検索アイコン
エックス
Facebook
LINE

レモンバームの育て方!香りの楽しみ方から増やし方まで3つのポイントをご紹介!

今回はレモンバームの効能や育て方と、育て方で知っておきたい3つのポイントを押さえてあります。 鎮静作用やストレスを緩和するレモンバームは、ハーブティーをはじめ、肉料理やデザートなどアレンジ方法もいろいろあります。 挿し木などをすると簡単に株を増やせます、
更新: 2021年4月22日
printemps117
※商品PRを含む記事です。当メディアはAmazonアソシエイト、楽天アフィリエイトを始めとした各種アフィリエイトプログラムに参加しています。当サービスの記事で紹介している商品を購入すると、売上の一部が弊社に還元されます。

さわやかな香りのレモンバーム

レモンバームは、甘いレモンに似たフレッシュな香りを持つハーブです、 別名「メリッサ」とも呼ばれ、ふちがギザギザな葉が特徴です。

花からオイルが作られる

初夏から夏にかけて咲く黄色みがかった白い花から、アロマオイルが作られますが、この花はミツバチをよくひきよせるので、ギリシャ語では「ハチミツ」を意味する名前が付けられています。 レモンバームの香りには、鎮静作用だけでなく気分を明るくする効果もあるのでショックやパニックに陥った時に効能を発揮します。 また循環器系の効能もあります。心拍数を落ち着けたり、ストレスからくる不眠にも効果があります。

レモンバームのお料理への使い方と効能について

肉料理など料理への使い方

レモンバームのお料理などへの使い方も以外に多様です。 レモンバームはハーブティーをはじめ、ブレンドティーやサラダ、肉料理、アイスクリームの飾りなどに使われています。 レモンバームを刻んで鶏肉にまぶして香草焼きにしたりすると、芳ばしくておいしくいただけますよ。

おすすめ!レモンバームのハーブティー


レモンバームを使ったハーブティーはカフェインを含まず、就寝前に飲んでも特に睡眠に支障が出ることはありません。 レモンバームのハーブティーを淹れる際は、蒸らす時間が長いと薬臭くなりますので、約3分ぐらいを目安に蒸らしましょう。火にかけて煮出すのは避けましょう。 アイスで飲む際は、冷蔵庫に前もってグラスを冷やしておきましょう。アイスで淹れるときは熱湯をグラスの半分ぐらいの量注いで蒸らしたあと、冷やしたグラスに氷をいっぱい淹れて茶こしを使って注ぎます。 軽くかき混ぜればできあがりです。

その他こんな効能や使い方も

レモンバームは風邪をひいたり、熱があるとき、また二日酔いになりにくくする効能が期待されています。 ・二日酔いのとき…胃腸の調子を整え、利尿作用を高める。 ・熱があるとき…解熱・発汗作用がある ・風邪をひいたとき、疲労回復、老化防止にも ・お腹が張って苦しいときの食後のティーにもおすすめ。 ・花粉症の症状を緩和してくれる。 そのほかにも入浴剤や乾燥させてポプリの材料としても利用できます。 乾燥させる場合は開花直前に株元から刈り取り、束ねて陰干しします。また、生葉のフレッシュな香りを楽しみたいのであれば、冷凍保存しておいても良いでしょう。

レモンバームの栽培について

レモンバームがご自宅でも簡単に育てることができます。 レモンバームは寒さに強く、マイナス5度までなら耐性があるので、寒冷地以外でしたら戸外で越冬させることも可能です。 梅雨時期の蒸れや乾燥などで枯らしてしまうこともあるので注意しましょう。蒸れ対策としては梅雨前に収穫を兼ねて3分の1ほど切り戻しを行い、下草の処理を行いながら風通しをよくします。 花が咲くと茎が硬くなって食べるのには向かないので、花より葉の香りを楽しみたい場合は、花が咲く前に収穫するようにします。また花を楽しむ場合は、花が咲いた後に硬くなった茎を地面近くまで刈り取り、新芽を出やすくします。

ポイント1.枝葉が込み合うと病気になりやすい

枝葉が混み合い、風通しが悪くなると株全体が蒸れて葉が枯れたり、病気が発生することがあります。 定期的に枝を間引いて株の内側まで風が良く通るようにしましょう。また枯れた枝や葉もこまめに摘み取ります。 開花すると株が老化して茎が硬くなってしまうので、つぼみが開く直前に収穫を兼ねて上部の1/3ほどを刈り取るか、花が咲いて硬くなった茎を株元近くで切り落とすようにします。 これは新芽を出させるための大切な作業なので忘れずに行いましょう。 若い株の方が香りが強く、株が老化していくとだんだん香りが弱まっていくので株の若返りもかねて3~4年に1回植え替えを行います

レモンバームを育て方:日当たりや置き場所について

レモンバームの栽培で重要なのは置き場所です。直射日光が当たる場所よりも、少し日陰になっていて明るい場所に置くほうが、葉の色つやも鮮やかで美しくよく育ちます。直射日光が長く強く当たると、強烈な日差しに耐え切れずに葉が焼けてしまったり、葉全体が硬くなってしまう可能性があるからです。 梅雨時期など日光が当たらない日が続くと葉の質が柔らかくなります。寒さには強くマイナス5度程度までなら耐える耐寒性はあります。平地では防寒する必要はありません。

ポイント2.温度管理について


平地部など関東以南の地域では防寒対策はほとんど必要ありません。真冬の寒さの中でも根は生きているので春になるとまた芽を出します。 寒い地域では霜がついたり寒風で株が弱る心配があるので、軒下に置いたり、室内で風が防げて日当たりのよい場所に置く方がよいでしょう。

レモンバームを育て方:用土作りについて

レモンバームを育てる際は、土質は特に選びませんが、乾燥にそれほど強くないため水もちのよい肥えた土が適しています。 市販のハーブ専用用土や野菜や花の培養土をそのまま使用しても構いません。

植え替え・植え付けについて

レモンバームの栽培を続けていると、株の老化が進み、生育が衰えて葉が小さくなってくることがあります。ここで若返りを図るために植え替えを行います。 適期は4月~5月もしくは10月上旬の比較的穏やかな天候の時期です、 茎を地際からばっさりと切り戻し、鉢からいったん抜きます。古い土をある程度落としてから傷んだ根や地下茎を整理してから新しい用土に植え替えます。再び生育を初めて安定するまでのおよそ1週間、直射日光を避けて乾かさないように管理しましょう。

レモンバームを育て方:肥料の与え方や水やりについて

レモンバームの水やりをする際ですが、鉢植えの場合は、土の表面が乾いてきてからたっぷりと水を与えるようにします。 また地植えにしているものも極端に乾燥させないように様子を見ながら水やりを行いましょう。水切れすると葉が黄ばんできます。 ちなみに葉の黄ばみは肥料切れを起こしてもこのような症状になることがあります。 植え付ける際はあらかじめ、土にゆっくりと効く肥料を混ぜ込んで置き、その後栽培途中に、追肥として化成肥料を株元から少し離れた場所に与えるようにします。 成長期の3月~6月に肥料を施しましょう。 夏に収穫をかねて刈り取った後は、同様に追肥を与えると新芽がよく出て収穫量も増えます。

レモンバームの育て方:かかりやすい病害虫について

高温多湿の時期や、風通しが悪い場所に置いておくとカビの一種である「すす病」が発生することがあります。 すす病にかかると葉や茎が黒いすすのようなものに覆われ、光合成ができにくくなってしまいます。このような症状が見られた場合は、まず葉や茎が混みあっている部分を剪定したり間引くなどして風通しをよくしましょう。 またそれとは別に葉の裏に羽の生えた白い小さな虫が多数付いていることがあります。これは「オンシツコナジラミ」という害虫の1種です。植物の栄養を吸って生育を鈍らせてしまうので、早めの駆除をおすすめします。 枝や葉をゆすると一斉に飛んでいってしまいますが、またすぐに戻ってきますので注意して観察しておきましょう。

レモンバームの育て方:収穫時期や方法と剪定について


ポイント3.収穫を兼ねて剪定をしましょう

レモンバームの株が20cm以上に生長してきたら、一度収穫を兼ねて剪定を行いましょう。剪定する際は、草丈10cmほどの高さになるように、株が茂り過ぎている部分や、茎の重なり合っているところを見つけて風通しを良くするようにして切っていきます。 花がつくと茎が固くなってしまうので、種を採種する時以外は蕾をすべて摘み取ってしまいます。 収穫をすべて終え、株が茶色くなってきたら、地際から3~5cmのところで株をバッサリと切り落とすと、翌年の春新芽が出やすくなります。

レモンバームの育て方:株の増やし方

レモンバームは、タネまきやさし芽、株分けで増やすことができます。 挿し芽や株分けも、植え替えなどと同じく4~5月または10月頃が適期です。さし芽をする場合は、間引いた茎を使うと効率よく株を増やせます。 挿し木をする際は、元気よくしっかりと育っている部分をカットし、水に挿す部分の下葉を取り除きます。 処理したものを水に挿しておき、水は定期的に変えるようにします。 発根したらきれいな土に植えつけ、半日陰に置いて育てます。 土が乾燥したら水を加えながら管理します。

レモンバームを育てて香りとともにリラックス!

育て方でいくつか注意しなければいけないポイントもあるレモンバームですが、苗は基本たくましく育ちますので、 初心者の方でも、失敗が少なく育つハーブです。 収穫した葉は、乾燥させてさまざまなアレンジで使ってみましょう。