物が不足すると、たびたび人里まで下りてきて 農作物を食害します。
増加するクマの被害
人がクマに襲われる被害が年々増加しています。 春に山菜採りに出かけて襲われたとか、 夏に渓流釣りで襲われたとか、 秋に人里まで下りてきて畑の作物を食べていたなどといった被害です。
よく言われている原因に以下のようなものがあります。 ■好物のどんぐりなどの不作による食料不足 クマは好んで食べるブナ科の植物は、その年の気候によって木の実(どんぐり)の量が大きく変わります。 不作の年には、食料を求めて人家まで下りてくることがあります。 ■クマが人間の食べ物の味を知ったから キャンプ場などで廃棄された食べ物をたまたま口にしたクマが、 今まで自然界になかった味覚を覚え、それ欲しさに人のいるところへ寄ってくるという説もあります。 ■登山や渓流釣りをする人口の増加 近年のアウトドアブームで自然に中に入る人口が劇的に増加し、 クマの生息地にも踏み入ることでクマとのトラブルが増加しています。
それに加えて最近では、人を怖がらない新世代クマも現れているそうです。 基本的にクマは人を恐れるので、向こうからは近づいてこないと言われています。 しかし最近は、深い山にもたくさんの人が入るようになり、 人慣れしたクマも現れているのだそうです。
狩猟によるクマの捕獲
クマは、免許取得者による狩猟が許可されている動物です。 ヒグマの捕獲数は1960年代がピークで年間約500頭でしたが、 その後、年間約200頭まで減少します。2000年代になって再び増加し、 年間約400頭が捕獲されています。
一方、ツキノワグマは1970年代が捕獲数のピークで年間約2,000頭でしたが、 その後、狩猟団体の自粛などにより年間約1500頭まで減少しました。 2000年代になってから再び増加し、今では年間約2,000頭の捕獲数となっています。 特に2004年と2006年、2010年は、クマの食料となるブナ類の不作から クマが大量出没し、捕獲数も急増する結果となりました。
山でクマに遭遇しないために ①存在を知らせる
クマは、こちらから何もしなければ、温厚で動物です。 こちらの存在を知れば、遭遇する前にクマの方から立ち去ってくれます。 話し声や大きな音を立てて、こちらの存在をクマに知らせるようにしましょう。 熊よけ鈴をリュックに取り付けたり、ホイッスルの音なども効果あります。 特にホイッスルは遠くまで音が届くので、沢の音が大きいところや、 曲り道が多いところでは効果が大きいのでおすすめです。 またラジオを鳴らすのも効果ありです。 特に単独で登山に行く場合は、ぜひ鳴らして歩くようにしましょう。
山でクマに遭遇しないために ②単独で登らない
単独で登山に出かけるのは、極力控えるようにしましょう。 複数で登山することで、話し声がクマに聞こえるの存在を知らせることが出来ます。 また、万が一遭遇してもこちらが複数人で居ると、 クマが立ち去ってくれる確率が単独の時よりは大きくなるのと、 襲われた場合でも対処の仕方が変わってきます。
山でクマに遭遇しないために ③情報を入手する
事前の登る山のある自治体のウェブサイトなどで、 クマの出没情報を入手しておきましょう。 また、登山中に出会った人には、クマがいたかどうか聞くようにしましょう。 クマの出没情報が多い山では、他の人も同じように警戒しています。 リアルタイムの情報は何よりも貴重なので、積極的に話すのをおすすめします。
山でクマに遭遇しないために ④早朝と夕方を避ける
早朝や夕方は食料の調達のために、クマがあちこち動く時間帯です。 その時間帯に山に入らないようにすることも効果があります。 また、霧や曇りなど薄暗い日もよく出没しているようですので、 合わせて意識するようにしましょう。
山でクマに遭遇しないために ⑤五感に敏感になる
クマが近くにいると、強烈な獣臭がすると言われています。 また、クマの糞は大きく特徴的なので見るとすぐにわかります。 このように歩きながら五感を働かせ、普段との違和感に敏感になるよう心がけましょう。
山でクマに遭遇したら ①あわてて逃げない
それでも、もしクマに遭遇してしまったら、あわてて逃げないようにしましょう。 逃げると余計に追いかけてくると言われています。 クマの運動神経は非常に高く、人間が逃げてもすぐに追いつかれます。 クマがこちらの存在に気づいていない場合に限って、 音を立てず静かに立ち去るようにしましょう。
山でクマに遭遇したら ②「死んだふり」は効果なし?
昔からよく、「クマに遭遇したら死んだふりをするといい」といいますが、 実際には効果はあまりないようです。 正確なデータがあるわけではないですが、死んだふりをして襲わえるリスクを考えると、 他の手段を選ぶことをおすすめします。
山でクマに遭遇したら ③確実な撃退法はない
クマの動きを伺いつつ、去っていくのを待つのが一番ですが、 それでも近づいてきた場合の対策としては、 ・リュックなどをおいて気を引く ・ホイッスルなどでできる限り大きな音を出す ・それでも襲ってきたら、ストックなどで応戦する 実際、確実な撃退法はなく、パニックになりながら無我夢中で対応する、 というのが現実のようです。 クマにも、気の荒いのがいたり、温厚な性格のがいたりと、いろいろいるはずです。 こうすれば確実、という対策はないでしょう。 そのためにも出来る限り、クマに出会わないようにすることが大事だということですね。
おすすめクマ対策アイテム
次に、クマに遭遇しないようにするための おすすめアイテムを紹介します。 クマが生息している山に登山に行くときには、必携のアイテムです。
おすすめアイテム① 熊よけ鈴
一番有名なのは、熊よけ鈴です。 リュックや腰などに取り付けて、歩くと音がなるようにします。 単独で歩いていても存在を気づかせる効果が大きいです。 音は高音から低音まで、また音の大きさもさまざまですので、 店舗で実際に鳴らしてみてから、購入するようにしましょう。 高音のほうが遠くまで届くので効果があると聞いたことがあります。
おすすめアイテム② クマよけスプレー
これは遭遇しないためのアイテムではなく、遭遇してしまった時のものです。 そもそも遭遇事例が少ないため、効果の正確な数値はわかりませんが、 備えあれば憂いなしで、持っておくと安心かもしれません。
おすすめアイテム③ ホイッスル
いわゆる、警官や学校の先生が使う笛です。 音が大きく、遠くまで聞こえるので、山では大変効果があると言われています。 私の知人は、クマよけ鈴をリュックに取り付けて歩いていて、クマに遭遇したのですが、 パニックになりながらポケットのホイッスルを取り出し、必死に鳴らしたら、 クマが去っていってくれたそうです。 予防だけでなく、遭遇した時の効果もあるようです。
熊よけ鈴とマナー
クマに遭遇しないために、効果があるとされている熊よけ鈴ですが、 一方でその音に関しては、マナーを守って使いたいものです。 例えば、 ・電車の中で鳴らさない。 ・山でも山頂などのたくさんの人がいるところでは鳴らさない。 ・熊がいないとわかっている山では使わない。 ・夜間や早朝の駐車場などでは使わない。 など心がけるようにしましょう。 最近では、消音機能や消音ケースついたのものもあるようです。 少し考えればわかることですが、ついうっかり付けたままになってしまうことがあります。 大きな音が出るものだけに、より意識して使うようにしましょう。
おすすめの熊よけ鈴
さまざまなおすすめクマ対策アイテムの中で、 ここでは「熊よけ鈴」について、リュックなどに簡単に取り付けることができ、 しかも消音ができるタイプのものをピックアップしました。
おすすめの熊よけ鈴 ①冒険倶楽部 小熊ちゃんベル(小)
・カラピナ付きで、ワンタッチで取り付け可能です。 ・熊の鼻ががストッパーになる消音機能付きです。 ・材質:真鍮(ベル) ・サイズ:30×130×45mm ・重量:約65g
冒険倶楽部|クマベル 消音 小熊ちゃんベル 小 AY-25
おすすめの熊よけ鈴 ②東京ベル 森の鈴
・カラピナ付きで、ワンタッチで取り付け可能です。 ・ 片手で引くだけで消音・発音が切り替え可能です。 ・材質:真鍮(ベル) ・サイズ:35mm(ベルの外径) ・重量:未掲載
森の鈴 |東京ベル製作所
おすすめの熊よけ鈴 ③コフラン ベアーベル
・ベルクロで簡単にリュックや服に取り付けることができます。 ・使用していないときは付属の磁石で消音できます。 ・材質:未掲載 ・サイズ:38mm(ベル外径) ・重量:36g
コフラン|ベアーベル
おすすめの熊よけ鈴 ④スター 熊に金棒
・フック付きなので、リュックにワンタッチで取り付け可能です。 ・ネジを回すと消音が可能です。 ・材質:真鍮(ベル) ・サイズ:42mm(ベル外径) ・重量:95g
スター商事|熊よけ鈴 熊に金棒
おすすめの熊よけ鈴 ⑤東京ベル 花鈴
・リュックなどにワンタッチで取り付け可能です。 ・真鍮部分を出し入れすることで消音できます。 ・材質:真鍮(ベル) ・サイズ:38mm(ベル外径) ・重量:25g
東京ベル製作所|花鈴 KARIN (鈴 ベル) TBK3
おすすめの熊よけ鈴 ⑥チャムス ベアベル
・マジックテープの紐でリュックなどに取り付けます。 ・ストラップに内臓の磁石で音が小さく出来ます。(消音にはなりません) ・材質:未掲載 ・サイズ:約40mm(ベル外径) ・重量:未掲載
チャムス|ベルBEAR
おすすめの熊よけ鈴 ⑦IT 熊よけ下げ鈴 革ホルダーケース付
・リュックなどにワンタッチで取り付け可能です。 ・革のケースに収納することで消音できます。 ・材質:真鍮(ベル) ・サイズ:48mm(ベル外径) ・重量:約130g
消音|熊よけ下げ鈴(ベル) 中 革ホルダーケース付 真鍮
おすすめの熊よけ鈴 ⑧ハイマウント 消音ケース付熊よけ鈴
・リュックなどにワンタッチで取り付け可能です。 ・布ケースに入れて消音するタイプです。 ・材質:未掲載 ・サイズ:約40mm(ベル外径) ・重量:58g
ハイマウント|トレッキング カウベルL 消音ケース付
おわりに
いかがだったでしょうか。 クマ対策に関して、理解が深まったでしょうか。 正しい理解をして、適切な対策を取りたいですね。 最後まで読んでいただいて、ありがとうございました。